[3845] 世界から見た日本の医療 投稿者：崎谷博征 投稿日：2004/09/15(Wed) 20:17:42崎谷です。いよいよ医療業界もアメリカの圧力を避けられない状況に追い込まれてきました。年内にも「混合診療」の解禁を小泉首相が指示した模様です。
ブッシュの側近（幼馴染）であるエバンス商務長官は、先の共和党大会で「医療、自動車業界の一層の市場開放および規制緩和」を次期政権（ブッシュが当選したら）でも要求すると発言しています。
以下は私の脳外科の大先輩であり、ハーバード大学留学中の藤岡先生からの励ましのメールです。藤岡先生は『Stroke』『Diabetes』などの欧米の名だたる医学雑誌に論文を掲載している実力者です。
これを読めば、「世界からみた日本の医療」の現状が、手に取るように分かりますのでご紹介いたします。
（転載開始）
崎谷先生
早速、『患者見殺し・医療改革のペテン』（光文社ペーパーバックス）読みました（速読しましたので、また熟読します）。
面白い！と思いました。これから、続けて出すべきです。楽しみです。
ひとつ気になったのは、日本語のあとに英単語を入れるのはどのような効果を目指されているのですか。独自性があって良いと思うのですが、反面、特に英語の苦手な人には、読みにくいと思って読むのを止めてしまうのではと、杞憂ですが（注：これは出版社の方針です）。
内容はとても良いと思います。と言うのは、多くの医師の書いた本は南渕先生（ブラックジャックの心臓外科医のモデルで私たち共通の同じ出身大学・野球部の先輩医師）も含めて、自分の主観的意見・希望は書か
れていても客観的裏づけが少ないのです。そのため、ただ偏った意見の持ち主が書いたと思われがちになりますが、崎谷先生の本は、比較して、より客観的事実を挿入しようという意図があったと感じます。批評めいて聞こえたならばどうぞご容赦ください。
日本の医療システムは、アメリカに比較すると、風邪や切り傷などの一次救急的分野には強いのです。いつでも（夜中でも）、どこでも（比較的辺鄙な田舎でも）、誰でも（患者が保険に入っていようがいまいが、貧乏であろうが金持ちであろうが）、すぐに（アメリカに比べれば、即座にといえる）、診察を受ける事が出来るのです。さらに、救急車は症状の軽重を問わず、呼ばれたら必ずやって来て、自分達が自家用車
で病院へ行くよりも何倍も速く、ただで、病院へ運んでくれるのです。
アメリカであれば、患者さんたちはこのような行動に出ません。風邪や切り傷ならおそらく病院へ決して行かないこともあるでしょう。それは、自分のかかり付け医師に電話をしても、この程度の問題であれば、大方一週間後に来るように予約を入れられるだけでしょうし、救急室へいっても６時間は最低でも待たされるでしょうし、救急車を呼んだりすれば、５分走っても、５万円はとられるからです。ですから、日本は、死ななくてもいいはずの病気で死ぬ事はアメリカよりかなり少ないのではないかと推察ですが、思います。
ところが、いわゆる本格的病気の治療については、アメリカや欧州の方が、おそらく、上ではないでしょうか。これらの病を治療するには本当のプロが当然必要とされるのですが、各病気の専門性を深める教育は日本ではぜんぜんだといわざるを得ない状況にあると思われます。脳外科をとってみても、崎谷先生ならご理解いただけるでしょう。向こうの連中は、一つの病院で年間１０００から２０００の手術があって（注：日本の病院なら多くてその1/10）、しかも脳外科の仕事しかしないのです。神経内科の仕事も、神経放射線もいたしませんし、秘書や丁稚のような仕事もないのですから、上記の事は自明のごとく思われるのです。ですから、日本の医療レベルは高くないが、日本の一次救急システムは世界に冠たるものがある、というのが私の実感です。
日本の医者は、向こうの連中に比べて、しかも、やさしくない、大人ではない、世間を知らない、ひとの気持ちを思いやらない、というのが印象です。
これは、おそらく国策の失敗です。日本の医療費は、おそらく医学教育も含めて、まったく安すぎるのです、安かろう悪かろうです。アメリカなどの先進国が医療関係費に国民総生産の１４％程度を使うのに、日本はその半分以下でしょう？これでは、やはり、粗悪な医療、粗悪な医師の態度となるのも言わずもがなでしょう。昔の国鉄、あるいは昔の東ヨ−ロッパ（プラハは今でもひどかった！）の労働者なのです。
崎谷先生、どんどん本を書かなければなりません。応援しています。私も、海外事情など、面白い事があれば、また、お話いたします。
頑張ってください。
藤岡 拝
（転載終了）
私が最近知り合った面白い人間がいます。彼は日本人で初の全米バイクレースグランプリチャンピオンとなった男です。
彼はバイク事故でよくヘリコプターで救急病院に搬送されたそうですが、意識朦朧としながらも、「I will not pay for it!」(絶対金は払わんからな！)とタンカ上で叫んでいたそうです。結局１０万ドルの請求を無視して帰国してきたということでした。
アメリカの救急病院（ER）の医師もピンキリで、やたらと検査して高額な請求をしてくる輩が多かったと憤慨しておりました。誤診も多かったそうです。
やはり米国では、”できる”医師と”そうでない”医師とのギャップが日本より大きいのでしょう。藤岡先生のメールにもありましたが、できる医師とは本当のスペシャリストです。この意味においては、日本には名医は数えるくらいしか存在しません。
崎谷 博征 拝
[3843] 『思想劇画 属国日本史 幕末編』の感想 投稿者：会員番号１２５９ 投稿日：2004/09/11(Sat) 16:01:18『思想劇画 属国日本史 幕末編』の感想 この本は、自らを思想界の『ドンキホーテ』と見立てた副島氏が、『ドンキホーテ』のやせ馬の名前をつけたロシナンテ青木氏の劇画を使って説く副島史観です。副島氏は、江戸時代の志士達を自らの思想に忠実だった者たちに高い評価を与え、そうでない者を低い評価を与えています。
歴史は、学問ではなく文学＝下等学問＝人文(ヒューマニティーズ)に属しています。言い換えれば人物の言葉や行動の解釈と言っても良いかもしれません。また歴史上の人物を通じて、現在を学ぶことも大切です。
例えば、副島氏が青春時代である安保を考えてみました。すると、全学連の幹部たちが、後に米国に留学した者、田原総一郎の番組に出演している愛国者気取りがいます。この劇画を読んでいるうちに、副島氏の「お前らの思想転向を語れ」という声が聞こえそうです(笑)。
更に、ダイエー解体での高木社長の役割は？ 「清算機構」行きを声高に叫ぶ銀行のバックについているのは誰なのか？ など貴方の脳裏に浮かんで来るかもしれません。
この本に、女性のヌードがあるのを嫌がっている感想がありました。この本は、副島氏の本であるのと同時に、青木氏の売り込みのための本でもあるのです。
たとえば「マンガＢＳ夜話」という番組で、オタク評論家の岡田斗司夫氏が「女性が上手く描けないと売れない」と言っていた記憶があります。更に岡田氏は、本宮ひろ志氏が妻の森田じゅんさんに目を書かせていた事があったそうです。幕末の志士達の思想を査定する本で、女性を描くには、別枠で描く必要があったのかと推察しています。
幕末の志士達に対するあなたの評価は、副島氏に近いのでしょうか？ それとも司馬遼太郎氏の司馬史観に近いのでしょうか？ この本を読んで、あなたの頭脳を点検してみてはいかがでしょうか。＜了＞
[3842] 読者からのメールを3通、転載します。 投稿者：副島隆彦 投稿日：2004/09/11(Sat) 01:16:20副島隆彦です。 3通の読者からのメールを転載します。
下↓の「ひとし」君とやらは、「師をを仰ぐ」 などという時代錯誤なことを書いている。勘違いして偉そうなことを書く前に、ここへの参加費用を払いなさい。ケチはみっともない。私たちの学問道場は、江戸時代から自然に出来た伝統的な、私塾（しじゅく）方式である。あるいは、清水の次郎長（山本長五郎）方式である。みんなで、わいわい集まって、一緒にご飯をたべながら、話をする。そういう生きてゆくための手と頭に職をひとりひとりに身に
付けされるための人間の集まりである。だから生業（なりわい）を中心にしている。食い詰めた若者たちも参加するから、昔の食客（しょくかく）の伝統も引いている。権威主義は無しだ。
自分の能力の開花をそれぞれが目指せばいい。それを支援する。私は、ひとりずつに対して、それぞれの適性を観察しながら助言するだけだ。「師を仰ぐ」などと、馬鹿なことを書くな。「仰げば尊し、我が師のハゲ・・・」か。 副島隆彦記
（転載貼り付け始め）
（１） ----- Original Message -----
From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Tuesday, September 07, 2004 12:03 PM
Subject: 裁判のカラクリ」を拝読させて頂きました
私は生涯裁判などとは無縁と思っていたのですが，民事裁判を経験しました。
今から思えば形だけの準備書面のやり取りを数回した後，裁判官と弁護士に納得し
がたい和解を強く勧められ，まさにこの本に書かれている通りのお決まりのコースを
辿りました。
和解を渋ると弁護士は不機嫌になり，その後は諸々の相談もしにくい雰囲気にな
り散々でした。それこそ弁護士はこちらの利益を守ってくれると信じて疑わなかった
のが，甘い幻想であったと思い知らされました。この本に書かれている事は真実だと
身を持って知った訳です。
それにしても困って行った先が，新たな悩みを生むとは誰が思うでしょうか。私は些細な
民事で裁判の実際を垣間見られた訳で，幸いであったのかも知れません。 ＊＊＊＊
＊＊＊＊さまへ
副島隆彦です
メールを有り難う御座います。
私の本が、貴兄の裁判経験において、お役にたてて嬉しく思います。
彼ら法曹(ほうそう）三者（裁判官、検察官、弁護士） は、裁判でご飯をたべて、利益を
出している人たちですから、みんなグルであり、社会の必要悪であり、裁判を抱えた人た
ちのことを、「いいカモ（客）が来た」ぐらいにしか思いません。まず、大事なことは、彼らへの
幻想を持たないことです。ここから、すべてが始まります。私の他の本もお読みください。
副島隆彦拝
（２） ----- Original Message -----
From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Tuesday, August 31, 2004 1:10 PM
Subject: 初めまして。
ホームページを拝見させていただきました。
一つ一つが腑に落ちる内容で、目から鱗が落ちるというか、大変勉強になります。
『あーそうか、俺ってこんな安っぽいインチキを今まで鵜呑みにしていたんだなあ』と「今日のぼ
やき」の無料ページを読み漁っております。
唐突ですが自己紹介させて頂きます。私は＊＊＊＊といいます。４４歳になりました。家族はいません。
食品設備の保全業務と、設備設計、現場施工管理とコンサルタントまがいの自営業者です。２２年勤めた
会社を退職して５月に独立しました。
月給取りの頃から帳場仕事の中で薄々感じていたことですが、自営になってみて改めて思うことが一つ
あります。 抽象的な言い回しですが、世の中には「自分の為すべきことを他人に決めて貰
いたい、誰かの家来になって指図されたい」人がもの凄く多いように思えるのです。
同時にそういう人たちは、誰かを家来のように扱って威張り散らし、指図をしたい人たちと重なり合うように
も思えます。
私は無学な人間で、人文科学の素養はまるっきりないので思いつきの山勘でしかものが言えないのです
が、社会の構造とか、権力の図式がピラミッドのような形をしているもの、と、想像してみた場合、てっぺん
ではなく、どん底でもない中間のどこかに収まりたい人達というのがもしかしたら大多数のようにも思えます。
先生の「属国・日本論」をまだ私は読めていませんが、日本人一般というのは、文明としては中国のはじっ
この方にあり、文化や風俗については西洋のはじっこのほうにあるけったいな「猿の惑星」ということなのだろ
うか、と、勝手に解釈し始めるようになりました。
そしてこの「白人になりたくてもなれないけったいな黄色い連中」が、他国のアジア人を見下して威張り
散らしては優越感に浸るの図が日本人一般の意識のありようであるように思えています。
書き遅れましたが、私は北海道に住んでいます。東のほうにある帯広市というところです。
田舎なので、書店に行っても先生の著作は最新刊しか見当たらないことが多いです。２年前、たまたま
古書店で見つけた「アメリカの秘密」が最初に手にしたものですが、以来愛読書となっております。今までく
だらない本をいくらか読み飛ばしてきました。あれらは全くの暇つぶしであり、時間とお金の無駄遣いで
した。３０年ぶりくらいに何度も読み返したい本に出会えたことを単純に喜んでいます。私にとっては夢野久作
の「ドグラ・マグラ」以来の衝撃でした。ことある度に読み返し、今ではいい加減装丁もくたびれてきました。
映画について何かを語ってみたい気がしますが、現在参加資格はないので、また、現地の書店には置いて
いないのでウェブサイトからの通販で購入させて頂きます。 「政治映画」というジャンルがあるとするならば、
テオ・アンゲロプロス監督の「旅芸人の記録」あたりについて何かを書いてみたい欲望があります。
支離滅裂な内容、脈絡のない私事ばかりで恐縮です。ただ、先生のサイトを熟読するにつけ、何かを書か
ずにはいられなくなりました。私は疑問の余地なく無学な市井人ですが、そのような程度の輩をも触発する
引力を感じているわけです。くだらないメールですが何卒この点ご理解を願います。
さしあたり、通販で書籍を購入する方法がわかりました。うまく言えませんが勝手に応援させて頂きます。
乱筆乱文失礼いたしました。 それでは。 ＊＊＊＊
＊＊＊＊さまへ
副島隆彦です
メールをありがとうございます。貴兄と、こうして私の本とネットを通してお会いできて
うれしく思います。私は、日本全国に、こうやって自分の同志を求めて、ネットでも弟子たちと
活動しています。人はそれぞれの持ち味で生きていますから、かならずしも考えは
一致しないのですが、私は、大きく日本国民の団結を促したい。私にも敵がたくさんいて、彼ら
との神経戦で脳が疲れて、それでいやな日々をすごすことも多いです。
それでも自分が頑張って真実の言論を言い続けなければという決意でいます。今後とも「副島
隆彦の学問道場」をよろしくお願いします。 副島隆彦拝
（３） ----- Original Message -----
From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: "副島隆彦" GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Tuesday, July 06, 2004 4:51 PM
Subject: Re: ついに……
ご返信ありがとうございます。
＊＊＊＊です。
月問題の本を拝読させていただきまたした。私は世田谷に住んでいますが、やっと火曜になって
配本されはじめたようです。
率直な感想としてましては、「月疑惑」に対してのフレッシュなネタは少ないと感じました。
ボク自身は個人的には２年ほど前に「だよなぁ…」という結論に達しており、まあ、ジョーシキがあれ
ば、「月には行っているはずはナイ」と誰もが結論できるものなのではないでしょうか？
ですから、先生の著書の面白い部分は「心理学」にあると思います。ジョーシキ、それもアメリカ・コン
プレックスが前提にある大ジョーシキが、もろくも崩れ去ろうとしている時の、人の恐怖にも似た拒絶感……。
それが各々によってどう発症して、それは副島隆彦批判として、どうカタチになって現れてくるのか？、
どういった具体的な行動に出てくるのか？が、ドキュメンタリーのようにも感じ取れました。
正気を失った、いやそれこそ呪術によってマインドコントロールされたものたちを
式神（ しきがみ。 副島先生の場合は言語ですが……）によって「憑き物落とし」をするのか？
エクソシストとも言えましょうか。また関係機関の職員ともなれば、それは社会性や実質的な収入にも
反映されるわけで、その恐怖は、フツーの人の何倍にもなるに違いありません。
ただし、これらジョーキを失った人達は、珍しいものではありません（笑）。巷に溢れており、社会生活を
フツーに行っていると、高学歴の馬鹿に何人にも出会いますので、「まっ、こんなもんなんだろナ〜」
という印象です。だから、そういう意味でも実は、新鮮味は薄かったりもします。
ポイントは、ベストセラー作家である副島先生が、あえて「月問題」を選択したというところにあると思いますし、
これまでの副島先生の戦に比べると、 「勝機」はかなり高い『月の合戦』のように感じます。
既に良いタマは揃ってますよね。冷静に観察して……。
ただ、どうでしょう？ 副島先生は、年末のラムズフェルドが出演した番組を観なかったとしたら、
『月の合戦』を闘うこと、決意なされたでしょうか？ あの番組では、具体的にキューブリックの奥様（キューブ
リックが作ったこと自体が不明だったはず）、ラムズフェルド、さらにはキッシンジャーまでが出演し、コメントを発し、
しかもヘラヘラしていたという「事実」のほうが重大なのではないでしょうか？
たとえば日本の放送局が月疑惑の番組を作ることを奇跡のように決定し、だったら「キッシンジャーとかに
ハナシ訊いちゃおう」なんてことが可能なのか？ということ。
ジョーシキで言えば「不可能」でしょう。これは月問題のバラバラと断片的にある不可能要素を検討して自分なり
に不可能であると決定づけることと同じレベルのものいいです。フランスだろうが何だろうが、「あの番組自体が、
極めて目的意識をもったプロパガンダ番組であって、その恣意を出演者達も了解した上で出演したと考える」
ことがジョーシキだと考えます。
決して、「もう隠せなくなったら開き直ろうぜ〜」とキッシンジャーがラムズフェルドに携帯で電話して「どうするぅ？」
などと相談したとは思えません。「ついでにさぁ、キュブリックのかみさんにも出てもらっちゃおうか」とか……。
ここで大切なのはジョーシキだと考えますが？
また副島先生の著書ではあくまでもＮＡＳＡとアメリカ軍産複合体が一枚板のように描かれているよ
うに感じました。これに関してはまったく根拠のない素人の推測なのですが、確かにロケットの技術が大陸間弾道
ミサイルの技術とイコールなのは了解しますが、過去のさまざまなＮＡＳＡ映画やニュースを検討するに、
軍事産業にとって、ＮＡＳＡの利権は、目の上のたんこぶだったのではないか。ですから、ＮＡＳＡの予算が削減され
そうになると、慌ててＮＡＳＡプロパガンダ映画がこぞって制作されてきた面があると思います。
それが「アポロ13号」であったり、それと連動した立花隆の動きであったり……なわけです。
立花隆を抱えているのもＴＢＳ。毛利氏を積極的に使っているのもＴＢＳ。どうもＮＡＳＡの利権とＴＢＳ、さらにはＣＢＳ
は密接なリレーションを感じます。決してＮＡＳＡと軍産複合体は一枚岩ではない、というのがボクの勝手な読みです。
