> ＞Rising Sun> てめえの言ってる電波なんかだれも聞きたくねえよ。
> ここは多くの人間が重宝してる場所なんだよ。
> おまえのつまらない悪戯でどれだけの人間が迷惑してるか考えたことあるか？
> こんだけ周りの人に罵倒されてもゥ分が正義だと思い込めるんだからおめでたい頭してますなまったく。
> やめません？
> 見苦しい・・・・。皆自分が正いと思ってるんですよ。もし間違いに気付いたら直せば良いだけです。
私は単に人に私自身の経験を打ち明けただけで電波を聞け等と一度も強制した事ありません。嫌なら聞かなけりゃ良いだけじゃないですか、まだ当分なら民主主義が続くでしょうから！又、つまらない悪戯 であったり見苦しい事をしてるとは毛頭思いません。むしろ、大変有益な議論をしていると思ってます。見苦しいのは副島先生が自分の無知もわきまえずに私と松田聖子、坂本龍一、演歌と比べたり、その他諸々私が反論文の中で述べた事柄です。もし貴方に出来るのなら、私が副島先生に出した沢山の真面目な質問や挑戦にどう答えるか示して下さい
『こんだけ周りの人に罵倒されても自分が正義だと思い込めるんだからおめでたい頭してますなまったく。やめません？ 見苦しい・・・・。』
何て仰る前に。
> ＞Rising Sun さん> 残念ながら、あなたの書き込みには「市場価値」がないということ。
> そんなにご自分のご意見が立派なら、自分のＨＰを作りなさい。
> あなたの書き込みは、暇だけはある、他メとコニュニケーションをとることができないネットオタクそのものではないか。人生棒に振る前に、人があなたの訴えにィを傾ける表現力なり技を鍛えてください。自己の表現力のない人間が「人の真似」をしても、パロディにもなりません。限りある人生の時間を無駄にしないでください。「市場価値」がないが無い根拠を教えてもらえますか？ 貴方は御存じないでしょうが、今まで何回かこの掲示板で『他者とコニュニケーション』を取らせて頂きました。特に今回の『今日のぼやき』への反論は副島先生への挑戦だけを意識しました。故に他者とのコニュニケーションは考えていませんでした。まあ彼に直接EMAIL為るという手もありましたね。 最後に、私の文章はかなり説得力があると確信します。表面的な誤りや、感情的な表現を省いて見て下さい。もし貴方に出来るのなら、副島先生が言う様に人から絶対利用されない為に一体どんな生き方をしたら良いのか答えを下さい、その他の重要な質問の答えと共に。そこで、貴方の表現力のすごさを見せて下さい。
貴方は私の書いた反論文の事の本質より余程表面的な表現が気に入らなかったようですね。私の敬愛する小室先生だって 「ざまあみたか」「これでぐーの音もでめえ」等の感情的表現が私の持ってる本には沢山ありました。今度具体的に示しますよ。ひょっとしたら貴方はご存じ無いかもしれないが、これまでの私の投稿文で一度も礼儀をわけまえ無かった事は無いと思いますが。勿論貴方が私を四六時中礼儀をわきまえ無い人間と思っているとは信じてませんが。『「??なら??してみろ！」という論理の流れがちょっとおかしいです。』 -- まあ色々と私の文章の表面的誤り を指摘して下さって御苦労さまです、本当！
でもそんな事より、例えば貴方なら、副島先生が言う様に人から絶対利用されない為に一体どんな生き方をしたら良いと思いますか？ まあこれは数多く出した重大な質問うちの一つですが。
＞Rising Sun さん残念ながら、あなたの書き込みには「市場価値」がないということ。
そんなにご自分のご意見が立派なら、自分のＨＰを作りなさい。
あなたの書き込みは、暇だけはある、他者とコニュニケーションをとることができないネットオタクそのものではないか。人生棒に振る前に、人があなたの訴えに耳を傾ける表現力なり技を鍛えてください。
自己の表現力のない人間が「人の真似」をしても、パロディにもなりません。限りある人生の時間を無駄にしないでください。
貴方は誰が最高のモーツアルト弾きだと考えますか？ 一位から五位まて教えてくれませんか？ちなみに、貴方はプロの音楽家、又は評論家ですか？ それとも、愛好家ですか？
山下は音がひどいそうですが、貴方はJoseph Szigeti のバッハを聞いた事ありますか？ 多分貴方ならSzigeti は音が汚い、天才的だで終ってしまうかもしれませんね。ちなみに、貴方の『彼のテクニックはすごいんですが速く弾きすぎて音がひどいんです』が全く理解出来ません。 当然、速く弾きすぎているとも思いません。しかし、あなたの意見は意見として尊重しますよ、間違わないで下さい！ああ、それから貴方はどのクラシック ギターリストの音色がきれいと思いますか？
『福田伸一は「進一」ですよ。彼も最近落ち目だなぁ』何を根拠に言っているのか教えていただけませんか？
一所懸命Rising Sunに反論しようとしておられる皆さんへ、最初にことわっていたはずですよ、私の感情的な表現は副島先生のやつを私流のやり方で真似ただけだと。まあ、貴方方に取ってみたら、ちょっとやり過ぎでしたか？ 貴方方は副島先生が感情的又は超ごう慢な表現をするのは許せても、私が為る事には反対なのですか。理由はいろいろあると思いますが。まあ、私が貴方方の立場なら、同じ様に怒ってるかもしれませんね。ただ、一つだけお願いしたい事は、私の書いた文章の表面的誤りを細かく指摘されようと為る事より、私が先生に真面目に出した数々の問いに対し貴方方は私と同じ日本人としてどう思うかです。大変深い問題です。それは、民主主義の限界という事であるかもしれませんし、し烈な情報操作、教育、個人の使命等、様々な根本的問題を含んでます。