あくまでも予想ですが。ポイントは、ＮＡＳＡツブしにあると思いますし、その下請けのＪＡＸＡなどの下々のレベルが
副島隆彦ツブしに躍起になるというのは極めて低いレベルのオハナシだと感じます。サラリーマンなんてそんなもの・笑。
わざわざアメリカ批判の高まるヨーロッパで、悪の主人公たちが（有名人という意味です）、わざわざ「実はウソだったか
もね〜ん」とやらかした事実。これこそが、この問題の最重要ポイントと考えるのですが？ くすぶっていた月問題に
油をくべる、行為という見方もあると思います。 また著書の中でソビエトは、ハッセルブラッド・カメラに月面でカバーも
していない映像を眺めて、人類は月に行っていないと断定したとあります。
現場レベルでは分かっていた、と。しかし、それをネガティヴ・キャンペーン使わなかった事実。これはソ連もグルだ、と
いう証拠以外の何ものでもない。つまり月問題は、ソ連とアメリカは実はグルだった問題へと飛躍させることが可能で
す。キューブリックの「博士の異常な愛情」（オッペンハイマーのことでしたっけ？）は、反戦映画という位置づけになって
いますが、そうでしょうか？ あの映画は今観てもおっかないですが、単純にひとりひとりの脳細胞に「恐怖」を植
え付けることに成功したマインド・コントロール映画ということにはならないでしょうか？
キューブリックにどれほどの恣意があったかは予想できませんが、結果的にキューブリックの才能は、利用された……
と言えるでしょうし、当時からキューブリックは「御用達」だったと言えるのではないでしょうか？
また月暴露番組として共和党中道派ネオコンが積極的に出演している以上、月問題を影響力ある学者が声を高らかに
問うことは、結果的には彼らに協力している、あるいは彼らにとってオイシイと言えるような気がします。
だから副島先生は絶対に暗殺されません。きっと共和党筋が裏から守ってくれています（笑）。
１．もっと大きな大嘘があるのではないか（たとえば冷戦構造）
２．ＮＡＳＡの利権は本当に共和党が支配する軍産複合体の傘下にあるのか？
３．そもそもテレ朝は、アーク森ビルの次が六本木ヒルズのバリバリ森ビル系ではないですか？
月に人が行ったか行かなかった？が、問題では最早ない、というのがボクの結論です。 かしこ。 ＊＊＊＊
＊＊＊＊君へ
副島隆彦です
君からの再伸に対して、お礼のメールを出していませんでした。君の以下の文章は優れています。
君の読みのとおり、「月面本」は、サイコアナリシス の本です。読む者たちひとりひとりの、サイキ（ソウル、
マインド、）が分析対象になるように出来ている本です。
「真実とは、何か」「事実とは何か」を、その人自身の脳のぶつけてゆく。自分が信じてきたことが、
幻想であり、虚偽であったことに対して人は、どういう反応を示すかを、冷酷に、私は、外側から、観察して
います。書きながら、読み手たちを、観察しています。５１歳の私には、そういう技量が身についてきました。
そして、このスリラー＝ミステリー仕立ての、「謎解き本」は、もしかしたらこのままミステリー作品（アメリカ
でなら、サスペンスか） に仕立てることができるでしょう。作者が書き手であるだけでなく、読み手たちを
外側からの観察者であるように出来ている本です。君と同じように、このことに気づいている人たちがいます。
昨年末のテレ朝の番組には、私は、まったく左右されていません。その前の４月から書き始めた自分の視
点だけが、起爆力です。日本国内には、何の情報もありません。外側がら入っているものだけが重要です。
君の文は、後半部がいけない。君が、「共和党中道派ネオコンが積極的に出演している」などと書いているのは、
勉強不足です。自分の鋭さを、政治思想の勉強で補ってください。鋭さだけでは、ちょっと気の利いた庶民
で人生を終わってゆきます。ですから、私は、君に返事を書かなかったのです。このことを、今、教えて
おきます。私は、先生だからです。 副島隆彦拝
> ----- Original Message -----
> From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
> To: GZE03120@nifty.ne.jp
> Sent: Monday, July 05, 2004 11:13 AM
> Subject: ついに……
>
> こんにちは。＊＊＊＊と申します。
>
ついに副島先生、月問題ですねっ。ボクも前々からオカシイと考えていました。
> まず月問題は、かなり科学的な視点から「できるわきゃない」という論説が多数出
ていました。
> ベストセラー作家たる副島先生が出す、というところがポイントですが……。
> ボクはそれらを読みつつ、「だよね〜」と思っていたのですが、
> そうなると気になってくる映画が２つほどありました。
> それは「カプリコン１」と「007 ダイヤモンドは永遠に」であります。
> カプリコン１に関しては、火星着陸が無かったというハナシにはなっております
が、明らかに現実の月問題を揶揄した内容となっており、かなりの露骨ぶり。
> そして主演のひとりが、Ｏ．Ｊ．シンプソンでしたが、
> ボクとしては、Ｏ．Ｊがかなり真実を知っていたことにもなり、
> 黒人であり、民主党系の捨て駒だったのではないか、という予想が立ち、
> あの「犯罪」も結構なレベルで本当にハメられたのではないか？とさえ、
> 考えたのでした。
> そして「007」。敵のアジトから逃げ出す際に、砂漠に作られた「月面のようなセット」を
> ボンドは破壊したりするわけですが、アレも「月問題」を匂わせているのではないでしょうか？
> というよりも完全にそうだとワタクシは考えています。 現在007はマードック所有になっており、
> それ以前の思想とはかなり変化しているのですが、クラシック007は、ダイヤモンド といい、露骨
なシェルのタイアップといい、> ボクの予想ではイギリスのロスチャイルド直系のプロパガンダ映画
だった印象です。
> （きっとセイコーなんかもダイヤモンドの研磨の関係で昔からユダヤ系とは親密で、 だから機械式
なんかは彼らの領分を侵すので出さないのだと考えます。） ちなみにホンダなんかも協賛しているのですが、
> 当時ホンダはまだまだバイクメーカーに毛が生えたレベルであり、ボクとしては、ホンダはＦ１やオート
バイのＧＰなどの参戦（欧州の文化）もあっ て、ロスチャイルドがバックが後援し、北米では民主党系の
ロビーを使っているのでは？ と予想します。
>
> ＢＭＷなんかもロスチャイルド系ですね、きっと。 （基本的に表のユダヤ系は、差別もあって、北米では
工業面でのイニシアチブを取れなかったのだと 考えます。もちろん資本面では裏から牛耳っていたのかも
しれませんが……。 日本という国が、戦後ここまで急成長したのも、彼ら（表のユダヤ系）が自分の
もっていない面を 日本の企業に託したという面はないでしょうか？
> ちなみにトヨタはロックフェラー系（表のＷＡＳＰ系）だと私は予想します。だからホンダはＦＦしか作らない
のだと思います。きっと。 などという推論は、まさに「周囲の人に話しても変人扱い」なので、あまり話して
いませんでした が（笑）。ボクは大晦日のテレ朝の特番を観て腰を抜かしました。な、なんなんだ〜コレは！と。
> ただし視聴率は最低で、ほとんどどの人は美川憲一の夭姿を眺めて喜んでいたのかと思うと、
> まっ、日本の民度なんて、所詮……ということなのだと思います。 ちなみに司会はたけし、所でしたが、
> 彼らにはヨーロッパとアメリカがそれぞれバックについていると考えます。代理店の力がどれだけ強いの
か、ということだと思います。
ということで、日本を代表する輸出産業の正体みたいなものに 副島先生はもっと迫っていただきたいのです。
たとえば日本は左側通行ですが、 戦前は実質イギリスの植民地だったのではないでしょうか？
> そして明治に勃興した財閥のひとつが三菱、岩崎家だったわけですが、たとえば岡崎市の商工会議所
の前には巨大なピラミッドのオブジェがありますし、 三菱の陣地であるみなとみらい21のビルの内部には、
> 「シラー」の詩が巨大な御影石のようなものに掘ってあります。
シラー自身がメーソンリーですし、みなとみらい全体の建築もエジプトイメージが強いです。
> さらに横浜市の市営地下鉄の駅のデザインもかなりエジプトテイスト……。 イトーヨーカドーの本社も
メソニックビル（森ビル！）内でしたし、 本気で日本の企業体と自治体を含めたところでフリーメーソンの問題
は避けて通れないのは間違いないと思うのです。 また都内のビルなどを眺めるに、一級建築士の多くが
「自覚」しつつ、デザインをしていると考えます。
また「ラスト・サムライ」などもタイミングよすぎますよね。トム・クルーズが、イラク戦争へのアメリカの徴兵
促進プロパガンダ映画出身というのも無視できません。 理性ある軍人のグループもいるのではないでしょう
か？ 中道派でしょうか。 「ラスト・サムライ」の中での宗教観の扱い方も実は尋常ではなく、特にイラク帰り
のアメリカ軍人がアレを観たらどう感じるか？とボクは思いました 。
> また日本国内でも、たとえば「ガンダム シード」。 アニメです。が、めちゃくちゃ意味深です。
> 副島先生にもぜひご覧いただき解説していただきたいと存じます。「 ガンダム……」決して無視できない
メディアだと存じますが……。 まあ立花隆を子飼いとしているＴＢＳの放映だったので、それは気になるのです
が、そもそもＣＢＳの子会社みたいなものでしょう。内容はかなり暴露系だと思います。
>
月問題ですが、 やはりギョーカイでは、「ありゃウソだよ」なんていうハナシは昔からジョーシキ化しており、
でも、ソートーにヤバイ大嘘であるのは間違いないく、 それを映画でチラつかせる（切るつもりなくとも刃物
チラつかせるようなものでしょう。反対勢力みたいなものは存在しているわけですよね。
とりとめもない駄文失礼いたしましたっ。 先生のおかげで映画のプロパガンダの側面を読みとるクセができ、
> 友達が少なくなってしまいました（笑）。ちなみに「Ｘ−ＭＥＮ」はユダヤ人同士の闘いをおちょくっているマー
ドックっていう構図ですよね。
> また「ＭＩＢ」はすっげ〜ヤバい映画で、これは、エドガー・ブロフマンに対するスピルバーグの個人的な怨
恨＆キリスト教側からの視点、 ２のコインロッカーの中の十戒を叫ぶ小人たちって、アレってイスラエルのことでは？ ということで、本日本屋に寄って「月問題」、購入させていただきます。 かしこ。 ＊＊＊＊
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦拝
[3841] 人を師と仰ぐということ 投稿者：ひとし 投稿日：2004/09/09(Thu) 18:01:57前回自己紹介をいたしました。ひとしと申します。副島氏の用いた用語に対する倫理判断で問題が持ち上がっているようです。私は会員では(まだ)ありませんが、この問題、お弟子さんに責任はないことです。そもそも人を師と仰ぐとは簡単なことではない。私も師と仰ぐ人がいる。その人の言動には｢もう少し敵を作らないようにしてもらえたら・・・｣といつも思うのだが言えるものではない。他人から難を指摘されてもそれを含めて私が師と選んだことであるから。また人から師と呼ばれる人は、そもそも非難を自分の身に全て引き受けることができる人間だろう。
かつて松本道弘氏が、師を選ぶとき苦悩したことを本で読んだ。達人を師とすればいずれ師と対決することになる。名人を師とすればそういうことはない。だから・・氏を師としたという内容だった。達人は失敗が許されない。弟子との間にも不穏な緊張状態が生まれる。名人は失敗してもこの人ほどでもそうであるかと許される。弟子が虎視眈々と師を刺そうとすることもない。私は実感としてこの話しが理解できる。
副島氏が達人なのか名人なのか、私にはわからない。しかし人から師と仰がれ常にその言動に対しての風波を体に浴び続けていることは、私の師を見ていて判る。毎日が決算みたいなものである。副島氏は本来会員に対してのみ責任を負えばよいのだろう。しかし「どうしてもこれは広く情報開示すべきことがある。それはこれだ。」という部分で苦労しているようだ。
副島氏の思想を私も泥棒して来た。他人に語るときには「副島隆彦という人の・・・で」と付け加えるのが精一杯である。ちなみに私は医療従事者で兄弟は自閉症だ。私や親兄弟に必要なのは善意ではなく完全治癒する手段である。現実には治らないから福祉サービスが必要である。それは税金である。言葉の解釈や理念ではもはやどうしようもない。権利を主張することに馴れて｢生かされている｣という事実に目をそむけてはいけない。副島氏の｢こんな国に生まれてしまった｣という言葉が生きてくる。誤解されやすい言葉だ。私には氏の苦悩が少しだけわかるような気がする。この人も常人ではないのだ。
[3840] 「そんなバカな！ ここまで進んでいるアメリカの日本改造」 投稿者：小坂 タカシ 投稿日：2004/09/09(Thu) 09:23:02小坂です。関岡英之さんの『正論』論文「そんなバカな！ ここまで進んでいるアメリカの日本改造」が「森田実の時代を斬る」にて、その著作『拒否できない日本』（文春新書）とともに必読論文として取り上げられています。
(転載開始)
2004.9.8
Ｑ君への手紙（ＰＡＲＴ３［44］）
注目すべき関岡英之氏の『正論』論文「そんなバカな！ ここまで進んでいるアメリカの日本改造」
「人の性は悪、その善は偽なり。今、人の性、生まれながらにして利を好むあり。これに順う。故に争奪生じて辞譲亡ぶ。生まれながらにして疾悪（しつお）するあり。これに順う。故に残賊生じて忠信亡ぶ。」（荀子）
Ｑ君。上記を現代語で示します（『中国の思想第４巻荀子』徳間書店、1964年刊）。
〈人間の天性は悪である。善なる性質は「人為」の所産にすぎない。人間には生まれつき利益によって左右される一面がある。この一面がそのまま成長してゆくと、人に譲る気持ちがなくなって、争いごとが起こる。また生まれつき相手を憎む一面がある。この一面がそのまま成長してゆくと、誠意が失われて、相手を裏切るようになる。〉
ブッシュ政権と小泉政権を研究していると、どうしても荀子の性悪説を思い出します。
Ｑ君。『拒否できない日本』（文春新書）の著者の関岡英之氏がいよいよ総合雑誌に登場しました。関岡氏は、日本政治の分析上、画期的な発見をしました。
ひとつは、「アメリカの日本改造が進んでいる」ことを米国政府の文献によって具体的に明らかにしたことです。
二つは、日本改造のもとになっている文書を発見したことです。それは『年次改革要望書』です。10年前宮沢首相とクリントン米大統領との間で合意し、毎年日米両国政府間で交換されている文書です。形式は「要望書」ですが、実行されているか否かが点検されますから、事実上、米国政府から日本政府への命令書です。日本政府は米国政府の「要望」から逃れることはできないのです。「拒否できない」のです。
関岡さんのこの二つの発見によって日本の政府、経済、社会システムに何が起きているか−これが明らかになったのです。すなわち、日本はアメリカにとって都合のよい法体系をもつ国に改造されているのです。日本の行政機関は米国政府の対日政策担当者から操られてしまっているのです。日本の政治と行政が米国政府の一部と化しているのです。
Ｑ君。関岡さんの『正論』論文にはたいへん重大なことが書かれています。
「郵政民営化も米国保険業界の要求」だということです。関岡さんはこう書いています。
「今後、外資の軍門に下ってゆくのは一般事業法人だけではない。いわゆる『構造改革』の名の下に、通信、エネルギー、交通といった公益部門も民営化、株式会社化されることで外国資本の買収対象にさらされる。小泉総理は、国民にとっていかなるメリットがあるのかわからない郵政三事業の民営化を、国民にきちんと説明しないまま押し進めようとしている。いったいなぜか。お察しの通り郵政民営化もまた、米国資本の圧力を背景とした『年次改革要望書』の対日要求事項のひとつなのだ」。
続いて「『年次改革要望書』2003年版にはこう書いてある」として、〈簡保商品および日本郵政公社による元本無保証型の郵貯投資商品の開発および販売にかかわる法律の改正案の策定につき、米国政府は、総務省が、関連分野における民間活動に影響を及ぼしうるあらゆる面について、一般市民（外国保険会社を含む）への十分な情報提供および意見の収集を行う手段を講じることを求める。〉の文書を引用しています。要するに米国の保険会社のいうことを聞いて法律改正を行え、といっているのです。
Ｑ君。『正論』10月号でこの部分をぜひ読んでください。おそらく仰天するでしょう。郵政民営化法案の策定過程に米国側が参加することが明らかにされています。
関岡さんは書いています−「小泉政権の目玉である郵政民営化とは、簡保を解体して日本の保険市場を垂直統合しようと狙っている米国保険業界の要求事項に過ぎないことが、米国の公式文書には明快に示されている」。
関岡さんは強調します−「いよいよ世界第二の経済規模を誇る日本の国富が次なるターゲットというわけだ。日本は先進国の一員という自負があるせいか、あるいは近代史において欧米の植民地にされた経験が無いせいか、外資に対する認識が処女の如くナイーブである。警戒心が無さ過ぎる。……為政者が自国の国民ではなく、外国資本の代理人としてその利益のために奔走する。これはまさに植民地的買辨という他はない」。
Ｑ君。日本郵政公社には郵便貯金と簡易保険の合計で350兆円の国民の金があります。繰り返します。これは日本国民の金です。政府が郵政三事業を民営化するのであれば、まず郵政公社は国民一人一人との契約を解き、すべての貯金と保険料を国民一人一人に返済すべきです。
しかし、いま小泉内閣がやろうとしていることは、350兆円という大金を預かったまま、郵政三事業を民営化し、新たな資本家に渡してしまおうというのです。350兆円は民営化された郵政株式会社の経営者の自由にされてしまいます。この新しい経営者は米国資本になるでしょう。国民が働いて得た金を家族のため自分の老後のために蓄えた貯金と保険が、外資に奪い取られてしまうおそれが大きいのです。これを小泉首相がやろうとしているのです。おそろしいことです。
真実を国民に知らせてくれた関岡さんの勇気に対し深く敬意を表します。
Ｑ君。関岡さんの『正論』論文と『拒否できない日本』（文春新書）を全国民に読んでほしいと願うばかりです。
(転載終了)
森田実の時代を斬る
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
[3839] Re[3835]: ＮＴＴを守れ。孫正義氏の日本の電波・通信の乗っ取りを阻止せよ。 投稿者：庄司 誠 投稿日：2004/09/08(Wed) 23:38:25 みなさん、こんばんは。私は庄司誠と申します。 私は大阪堺市在住のサラリーマンで、港湾事業の会社で事務職に就いています。現在３４歳です。この学問道場では主に【ふじむら掲示板】に投稿しています。
私は副島先生の↓の投稿“［3835]: ＮＴＴを守れ。”を読んで実に反省しています。というのも私はちょっとした事情があって、今はヤフーＢＢに加入しているからです。パソコンを始めたときから加入していたＳｏ−Ｎｅｔから、ヤフーに変えたのです。