ちょっと揚げ足取りみたいで恐縮ですが・・・＞一体、今現在世界中で一体何人、内田以上にモーツアルトの真の魂を理解し完璧な技術で弾きさばける人がいるか聞いてみて下さい。 先生の知り合いが本物の演奏家又は評論家なら答えはほぼゼロと答えるのは間違いありません。
↑これはちょっと怪しいですね。内田さんは確かに有名ですがあの人の弾き方はちょっと感情的すぎるとは思いませんか？やけにスピード変化させるし変にむらがあるし・・・「答えはほぼゼロ」完全に間違ってますね。
＞ 2000年現在、内田を除いても、山下 和仁、福田 伸一等多くの日本人が内田かそれ以上の世界レベルに達し各地で絶賛されています
↑山下もちょっと天才肌すぎちゃって・・・彼のテクニックはすごいんですが速く弾きすぎて音がひどいんですよ。福田伸一は「進一」ですよ。彼も最近落ち目だなぁ・・・
＞Rising Sunてめえの言ってる電波なんかだれも聞きたくねえよ。
ここは多くの人間が重宝してる場所なんだよ。
おまえのつまらない悪戯でどれだけの人間が迷惑してるか考えたことあるか？
こんだけ周りの人に罵倒されても自分が正義だと思い込めるんだからおめでたい頭してますなまったく。
やめません？
見苦しい・・・・。
10/6のぼやきについて
全体の流れから、全てがRising sun君に対する言辞ではないでしょう。それを何を勘違いしたか、恐ろしく執拗な抗議文が掲示されていました。ここまで幼稚で傲慢な人間がいる事に深い絶望感におそわれました。（彼は本当に”聖なる暴言”だ。）最近の書き込みは、ちょっとした知識をひけらかす傾向が強かった様に思います。松本さんの様な方が折角参加されて、議論のレベルも 格段に上がったのに一方では、市場経済の基礎さえも知らない様な言論が繰り広げられていたことには嫌悪感を覚えました。浮ついた議論ではなく、日本の国益に立脚した議論をそれぞれ自分の持ち場で考えなければなりません。やはり、生活上か、生得的か必然性に駆られてこのサイトに参加しているのです。その必然性を感じられない言論（自分の現状の不満を糊塗しているだけのこじつけ議論）はチャットと同じです。（こういうと植田さんあたりから反論が来るかもしれませんが。）何か現在の平和ボケ日本を象徴している様ですが、遊びではないのです。私は副島先生の今回のお叱りを厳粛に受け止めています。簡単に感想まで。崎谷博征 拝
あまりに長文なので引用していちいちレスをつけることはしませんが、すこし言わせていただきます。ちっとは他の利用者のことも考えてください。長すぎるし、品位がなさすぎます。どうも副島氏の文体を真似して激しく断定したり罵倒しているようにも見えませんので、あなた自身の言論の信用性を下げることにしかならないと思います。噂の真相の投書欄じゃないんですから。
たとえば
Rising Sunさん、「〜なら〜してみろ！」という論理の流れがちょっとおかしいですよ。きっと興奮していて読み返す余裕がなかっただけだとは思いますが。
と、こう書けばはたしてそうかどうか議論になりますが、徹底的に数学的論理的思考で書く小室先生の愛読者とほざいていながら、なんだこの感情剥き出しの非論理的白痴文章は！「超常識の方法」でも精読しろこの超馬鹿が！！！！己に跳ね返る罵倒をするんじゃねえ！！！！
なんて書かれたら不愉快でしょ？内容に言及する前にその態度を問題にしなければならなくなって非生産的です。
ですからちゃんと礼儀正しくやってほしいものです。まあ、私信ならどう書こうと御勝手ですが、ここは掲示板なんですから。反論すること自体は望ましいことだと私も思います。
でも
増田先生というのは船井幸雄氏と共著を出してるやつだろ。道理で波動がどうたらこうたらとちょっとトンデモ入ってるわけだ！なーにが宇宙的な愛だよ！１％で数百万人だの時間的ギャップ無しだのどーやって計測するんだそんなもん！その根拠をこのオレに納得出来る様に説明してみろ！どうせできないだろうけどな、この阿呆には！！！！！！！なんて書き込みをする人がいたらあなたと意見を異にする私でも不愉快ですし、まともな議論ができるとは思えません。
この掲示板をごらんのみなさん、どうか「気軽にではなく重たい気持ち」で書き込みをして、せっかくの情報交換の場を荒らすことが無いようにしましょう。
P.S そういえばFITOMAROさんのとこはお邪魔しましたがこの掲示板はお初です。よろしくお願いします。
１０月８日に投稿した「かたせ」と言います。
「自分のみじめさ」ということを書こうとして、あんな投稿内容になったですが、失敗でした。ただ、単に、理性をなくして、胃の中につかえていたものを、その辺りに撒き散らしただけの汚らしい告白になりました。読まれた方は気分を悪くされているかもしれません。本当にごめんなさい。
にもかかわらず、直弟子９９さんから、ご対応のレスがありました。本当にありがとうございます。はじめてなものですから、あのように反応いただくことで私がどれだけ助かったでしょう。このサイトを運営されている縁の下の力もちの方だとお察しします。本当にご苦労さまです。また、「たいへん勉強になりました」との過分のコメントをいただいたことも、感激の極みです。また、このサイトの発言者も紳士的な方がほとんどだと思います。私は、このサイトには、とても好感をもっております。直弟子９９さん、本当にたいへんだとは思いますが、がんばってください。応援してます。