石黒一憲先生の本をお前は本当にきちんと読んでいたのか、言行不一致とはお前のそのいいかげんな態度のことだ、と私は皆から責められても仕方がない。
だから、この件に関して【ふじむら掲示板】仲間の中谷央介さんや奥田勝典さんが私に対してかすかに怒りを見せるはずだ。特に奥田さんは私に対して敢然とＮＴＴ擁護論を説き、「僕は携帯電話も通信はすべてＮＴＴですよ。当たり前じゃないですか！」と話していたが、これは本当に当然の態度なのである。奥田さんが特別に愛国者だということではない。何も考えていなかった私がバカだったのだ。
こういうことを私は単に自分を貶め、卑下するために言ってるわけではない。
すまないごめんなさいといって何かが好転するわけではないのだが、安いから、街のどこでも広末涼子のポスターと一緒に勧誘してくれていて加入しやすかったから、ＡＳＤＬで通信速度が速くなるから、などという安易な理由でプロバイダーをヤフーに決めた私の態度は軽率である。
私が、副島先生から学んだ大切な考え方のひとつが「金銭（を重視する）思想」である。おカネを粗末に扱ったり、金儲けを蔑む考えは間違っているということだ。
徹底して数字を中心にしてモノを考える、シビアな貨幣経済を肯定するその態度の中にこそ、獰猛で汚らしい、守銭奴の、世界を支配する金融ユダヤ商人どもと戦う力が宿るのだ。なにも銭（ゼニ）の亡者のような狂人になれというのではない。自らの働きに対するその対価として、お金を得ることに誇りを持てということだ。
私は明日の朝も疲れた体を引きずって通勤電車に揺られて会社に出かける。月給という名のおカネをもらうためにだ。だから、その大切なお金の一部を孫正義のような輩にくれてやることはない。そんなことをするくらいなら我が国のためにそのお金を還元すべきだ。
近いうちに私はヤフーを辞めてまた別のプロバイダーに変えようと思う。
今度こそよく考えて。
何度もメールアドレスを考えていたら、周りの庄司誠という私個人に対する信用を無くしてしまうことになるのだが、まあ仕方ないだろう。
今回の投稿では私は敢えて恥をさらしてみた。自分の弱点をきちんと直視してはじめて人間は前進できると私は信じるからだ。
[3838] 若い会員からの所感メールを転載します。 投稿者：副島隆彦 投稿日：2004/09/08(Wed) 09:45:51副島隆彦です。
以下に転載するのは、私の「属国・日本論」と「日本の秘密」から
大きな真実に気づいて、そして、私を先生と呼ぶことに決めた
若い会員からのメールです。 私は、学問道場の会員になるだけで
なく、弟子入り（入門）して、私の弟子を自認、公言する者たち
に、私の判定の上で許可を出しています。 私の認定を
受けたい人は、私宛てにメールを下さい。 副島隆彦記
（転載貼り付け始め）
----- Original Message -----
From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Tuesday, September 07, 2004 11:06 AM
Subject: 一年間の御礼
拝啓副島隆彦様
初めまして ＊＊＊＊という者です鹿児島県＊＊＊市という所で自営業をしております。 昭和５０年生まれで 今年の10月で２９歳になります。 去年の九月に会員なりました。 当初よりお礼のメールしなければと思っていましたがパソコンが苦手でなかなかできず 一年たって思い切ってメールしました。生まれて初めてのメールです。
副島先生の著書と出会ったのは、２年前で「属国日本論」と「日本の秘密」でした それからは六〜八冊拝読しております。 会員になってからは毎日のように学門道場に通わせて頂いております。
学生のころから、何が正しくて何が間違いなのか （先生が言われる価値判断と論理判断の区別) 生きることの答え みたいなことを時間があれば考えてきました。 名前の通り「武士は食わねど高楊枝」的な生き方で 普通の人よりは少し損な生き方をしてきました。
２年前、副島先生の著書とであってから先生を知ってから、今までの悩みや苦しみ、自分の生きることへの答え を教えていただいた様な気がしました。 生きること自体が、「属国日本論」で 自分は弱い生き物だという事 いかにして賢く生きていかねばならないか そして理不尽な勢力と死ぬまで闘いをしていくものだ と再認識しました。私の好きな言葉は、「闘争無限」です。
学問道場で勉強させて頂いて 生きることへの答えを探していければと思っています。 先生が「ぼやき」か何かで言われていた 「自分はどこから来てどこに行くのか」です。
人はなかなか良い師に巡り合えないものだと思います。 私は副島先生の様な良い師に巡り会えたことを幸せに思っています。 長々と駄文になりましたが 副島先生、御身体をお大切に お弟子さん達との今後のご活躍を期待しております。 敬具
＊＊＊＊さまへ
副島隆彦です
メールを有り難う御座います。
貴兄が、私どもの会員になられて、一年後に、こうして私宛てに所感のメールをくださったことを大変嬉しく思います。
私の本には、「属国・日本論」と「日本の秘密」の2冊からお入りになったとのことですが、この入り方が一番、すっきりした入り方だと思います。
＊＊君は、こうして、私の学問道場に入門されて、私を先生を呼んで下さったのですから、今後は、「自分は、副島隆彦の弟子である」と公然と、どこででも名乗ってください。そのことを、私は、自分に弟子入りした人たちに、次々に判定の上、認めています。
そして、君の周囲の人たちの尊敬を受けることのできる人間に、君自身が成長して、そして、「副島隆彦が書いたこと」をみんなに伝えてください。議論もしてください。
こうやって、全国にネットを通じて、私たちの学問道場の団結の輪が出来上がって行きます。時間はかかっても、「大きな枠組みの中の真実しか信じない」という透徹した、堅い決意の日本人の集団が、ゆるやかに形成されてゆくでしょう。
きっと、いつか、時期が来ればお会いしてお話できる時が来るでしょう。今後とも「副島隆彦の学問道場」で研鑽を積んで、そして、ご自身が、文章を書いて投稿できるようになってください。 副島隆彦拝
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦拝
[3837] Re3835]ＮＴＴを守れ。孫正義氏の日本の電波・通信の乗っ取りを阻止せよ。：私なりの行動。 投稿者：青山省吾 投稿日：2004/09/08(Wed) 01:00:08こんばんは、青山省吾です。アメリカの景気が本格的に悪くなる前に日本を手当たり次第に乗っ取ろうという動きが急な年のような気がします。孫正義氏（どこがセイギなのか？マサヨシ殿！！）の株価操作と日本の通信網をハゲタカ外資に引き渡す一連の動きに対し何も私個人で来ませんが、孫氏が単純な人々を焚きつけてメールを送る送信先ななっていました“務省総合通信基盤局電波部移動通信課 様（殿なんて軽い敬称は日本の通信網を守る方々に間違ってもつけません。）”に激励のメールを送りました。以下その内容です。
→ 貼り付け開始
務省総合通信基盤局電波部
移動通信課 様
こんばんは青山と申します。新聞で売国奴の金の亡者“孫正義”が
第3世代用の周波数をよこせと広告を出していることを作家“副島隆彦”氏の
サイトで知りパソコンに向かって入力しています。
先日も日本テレコムを使い固定電話の低価格化を謳っていますが、実際は株価を吊り上げ金儲けすることが目的の話題作りに過ぎませんし、国民の財産のであるNTTの固定電話通信網（日本国民が固定電話の加入権で支払っている￥7万弱の権利金、回線使用料）にタダ乗りして一個人の孫正義氏とそれに関わる面々の懐を潤す訳ですから、誰の為の緩和なのかと言ったところです。
激励のメールを送ることしか出来ませんが、日本の通信網を怪しげな集団から守り抜いて下さい。
→ 貼り付け終了
さて“思想劇画 属国日本史 幕末編”の感想です。まず連想したのは2,3年前のアフガニスタンでのタリバン壊滅の過程の出来事でした。アフガンの統治者タリバン（徳川家または公儀）、それに敵対する北部同盟（薩摩・長州・土佐・肥前）。北部同盟といっても人種別に仲たがいし毛嫌っていてまとまりがない武装集団。このまとまりがない武装集団をアメリカが強引にまとめあげタリバンにぶつける図式が浮かびました。気化爆弾に蹴散らされたタリバンはアームストロング砲に粉砕された公儀そのものです。
イギリスからの支援があるのとないのとではどれぐらい戦い方に違いが出てくるのかと考えますと後に西郷さんが、仲間割れした一派の薩摩の士族を率いて江戸に攻めあがる訳ですが、直ぐに熊本城で戦線が膠着し封じ込めら負けました。徳川家を滅ぼす際は鳥羽・伏見で戦って薩摩・長州はあっさり勝つのですが、鹿児島から京都に兵隊さんを送るとなったらそれは遠い距離（今でも遠い）なので、運搬する船、どこに兵隊を上陸させる、補給をどうするなど問題続出です。アフガンで北部同盟を補助したアメリカの軍事顧問団、CIAのようにイギリスの軍事顧問団が薩長を支えたんだなあという事が西南戦争での薩摩士族の戦い方から分かるのではないでしょうか。
薩摩（鹿児島出身）の私として司馬遼太郎氏の書く一連の幕末物は心をくすぐるものがありますが、あまりにも薩人は偉いと書かれると、はてそんなに立派な人間がいたっけという気になります。南国だけに粗野で気が短く、言葉足らずで、不器用な気質の土地ではなかったかなと。島津藩の頃は士族の気風があったから司馬氏のいう爽快な男っぷりの良い薩人がいたのかもしれないなあと思ったりもしましたが不明。それよりも海音寺趙潮五郎氏（鹿児島）が地元だけに西南戦争前、処刑された明治政府の密偵の肝を、食べたら豪胆になるから取りに行ったとか、子供達が軍鶏じゃないけど、すれ違うときわざとぶつかって喧嘩をふっかけてくるとかの話の方が実情だと思います。他の薩摩（鹿児島）の人はこの点どう思いますか？
私は司馬氏が書いた“アメリカ素描”を読んであまりのトンチンカンな切り口、アメリカ分析に、この爺様は一体何を書いているんだと思うようになりました。これだけだと片手落ちですの“街道を行くシリーズの鉄の道”で鉄の精製で朝鮮・中国の山々はハゲ山になった。日本は周りが高温多湿な為、ハゲ山（もののけ姫に出てくる精高炉周辺）になっても木が勝手に生えてくるといった内容には感動しました。
[3836] Re[3835]: ＮＴＴを守れ。孫正義氏の日本の電波・通信の乗っ取りを阻止せよ。 投稿者：アルルの男・ヒロシ 投稿日：2004/09/07(Tue) 09:28:36ローンスターの資料参考になりました。
こういうデータはＦＳＡ（金融庁）に登録されているのですね。それから、孫正義の全面新聞広告に関して、米大使館も援軍を送っているようです。以下は数日前の日本政界掲示板から・・・。
（貼り付け開始）
[2200]孫正義氏への大使館の援軍ですな。 投稿者：アルルの男・ヒロシ投稿日：2004/09/05(Sun) 09:53:00
（貼り付け開始）
＜ソフトバンク＞総務省を提訴も ３Ｇ携帯周波数割り振りで
ソフトバンクＢＢの孫正義社長は３日、総務省が第３世代携帯電話（３Ｇ）用に周波数再編を進めている８００メガヘルツ帯で既存事業者のＮＴＴドコモとＫＤＤＩに電波を割り振るとした方針案に見直しを求める意見書を提出した。ソフトバンクは、方針通りに決まれば「総務省を相手取った行政訴訟もやむなし」と強調した。
（毎日新聞） - 9月3日21時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040903-00000094-mai-bus_all
（貼り付け終わり）
電波有効利用政策研究会による｢電波利用料制度の見直しについての基本的な考え方最終報告書( 案) ｣ に対する米国政府のコメント
平成16年8 月24日
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20040824-61.html
情報通信審議会による「平成17年度以降の接続料算定の在り方について 答申（案）」＝7月27日発表に対する米国政府のコメント
（仮訳）
平成16年8月27日
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20040831-50.html
（貼り付け終わり）
ＮＴＴ解体論なんかがまさにそうですが、アメリカ商工会議所の「外圧＋内圧＝指圧」戦略に注意が必要でしょうね。消費者の味方をして、アンケートをして、痛いところ（指圧のツボ）を付いてくるやり方なんですかね。確かに一般ピープルにとっては、電話代が安いのは魅力的ですから。でも独占企業ってのは、良心的な親方日の丸だとも思うんですがね・・・。
もう少し孫正義氏はお行儀好くビジネスをやればいいでしょう。ＡＤＳＬで始めたんだから、そっちでおとなしくしていればいいのに。
総務省は確か、光ファイバーを全国の基幹網としく引く計画になっているはずです。光ファイバーが高いのは、ＡＤＳＬという中途半端な通信手法を流行らせた側の責任です。ＮＴＴの戦略としては、光ファイバーで電子通信を発達させて、銅線電話線は非常時のために残すということだったんでしょうが、基地局から離されるとどーしよーもないＡＤＳＬの方が普及してしまった。この辺はどういう風に世論が作られたのか検証する必要がありそうですな。
（貼り付け開始）
自治体の「眠れる」光ファイバー、全国の基幹通信網に
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総務省は自治体が敷設したまま使わずにいる光ファイバーを相互接続し、全国をつなぐ基幹通信網に築き上げる計画を明らかにした。インターネットの利用急増に対応する。実証実験の費用として、０５年度政府予算で１０億円を概算要求する。民間の電気通信事業者に安く開放するので利用者料金の値下げにつながり、自治体の新たな収入源にもなるとしている。
自治体の「眠れる資産」の活用に０５年度以降の３年間で計３０億円を投じる計画だ。自治体ごとにシステムや伝送容量もバラバラな通信網をうまくつなぎ、通信の安定性などの実証実験を進める。実験では民間の電気通信事業者らと組み、地域の利用者向けに映像サービスも提供する。
多くの自治体はＩＴ（情報技術）の地域振興政策として９８年以降、光ファイバーを使って学校や医療機関などに情報発信する「情報ハイウエー」づくりを進めてきた。現在、３８道府県が整備済み。ただ、各自治体が独自に整備したため、他の都道府県とは結ばない域内通信網にとどまっている。無料で民間に開放しているケースもあるが、その多くがあまり活用されずにいる。
インターネット通信量は毎年２〜３倍のペースで急増。政府も電子申請などの制度整備を進めており、通信量はさらに飛躍的に増える可能性がある。ところが、民間投資による光ファイバー網は需要の大きい首都圏や東海、関西といった都市部に集中しがちで、地方は手薄だ。近隣の地方都市間の通信を、遠方の都市を経由する非効率な例も目立ち、通信速度が落ちる一因になっている。 (08/15 08:36)
http://www.asahi.com/business/update/0815/002.html
（貼り付け終わり）
[3835] ＮＴＴを守れ。孫正義氏の日本の電波・通信の乗っ取りを阻止せよ。 投稿者：副島隆彦 投稿日：2004/09/07(Tue) 08:09:55副島隆彦です。
下の「３８３４」番の、ゆう（１７１１）君の、「ローンスター投資ファンド」の全体像を簡潔に把握している情報文は、大変優れています。どうもありがとう。グローバリストの手先たちは、なりふい構わず、「差別用語の摘発運動」や「あれこれの特定の病気の友の会」の名前まで、かたって、副島隆彦の言論の自由のための闘いに、まとわり着いてきます。
自分たちが、月面問題でも追い詰められているものだから、嫌がらせだったら、何でもする気だ。そういう腐った根性をした連中だ。
私は、ただちに反撃する。正体と居場所を突き止め次第、どこへでも出かけてゆきます。 副島隆彦記
以下の文章は、たった今、ここの会員専用ページに載せたものです。
日本国民に緊急で、広く知ってもらいたい議論の内容なので、仕方なく、こちらの重たい掲示板にも、転載します。こういうことは、すべきではないのですが、どうも、私は今の「今日のぼやき」の態勢（作り方）が、自分が即座に載せて、みんなに知らせたいことと、食い違ってきていることで、困っています。会員だけを大事にしなければいけないのですが、広く知らせたいこともあります。それから、私たちの生活、活動のための宣伝・広告文も載せる必要があります。これらのことで、現在、困っています。なんとか対策を立てて善処します。副島隆彦拝
（会員専用ページから転載貼り付け始め）
「５８６」 ＮＴＴを守れ。孫正義＝ヤフーによる日本の通信・電波乗っ取りの策動を、日本人は団結して阻止するべきだ。２００４．９．７副島隆彦
副島隆彦です。 昨日の新聞各紙に載りましたが、ヤフーの孫正義（そんまさよし）社長が、全面広告を使って、一斉にメディア攻勢に出ている。
その要旨は、「日本の携帯電話市場に、自分のヤフーも参入させろ。８００メガヘルツの電波帯域の新規割り当てを、ヤフーにもよこせ」 というものです。
「自由競争させよ。新規参入を認めよ。そうすれば、ヤフーＢＢのＡＤＳＬ やＩＰ電話と同じように、もっともっと安い携帯電話料金で、ヤフーが、携帯を販売する」というものです。
一見、ものすごく、正義の味方で、消費者（日本国民）の味方で、
総務省の官僚たちと闘っているように見えます。しかし、実情は、ＮＴＴがこれ以上、外資（ニューヨークの金融資本）に食い荒らされないように、総務省と自民党が、必死なって、防戦している。
私、副島隆彦は、孫正義は、リップルウッドの在日代表（現地派遣司令官）のティモシー・コリンズと組んで、（彼らは、ふたり並んで、記者会見に臨む）はじめから、日本テレコム（かつての藤原のり香の宣伝で有名なＪフォン・ケイタイ会社と、長距離固定電話会社）を、３４００億円で、この5月に買収して、（東電を蹴散らして）
始めから 英ボーダフォンを、おとりにつかって、日本のケイタイ市場で、2大大手を作って、のっとる計画だったのだ、と知っています。 その前から、数年前から、この策略を、リップルウッド＝ロックフェラー系と綿密に仕組んでいた。 リップルの旧長銀＝新生銀行の乗っ取り（金融支配） と同時推進の、日本の電波・通信乗っ取り計画である。
それを、日本の官僚たちが、察知して、法律や規則や先例を盾にとって、攻防戦を繰り広げて来た。 日本の官僚たちは、ブルブル震えながら、孫正義の背後にいる、アメリカの金融資本からの
恫喝と、脅迫にあいながら、命がけで、闘っているのです。私たちは、愛国派の日本官僚たちを応援しなければいけない。私、副島隆彦は、そのように思います。
リストラにあって悲惨な人生になりつつあり 10万人のＮＴＴの退職者たちの怨念と、無念を
誰か公言する者は、いないのか。 ＮＴＴが、大分割されて、八つ裂きになれかかったのも、
ずべて、アメリカの仕業である、と上の者たちはみんな知っているのに、そのことを、
誰も、怖くて公言できない。
今こそ、日本人は、日本国民の財産であり、日本国民の神経＝通信網であるＮＴＴを守らなければ
ならない。 私の弟子の誰かが、このあと、きっと、「ＮＴＴ防衛論」 を買いてくれるでしょう。
町田徹（まちだとおる）氏という、優秀な編集者あがりが、勘違いして、日本官僚批判の態度で、
ＮＴＴ解体賛成の言論を書いている。
月額、使いたい放題で２０００円だから、安いから、という理由で、孫正義の肩をもつのか。安ければいいのか。ヤフーＢＢに加入している人たちは、もう一度、考え直すべきだ。自由競争という美名は、そんなにすごいか。 長い目で見れば、日本の国民資産を食い荒らした後に、ものすごい独占価格を彼らは私たちに押し付けてくるだろう。 彼らは、自由経済、自由貿易の守り手ではない。
長期で考えたら、恐るべき統制経済主義者たちだ。日本国民の基本インフラのあらゆる場面に、彼らの公然たる買収侵略が見られる。日本国民は、5社のテレビ局と5社の新聞社、計10社の
メディアという「目」と「耳」をふさがれているので、大きな真実を知らない。目下、繰り広げられている
「日米の通信戦争」の実相を何も知らされていない。
日本の官僚たちは、日本テレコム＝長距離電話とかつてのＪフォン（ＪＲ各社と日産自動車が持っていた）が、怪しい雲行きで、英国のエアタッチ・ボーダフォン（これも最後は、計画的に、アメリカ資本に買収された）に偽装で、強制買収されてゆく様を見つめていた。それで、いち早く、
日本のＡＤＳＬ市場を、ヤフーに、打ち破られた事態を、見て、次世代の「光ケーブル網」を独自で引くことで、全国各地の電話局を、ヤフーの強引な接続＝乗っ取り攻勢から、防衛しようとしていた。今もやっている最中だ。これは、出来ることなら、マイクロソフト＝ウインドウズ・インターネットと切り離したい。それと、ドコモのケイタイ市場である。ここを守れば日本国民の神経＝通信を防衛できる、と考えた。
リップルと、孫は、「それなら、迂回路を使って、日本テレコムの形のままで、資本だけのっとって、それでケイタイも光ケーブルも取ってしまえばいい」と、考えた。 それに対する、泥だらけの攻防戦が、
以下の、孫正義の抗議文の中から読み取れる。
副島隆彦は、言う。「 今の 総務省総合通信基盤局電波部 移動通信課 の課長よ。君は、
真の愛国者だ。頑張れ。君は、Ｔ・コリンズと孫たちに、政治的に殺される。君は、迫害され、その後の出世の道を絶たれて、官僚としての人生は、惨めなものに終わるだろう。しかし、君は、自分の職命をかけて、立派に国益を守った。偉い。」
かつての通産官僚たちや、日銀官僚や、一時期の愛国派の大蔵官僚たちと同じだ。この者たちの
屍（しかばね）と、犠牲の上に、今の私たち日本国民の生活がある。
孫正義に私は言う。それでは、どうして、あなたは、日本だけでななくて、アメリカ国内の電波、通信は、外国の資本には公開されないのか。孫正義は、アメリカで、ＡＴ＆Ａ と競争する
電話会社や、ケイタイ会社を作ってみなさい。「自由な競争が完成されている国では、新規の参入は、むずかしい」とでも言うのだろうか。 あなたは、ヤフー・アメリカの株式も２０％以上まだ持っているはずだ。アメリカでの事業展開をしないのか。
孫正義は、グローバリストの手先というよりも、東アジア圏でのアメリカの金融ユダヤ人の手先在日のこの頭目である。東アジア人の団結を邪魔する、獅子身中の虫である。このカネの亡者、カネ（資金）さえあれば何でも出来ると信じている孫正義氏と 、公然と言論戦をやってみせる人間がいないのなら、私、副島隆彦がやる。 日本人なら、今こそＮＴＴを守れ。 副島隆彦拝
（ 資料の転載貼り付け始め。 2204年9月6日に一斉に配信されたもの。新聞記事も同じ ）
ヤフーBBユーザー様各位
ソフトバンクBB社長の孫 正義です。
いつもヤフーBBのサービスをご利用いただきありがとうございます。
さて、本日このメールをお送りしたのは皆様に是非ご協力いただきたい、ゆゆ
しき事が起こっているためです。
ご存知でしょうか？ 日本の携帯電話料金は世界一高い！ と言われておりま
す。これは携帯電話事業に参入している企業がごく一部に限られており、自由
な競争が行われていないことに最大の原因があります。
日本のブロードバンド料金は数年前まで先進国の中で最も高額な部類に属して
おりました。しかし、ヤフーBBが参入し、競争が活発になった結果、今や日本
のブロードバンドは世界一安くしかも世界一高速になっています。
また、先日発表の日本テレコム「おとくライン」
（http://www.japan-telecom.co.jp/otoku/otokuline_main.html）は、固定電
話の基本料金などでも価格競争を起こすでしょう。
携帯電話の世界でも、同じように新規事業者が参入し、競争が促進されれば携
帯電話の料金は必ず、今とは比較にならないほど安くなるはずです。
私たちソフトバンクが携帯電話事業に参入したい意向を持っていることは、既
にいろいろな場面でお話させていただいています。
また、私たちのもとには「早く携帯事業をはじめて、携帯の世界の改革を推し
進めて欲しい。携帯料金も下げて欲しい。」というご要望も毎日のように寄せ
られています。
私たちが携帯電話事業に参入できれば、携帯料金は確実に下がります。
私たちが目指す「いつでも・どこでも・だれとでも」情報のやり取りが安価で
できる、まさに「ユビキタス」な社会が実現できるはずなのです。
現在、私たちは電波の割当が受けられるよう様々な努力をしています。
しかるに平成16年8月6日、総務省から提案された800MHzの電波帯の再編案は、
携帯電話に最も適した800MHz帯を独占的に使っている、NTTドコモとKDDIの2社
のみが再編後も引き続き割当を受けるというものでした。そして今回の案では、
平成24年までこのままの状態が続くことになり、結果として携帯事業への新た
な参入は著しく困難になると思います。
現在、今回の総務省案に対する国民の皆様方のご意見（パブリックコメント）
の募集が行われております。パブリックコメントとは、官公庁が政策、制度を
変更する時などに国民から広く意見を募集するために行うものです。
私は皆様に、今回の総務省案に対するパブリックコメント募集に是非ご意見を
出していただきたいと考えています。
本来であれば書面にてお願いすべき内容ですが、今回はあまりにも時間があり
ません。本件についてのパブリックコメントの締め切りは9月6日（月）の17:00
なのです。しかし電子メールならば充分間に合います。是非皆様にもインター
ネットの力、電子メールの力を使ってご意見を出していただきたいと思ってお
ります。
皆様の意見で、日本の携帯電話が変わります。
是非とも皆様のご協力をお願い申し上げます。
平成16年9月3日
ソフトバンクBB株式会社
代表取締役社長 孫 正義
既存の事業者2社に最も重要な800MHｚ帯を引き続き独占されることについて、
下記をご参照のうえ、ご意見をお送りください。
1.総務省の意見募集期限
平成16年9月6日（月）17時まで
2.総務省へのご意見の提出方妙 パブリックコメントは、下記のメールアドレスにお送りください。
送信先メールアドレス mailto:imt2000@soumu.go.jp
3.総務省への送信様式
（メールタイトル） 800MHz 帯におけるIMT-2000周波数の割当方針案に関する意見
--（メール様式）------------------------------------------------------
平成16年9月6日
総務省総合通信基盤局電波部
移動通信課 殿
郵便番号
住 所
電話番号
氏 名
800MHz 帯におけるIMT-2000周波数の割当方針案に関する意見
（ご意見）
（その理由）
（メール様式）------------------------------------------------------
（資料の転載貼り付け終わり）
副島隆彦拝
2004年09月07日(火) No. 1
[3834] ローン・スター投資ファンドの情報 投稿者：ゆう（１７１１） 投稿日：2004/09/06(Mon) 20:05:18ブッシュ大統領のテキサス州に本拠地を置くローン・スター投資ファンドに
関する情報と投資動向などの記事。（２年位前の記事も混じっています）。金融庁の[金融担当大臣談話]ページより。
ローン・スターの概要
１． 概 要
1991年に米国のテキサス州ダラスで創設された投資組合（プライベート・エクイティ・ファンド）で、世界各国で不動産物件、金融商品、資産証券化商品等への投資活動を展開している大手投資ファンド。
欧米の州政府および企業の年金基金、大学の財団等の公的な機関を中心に多くの機関投資家が出資。
現在のファンド（Lone Star Fund �掘砲蓮�8千億円（内23億ドルは投資家が出資）の投資を世界各国においてする目的で、2000年9月に募集完了。
２． 経営者等
最高運営責任者 John P. Grayken
（ハーバード・ビジネススクール卒。モルガン･スタンレーを経て、R. バスグループにてパートナーとして活躍。1986年以来投資組合を組成、主導。）
ローンスタージャパン会長 寺澤 芳男
（元野村証券副社長、元MIGA（世銀グループの多国籍間投資保証機関）長官、元経済企画庁長官）
３． Lone Star Fund �靴粒詰�
(1) 国 籍 ：米国デラウェア州、バミューダ
(2) 本部所在地 ：米国テキサス州ダラス
(3) 出資総額 ：23億ドル（うち70％程度を日本を中心とするアジア地域に投資）
(4) 業務執行者 ：John P. Grayken
(5) 設 立 ：2000年9月
(6) 投資対象 ：金融関連資産、不動産資産、金融法人、事業法人など
（スターファイナンス（旧ミネベア信販）、あたごファイナンス（旧野村ファイナンス）等）
[金融担当大臣談話]
平成１３年１月２５日
http://www.fsa.go.jp/danwa/danwa/f-20010126-1.html#lone_gaiyou
※現在のローンスタージャパン会長は
久保田 勇夫 氏（旧大蔵省出身で元国土事務次官）です。
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[金融ファクシミリ新聞社]
ローン・スター・ジャパン 会長
久保田 勇夫 氏
聞き手 編集局長 島田 一
――「ローンスター」は、金融界では知る人ぞ知る存在だが、一般的にはなじみが薄い…。
久保田 「ローンスター」は米テキサス州の州旗の名前で、「唯一の星」という意味だ。その州旗の名前が会社の名前の由来となっている。また、業務内容はプライベートファンドの投資・運用で、投資家は欧米の大学基金や、国や州の年金基金などである。運用姿勢が非常に地味で、一般的に言われているヘッジファンドのように安く買い叩いてすぐに売るというようなことはしておらず、あくまでも長期投資のスタンスをとっている。こうしたことが、一般的にはなじみが薄い所以ではないか。
――いわゆる「ハゲタカファンド」とは違うと…。
久保田 長期的な観点から買い、資産の中身をきれいにしたり、企業そのものを再生したりしてその資産価値を高め、結果として高収益を得るというようなことを行っている。また、考え方としては、投資対象国、例えば日本に投資する場合は、日本の国益に反することは行わない。そうしないと結局は上手に運用できないという投資哲学を持っている。このため、いわゆる「ハゲタカファンド」とは全く違う投資姿勢だ。
――日本に投資するファンドの規模は…。
久保田 日本やアジアに投資しているファンドでは、「ローン・スター・オポチュニティファンド」、「ローン・スターファンド�供廖◆屮蹇璽鵝Ε好拭璽侫．鵐畢掘廖△修靴萄Ｇ�の春に立ち上げた「ローン・スター�検廚�ある。このうち、「ローン・スター�掘廚任賄豕�スター銀（旧東京相和銀）の一〇〇％株主となり、同行を再生の軌道に乗せた。また、「ローンスター�検廚六容鵝Ω涓�ドル、日本円にして五千四百億円規模だ。このうちの六割〜七割を日本で投資する。そして、日本のどのような案件に投資するのか、これを探すことが当社の仕事だ。この規模は、プライベートファンドの統計がないことから一般的には広く知られていないが、わが国への投資規模としては他の外資系のファンドを上回る最大規模だといわれている。
――ローン・スター・ジャパンの役員構成は…。
久保田 会長の私の他に、社長が三十代の米国人で、その下に若い四人の副社長クラスの人がおり、この人達が中心的に業務をこなしている。この四人の人達は外国でＭＢＡを取得し、国際金融取引経験の豊富な邦銀出身者で、仕事が非常によく出来るし、また、日本の市場をよく理解していることもあり、「買い叩いて売り逃げる」といった短期的な投資で批判を浴びるような姿勢は全くない。日本の金融機関が本来やるべきことを、いろいろな「しがらみ」があって出来ないため、「しがらみ」のない我々が企業再生や投資を行っていると言えば、当社の内容をよく理解していただけると思う。
――「しがらみがない」とは…。
久保田 一言で言うと、考え方が経済合理的だということだ。客観的に考えればこのようになると考えれば、単なる昔からの不合理な付き合い、あるいは悪しき慣行といったものにとらわれずに、そのとおり実行する。そのため、上司の顔を見ながら判断し、行動する必要がないこともひとつの大きな武器になっている。
――本来、日本の金融機関などが行うべきことを外資が行っていることに不甲斐なさを感じる。また、日本政府の土地対策などについても遅れは否めない…。
久保田 私が国土庁の次官の時に、土地売買のディスクロージャーや土地価格のインデックスの推進や創設などを打ち出したが、業界を含めまだまだその対応は遅れている。また、業界や役所だけではなく、学界、メディア、その他の関係者も含めて、日本全体がなかなか思ったように動かない。この結果、色々な事情のため日本全体としても過去の体験や反省を活かしにくい体質となってしまっている面もある。このため、我々がその投資行動を通じて、日本企業の代りに正しい方向を提示しようといった気概を持ってやっている。
――今、日本の土地政策で必要なことは…。
久保田 日本の土地政策で行う必要があることは二つあると思う。ひとつは先に述べた情報公開の促進だ。もうひとつは、土地には金融的な経済合理性でとらえなければいけない価値と、そうでない価値があることをきちんと認識することだ。経済合理性で捉えられない部分とは、例えば景色が美しいとか、土地を持つということは、持つだけで満足することがあるとかいうことだ。つまり、どれだけの収益が上がるから、この価格で買うという投資判断だけで土地価格が決まっているわけではなく、土地付の家を持った安心感や、そこの土地を所有したステータスも土地価格を決定する要素となっている。しかし、最近はどうもそうした部分の理解が後退している。
――あらゆる土地の値段を利回りや収益還元計算だけであてはめようとしていることは間違いだ…。
久保田 土地価格には、そうした個人の趣味や満足感の要素があるにもかかわらず、収益性や収益還元の議論が横行しすぎている。また、もうひとつ必要なことはその収益還元法についても、もっと徹底して収益性を分析し、これをきちんと反映した地価評価を行うべきだと思っている。例えば、隣接している土地でも、四つ角にある土地とその隣の土地では評価はかなり差があってしかるべきだし、どういう目的の建物を立てうるかによって大いに評価が異なるはずだが、現実にそうなっているかどうか。ケース・バイ・ケースに基づき、もっと徹底した経済合理性に基づいた判断・評価を行うべきだろう。
――収益還元法もひとつの合理的な価格決定方法だが、日本での適用はまだまだこなれていない。
久保田 そのとおりだ。例えば、将来価格を想定しこれを割り引いて現在の価格に反映しようとする場合、将来価格が解りにくい日本では計算式そのものが適性といえるかどうかという問題がある。これに対し、この計算式の元になっている米国では二年物、三年物のマーケットがあるため、これを元にして三年後の価格をある程度正しく推計することができる。そういうマーケットがまだない日本で、米国の計算式をそのまま持ってきて当てはめようとすれば無理がある。
――その点、日本の土地はまだ下がるという人もいるが、国債などとの利回り格差で見ると、投資利回りはかなり高い水準となってきている…。
久保田 そのとおりだ。だからこそ不動産の証券化はニーズが高いと思うので、かつて大いに議論した。いずれにしても日本人は「羹（あつもの）に懲りて膾（なます）を吹く」という傾向がある。当社を含めた外資系基金は、為替リスクがあり、しかも自国国債の利回りが日本国債と比べはるかに高いにもかかわらず、日本の物件に投資してきている。わが国の潜在力について改めて冷静で合理的な判断をすべき時期ではないかと思う。 （了）
「しがらみの無い投資で日本再生」
ローン・スター・ジャパン 会長 久保田 勇夫 氏 [金融ファクシミリ新聞社]
http://www.fng-net.co.jp/interview0722.htm
[金融ファクシミリ新聞社]
http://www.fng-net.co.jp/
※久保田 勇夫 氏は旧大蔵省国際金融局次長から関税局長、国土庁事務次官を歴任した。
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[NIKKEI NET]2004年8月29日
米ローンスター、日本に3年で1兆3000億円投資
米投資会社のローンスターは、今後3年で日本企業の買収に約1兆3000億円を投じる。9月1日に総額50億ドル（約5500億円）の新ファンド（基金）を設立、ファンド額の3倍程度の借入金も活用しながら買収を加速する。日本経済の回復が定着しつつあるとみて、投資対象の中心を従来の破たん企業から成長余力のある企業に移す。
新ファンドは「ローンスターファンド５」。単一の企業買収ファンドとしては世界最大級。投資先は全世界だが、このうち少なくとも6割を日本に投じる。投資に際してはファンドとは別に、買収企業の資産などを担保にファンドの3倍の必要資金も借り入れる。日本で総額約1兆3000億円を投じる計算だ。
[NIKKEI NET]2004年8月29日
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040829AT2E2800128082004.html
http://www.asyura2.com/0406/hasan36/msg/482.html
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２年前の記事。
[NIKKEI NET](2002/11/28)
日本で１兆円を投じる・米ローンスター
米投資会社のローンスターが日本での投資活動を積極化している。11月には旧長銀系の不動産担保金融会社であるファーストクレジットと西友系の金融会社、東京シティファイナンスの買収を相次いで表明した。今後、製造業などの分野にも参入。融資も合わせると1兆円の資金を日本の事業に投じる計画だ。
11月22日、ファーストクレジットの債権支援を発表する会見でローンスター・ジャパンのランディー・ワーク社長は「グループの不動産・金融会社との連携を通じてファーストクレジットの成長を支援できる」と強調した。5年後をメドに株式を再上場させる意向も明らかにした。