さて、１０月８日の告白をしたことで、おかげさまで、自分の頭の整理ができましたので報告させてください。覇権国のリベラルというのと属国のリベラルというのは、意味がまったく違っているのではないか、と思いました。
私は、たまに空想します。もし日本に生まれずに、２０世紀の別の場所・時代にうまれることができたなら、と。ローズベルト大統領の下で「ちゃきちゃきのニューディーラー」（片岡先生のこの表現を私は気に入っております）になりたかったなあという気持ちは強くあります。しかし、戦後の日本社会党の職員になりたかったなあと思ったことはありません。日本のリベラルにあこがれを感じません。私のあこがれるのは、じつは、世界に輝こうとしていた時代のアメリカのリベラルです。
同じリベラルでも色艶が全然違うのです。それはなぜかというと、覇権国のリベラルは、古代ローマの「パンとサーカス」のようなものが覇権の維持のために必要なものだというしっかりとした理解が、政治家の中でなされていて、その位置付けの中で「リベラル」がしっかり定義づけられているからではないでしょうか。だから、みんな自分のプリンシプルとして、堂々とリベラルを追求できるし、それとセットで海外に対する優越性維持の追求がなされます。
だからモイニハンのような上院議員も尊敬されるのではないでしょうか。なかなか、モイニハンに対して「アホ・リベラル」とは罵倒できません。逆に、だからこそ、日本が覇権国でもなんでもないのにリベラルを追求するのが、なおさら、根拠がひよわに見えてくるのだと思います。また、属国にしか過ぎない敗戦後の日本にニューディール政策を広めようとしたアメリカの官僚の間違っている理由も基本的に、これではないでしょうか。
おそらく、フランクリン・デラノ・ローズベルト大統領が大金持ち層の出身でありながら、同じ金持ちとけんかしていたのは（また、けんかしながらも失脚しなかったのは）、いままで通りイギリスに覇権を預けたままにして自分たちの利益を追求する現状維持路線と、いっそイギリスから覇権を奪い取ってしまえとする革新派路線との対立があったからだと思います。ローズベルトは革新派です。それで結局、ローズベルト大統領の方向に沿って１９３０年代、アメリカが覇権を握りに行った。そのための「必要条件」としてリベラルが国家に浸透していったのではないでしょうか。ローズベルトはそうしたことが生得的にわかっており実行したから偉大な大統領になれたのではないでしょうか？
「リベラルという考え方が政治思想として確固たる地位をしめることのできるのは、覇権を握った国の中でしかありえない。リベラルとは、属国がマネをしてはいけない政治思想である。」ということだと思います。
おそらく、ローズベルト大統領は、恐慌が起きなかったとしても、ニューディール政策を遂行していったのではないでしょうか、私の推測ですが。
かなり、粗い仮説です。妄想かなあという気もします。覇権を握っていたときのイギリスの場合はどうなんだとか、ヨーロッパの社会民主主義の位置付け等、別途、考慮が必要かと思います。そんなことを悩みながら、また考えていきたいと思います。長々と書いて失礼しました。
以上
超 馬鹿 副島隆彦 の真珠湾攻撃 (今日のぼやき)に反撃開始！その4再びですが、先生の持っておられるアイデアというのは時代錯誤 はなはだしいと言わざるおえません。どうせ、先生は自力で私の、例えば私のHPにある1音楽フアイル30秒程のなかから私の音楽的知性、背景、影響、技術、フレージング、解釈を直感的に感じ取る等という事は当然出来無いのは良く知ってます。
それなら、私の音楽を不条理にも松田聖子、坂本龍一と比べたり、ましてや演歌と重ね合わせて考える等、狂気の沙汰だと思いませんか？ 名をはせている学者として恥ませんか？ しかしながら、先生の知り合いで、例えば、私のHPの中の音楽フアイルPiano Prelude OP11-2 Scriabin を聞いて、『こんな音楽作り大した事無い、こんなのは演歌だ、アジア人のフレージングだ』等と言う真面目な演奏家の方がいらしたら、その人自身の演奏のテープをアメリカまで送ってきて下さい。
私を含め、Dr.Daniel Pollack, Dr.Jhon Pery, Dr.Ronald Leonard, Dr.William Kanengiser, Dr.Scott tenant, Dr.Brian Head, Dr.Stuwart Gordon 等がていねいに批評し、このBBSに載させてもらいます。ちなみにDr.Daniel Pollack は世界的演奏、教授活動をされているユダヤ系アメリカ人で博士はほぼ毎年、世界各地の超一流のコンクール(チャイコフスキー、ショパン、ヴアン クライヴーン)に審査員として参加される様な方で現在66才です。私は彼が弾くラフマニノフ、ショパン、スクリャービンは超一級だと確信してるし、死ぬ程好きです。日本で手に入れば、是非買って聞いてみて下さい。 彼は約3年前私のクラシック ギターの演奏会に来られ、大変光栄にも感動してもらえました。それ以来良き友人としてつき合っています。上記に書いた他のDr.Jhon Pery, Dr.Ronald Leonard, Dr.William Kanengiser, Dr.Scott tenant, Dr.Brian Head, Dr.Stuwart Gordon もポーランク博士と同様に素晴らしい方々だし、友人として付き合っています。 どうだ~超馬鹿の副島、てめいが反論している相手がどんな人物かわかったか？ この恥知らずめ！！！！！！ 戦いに挑むなら相手を選べ！！！！！！ この超白痴め！！！！！！！副島、てめいの無知、無神経さをもう何点指か摘してやる。 副島