ローンスターは1999年のミネベア信販（現スターファイナンス）を手始めに、不動産担保融資の関連事業分野で、野村ファイナンス（現あたごファイナンス）や東京相和銀行（現東京スター銀行）を相次いで、傘下に収めた。それぞれが独立して活動しながら、グループ全体の連携で、顧客基盤を急ピッチで拡大することもできる。専門知識や経営ノウハウを共有し、効率的な経営を実践することも可能だ。
ローンスターファンドは95年、米テキサス州ダラスで設立された世界最大級の投資ファンド。投資家として主に北米の公務員や国際機関職員、有力民間企業の退職年金基金を抱える。日本、韓国、台湾を中心とするアジアや欧州、北米の各地で投資活動を展開している。
ローンスターの主な投資実績
会社名（業種） 投資時期
・ミネベア信販（ノンバンク） ９９年１０月
・野村ファイナンス（ノンバンク ００年１２月
・ヴィクトリア（小売り） ０１年 ３月
・東京相和銀行（金融） ０１年 ６月
・東京中央信用組合（金融） ０２年 ７月
・千葉県商工信用組合（金融） ０２年 ８月
・東京信用組合（金融） ０２年 ７月
・秦野ゴルフ倶楽部（ゴルフ場） ０２年 ３月
・大宝塚ゴルフクラブ（ゴルフ場） ０２年 ８月
・目黒雅叙園（結婚式場・不動産賃貸） ０２年 ９月
・中部銀行の関東４支店（金融） ０３年 ２月予定
注）同社資料より作成。ヴィクトリアは店舗不動産を一括購入し、リースバックした。
金融・不動産を中心とする事業会社、ローン資産、不動産物件などに投資する。日本ではこれまで、簿価ベースで5兆円の企業や債権を取得してきた。
投資理念は「資本調達が困難な市場・産業に豊富な資本を投入することで、その市場・産業の再生および発展を支援し、あわせて投資目的の実現を図る」こと。(1)8―10年程度の長期投資(2)資本を除く人材などの経営資源は現地調達(3)投資先で受け入れられる高い倫理観――を基本に、企業の再生・発展を目指す。
ローンスターは今年、日本を主な投資対象とする「ローンスターファンド４」を立ち上げた。42億ドル（5000億円強）の規模で、投資する際の借り入れを考慮すると投資可能な金額は約1.5兆円に達する。日本ではその6割強である約1兆円を3年以内に投じる計画。製造業への投資も始めることで、過剰債務に体力をむしばまれている日本企業への投資がいよいよ本格化しそうだ。
（ベンチャー市場部 上田敬）
NIKKEI NET：「ベンチャー投資、この会社この戦略 」(2002/11/28)
http://www.nikkei.co.jp/tento/vc/20021128e2ei019727.html
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goo ニュース(朝日新聞)2004年08月17日
国際自動車、大型ビル３棟を米ローンスターに売却へ
ＵＦＪ銀行の大口融資先の一つでハイヤー・タクシー大手の国際自動車（東京、非上場）が、東京都心に持つ大型ビル３棟を、米投資会社ローンスターグループに売却することで基本合意したことがわかった。
売却するのは東京・赤坂にある国際赤坂ビルと国際新赤坂ビル東館、西館の３棟。関係者によると、売却額は約１２００億円。不動産投資などで約２０００億円に膨らんだ有利子負債の返済にあてる。同社は基本的に賃貸ビル事業から撤退し、本業のハイヤー・タクシー事業に専念する。
同社の０４年３月期の売上高は５３４億円で当期利益は４億円。ＵＦＪ銀行が不良債権圧縮を加速させる姿勢を打ち出し、同社も資産売却を前倒しすることにした。財務基盤強化へ投資会社のＭＫＳパートナーズ（東京）と出資交渉をしたが、条件面などで折り合わず現在は凍結している状態、という。
[国際自動車、大型ビル３棟を米ローンスターに売却へ (朝日新聞) - goo ニュース]
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20040817/K0017201126027.html
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以下の英文記事は、上の朝日の記事と内容はほとんど同じですが少し詳しい。
英文の下に日本語訳を付けました。
[China Daily]2004-08-18
Lone Star to buy 3 Tokyo buildings
2004-08-18 09:58:23 Xinhua English
BEIJING, Aug.(Xinhuanet)-- Lone Star Funds has agreed to buy three Tokyo buildings for 117 billion yen(US$1.06 billion) from a Japanese taxi operator, the largest property purchase in Japan by a foreign investor in six years, people involved in the transaction said.
Lone Star, a Dallas-based investor in real estate and troubled loans, beat American International Group Inc, Morgan Stanley and other bidders for the office towers located in the city's Akasaka financial district, said the people, asking not to be identified.
Lone Star has raised US$4 billion from investors to buy real estate in Japan and South Korea and has spent more than 191 billion yen(US$1.73 billion) in Japanese office buildings and apartments in the past 12 months.
Property prices in Tokyo have stabilized following a 13-year slide that reduced values by 80 per cent.
"That's a lot of money and it shows that the strong demand for prime office buildings in central Tokyo is continuing, with more interest coming in from foreign private equity firms since the second half of 2003," said Motoya Kitamura, an analyst who tracks private equity investments at Tokyo-based Mitsubishi Research Institute.
Kokusai Motorcars Co, which operates taxis and buses in Tokyo, is selling the three buildings to focus on its main business and repay main lender UFJ Holdings Inc.
UFJ, Japan's fourth-largest lender, is trying to reorganize borrowers to cut two-thirds of its 4.62 trillion yen(US$42 billion) of bad loans by March to meet a deadline set by regulators. New accounting rules will require companies to include losses on their properties starting in April.
Haruhiko Kazuki, a Kokusai Motorcars spokesman, declined to comment, as did Lone Star's president in Japan, Randy Work. American International's Tokyo-based spokesman Masato Kuroda declined to comment, as did Morgan Stanley's Haruko Fukushima.
Akasaka district houses the Japanese headquarters of General Electric Co, JPMorgan Chase& Co, the second-largest US bank, and UK law firm Freshfields. It is also next to the Kasumigaseki district where the Ministry of Finance and Ministry of Economy, Trade& Industry are located.
The buildings Lone Star purchased are the 19-story Kokusai Akasaka Building, the 18-story Kokusai Shin-Akasaka Building West Tower and Kokusai Shin-Akasaka East Tower, which has 24 floors.
Larry Sperling, Tokyo-based head of real estate finance group at Credit Suisse First Boston, said the acquisition would be the biggest by a foreign investor since overseas funds started buying properties in Japan in 1998.
Lone Star last year bought about 74 billion yen(US$672 million) of offices and apartment buildings from Sumitomo Mitsui Financial Group Inc, Japan's third-largest bank by assets.
Lone Star has raised as much as US$5 billion for its sixth fund, 80 per cent of which will be used to buy assets in Japan and South Korea.
In Japan, it faces competition to buy property and non-performing loans from investment funds such as New York-based Aetos Capital LLC, and securities firms Goldman Sachs Group Inc and Lehman Brothers Holdings Inc.
Tokyo's commercial land prices have dropped by more than 80 per cent since their peak in September 1990, according to the Japan Real Estate Institute.
The slump came after a decade of construction in the 1980s created excess supply of office blocks and residential apartments.
(Jag Dhaliwall/China Daily)
[日本語訳]（機械翻訳を修正したもの）。
北京、8月(Xinhuanet)――ローンスター・ファンド、日本のタクシー・オペレーターから1170億円(10億6000万USドル)で3つの東京建物を買うことに合意した、6年の外人投資家による日本で最大の財産購入、処理に関与する人々は言いました。
ローンスター(不動産および問題の多いローン中のダラスが本拠の投資者)がアメリカン・インターナショナル・グループ社、モルガン・スタンレー、および都市の赤坂金融街にあるオフィス・タワーのための他の競売人に勝った、と人々は公表されないように依頼して言いました。
日本と韓国で不動産を買うために、ローンスターは投資者から40億USドルを集めて、過去12か月に日本のオフィスビルおよびアパートで1910億円以上(17億3000万USドル)を費やしました。東京の不動産価格は、80パーセント値を縮小した、13年のスライドに続いて安定しました。「それは多くの金銭です。また、それは、2003の後半以来外国の個人の公正会社から中へ入る、より多くの興味を、東京中部の最盛期オフィスビルの強い需要が継続していることを示します」とMotoya Kitamura(東京本拠の三菱研究所で個人の公正投資を追跡するアナリスト)が言いました。
国際自動車社(それは東京でタクシーとバスを展開する)は本業に専念し、かつ主要な貸し主UFJホールディングスに返すために3つの建物を売っています。UFJ(日本の4番めに大きい貸し主)は、調整装置によって定められたデッドラインを守るために3月までに不良債券を4兆6200億円の3分の2(420億USドル)削減するために借り手を再編成しようとしています。新しい会計通則は、4月にスタートするそれらの特性上のロスを含めることを会社に要求するでしょう。
Haruhiko Kazuki(国際自動車スポークスマン)は、ローンスター・ジャパンの Randy Work社長のようにコメントすることを断りました。American相互国民の東京が本拠のスポークスマンMasato Kurodaは、モルガン・スタンレーのHaruko福島が行ったようにコメントすることを断りました。
赤坂地区は、ゼネラル・エレクトリック社、2番目に大きい米国の銀行JPMorgan Chase社、および英国法律事務所Freshfieldsの日本の本部を収容します。それはさらに財務省および経済産業省が位置する霞ヶ関地区の隣りにあります。ローンスターが購入した建物は19階の国際赤坂ビル、18階の国際新赤坂ビル西館および東館(24階建て)です。
Larry Sperling(クレディ・スイス・ファースト・ボストンの不動産金融グループの東京が本拠の頭)は、海外の資金が1998年に日本で特性を買い始めて以来獲得が外人投資家によって最も大きいだろうと言いました。
ローンスターは昨年、三井住友フィナンシャル・グループ(資産による日本で3番目に大きい銀行)からオフィスビルやアパート約740億円(6億7200万USドル)を買った。
ローンスターはその6番めの資金(日本や韓国で資産を買うために、それらの80パーセントは使用されるだろう)用の50億USドルもの多量を上げました。日本では、それが、ニューヨークが本拠のAetos資本LLCおよび証券会社ゴールドマン・サックス・グループ社のような投資信託およびリーマン・ブラザーズ・ホールディングズから財産および不履行のローンを買う競争に直面します。
日本不動産研究所によれば、東京の商用土地価格は1990年9月のそれらのピーク以来80パーセント以上落ちました。1980年代の構築の10年間がオフィスビルおよび居住のアパートの超過供給を作成した後、急落は来ました。
[Lone Star to buy 3 Tokyo buildings ]
2004-08-18 09:58:23 Xinhua English
http://english.sina.com/news/business/6916777.shtml
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[週刊ゴルフダイジェスト 2004/7/27号]
日本ゴルフ新興のスポンサーが、2大外資の
争奪戦の末、ローンスターに決まった理由
ほぼ決まりかけていた日本ゴルフ振興グループのスポンサーの座を、いったんはゴールドマンサックス（以下、GS）に奪われたローンスター（以下、LS）が、最終的に奪い返す“再どんでん返し”が起きた。
7月2日、日本ゴルフ振興の法律管財人である木内道祥弁護士は、今年2月にGSとの間で締結されていたスポンサー契約を合意解約し、新たにLSとモルガンスタンレー証券を共同スポンサーに、そして実際のコース運営はLSグループのパシフイックゴルフマネジメントに決めたことを発表した。
国内28コースを有する業界大手・日本ゴルフ振興は昨年2月にRCC（整理回収機構）との共同で民事再生手続の開始を申し立てていたが、当初から有力なスポンサー候補としてLSの名が取り沙汰されていた。多くのスポンサー候補が殺到する中、計画案の提出期限が2度に渡って延期され、結局、会社側が出した案は「九州沖縄地区、四国地区、それ以外の3ブロックに分社化してそれぞれに違うスポンサーを付ける」というものだった。
単独でのスポンサー就任を望むLSは、この会社側の姿勢に反発、11月になって債権者として会社更生手続きの開始を申し立て、12月には更生手続きの開始決定が下り、民事再生は棄却されてしまった。
そして今年2月17日、管財人・木内弁護士から正式なスポンサーとして発表されたのは、LSではなくGSだった。
この逆転劇の原因について、当事者はいずれもノーコメント。「LSは再生法時から監督委員だった木内弁護士と対立していたから、それが原因では」と見る声も業界関係者の間では聞かれたが、真相はヤブの中。
そして、今回はGSとのスポンサー契約を合意解約した上で、あらためてLSとモルガンスタンレー証券との共同スポンサー就任となった。再度の大どんでん返しの要因について、管財人の木内弁護士は「経緯経過についてはノーコメント。債権者の利益に適うスポンサーとして今回の決定に至った」と話すのみ。
敗れたGSは「結果として選ばれなかったわけだから、コメントする立場にない」、LSは「GSの条件を聞いているわけではないし、結果として選ばれたということは我々が提示した条件が、おそらくGSを上回ったのだろうと認識している」、LSとタッグを組むモルガンスタンレーも「コメントできる立場にない」と、いずれもコメントを控えているので、真相は定かではないが、ゴルフ場関係者の間からは、「LSがとてつもない金額を上乗せしたらしい」との声が出ている。
「300億円程度だった提示額を一挙に500億円に引き上げ、さすがにGSも追いつけなかったと聞いている。LSは筆頭債権者だったRCCからも債権を買い取り、1000億円以上の債権を持つ圧倒的な筆頭債権者になっているため、裁判所としても無視できなかったはず」だと言うのである。
当事者がいずれもコメントを控えている以上、真偽のほどは明らかではないが、もしも500億円という数字が事実だとすると、日本ゴルフ振興の負債総額が約3600億円（うち、預託金債務1700億円、金融債務1900億円）だから、単純に計算すると1割を超える配当率になる。
プレー権の保護は当初から掲げており、スポンサー選定もプレー権の保護を前提に進めて来たため、会員にとって最大の関心事は預託金のカット率に絞られるが、「裁判所の許可が下り次第公表する。早ければ7月の第3週目には決定が下りるかもしれない」（日本ゴルフ振興管財人室）。
カット率を含めた更生計画案の骨子が明らかになれば、LSの提示した金額もおのずとわかる。“500億円説”の真偽のほどもわかるはずだ。
ところで、今回の決定で一瞬にして28コース分が消滅したGSは、内定分も含めて約80コース体制になるが、一方のLSは、これで約80コース、内定分の大洋緑化グループ14コースを加えると、数ではGSを逆転することになる。量を追う段階からから質を追う段階に突入したと言われるが、「国内最大手」の称号はほしいはず。両社のデッドヒートからは、まだまだ目が離せない。
[週刊ゴルフダイジェスト 2004/7/27号]
http://www.golfdigest.co.jp/gdo/column/back9/20040727e.asp
※この逆転劇には、ローンスターの本拠がブッシュ大統領のテキサス州に
あることも関係ありそうですが。
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外資系が買収したコース [ゴルフコムサーブ]
http://www.golfcom.co.jp/gaishi.html
※ローンスターが多いのがわかります。
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２年前の記事。
[ZAKZAK]2002年12月
超ハゲタカ外資の次の標的は「りそな」
買収攻勢かけるローンスター、いよいよ“本丸”へ
日本企業を次々と買収するローンスター。次の標的はズバリ、りそな！？
『銀行国有化』も視野に入れた金融再生プログラムの始動を前に、金融機関を次々に買収する米国最大級の投資ファンド「ローンスター・グループ」の次なる標的に、金融界の関心が集まる。いよいよ『本丸』の大手銀行が標的というのが業界の共通した見方で、ズバリ、「株価が額面にもっとも近い大手銀」とされる。早い話、大和・あさひ銀行の持株会社である「りそなホールディングス」というわけだが、金融庁の外資アレルギーが相当強いだけに、さてどうなるやら…。
ローンスターは１９９１年、テキサス州で設立された投資ファンド。９７年に「日本上陸」を果たしている。
ローンスター・ジャパンのランディー・ワーク社長は、金融専門誌で「ある大手銀から、不良債権処理を進めるので、その買い手として参加してほしい−と要請があったから」と日本進出の経緯を語っている。
驚くことに、大手銀が「ハゲタカ」とも揶揄（やゆ）される外資系ファンドの水先案内人を務めたというのである。
その買収攻勢は、昨年の旧東京相和銀（現東京スター銀）を手始めに勢いを増すばかり。
「ローンスター・グループは今春、総額４２億ドル（約５０００億円）と最大級のファンドを組成した。それを元手にした買収攻勢は、まさに手当たり次第」（大手銀幹部）と金融界も舌を巻く。
金融機関の買収をみてみると、東京スター銀が今年７月に破綻（はたん）した東京信組や東京中央信組、千葉商工信組の受け皿になった。
今年３月に破綻した第２地銀の中部銀についても、東京、神奈川の店舗を継承している。
最近では、西友の金融子会社「東京シティファイナンス」（ＴＣＦ）の全保有株式と債権約３３０億円の買収を１１月に決めたばかり。
「このＴＣＦ売却は、西友の買収を進める世界最大の小売業ウォルマート・ストアーズが求めていたもの」（流通担当アナリスト）という。
１１月２２日には会社更生法を申請して経営再建中の旧長銀系ノンバンク、ファーストクレジットのスポンサーにもなり、あおぞら銀（旧日債銀）の株式売却問題にも顔を見せている。
「あおぞら銀の筆頭株主・ソフトバンクがあおぞら銀株の全面売却に動いた際、ローンスターが買い手で名乗りを上げた。全面売却は結局、金融庁の圧力で見送られた。今度は三井住友銀が名乗りを上げているが…」（投資ファンド幹部）
買収攻勢は金融機関にとどまらない。
１０月３０日には、有名結婚式場・目黒雅叙園の経営母体で会社更生法を申請した「雅秀エンタープライズ」（東京都目黒区）のスポンサーに名乗りを上げた。
雅秀の主要取引銀行である東京三菱銀など４行から７７３億円の債権を買い取り、ローンスター・グループのハドソン・ジャパン債権回収（東京都港区）が筆頭債権者となった。ハドソンの高橋基夫副社長が管財人に就任している。
ゴルフ場に至ってはローンスターの独壇場。買収したゴルフ場は１０以上。最近では千代田カントリークラブなど１１のゴルフ場を経営し、１０月に民事再生法を申請した「エステイテイ開発」（港区）のスポンサーとしていち早く手を挙げた。
ただ、その手法が荒っぽいことから、ゴルフ会員には悪評紛々だ。
旧三菱銀系のゴルフ場で知られた栃木県の大日向カントリー倶楽部は８月、ローンスター・グループに買収され、１０月には民事再生法を申請している。昨年９月に買収した岡山の岡山レイクカントリークラブも１０月に同法を申請した。
「買収後に倒産させるのは、会員権を紙クズにしたうえで、新たに会員権を売って資金を集めるためだ。従来の会員のことなど、まったくお構いなしといった感じだ」（会員権販売業者）
不良債権の象徴のようなゴルフ場は、ハゲタカファンドのドライな手にかかると、いきなりハイリターンの投資へと「大化け」するのである。
買収のすそ野を広げるローンスターだが、「最大のターゲットは大手銀行」（投資ファンド幹部）なのは確かである。
メガバンクを含めた大手銀はいずこも、竹中平蔵金融・経済財政担当相（５１）による金融再生プログラムの始動で、不良債権処理の加速と引当金の積み増しを迫られ、汲々（きゅうきゅう）としている。
「ローンスターは買収活動の『用心棒』として、旧大蔵省出身で元国土事務次官の久保田勇夫氏をローンスター・ジャパンの会長に迎えている。金融庁は短期的な利益を狙う外資系投資ファンドの金融機関買収を避けたい方針で、久保田氏の会長就任は、そんな金融庁に対する布石」（同）
布石とは何か。ローンスターはどの大手銀を狙っているのか。
金融庁関係者は「竹中氏の劇薬ショックによる１０月の銀行株急落局面で一時、額面の５０円割れを起こしたりそなホールディングスを狙っているのは間違いない。ローンスターは大手銀買収にあたり、旧大蔵省ＯＢの久保田氏を（ローンスター・ジャパンの）トップに据えたことが大きく生きてくると考えているはずだ」と指摘する。
りそな株は、銀行株が急落した１０月２０日に額面を割り込んで４８円をつけた後、値を戻して６０円台後半で推移している。それでも、株価に発行済み株式数をかけ合わせた時価総額は５０００億円ほどで、「買いごろなことに変わりはない」（外資系金融機関幹部）。
大手銀幹部はこんな見方をする。
「金融庁は、りそなを経営不振の地方銀行などを集約する際の受け皿と考えているフシがある。一方、ローンスターは地銀や中小金融機関の買収を進めている。金融当局の外資アレルギーは強いが、両者の方向性は合っている部分もある」
大手銀の中間決算は大過なく過ぎ、銀行株も一見、落ち着きを取り戻したようにみえる。
だが、外資系ファンドは体力の弱った大手銀を虎視眈々（たんたん）と狙っているようだ。
[ZAKZAK]2002年12月
http://kabu.zakzak.co.jp/news/kiji/2002121301.html
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(関連ページ)
[Weekly ポスト]
＜ＴＷＰ特報・金融高官が続々「外資の用心棒」に天下り
構造改革の挫折＞(3) 外資＝大蔵ＯＢの打算
http://www.weeklypost.com/jp/020816jp/news/news_3.html
[阿修羅掲示板]
＜申告漏れ＞米投資ファンドが約４００億円 （毎日新聞）2003 年 7 月 17 日
http://www.asyura.com/0306/hasan27/msg/1161.html
米投資会社ローンスター、３８０億円申告漏れ ［読売新聞］2003 年 7 月 16 日
http://www.asyura.com/0306/hasan27/msg/1152.html
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アメリカ流の法解釈 [ビル・トッテンからのレター] 2003年8月8日
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=595
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ローン・スター・ジャパン会長の久保田 氏のインタビューには、
「考え方としては、投資対象国、例えば日本に投資する場合は、日本の国益に反することは行わない。そうしないと結局は上手に運用できないという投資哲学を持っている。このため、いわゆる「ハゲタカファンド」とは全く違う投資姿勢だ。」
とありますが、本当にそうであるかしばらく様子を見る必要がありそうです。
■無断転載の部分が多い投稿なので、後で削除する可能性があります。
[3833] 会員からの私の本への読後感想文を載せます。 投稿者：副島隆彦 投稿日：2004/09/05(Sun) 09:24:20副島隆彦です。 私は、そろそろ、会員専用ページに「副島隆彦の人生道場」を本格的に書き始めなければならない、と思っています。
大切なのは、私たちの会員だけだ。それ以外の人たちは、私たちにとっては無用のギャラリーです。（転載貼り付け始め）
松本さまへ
副島隆彦です
私の近刊本、2冊への早速の読後の感想をお寄せいただいてありがとうございます。
松本さまのように、正確に私の文章から、大きな事実の枠組みを学ぼうとされる人には私は、自分の大切な顧客として、大事にしなければいけないと思っています。だからといって、何か特別な顧客サービスを提供することは実際上、出来ません。
商品経済（資本主義）では、知識や情報、思想も商品ですから、どこででも売っていて誰でも買ってもらう、という性質を持っています。特殊な情報や知識を、特別に高価にして、特定の少数者にだけ販売する、ということが、同時に考えられますが、私は、おそらくそういうことは、この先もしないだろうと思います。
ただし、面倒くさいなあ、いちいち、これらの重要情報を、たったの1600円何がしで薄利で売るのは、もったいないなあ、と思うこともあります。
ですから、真実の把握に対して貪欲であり、自分がまず他の人たちよりも賢く生きるために、私の本から学ぶのだ、という人たちに対して、私は複雑な気持ちになります。
私は、自分自身のために、多くの真実と事実を掘り当てる旅をずっとやってきました。自分自身が大きく騙されている構造そのものを見抜こうとして、30年間苦労してきました。 それらを、さっさと一冊１６００円何がしで、「この人は、おもしろい。この人の書いていること
はすごい」ということで、私の本と出会って、そこからたくさんのことを自分の財産として手に入れる人たちに対して、私は、どうも違和感を感じるようになっています。
その筆頭は、私の敵たちです。日本の言論業界の私の、敵たち、同業者たちが、まず何よりも、私の本からたくさんのことを学んでいる。それから、出版社、テレビ局や新聞社の記者のような連中です。そして、泥棒します。バカなやつらだなあ、と思います。
それ以外の、大衆といいますか、別に言論や、知識で生きているわけではないのに、副島隆彦への嫉妬勘定で、何とかあいつをくさしてやれ、と感じる、劣等感情を持つ型のひねくれ人間たちがいますが、彼らの場合は、私の本を書店で次々に買わないと、新しい「くさし」が出来なくなって困っているでしょう。私は、この手の劣情人間たちの向社会性精神病（国家や社会のことを語っていると、自分の身の回りの惨めな現実
を消しさることが出来ると考える性質）をじっと観察しています。私にとっては、今の人間たちの精神病の現れ方に深い興味があるからです。
あとは、どうでもいいことです。貴兄が、私に更に多くの不明点の質問をしたがるのは、よく分かります。しかし、それらは、ご自分で考えて納得すべきことであって、私に聞くことではありません。2冊、おのおの１６００円ずつを払って、読んでそれで、それなりの勉強になってよかった、と判断されるのでしたら、それで終わり、です。
あとは、私が更に今後書くであろう本への注文としての意味を持ちます。どうもありがとうございます。 貴兄の読み込みと判定で、ほとんど当たっています。
私は、丁寧に読後感想文を書いてきてくださる皆さんには、ずっとお返事を差し上げてきました。これまでに手書き時代から含めて、30歳で物書きを始めて、この３０年間に、約３０００通ぐらいを書いたはずです。
私は、こうやって、全国に自力で、自分の読者（顧客）を作ってきました。精悍な篤農家が、自力で、自分の作物（ササニシキ、特殊な葡萄、効能のある薬草、などなど）を、全国のお客に直接販売して、立派に自営で暮らしているのと同じです。
農協や、商店流通網や、巨大物流の仕組みに頼らなくても、物は売れるのです。さんま が今年は豊漁で、取れたての「今年物」でも、一匹が１００円ぐらいで売っています。そうすると、値崩れが激しくて、浜（漁協のせり市）では、一匹が一円ぐらいしかしないでしょう。そうすると、豊漁貧乏です。 私は、自分の知識、言論、思想が
豊漁貧乏、豊作貧乏にならないような方策を考えなければならない時期に来たことを、真剣に考えるようになりました。私は、自分の思索を、そろそろ内部に閉じようかな、とも思い始めています。超薄利多売で、売りさばくことは、間違いではないのか、と疑いはじめています。
副島隆彦拝
----- Original Message -----
From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Sunday, September 05, 2004 7:58 AM
Subject: 「老人税」「幕末漫画本」を読んで
会員の松本です。
「老人税」を早速読ませていただきました。7月に聴講させていただいた「真実の暴き講演会」と合わせて実にいろいろな現在の政治、金融の真実の状況が手に取るように理解できました。
相続税の本質、課税の実態（10分の１ル−ル）、消費税の本質（サラリ−マン以外からも徴税を)、東京三菱とUFJ統合紛争の裏幕、ロックフェラ−内部の跡目相続紛争、新生銀行上場の内幕と現状、クリントン前大統領の秘密、最近のＦＦレ−ト引き上げの意図、欧州ヘッジファンドの米ドル攻撃（米国ヘッジファンドの動きだけでは先が読めない）等等です。
以上について非常にすっきりと私の頭に整理されましたが、今まだ、はっきりせずに考えているのは以下のような点です。
1. 銀行融資、固定金利か変動か：「固定金利で借りることがインフレ対策になる」「固定はやがて固定でなくなる」「副島先生はスルガ銀行から変動金利2.375で借り入れた」「三井住友の年率1.5％を蹴飛ばして」・・・・これらを総合的にどう考えるべきかウ−ンとうなっています。
2. 日本が購入した米国債：「老人税」Ｐ２５７「米国債を、半値で投げ売りして 200兆円くらいを日本に持ち帰り、日本の景気をささえる」・・・400兆円の米国債はもう全て戻ってはこないと私は思っていたのですが、半分くらいは取り戻せる可能性があるのですね。今までに手にした金利分と合わせればかなり取り返せるということになりますね。
3. 次期大統領選挙ブッシュの副大統領指名：2,3日前にチェイニ−現副大統領を指名したと出ていました。・・・・・心臓発作4回のチェイニ−では無理ですね。副島先生の予測していたライスあるいはリン・チェイニー夫人など、まだまだどんでん返しがあるのでは。
4. 日本にハイパ−インフレが襲うのは：「老人税」Ｐ２２６ 「アメリカで先に貯金封鎖が日本より先に起こる。そのときはハイパ−インフレが襲う。しかし日本はこの先もデフレのままである」・・・・ウ−ン日本はすぐにはハイパ−インフレにはならないのか。時期が若干ずれるだけなのか。
5. 金の価格・・・・・金価格がこの先1000ドルになったとしてもドルが40円になったのでは円ベ−スでの金の価値はどうなのか。
6. 米国景気の崩れ・・・・大統領選挙の11月までは良いとしても、2005年の春を待たずして米国景気は落ち込むのでは。ウ−ン本当に春までもちこたえるのかなあ。 等等です。
幕末漫画本 「思想劇画 属国日本史 幕末扁」 について： 昨日購入し、とりあえずざっと通読しました。
漫画の良い点は著者が本当に強調したい点が抉り出されることです。情報量が少ないのでつまらないことは書けないのです。したがって副島先生が真に強調したい事項が濃縮されているのです。したがって副島先生の「属国日本論」の後半を読んだ読者にもこの漫画は改めて勉強になるはずです。
それよりも今回驚いたのは副島先生のラブホテルでの情景描写です。ただ、このような挿絵を導入した先生の意図はすぐに理解できました。それは「真実の暴き講演会」での発言どおり、先生のことが新聞に１０行ぐらいのスキャンダル記事として、かかれるのが一番怖いことなのだと先生がいわれていたことに関連していると思います。すなわち、たとえ今後、副島隆彦にいろいろなスキャンダル攻撃があっても堂々と受けてたつぞ。即座に反撃するぞ。副島隆彦にやましい点など何もない。女性問題などでつぶされる副島ではないぞ。攻めるものなら攻めて来い。植草和秀の様にはならないぞ。・・・・・・という意思表示だと考えました。
言論の自由を守るということは本当に大変なことなのですね。われわれの様に先生の著作を少し読んだくらいで世の中がわかったと思うのは大間違いですね。今後もわれわれのためにがんばってください。
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦拝
[3832] 志村けんのバカ殿戦略こそ日本のとるべき戦略である 投稿者：アルルの男・ヒロシ 投稿日：2004/09/03(Fri) 10:49:32ジョージ・ピアース・ブッシュがラリー・キングに登場。
今年ジョージタウン大学に入学すると言うことです。ADDかと思うくらいに落ち着きの無い若者でした。銀のスプーンを加えてきたなあと言う感じです。最近、文春の『諸君！』元編集部の堤堯氏の『昭和の３傑』（集英社）を読みました。これは決定的な本です。これは私の仮説
「吉田は憲法９条を建てにジョン・F・ダレス＝ロックフェラー家の大番頭の再軍備計画を断ったのだ」を仮説を裏付けてくれました。これで私は完全に「さらば吉田茂」派から脱却することができます。
しかもおまけに鈴木貫太郎と幣原喜重郎もこの「アメリカ騙し」の“古狸トリオ”のメンバーとして一役買っていた。