---『坂本龍一程度で、ようやく、向こうから見ればすごいのです。彼が、インドネシアのガムランやカリマンタンあたりの音楽をうまくアレンジ（泥棒）して、ようやく、彼は、「アジアの音楽家」として、世界水準に達したのです。』 (Rising Sun) --副島先生はアレンジと泥棒という言葉を同一語として使ってやがる。全く違う動作だ、馬鹿！アレンジとは、言い変えればForm又はReformだ。もっと言えば Creative Formingだ。反対にStealとはほぼ正反対の動作を意味する！ 副島、貴様教授のくせに、こんな初歩的で微妙な使い分けも出来無いのか？ 所詮、お前が誇る深い読解力、思考力なるものはその程度の低レベルなんだよ！ こんな教授に教えられる学生達は本当悲劇以外の何物でも無い！ ひょっとしたら、2000年現在における日本の教育内の環境は、あの日本国民全員が憎むべき奴隷的な戦前の自発性等を全く認め無い時代錯誤的で権威的な陸軍学校と変わって無いかも！
これじゃ、遠い将来も、日本はアメリカなんかに絶対勝てっこ無い！ 話を基に戻して、確かに一流の作曲家、音楽家になる為には 、大雑把に言えば、無知無能の副島君が知ったかぶりで言おうとしている、『盗み』と『組み合わせ』、その他に、対比、統一、変化、発展、構築、その他無数という行為が必要になります。まあ、どうでも良いか？ ここは音楽講座の時間じゃ無いからね。 もう一点、上記の副島君の『ようやく、向こうから見ればすごい』発言だが、私(Rising Sun)から貴方(副島先生)への質問は、『向こう』『すごい』という軽い表現だ。 先生がおっしゃる『向こう』とは海外の新聞の批評か？ 俺が尊敬する様な音楽家の言葉か？ ただ、オスカーかエイミー賞でノミネートされて賞を取ったとかそういう又ミーハーな話か？ 説明してみろ、この馬鹿！！！！！ それから、何を持って『すごい』と言うのかだが、その根拠をこのオレに納得出来る様に説明してみろ！！！！！ 金か？ 名声か？
単なる物好きな表面的にアジアの原住民の音楽を取り入れたユニークさか？
何だ？？？？？？？？話は少し逸れるが、私は『沈むアメリカ 浮上する日本』『負けながら勝ってしまう日本』の著者増田俊男先生を小室先生と同様に大変尊敬している。尊敬する理由は、大変鋭い現実的知恵、考察の他に、彼の無条件の愛というか深い宗教心だ。
増田先生にとってみたら、長期的には、どこどこが勝ってどこどこが負けるというんじゃ無く、環境問題、宗教問題も含め、全世界全ての人々が仲良く、平和で、繁栄をわかち合おうという崇高な信念を持っておられ、それに向けて一所懸命活動されている。 アメリカや世界中のありとあらゆる修羅場を生き延び成功され、各地の大者権力者とも親交があられる増田先生の言う事は非常に頼もしいし、信用出来る。日本に居るだけで知ったかぶりの副島(嘘)博士とはレベルが違いすぎる。
光栄にも、増田先生とは何回かEMAILをやり取りさせて頂きました。ここで勿論我々のメールの内容を細かく述べる事は出来無いが、増田先生は私が言う事全てをを本当に深思に受け止めて下さい、彼が近い将来アメリカで起こそうとしている貴重な政治活動 (日本の国益、名誉のため) の一部を話して頂きました。増田先生は『レイプ オブ 南京の研究』著者の藤岡先生や中野先生とも親しい様ですね。増田先生とのやり取りで私が確信を得た事は、阿呆副島がいてってる様に彼よりレベルが下の我々一般人は利用されるかもしれない故に政治的発言や行動を控えるのでは無く、恐れずに自分を信じ、ドンドン言いたい事は言い、行動したい事は行動して良いという事です。間違ったら、間違った事から素直に学べば良いだけの事じゃないですか。そうやって本物の実際に直ぐ使える有効的な知恵がついていくんですよ！ 他にどんな方法がありますか？ 勿論、時には、小室先生がおっしゃる様に命がけの勇気が要るかもしれません。 しかし、我々の人生は短く一度きりです、思いっきり悔い無く生きたいですね！ 白痴副島の様に恐れて何も行動しなかったら何の進歩も望め無い。 ここでお前(副島)に質問。お前が小室先生を尊敬している事は知っている、しかし、増田先生はどうなんだ？ 彼の本を読んでない何て言わせ無いぞ！ 増田先生は お前が言う【日本馬鹿猿知識人】の一部か？ もしそうなら、その根拠を言え！
副島、しょせん、お前なんかアメリカ生活11年(本当いって220年分位だが) で百戦練磨 (まあ実際は65勝35敗位だが！) のオレの敵じゃねえ！ わかったか-！
わかったんなら、私に対した無礼に対して謙虚に謝罪し自身の無知を改めろ。
そうすれば、お前が絶対知ら無い様ないろいろな為になる事を教えてやる。わから無いなら、オレがオマエに出した沢山の質問又は挑戦の一つ一つに、根拠を持って答えてみろ。そうしたら、又、お前の化けの皮を永久に完全にはいでやる！ 戦争をふっかけるんなら勝てる相手としろ！ もう日本、日本人というのは、お前の手に負え無い所にまで来てるという事実を自覚しろ！Rising Sun 10/9/00
超 馬鹿 副島隆彦 の真珠湾攻撃 (今日のぼやき)に反撃開始！その3(副島君の意味不明な小ほざき 10/6)『南米諸国にも、戦前そして戦後にも、世界各国の合意と雰囲気で、国策として、移民が奨励されました。政府が渡航費その他の移住費用を出したのです。今では考えられないことです。今は、 移民はどこの国でも嫌われています。------ 省略-------- 日本の経済的な国力を背景にして、流出日本人が、「俺は、日の丸だ」というような、みっともない無自覚な態度を取ると、それは、必ず日系人たちに鋭く見抜かれているはずです。狡猾な白人たちには、いいようにもてはやされたりするでしょうが。ＬＡで売り出そうとした松田聖子 が、２０億円むしられて放り出されたように。』 私が確信する所、副島先生は 私が自信を持って断言した 『何時も面白いなと感じるのは、優勝劣敗精神の徹底しているアメリカは、何か一芸 (私の場合、主に音楽、 たまに知的知識と強い説得力、決断力) に抜きんでた物を持ってる人間には、人種その他諸々を要素を超越して、非常に甘いと言う事です。その甘さや讃美は、99。9%の平均的WASPが、絶対に得る事ができないレベルです。これは、私自身のアメリカ在住11年、しかも、かなりやばい状況を数知れず生き延びた経験からいって断言できます。だから、 将来アメリカで一旗挙げてやろうと思ってる日本人諸君は、自分が日本人だからといって、全く全く全く卑屈になる必要は無いと思います。それから、今現在のSocial Paradimeがどうであれ、白人 (WASP) に対して全く遠慮要いらないし、してはいけない。 そんな事をすれば、日本国はこれから永久に舐められ続けるだろう。無礼な事を言う奴には、例え相手が大統領であれ、体を張って、とことん反撃し続けるべきだ。その為に、 小室先生が言う様に、日々絶え間なく自身を命がけで磨き続ける 必要性があるのは言うまでも無い。 私自身、優秀な南カリフォルニア大学の哲学博士と、授業中何度も討論し、やりこめた経験があるし、 それはそれなりに面白かったですね。』 ---- と言うのが、副島先生は、よほど恐ろしく、嫉妬したんでしょう。自分と同じ猿のはずで、劣等感だらけであるはずの日本人がこんな自信満々、何の劣等感も持たずアメリカで11年も多くのWASP、 Jew、 Black その他もろもろの友人達と一緒に活躍している事が。自分が長年説いてきた宿命的パラダイムを30才(精神年齢は3000才だけどね)の若僧に一瞬で打ち破られて。 でもむしろ、私は先生に同情を禁じえ無いですよ。特に私の音楽の芸術性を全く理解せず(要は致命的に恥知らず！) 私と松田聖子を、単に日本人というそれだけで、議論及び比較の題材に使うなんて。。。。。。。。アー、何て君は、見た目とは違い、ミーハーなんだ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
(副島君の意味不明な小ほざき 10/6) 『坂本龍一程度で、ようやく、向こうから見ればすごいのです。彼が、インドネシアのガムランやカリマンタンあたりの音楽をうまくアレンジ（泥棒）して、ようやく、彼は、「アジアの音楽家」として、世界水準に達したのです。あとは、日本人の演奏するものは、すべて、演歌（ エンカ Enka ）です。あるいは、浪花節（ナニワブシ Naniwabushi ）です。だれがやってみても、私たちのからだの中をこのエンカが流れています。ショパン・コンクールで入賞するような日本人の、演奏音がポップス系のいい加減な人たちと違って厳密にしっかりしている人たちでも、「あれは、ジャパン・デジタル・ロボット・サウンドだ」というヨーロッパ人からの悪罵があるのに対して、私 は、そうではなくて、やっぱりあれもエンカだと、思っています。 』 --- (Rising Sun) 副島先生が自分の無知故に無意識にやっておられる事は水泳の選手と 陸上の選手 を比べる様なものだ。先生がここで乏しい知恵を必死に振り絞って成し遂げようとされた事(爆)は、坂本龍一の様な軽薄で、ミーハーで、多少世界的にも知名度がある日本人(アジア)音学家と私を、表面的にでも良いから、並べる事で、私(Rising Sun)は一人前の音楽家で無いと証明されたつもりなんだろう。私に言わせれば、所詮、坂本龍一 も副島先生と同じ、ミーハーな域から全く出てません。私が心の底から尊敬する音楽家達、シュトラビンスキー、バルトーク、ベルグ、プロコフイエフ、シエーンベルグ、 コルトー、シュナーベル、ホロビッツ、ハイフェッツ、カザルス、フルトベングラー、メンゲルベルグ、リヒター、コルトレーン、マイルスデービス、内田光子、 セゴビア、ブリーム、イエペス、ビスルマ、カメラータ室内楽団、クレメール、ビル エバンス、アート テイタム、ジョウ ディオリオ、その他数千の本物で、ミーハーで無い音楽家及び芸術家 から比べたら世界的知名度や報酬がいくらであれ坂本なんかは、大真面目に、レストランのBGMと同じ様に、どうでも良い存在だ！ ちなみに、簡単に私のバック グラウンドを述べておくと、演歌等は最近までほとんど気いた事無く、クラッシク音楽をずーっと聞いて育ちました。幸運にも親が3才から13才までピアノを習わせてくれました。その時弾いたり聞いたりした音楽はベートーベン、モーツアルト、バッハ、ショパン、いわゆるヨ-ロッパの主流音楽と言われるものです。14才でロックギターに走り15才でクラシックに又戻りました、しかし今度はギターという楽器で！ それからというもの、ロックギターとクラシックギターに猛烈にのめり込みました。幸い、17才の時に全国コンクールで優勝し、大反対していたアメリカ留学を認めて貰えました。アメリカで1989年から勉強し始め、1994年には全米コンクールで優勝しました。その後、クラッシック ギター科ではジュリアードより上の世界一の南カリフオルニア大学で修士号を取り今日にいたってます。(本当は他に言いたい、面白い事が、星の数程あるんだけどなあ~) 故に、(副島) 『私たちのからだの中をこのエンカが流れています』だから、私(Rising Sun) の演奏も所詮は演歌みたいなもんで、世界のレベルからいえば無意味だ等とおっしゃりたい気持ちは痛い程良く分かるが、全く説得力無いです！ 分かる人が先生の文章を読めば本当に惨めですよ！ (副島) ----『ショパン・コンクールで入賞するような日本人の、演奏音がポップス系のいい加減な人たちと違って厳密にしっかりしている人たちでも、「あれは、ジャパン・デジタル・ロボット・サウンドだ」というヨーロッパ人からの悪罵があるのに対して、私 は、そうではなくて、やっぱりあれもエンカだと、思っています。』 副島先生、こういう危険な事をおっしゃる場合、相当な覚悟と上記の根拠が必要ですよ。それでないと、道端の酔っ払った惨めなホームレスが 大声で『オレが惨めなのは政府が悪い、とか、昔オレを棄てた彼女が悪い~~~~』等と怒鳴るのと同レベルです。 はっきり言って、先生は内田 光子が弾く ベートーベン、モーツアルトを聞いた事ありますか。 ちなみに内田は世界的に有名な演奏家です。 もし、先生の知り合いで一流の愛好家、演奏家、評論家がいらしたら、一体、今現在世界中で一体何人、内田以上にモーツアルトの真の魂を理解し完璧な技術で弾きさばける人がいるか聞いてみて下さい。 先生の知り合いが本物の演奏家又は評論家なら答えはほぼゼロと答えるのは間違いありません。 2000年現在、内田を除いても、山下 和仁、福田 伸一等多くの日本人が内田かそれ以上の世界レベルに達し各地で絶賛されています。 何という誇らしい事じゃありませんか、先生は勿論語存じ無いでしょうが！
超 馬鹿 副島隆彦 の真珠湾攻撃 (今日のぼやき)に反撃開始！その2(副島隆彦の今日のぼやき 10/7 より)『ある政治課題に対して、賛成、反対を唱えた途端に、ある勢力から利用されるのだ、ということをはっきりと、自覚した方がよい。必ず、利用される。単純な頭をした人間たちは、目の前の「見るからに当たりまえの正義」（とても誰かが反対するなどとは、思えない、明白な、善悪判断）に従って、自分の意見をいう。その途端に操られる、と用心したほうがいい。』 ---省略--- 『大人というのは、全てを自分の利益のための道具に変えてしまう人間である。このことが分からない程度の頭の人間たちは、みんな利用してしまえばいいだけのアホである。』 ---省略--- 『私自身が、この私でさえが、２０歳代まで、ずーっと、このしくみに操られていた。だから、こういう、やらせ、が出てきて、それにひっかかるRising Sun君のような若い人が出てくると、私は、私自身の過去の事として、猛然と怒り出すのだ。』 --- (ここから私 Rising Sun) ---- まあ、副島先生もこの私を60年代の学生運動その他のボケどもとお比べなさって大変めでたい事ですわ。知らぬが仏ってよう言いますからねえ。 まず私(Rising Sun)がここで命を掛けて断言したいのは、我々は全員、他人又はあらゆる組織に利用されずには絶対生きられ無いと言う事だ！ オマエ(副島)が今持ってる程のボケ頭じゃ今までこの事に気ずかなかったかもしれないが、オマエ税金払っているだろう。 その国の税金を全て100%チェックした事あるのか？ オマエ も オレ もわかってる様に、我々が払った税金が100%我々一般平民の為に公平に使われる何ていうのは夢物語だよなあ。 勿論、警察消防その他いろいろ国家の恩恵を受けているだろう？ しかし、国民が払った税金が100%正く国民の為に使われて無い以上、結局国家及び既得権益者に我々は大いに利用され続けているんだよ。もしオマエが自分の言う事に100%責任を持ち、他の誰からも一切利用されたく無い様に生きたいなら、オマエは今日限りで税金を払うな！ 日本国民を止めろ！ そして、どこかの無人島で自給自足で暮らせ。(オマエにそこまで勇気があるのなら日本に今すぐ帰って土下座してやる。) それでも、それでも、それでも、てめいが出す汚いフン(大便)は土の中の虫や自然の肥しとして利用されるんだぜ！ どうする、大便も死ぬまで我慢するか？？？？？ アンタ、生まれてこのかた一度でもここまで深く物事を考えた事ありますか？ それで、よくも人の頭を軽々しく『軽い』等と恥知らずに言えますね。 もう一つ面白い言ってやる！ 君、この前の総選挙、投票しに行かなかったか？ 自民党、共産党、どこに入れようと、しょせん君は選挙制度なんていう、ある意味の政治的幻にうまく利用されたんだよ。よく考えてみろ、一体君の一票なんかにどんな価値がある？ 君(副島)がどこの党に入れようと世の中全く変わら無い！ もし行かなかったんなら、何故行かなかったんだ？ 政党に利用されるのを恐れたか？ じゃ、君の意見は国民全員が選挙に行くべきで無いと考えるのか？ それとも、お前だけは相変わらず特別(に馬鹿(爆))だと思ってるのか？ もしそうなら、民主主義に代わってどういう政治形態にしろというんだ？ 具体的に言ってみろ！！！ まあ、君の (副島)----『彼(Rising Sun)の文章を読むと、政治的プロパガンダを、直ぐに始めて、自分の政治的態度を、現下の課題に合わせて、ワイワイと主張すれば、それが周りに通ると思っている。その人生態度を改めなさい。』『政治問題への発言を極力、控えなさい』 --- この様な発言からすると、君(副島)は結局非民主的フアシストの様だから 『おまえら 全員馬鹿国民どもは 黙って俺の言う事に従え！！！ 何も考えるんじゃねー』というキャンペーンで運動すれば良い！ 非常に面白いし、日本は、直ぐにもっと良くなると思うぜ！(勿論、最高の皮肉を込めて！)
(副島君の今日のぼやき10/6)『本をきちんと読むという生活習慣から身につけなさい。』--- 副島先生、一体何を根拠にそんなふざけた事おっしゃってるのですか？？？？？？？ コカインか何かやってるんじゃないんですか？ 具体的に、私が今まで提出した文章内で、本から得た情報で間違った所、及び読み違えている所を具体的に示して下さい。 もし示して貰えなかったら、今後先生を『嘘つき』と呼びます。日本と違い、アメリカでは、この『嘘つき』という表現がどういう重みがあるかアンタでも理解出来るだろう！ 頼む、副島君、理解してくれ、お願いだあ！ 個人的に、その様なやり方で他人 (まあ、先生からしたら猿っていう所ですか？) を侮辱するやり方は邪道だと思いますし、先生自身の知能指数は全く向上しませんよ！ ひょっとしたら、そうする事でいくらかの余り聡明で無い人達からは無意味で無邪気な恐れと敬意を得れるかもしれませんが。
(副島君の意味不明な小ほざき 10/6)『日本人で、カリフォルニア州にまで、流れ出して行ってそこで、それなりに生活している人たちは、移民 なのです。移民は、移り住まれた方の国からみれば、immigrants イミグラント ですが、その人たちが出て行った国からみれば、emigrants エミグラント です。移民（移住者）というのは、その国で肩身の狭いつらい思いを沢山しなければすみません (特に副島君の様な馬鹿は！)。その国で当たり前に通用している考えに、やがて順応してゆく覚悟がなければ、ずっと長く生きてゆくことはできません。その土地に敬意を表して、そこに骨を埋める覚悟をした人だけが受け入れられます。』 --- (私Rising Sun) アメリカ経験の無い可哀想な副島先生に同情を隠しきれない思いですが、そんな偉そうに、わかった様な事言ってはいけませんよ！ アメリカでの生活って言ったって人それぞれ目標も違えば環境も全く違うんですから。 自分の崇高な目標を達成し、上手く、したたかに環境や人々に適合していくには先生が思ってる様な一つや二つの時代錯誤のステレオタイプじゃ全く不可能です。その為に数千、数万の違った細かい対応が一瞬一瞬求シビアに求められるんですよ。副島先生は第二次大戦でヒットラーや旧日本軍が過った事と同じ過ちを犯している。それは状況や空気を知りつくしている現地の指揮官の判断を軽視し余り自発性を与えなかったことだ(負けた重大理由は他にもいろいろあるでしょうが)。 狂人ヒットラーは一大決戦のスターリングラード戦で何十万分の一か何かの地図をベルリンで見ながら、細かく、どこどこのビルディングを包囲しろだのへちまだの、現地の兵隊や指揮官に取ってみたら全く訳の分からない事を四六時中やってたそうですね、絶大な国内の権威力を持って！ そんな事やってたら、勝てる戦争にも負けてしまう。 しかし、狂人ヒットラーは自分が神から与えられた天才だと信じて疑わなかった。大国フランスに勝った位で何という思い上がり！ まあ、ヒットラーは自分では大勉強家だと信じてたらしいですけど。 副島先生はヒットラーと同じ間違いを犯してるんですよ！ 副島先生は、たったの一度でもプロフエショナル(学者) としてアメリカで受け入れられた経験あるんですか？ アメリカに来て 何千何万もの色んな人種、社会階級、女性等と喧嘩したり友情を深めたりした事あるんですか？ 無数の修羅場を生き延び、意味あるプロジェクトをいくつも成功させましたか？ 無いでしょ！ 0でしょ！ 結局何の自身の経験も無く、人から聞いた薄っぺらい最もらしい話だけを適当に繋ぎ合わせて、よくそんな恥しい事を堂々と公言できますね~。 まあ慈悲深く無批判な日本の読者、生徒には何をほざいても安全ですよね、まるで戦時中、軍部や朝日新聞が何をほざいても多くの国民が無批判で受け入れた様に。 そして最後はどうなりましたか？ 私の誇れるアメリカ在住11年の経験からいって、上記その他多くのアメリカに関する先生の発言は、全く無意味でどうでも良い、小学生並の古腐った一般論です。 (副島) ---『ＬＡの日系人コミュニティに所属するひとは、10万人ぐらいでしょう。私(副島)は、「日系人市民連合」 ＪＡＣＬ； Japanese American Citizen League のＬＡの事務所の人と、いまでも連絡がありますから、このへんの事は詳しいのです。』--- 先生、JACLと知り合いだからって自分はアメリカの全てについて私(Rising Sun)より知ってるなんて思う事は、まるでヒットラーが持ったであろう自分勝手でどうしようも無い白痴的妄想の類ですよ！ JACLの 連中になんかが、私が関わってきた仕事、レコード会社、プロディユーサー、弁護士、クラブの経営者、生徒達、その他数知れない多勢の人間について私よりもわかっていると言うのか？ 冗談じゃねー！ 副島先生が言う様な事、思いつく様な事 (時には死ぬ程恐ろしい宿命的現実も！) くらいは10000年前から知りつくしているし、今新たに知ったとしても何の有益にもならない、私(Rising Sun) にとっては。 まるで、『黒人には生まれつき素晴らしいリズム感がある 』等と得意げに、今頃、時代錯誤の力説してる様なものです。余りに虚しく、同胞の日本人として涙が止まら無い。
(今日のぼやき10/6、7)に反撃開始！その1副島先生、この私の 今日のぼやき10/6 10/7 に対しての反論でどうか心臓発作を起こされない様に！ 先生への発言に関しては、私が小室先生や増田先生の事を述べる時とは大きく違った、より感情的になった部分も多くあります。 まあ、それらは、先生が時々無意味に感情的な表現をされるのを、私一流のユーモア感故に、際だった形で真似しただけです。もし、先生にまともな読解力があられるなら、この私の反論又は挑戦文がベートーベン第5交響曲の様に非常に緻密に仕上っている事に感嘆の念を禁じえられ無い事でしょう。 少し長くなりましたが最後まで読まれ、真面目に反論為さる事を勧めます。そでないと、先生のプロフエッショナルとしての生命も危うくなるのは必至です。
(副島)------『私は、十分に厳しい政治活動訓練を積んできている人間ですから、全てのたくらみや、悪意は一発で見抜くし、臭いでかぎ分けます。相当悪質なのも時々、出現するぐらいのことは、分かっています。』 (Rising Sun) 第一に先生は自分で思っている程のスーパー政治評論家でもなければ研究家でも全く無い！ 自分が一体何様だと思ってるんですか、副島先生？ もし本物なら ( 副島) ------- 『私は、先月号のこの連載コラムで、「よっぽどのことがなければ、次の米大統領は共和党のブッシュだろう」と書いた。あの記事は8月14日に書いた。ところが、その後の8月17日の民主党大 会で、アル・ゴアがすさまじい挽回を見せた。これで、11月7日の投票日まで、大接戦が続くから結果が予想できなくなった。謹んで前回の予測の訂正をします。 なぜ、ゴアが、急激に盛り返したかというと、一にも二にも、党大会で壇上で、指名受諾のセレモニーの際に奥さんのティッパー・ゴアと、しっかり抱き合って長いフレンチ・キス（ディープ・キス）をしたからだ。』 (Rising Sun) ------ の様な情け無い事は言わ無いね。所詮、副島先生も軽く表面的で非支配階級の情報だけにやたら詳しいだけの、どこにでも居るスノービー評論家だ。貴方は実際に300人委員会に出席したり、意見をそこで述べたこと一度でもありますか？ ロスチャイルドとは知り合いで、腹を割って色んな重大事を話しあえる仲か？ 全く違うだろう！ 貴様の化けのかわをはいでやる！もしオマエが言う通り『十分に厳しい政治活動訓練を積んできている人間 故に全てのたくらみがわかる』なら 、次にどこで軍事紛争がどういう形で起こるのか、性格な時期も含め (私は非常に慈悲深いから6ヵ月のずれなら許してやる！)、命をかけて今ここで直ぐに断言してみろ！ 大統領選もろくに推測出来無い様なお前は、きっといろいろ見苦しく言い訳をするんだろうが！ 当たったら、日本に帰ってお前の前で土下座してやる。 その替り、外れたら責任とって死ね！ どうせ、そんな勇気も無く、怖くて出来無いだろう！ 出来無いなら、そんな偉そうな口調でガタガタ抜かすな、又は リタイアしろ。 オマエのくだらん予想を聞く位なら、まだオームのあさはらのハルマゲドン説を聞いてる方が面白いし意味ある！ 所詮、副島先生は、100%Pureで無い、遅れた間接情報を一所懸命汗だくで集め、研究又は推測し、ギャーギャーほざいて、浅はかで余り聡明でない連中から怖がられ尊敬される存在でしか無い。 そんな事でより良い明日の日本が創れるか！ それでいて、自分が日本唯一最高の政治研究家 で 他は全員【日本馬鹿猿知識人】だ~ なんて思って、しかも公言するなんて、ヒットラー以上の狂気のさただし、バカバカしくて噴きだすね、本当。どうやって、そんな無茶苦茶な自意識を身に付けたんですか先生？ 先生が経験したであろうフロイド的幼時コムプレックスを想像しただけで背筋がゾオーッとし、目が回りそうになる。 先生の様な人こそ、よく今まで日本でペシャンコに潰されずに来ましたね。余っ程、世渡りが上手だね、まあ私には絶対敵わないと思うが。 しかし、少なくとも重く合理的で優秀な頭脳をお持ちだとは思えないな、空っぽだとは信じれても(爆)。 今度、友人のフロイド派精神科医 に 副島先生の性格についてに聞いときますよ 、特に治療法を(爆)！ それから、アンタの『アメリカの大嘘』を読んだが、『今日のぼやき】同様、表面的に考察し、ギャーギャーほざいているだけで、読んでて全く寒けがしてきた。オマエが色んな所で書いてる様な事くらい千年前から知りつくしているよ、オマエが日本にいるだけで絶対知りえ無い様なアメリカの貴重で微妙な無数のありとあらゆる裏情報も含めてな！ まあ、時間に余裕ができたら(殆ど無理だが) 他の本をラリーに借りて読んどいてやる。そのかわり、相変わらずどうでも良い事ばかり書いてあったら、時給100ドル払えよ。ちなみに、それが今現在の私のアメリカでのギター レッスン料だ！ しかし、まあ副島さん、この文