幣原に関しては、穏健な親英米派という認識位しかなかったのですが、リアリスト的感覚で、憲法９条を紛れ込ませたということに成功したようです。（私はまだマックとの合作説を捨てきれないですが）
憲法９条を導入することで、日本は戦後アメリカの先兵として極東戦略にかり出されることなく、「安保ただ乗り」ができた。それで経済復興を成し遂げたわけです。吉田茂の「救国のトリック」ということなら、予測が付いていましたが、「首謀者」は幣原だったというのが堤氏の説です。そうなると、ベアテ・ゴードンとかいうリベラルなオバサンはどうなるんだと言うことになりますが、憲法九条に付いてはとにかく幣原だというのが堤氏の説です。
この辺の話は園田氏がアメリカ側から検証していますが、注目すべきは、「臣・茂」が晩年にクリスチャンに改宗していたということです。もしかしたら吉田茂はこれもなにか確信犯的な行動としてやった可能性はある。臣・茂が改宗とはこれいかに。まだ謎が一つ増えたなあ。
ところが文献を調べていくと、どうも幣原（ついでに言えば昭和天皇陛下）の判断（ご聖断？）だったようです。
詳しい内容は読んで頂くとして、単純に行ってしまえば、昨今の日本共産党が出したポスター「アメリカの戦争に参戦させる憲法改正」ということを吉田は避けようとしたということです。この憲法９条の「ビックリ解釈」が戦後政治の「密教」になったわけです。片岡鉄哉氏の「さらば吉田茂」（文芸春秋社）の金門馬祖紛争の下りなどを読んでいると、岸信介もこの「密教」の存在を信じていたようだ。
岸信介の孫の安倍晋三・自民党幹事長はどちらかというと、安倍家のDNAを受け継いでいるようだ。岸信介が面従腹背で、ハリー・カーンやロックフェラーに操られたフリをして、日本の国益を確保し、出兵させられずとも済むような外交の綱渡りをやって来たと言うことを安倍さんは分かっているのかな？
鳩山一郎はあくまで「正論」で憲法を改正しろと主張したわけですが、吉田タヌキ茂は「密教」で逃げ切ろうとしたということです。
私は鳩山よりも吉田を偉とします。
で、いま憲法九条限定改正運動がアメリカと日本のタカ派を中心に始まっているわけですが、どうなんでしょうねえということになりますわな。
堤氏の本が出たことで「戦後政治の密教解釈」が世の中に広まることでしょう。憲法九条を「正論」で素朴に改正せよ派はこれから転向する人も増えるでしょう。
日本が真の独立を果たすのは、帝国軍が撤退して、日本が自分の責任で国家を守らなければならなくなるときです。
今の基地再編交渉を観ていると、憲法九条改正とセットになっているようにも見える。ならば、狸を決め込んで「すんません！日本は憲法があるので自衛隊は国際貢献以外派遣できまっしぇん」というふうに一種の「志村けんのバカ殿戦略」を決め込めばいいでしょう。
吉田は晩年に核武装を主張したらしい。アメリカが極東から撤退すれば、日本は核武装をせざるを得なくなる。今日の産経新聞によると、韓国も独自にウランの濃縮を計画していたらしい。こういうことをいっているのって確か、ミアシャイマーでしたよね。
真のリアリスト、幣原・吉田に学ぶべきことはまだ多いでしょう。
[3831] Re[3830]: ナベツネ失脚劇 が続いている 投稿者：アルルの男・ヒロシ 投稿日：2004/09/02(Thu) 19:15:17追加です。今週の日経ビジネス誌は、オリックス特集なのですが、野球関連の話を出てきました。宮内会長は、選手の獲得の資金合戦に批判的であったということが書かれています。いずれ、引用して書き込みます。とりあえず手元に資料がないので。
追記
日経ビジネス（２００４年８月３０日号）
（引用開始）
球界再編も宮内流規制改革？
宮内イズムは今話題のプロ野球再編でもいかんなく発揮されている。オーナーの道楽としてではなく、あくまでもビジネスとして球団を成立させようと、これまで、集客やコストダウンには手を尽くしてきた。それなりに効果を上げたが、「新人のスカウトでは、定められた契約金以上の裏金を一切使わなかった」（前球団代表の井箟重慶・関西国際大学教授）ことなどが響き、前評判の高い選手は取れなくなった。
球団経営を黒字にするには選手の年俸を抑制することが必須だが、１球団で取り組んで行くには限界がある。いつしかチームは弱体化し、現在パシフィック・リーグの最下位を独走中だ。
（引用終わり）
[3830] ナベツネ失脚劇 が続いている 投稿者：副島隆彦 投稿日：2004/09/02(Thu) 19:11:44副島隆彦です。
「今日のぼやき」に書くほどのことでもないので、こちらに情報と、分析を載せます。
読売新聞社の会長、主筆（ まだ自分がチーフ・エディトルアル＝編集総局長でもあるつもりか）である、ナベツネ＝渡邊恒雄が、巨人軍のオーナーの座を辞任してもなお、このプロ野球業界の再編成の問題は、勢いづいている。ナベツネが撃滅されるところまで行きそうである。この背後には、キッシンジャー＝中曽根、ナベツネ、＝「山里会（やまざとかい）」の派が、ネオコン派によって、
権力を奪い取られつつあることを、如実に物語っている。 以下の朝日新聞の記事にあるとおり、 「この日（８月
１８日）発売の週刊誌が掲載・・・」とあるとおり、週刊文春＝ＣＩＡ日本支部 が、ナベツネに引導を渡した。
ナベツネから、プロ野球業界のドンの地位を奪ったのは、オリックスの宮内義彦である。宮内の背後に、彼を支援するアメリカ内の勢力がある。これらすべては、アメリカの2大勢力間の抗争が、日本にも波及している姿である。 ゴールドマン・サックス と リップルウッド の抗争も、ロックフェラー家内の跡目相続の抗争の余波がある。 私が、分析してきたとおりである。ほかの事は会員専用ページにこれまでに詳細に書いてきました。 副島隆彦記
（転載貼り付け始め）
【渡辺オーナー辞任】
巨人の裏金、「発覚のきっかけは右翼団体」 週刊誌報道
朝日新聞 ２００４．８．１８
巨人のスカウトが明大の一場投手に現金を渡していた問題で１８日、「不正発覚のきっかけは右翼団体メンバーからの情報」という趣旨の記事をこの日発売の週刊誌が掲載。これを受けて、読売新聞東京本社広報部は、朝日新聞社の取材に対し「（渡辺オーナーの辞任、球団幹部の処分人事は）自らが襟を正そうとしたもので、団体の動きなどに影響を受けたものではないという、当社の（週刊誌に対する）回答の主要な要素が（記事では）削除されています」などと答えた。 (08/18 22:58)
巨人、渡辺オーナー辞任 スカウトで金銭授受判明し引責
朝日新聞 2004年8月1４日
１３日夜、車で東京・大手町の読売新聞社を出る渡辺恒雄氏
プロ野球・巨人は１３日、東京都内で記者会見を開き、今年秋のドラフト会議で獲得を目指していた明治大学の一場靖弘投手（２２）に、スカウトが約２００万円の現金を渡していたと公表した。渡辺恒雄オーナー（７８）は道義的責任をとり、同日付で辞任した。金銭授受にかかわった土井誠社長、三山秀昭球団代表、高山鋼市・球団副代表の解任と堀川吉則会長の辞任も発表した。滝鼻卓雄・読売新聞東京本社社長が新オーナーに就任する。
会見した滝鼻氏によると、昨年１２月末から今年７月上旬にかけて数回にわたり、球団の吉田孝司編成部長が食事代、交通費、小遣いなどの名目で合計約２００万円を渡した。こうした行為は学生野球憲章で禁じられている。一場投手は一部を使ったことを明らかにしたが、同日、全額を小切手で返金したという。
一連の不正は、外部からの告発を受けて調査を始めた。その結果、昨年１２月、三山氏に「一場投手の獲得が厳しい状況にある」と吉田編成部長から報告があり、三山氏、土井氏が金銭を渡すことを認めたことが分かった。吉田氏も編成部長職を解かれた。
渡辺氏は「プロ野球をどう発展させるかを真剣に議論している重大な時期にルール違反を犯した責任は重く、道義的な責任を痛感している」などとするコメントを発表した。読売新聞グループ本社の会長、主筆などの役職は続ける。 渡辺氏は９６年に球団オーナーに就任した。ドラフト改革やフリーエージェント制導入などに影響力を発揮してきた。１２球団オーナー会議議長を務めており、近鉄、オリックスの球団合併、球界再編問題でも主導的な役割を果たしてきた。同氏の辞任により、これらの議論への影響は避けられない。
一場投手は大学球界を代表する右腕で、巨人志望が明らかになっていたが、この日、白紙に戻す意思を示した。明大野球部はこの日、一場投手を謹慎処分とした。今後、所属する東京六大学野球連盟に報告し、日本学生野球協会の処分を待つ。制度では、処分を受けても、その後、プロに進むことはできるという。 (08/14 00:43)
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦です。以下に簡潔に書かれているとおりである。
以下の記事は、ここの「ふじむら掲示板」の投稿文である。
（転載貼り付け始め）
[4562] 宮内氏とナベツネ。 - 投稿者：テッド 投稿日：2004/08/29(Sun) 21:26:21
宮内氏とナベツネについて、私が知っていることを投稿します。
関西テレビが放送している、『ぶっちゃけ！生タマゴン』 という番組に、『ゲノスポ☆パンチ』というコーナーがあります。
（引用始め）
■ゲノスポ☆パンチ
スポーツ界、特に野球界で起こっているニュースをプロ野球解説者きっての論客、金村義明（かなむらよしあき）が軽快かつ鋭く切り込んだタッチでお送りするコーナー。試合中のスポーツ選手、
首脳陣達のウラの心理まで読み込んで織りなす解説は必見です！
http://www.ktv.co.jp/b/tamagon/
（引用終わり）
このコーナーで、金村義明氏がこんなことを言っていました。
１．ナベツネは、宮内氏がオーナーになろうとしたときに、
オリックスのような金融サービスを行っているような会社は、
ふさわしくないと反対した。
２．そのために、２人の仲は険悪になり、
巨人はオリックスとオープン戦を組まないという措置に出た。
オープン戦といえども、巨人と試合をすれば大きな収入になるので、オリックスとすればこれは痛い。
１．についてだが、大阪ドームに武富士が広告を出した時にも反対していたから、ナベツネは、金融業なんて卑しいものだ、とでも考えているようだ。
（引用始め）
宮内氏は、おそらくナベツネの失脚の一連のスキャンダルを背後で操っているのではないか。宮内氏自身はナベツネに気に入られている子分のようなフリをしながら、機会が来ればナベツネに襲いかかって、日本の野球利権を奪い取ろうとしているだろう。
ぼやき「５８４」から
（引用終わり）
宮内氏は、スキャンダルでナベツネへの復讐を果たし、野球利権を奪うつもりだろう。
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦です。それで、その「今日のぼやき ５８４」の該当箇所を転載します。 アルル君の文です。
（転載貼り付け始め）
この会議（ 註「総合規制改革会議」） を仕切っているのが、オリックス会長の宮内義彦氏である。宮内氏は、カルト経営者の稲盛和夫氏と同じように、米国型の姿に日本社会を構造改革をするべき役割を負わせられた人である。宮内氏は、おそらくナベツネの失脚の一連のスキャンダルを背後で操っているのではないか。宮内氏自身はナベツネに気に入られている子分のようなフリをしながら、機会が来ればナベツネに襲いかかって、日本の野球利権を奪い取ろうとしているだろう。従来、ナベツネの「読売新聞」を通して日本国内のパブリック・リレーション（ＰＲ）を行っていたアメリカとしては、ここで宮内・オリックスや稲盛・京セラの勢力に宗旨替えしようとしていると思われる。
宮内氏は、米国型に日本経済を改造することで、うま味をすくい上げていこうという哲学を経営に取り入れている、「アメリカの手先」である。アメリカのビジネス・インナーサークル（その最たる例が、アメリカ商工会議所の出先機関である在日アメリカ商工会議所＝ＡＣＣＪ、グレン・フクシマ系）と結託して、日本のビジネスをアメリカ企業に開放させ、そのおこぼれにあずかろうという発想で動いている人たちである。
オリックスの宮内会長といえば、あおぞら銀行（旧日本債券信用銀行）の買収劇の際にも、サーベラスという外資系投資ファンド（代表は、ダン・クウェール 父ブッシュ政権副大統領）とのつながりが噂された。一部週刊誌では、宮内氏自身がサーベラス・ジャパンの、「アドバイザリーボード・チェアマン」に就いていながら外資参入を促す、「総合規制改革会議」の議長を務めている事実が暴かれた。
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦です。以上のようにして、中曽根、ナベツネら、第一次世代ネオコン＝キッシンジャー派が、日本国内の権力者の座から追い落とされつつある。一方で、小泉純一郎、竹中金融大臣、宮内義彦 たちは、一方で、日本歯科医師連盟の一億円の政治献金問題で、橋本派を黙らせながら、日本国内をこのあともまとめてゆく。 この先どうなってゆくかも私には読める。 副島隆彦拝
[3829] 【3816】NYさんへの返信です。 投稿者：青山 省吾 投稿日：2004/09/02(Thu) 01:32:11こんばんは、青山省吾です。
9月です。後4ヶ月で今年も終りです。最近はカミさんにパソコンを乗っ取られて返信を書くのが遅くなりました。NYさん、最近の世相を書いて頂き有難うございます。1990年の日本が景気が良かった時のピカピカの街の感じなのかなと想像しています。アメリカから帰国したとき東京、横浜の友達のところを寄って回ったのですが車窓からの車は新車ばかり、建築ラッシュで繁華街は新しい奇抜な建物が多かったのが印象に残っています。
さて、NYさんは日本には頻繁に帰国されますか。最近の日本は私がいた頃のアメリカのようなものです、買い漁っているのが日本人からアメリカ人に変わり、場所もアメリカから日本へ。
最近印象に残ったことですが大阪、梅田にある旭屋書店（大型書店）に本を物色しに行った帰りの光景ですが東京スター銀行という外資に乗っ取られた銀行が開店してました。内装はアメリカ白人に乗っ取られた銀行なのでスターバックス風といえばいいのでしょうか。お洒落に作ってます。で、日本人の金持ちを顧客の対象としてます。この銀行から一歩外に出ると路上には浮浪者が転がり、歩道はゴミが溢れています。店の中から外、外から東京スター銀行を見ると最近の日本が置かれている悲惨な状況が見てとれます。皮肉なことにすぐ傍には新生銀行があります。日本がバブルの頃のNY、最近の日本の違いは日本人は高値でつかまされ、アメリカ白人は安値で買い叩いています。
ここの掲示板で頻繁に紹介されているTORAさんのホームページ株式日記にある記述です。→ 転載貼り付け開始
オリックスの宮内義彦会長こそ怪しげな外資の
水先案内人だった。彼こそトロイの木馬なのだ。
（2004年8月30日 月曜日）
※詳細は読んでいただけないでしょうか。
アドレスは→http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu77.htm
→ 転載貼り付け終了
UFJ解体と、ダイエーのウォルマートへの叩き売りと小泉・竹中は散々掻き回しています。アメリカ白人にババをつかますのなら構いませんが同じ日本人にツケを回そうというのですから。
また、ソフトバンクが固定電話を安くで提供とNTTを揺さぶっています。しかし、規制緩和と言ってNTTの施設・回線網を使ってのサービス提供ですから無茶苦茶な話です。
国有財産を使って一個人の孫正義氏とそれに関わる面々の懐を潤す訳ですから、誰の為の緩和なのかと言ったところです。
例えば、石油で例えると牛耳っているメジャーに抑えている油田、油井の施設・パイプライン・船を安くで貸せというのとなんら変わりません。こんな馬鹿な取引はありません。
マスコミがいう規制緩和とはおかしなものです。
最後にNYさんの義姉が不動産業をされているとの事で、3、4年ぐらい前からニュースでアメリカの不動産業が渋くなってきてるとやってました。また、世界各地からの移民の流入が不動産が下落しかかっているのを支えているとも聞きました。
話しが飛びますがアメリカ人の8人に1人（家族4人の世帯）が収入が200万以下？とニュースで報道してました。アメリカの人口2億8千万人の比率ですると約3500万人になるみたいですが統計なんてどこの国も実数より控え目に出すと私は思っていますので不法滞在のカウントされない人達をいれたら単純に2倍の7000万ぐらいいるのかなと思いました。
NYさん私はビル・トッテン氏の本が好きでよく読んでます。何かお勧めの本があったら教えて下さい。
[3828] ブッシュまもなくケリーを逆転か 投稿者：とら 投稿日：2004/09/01(Wed) 12:35:41お世話になってます。
しかし、最近まで、世論調査でケリー優位でしたが、
副島様のご指摘どおり、差がつまってきましたね。
すでにブッシュ逆転のデータもあります。ずるがしこいブッシュ陣営のことですから、
まだ、トドメの一撃を隠し持ってるのでしょう。
そうだとしたら、
いつ、どのような形で出すのかがみものです。
副島様ご指摘の、クリントン夫妻による陰謀説は、
Madame Hillary (R. Emmett Tyrrell Jr.)にも、よく似た
記述がありました。
アメリカのアンチクリントンの知識人のあいだでは、
この話は一般的なものなのでしょうか。
とら拝
http://blog.livedoor.jp/eatdinner/
[3827] Re[3825]: 構造とグローバリズム 投稿者：ひとし 投稿日：2004/08/30(Mon) 10:24:08はじめまして。ひとしと申します。副島先生の本は２０冊以上読んでおります。医療従事者（医師ではありません）の４０代の男です。現在構造についてここのサイトを読ませて頂いておりますが、長さんの引用は大変参考になりました。小室本から社会学上の構造ー機能分析の理論を知り、時間軸はおそらく逆になりますが人体の構造ー機能を再認しようとしている段階です。しかし欧米の医学書を読んでも構造とは彼らにとってあまりにも自明なことなのか、歴史的な事実を知らない私には今ひとつすっきりしなっかた。かろうじて養老孟司の「形を見る」で形態の意味がわかりかけている程度です。
視点移動でも変化しない性質が構造であるという一文を読み、「そうか！」と思いました。さらに主体の存在の問題です。私が患者の治療に当たるとき実感として感じるのは、たとえば関節は私に関係なくそこに存在しているが、機能は私の解釈によって新しい発見がありうるということです。この機能の解釈は実際に患者の治療に実践応用することでその正誤が即時判定されます。たとえば５０肩で肩が挙がらない患者に肩の構造上のある要素の連関だけを変化させると、肩が挙がる・変わらない・逆に挙がらなくなるという結果が得られます。まさに実験という手法にほかありません。
ここにおいて「機能という視点が出てくると、再度主体（観察者）が現れる」と解釈してよろしいでしょうか？
次にグローバリズムと構造の引用について考えます。最近私が考えるのは日本人が日本人である（あり続ける）とはどういうことなのかということです。よくある論調は全て日本（人）が存在しているという前提から始まっているような気がします。まるで日本（人）が「ある」のが当然のように。私は在外日本人の掲示板にも投稿したことがありますが、この在外日本人の方々がもし３世代にわたり在外居住をされたら、その３世代目の人は日本人というアイデンティティーを持ち続けているだろうかと考えてしまいます。現実として日本語が話せない日系３世が多数であるという事実が存在します。果たして日本（人）とは何なのか？、日本（人）を日本（人）たらしめているのは何なのか？つまり視点を変えても変わらない構造とは何か考える必要があると私は考えます。何か近代国家という定義を超えたもの、私はそれをカミから無条件に与えられたこの土地と日本語そしてモンゴロイドにあると提案いたします。
[3826] Re[3817]: 山下 様 投稿者：会員番号1115、牛丸(仮名) 投稿日：2004/08/29(Sun) 14:37:51＞「事実」とは「現実に起こり、または存在する事柄」
・「感じた」という現象は、脳内の生化学反応に還元されるから、
「現実に起こり、また存在する事柄」です。
また、調査対象に対して、「どう感じたか」尋ねるアンケートは、事実に基づかない調査ですか？・私は、個人的に見たゲラの絵と、公表された表紙絵と本文の絵のサンプルという、「事実」を見て、「これは読むに耐えない」と判断しました。それで十分だと思います。
・sollenとseinが分からないのであれば、事典などで調べて下さい。
＞まだ結果が出ていない段階でそのような結論を下すのはどうかと思います。
・結果は既に、表紙絵と本文サンプルという形で出ています。これだけで判断するのには十分です。
・断言しますが、青木某は、「人生の負け犬（loser)」です。
ただ発注者の言われるままに、主張も個性もないイラスト画を、だらだらと描いて、一生を終わるだけの男です。
こんな人物に、いくら目をかけてやっても、全くの無駄です。
・副島隆彦とその弟子たちは、小林よしのりの猿真似などせず、まともな文章と言論とで、地道に思想を伝えていけばいいのです。
そうすれば、その思想を享けたマンガ作品も、いずれ別のところから、生まれてくるでしょう。
多くのマンガ家は、資料として、本はちゃんと読んでいます。
[3825] 構造とグローバリズム 投稿者：長（２５０２） 投稿日：2004/08/29(Sun) 10:06:24
『はじめての構造主義』 橋爪大三郎著 講談社現代新書（１９８８年）より（引用開始）
マルクス主義によれば、人間社会は歴史法則によって支配されている。この法則は、絶対的（科学的真理）だから、動かすことができない。たとえば、資本主義社会がやがていきづまって解体し、社会主義・共産主義社会に道を譲ることは、もう決まっていて、いくら資本家がじたばた騒いでも、どうにもならない。この歴史の道筋をしっかり認識するのが、マルクス主義の基本である。
（引用終了 P.１７）
ところが、構造主義は、マルクス主義の言うような歴史を否定し、人間や社会のあり方を、歴史抜きに直視する方法を発見したという。人間社会には自覚できない無意識の「構造」（不可視の構造ともいう）があって、時間が経過しても不変であり、西欧的な意味での「主体」や「人間」を否定するという。
「主体」の英語は、 'subject' で、 ラテン語の語源は、sub-'under'+ -ject,jacere 'to throw'＝「下に投げられたもの」という意味である。
橋爪大三郎氏の著作によると、１６世紀初頭に「遠近法」が絵画の制度となったことによって、「視る主体」が誕生したという。
（引用開始）
視点とは、この世界を視ることを自覚した、人間の視点だ。「視る主体」の誕生と言ってもいい。世界は、物体オブジェクト（＝客体＝客観）の集まりである。それ以外のもの（神や霊魂）は、どこにもみつからない（のではないか）。そして、世界を視るのは、私だ。私は、視る主体サブジェクト（＝主観）である。いちおうこの世界の物体ではあるが、特権的な物体、つまり、他の物体を視ることのできる物体である。
（中略）
主体（ subject ）とはもともと、「神の下にあるもの」「臣下」といういみだったらしい。ところがルネッサンス頃になると、人文主義の影響で、人間もだんだん生意気になってきて、地上の主人みたいにふるまうようになった。そこで、主体といえば、「客体を自由にする主人」みたいな、積極的・能動的な意味になったようである。
（引用終了 「同上」 P.１６１）
ところが、射影幾何学の登場によって、構造が浮かび上がって、主体が消えるという。射影幾何学についての説明は、１６６ページから書かれている。つまり、視点が移動すると、図形は別な形に変化する（射影変換される）が、そのときでも変化しない性質（射影変換に関して不変な性質）を、＜構造＞というという。
（引用開始）
ところが、遠近法をヒントに、射影幾何学が登場する。ここでは、視点は一定せず、あちこち動きまわる。視点（主体）の差異が無視されることで、対象の＜構造＞が浮かびあがる仕掛けになっている。＜構造＞は、ひとりの主体（視点）が自分にこだわって、世界を「認識」しようとしているあいだは、現れてこないものなのだ。
この射影幾何学の体系化をきっかけにして、数学における構造主義が誕生した。こんなふうに＜構造＞を研究するのは、そもそも、主体とか客観とか、なにか実体を考えてしまう発想とは対極的である。レヴィ＝ストロースは、代数学の＜構造＞の話しかしなかったみたいだけれども、幾何学の＜構造＞にも話を広げてみれば、構造主義の方法のなかで主体が消えていく理由が、よくわかる。
（引用終了 「同上」 P.１８９）
ところで、グローバリズムというのは、主体（グローバリスト）が、客体である「構造」を支配、操作しようとする思想であろう。
その「構造」について、副島隆彦氏は以下のように述べている。
（引用開始）
さらに言うが、あのフランスの現代思想である構造主義 Structurism の「構造」というのも、この「神の予定調和」と同じものである。だから「構造」は、人間たちの意思などでは変えられない。変わらないから「構造」というのである。分かったか！
（引用終了： 「アメリカの秘密」 副島隆彦著 P.１１６）
つまり、グローバリスト（主体）は、変えられない「構造」を支配、操作しようとするが故に、破綻するのだろうか。
そして、変えられない構造とは、「文明」のことでもあるのだろうか。過去の有料のぼやきより。
（引用開始）
ここで、念を押しておくが、 civilization シビライゼイション 文明 というのは、世界4大文明のことで、これは、今も続いているのであり、私たちは、黄河文明の中の東の一部、なのだ。
（引用終了）
この４大文明とは、ギリシャ、ローマ文明、チグリス＝ユーフラテス文明、インダス文明、黄河文明のことである。
従って、グローバリストは、この４大文明の全てを一括して支配することは出来ないのであろう。しかし、一方で、グローバリズムもなくならないであろう。
（引用開始）
ユダヤ教では、救済はユダヤ人にのみ与えられる。神はいつか、ユダヤ人をこの世の支配者にする。
（引用終了： 「日本人のためのイスラム原論」 小室直樹 P.１７０）
現在は、イラクをイスラエルにしようとしているのだろうか。
（引用）
イスラエルは強大になり、ユダヤ人が神から授かったと聖書にあるユーフラテス川からナイル川までの「約束の地」を領土として持つようになる。
（田中宇氏のホームページ ２００４年７月２１日より 全文を読まないと、誤読します）
以上です。しばらく、構造について考えていたので、このような内容になりました。
[3824] Re[3823]: Re[3819]: お願い 投稿者：アルルの男・ヒロシ 投稿日：2004/08/28(Sat) 15:24:12会員番号１２５９さんありがとうございました。
ソースとして、フロリダの「サンクトペテルブルク・タイムズ」が見つかりました。
http://www.sptimes.com/2002/12/08/Worldandnation/Saved_from_Saddam__In.shtml
[3823] Re[3819]: お願い 投稿者：会員番号１２５９ 投稿日：2004/08/27(Fri) 18:24:48＞実際にこの話題について扱っている情報サイトでも構いませんので教えてください。「gooテレビ番組ナビ[東京版]」から転載します。
（転載開始）
報道ステーション
8/24(火) 21:54 >> 23:10
テレビ朝日
定時総合ニュース
潜入!!米国内にイラク人6000人が住む町が…幽閉状態フセイン直属部隊将校が独占告白…アメリカにだまされた▽アテネ野球＆体操
報道ステーション◇米ネブラスカ州の州都リンカーンには湾岸戦争以後、６千人ものイラク人が移住している。理由は明らかにされていないが、番組はフセイン政権の共和国防衛軍元大佐にインタビューを行った。彼はフセインの市民への反乱鎮圧命令に従わず、ＣＩＡに軍の情報を提供し、その保護下に入った。アメリカは彼らを”自由の戦士”とたたえたが、今の生活は米政府の監視下にあり、全く自由はないという。
http://tv.goo.ne.jp/program.epg?category=1&mode=14&sdate=20040824&shour=21&site=014&sminutes=54&station=0007
（転載終了）
[3822] 『人類の月面着陸は無かったろう論』に対する感想メールを転載します。 投稿者：副島隆彦 投稿日：2004/08/27(Fri) 16:56:48副島隆彦です。 最近来ていました、私の『人類の月面着陸は無かったろう論』に対する感想を私あてに書いて来たひとたちのメールを転載します。（転載貼り付け始め）
（１） From:＊＊＊＊＊＊＊＊
To: gze03120@nifty.ne.jp
Sent: Sunday, August 15, 2004 2:04 PM
Subject: 「人類の月面着陸はなっかたろう論」を読んで
「人類の月面着陸はなっかたろう論」を大変面白く読ませていただきました。昔から疑問に思うことがありました。 本の表紙こそ嘘ではと思います。なぜ、月の上に足跡が残るのか不思議におもいます。昔から変だなと思ってました。
焚き火の跡の灰の上には足跡は残らない。雨の後なら残るのに水分のあるところでないと残らない。乾いた砂には残らない。真空ならば水分がないのでは。月には水分があるのですかね。？？テレビ番組は見そこねました。もしあれば，おっくていただけないでしょか。送料 その他は、お送りしますので。いい本を読ませていただきました。 久々に心がおどります。 ＊＊＊＊
＊＊＊＊さまへ
副島隆彦です
拙本への感想のメールを有り難う御座います。
月面での足跡も何よりの証拠だ、と私も思います。この「月面の足跡」は、周囲の物との比較で長さを測ると５０センチぐらいなのだそうです。一から十までこの調子ですから、私は自分が書いた「月面着陸は無かったろう」という主張は正しいと思っています。月面着陸はあったようだ、という証拠や主張は全く現れません。
ですから、「人類の月面着陸は在った、在ったに決まっている」と信じて疑わない人たちは、これからも、いきり立って、私の悪口を言うでしょう。しかし、このNASA肯定派の人たちほど、ひとりづつ、深刻な自己猜疑の念に駆られて、夜も良く眠れないと思います。自分が信じ込んだことよる自滅の劇をずっと、このあとも何年でも続けるがいいのです。
私の知ったことではありません。
私は、この本を書きながら、自分で作った一文で、大事にしている一行があります。それは、「人間は、どんなに馬鹿でも、自分が深く信じて言った（書いた）コトバにだけは忠実だ。（簡単には、撤回できない）」というものです。私は、彼らがのた打ち回る姿を、この世紀の大
捏造事件のおしまいまで冷酷に目撃し続けます。 副島隆彦拝
（２） はじめまして。月面着陸の本読みました。面白かったです。中学生の息子が熱心に読んでいたので、盗み読みですが。年末のテレビも見ていたので、続編がない理由もやっとわかりました。世の中柔らかい頭を持つというのは大切なことですね。
この月面着陸のとき私はほんの子どもだったのですが、白黒テレビで放映されるたび親に聞いたことがあったのを思い出しました。地球出発のときにたくさんつけていた燃料タンクをいくつも切り離して小さくなっていったのが印象的だったのに帰りは、どうしたんだろう、っということが不思議でならなかったので、どうやって帰ったの？ と聞いたのです。
そのたびに、周りから、どうにかしたのさ、月から帰るのは楽なのよ。と、言われたものです。月から帰るのが楽かどうかなんて、行くまでわからないのに勇気あるな、それにそんなことあるのかなーなんて思ったものでした。でもそんなことすっかり忘れて、その後は、当たり前の出来事と思ってすごしてきたので今回の事実解明はとっても新鮮でした。なんですっかり信じていたんでしょう？ よく考えると変ですよね。
私は、物理の知識なんてないただの主婦ですが、やっぱり変だと思う。もう、再現するには、資料も会社もないなんて、ありえない。大事にとってますます改良して、発展させるのが、普通です。その発言が一番あやしかったように思います。頭さえ柔らかかったら、すぐみんなにもわかることです。
いろいろあるでしょうががんばってください。また、テレビを見てない人用に詳しい内容を載せてはどうでしょう。見てない人には、わからないことが多かったように思いました。では、お体に気をつけて。 ＊＊＊＊
＊＊＊＊さまへ
副島隆彦です
メールを有り難う御座います。中学生のお子様が、私の本を自分で買って読んでいたというのは、私に取りまして大変嬉しい話です。 若い世代が、多くの虚偽を乗り越えて、次の時代を切り開いてほしいからです。私は、どんな迫害にも負けないで、ただひたすらより真実らしきことを追究して行きます。普通の人間たちというのは、本当に騙されやすい人たちです。自分は騙されていないと、信じ込んで、そして騙されています。 私自身もまだまだたくさん騙されながら生きているのでしょう。きっと深く疑う精神をもっておられる優秀な貴女のご子息の成長が楽しみですね。 副島隆彦拝
こんばんは。
お返事がもらえるなんて夢にも思わないとはこのことです。ありがとうございました。息子に自慢しなくては、、、。その息子ですが、本は読むけど感想文など大嫌いという男でしたが、今回よほど感じるところが
あったのでしょう。夏休みの宿題として、なんとこの本で感想文を書き上げたのです。こんなことは、初めてのことで、しかも、親ばかですが、とても熱意のある、りっぱなものでした。びっくり、というか、
感動しました。要約すると、物事を鵜呑みにしないことの大切さ、理論的に考えたり自分なりに考察することで、情報から身を守る、という内容だったのですが、子どもの方がよっぽど柔軟に真実を受け入れる
のですね。もうだまされないようにしたいと、誓ったようです。今回、お蔭様で親子共々考えさせられました。本当にありがとうございました。今後ともご活躍され、いろんな角度から、情報をお伝えくださいますよう、かげながら応援いたします。お体を、大切に。 北海道 ＊＊＊＊
（３） ----- Original Message -----
From: *******＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Friday, August 13, 2004 8:58 AM
Subject: 執筆これからも頑張って下さい
＊＊＊＊です。「人類の月面着陸は無かったろう論」を読みました。大変面白かったです。アポロのクルーは月へは行ってない事を強く確信しました。米国の本質は騙しである事に気付きました。米国こそ諸悪の根源です。日本経済をさらに悪化させようとしています。早く米国が消滅して下さい。米国の陰謀や謀略を全部暴露して出来れば潰して下さい。日本経済政策への米国の介入をやめさせて下さい。アメリカ帝国の属国から解放させて下さい。出る杭は打たれますが全然めげないで頑張って下さい。世間に絶対負けないで下さい。応援しています。お体をお大事に頑張って下さい。 ＊＊＊＊
＊＊＊＊さまへ
副島隆彦です
拙本をお読みいただき有難うございます。激励のメールを有り難う御座います。私は、今のところはまだ大丈夫です。この先どうなるかは分かりません。自分の運命を引き受けながら、行けるところまでぐいぐいと押してゆこうと思います。「全然めげません」。 副島隆彦拝
（４） 御返信ありがとうございます。副島先生が旧式の知識人になることは、当分まだまだ無い、と考えております。私は、働きながら、1年に300冊以上の書物を読む、という生活をもう20年位続けています。
私は、お世辞は嫌いですが、副島先生は、まぎれもなく世界でトップレベルのインテリジェンスの持ち主です。私の読書歴知識歴の中で、これ程の知識と認識力、人間としての誠実さを持った知識人は他に居ません。自分の売名行為に忙しい日本の知識人の中で先生のように自分の知恵を後進に分け与え、後進を育て、日本と世界の為に役に立つ人材を育て残そう、という志は、高く称賛されるべきものと考えます。
先生のような方は体を大切にして長生きし世の中の役に立つ言論活動を末永く行って頂きたい、と思います。先生が人間として知識人として長生きする事が先生の為だけでなく、世の中全体の為でもあります。
どうか御自愛を願います。がんばってください。応援しています。とりあえず御挨拶まで・・・ ＊＊＊＊
（５） ----- Original Message -----
From: ********＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Tuesday, August 10, 2004 8:28 PM
Subject: 新刊書について、感想
「人類の月面着陸はなかったろう論」という本を、月刊「ムー」の書評欄で見つけ、早速インターネットで購入した。そして読んだ。
I found it very 200 interesting, fascinating, and challenging.
今時、かのエゴイスト国家集団アメリカに刃向かう人間がいるなんて という感想だった。自分は署名は忘れたが「なかったろう論」にも紹介してあった本を前に読んでいたので、その論旨には全く違和感はなかった。
あのころ自分はまだ中学生か高校生。海外短波放送でその実況を聞いた。西山千さんが同時通訳していた。あれから５０年。そのころは全く疑いはなかったが、今となっては若い純粋な心をふみにじりやがって、という強い懐疑の念がある。
この本に対して卑劣な攻撃をする輩がいるのですね。「田中角栄」のことを書いた何とか言う人のことは自分は最初から気に入らずはなから信用していなかったのですが、やはりそういう正体の人だったのですね。
閑話休題。筑摩新書の「英文法の本」も３つとも読みました。とても斬新でした。一部自分の考えていたこととも共通する部分がありとても共感した覚えがあります。これからも第２弾、第３弾と次々に攻撃の手をゆるめず最終勝利を勝ち取ってほしいとおもいます。申し遅れましたが、 私は福岡県在住の一市民です。 ＊＊＊＊
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦拝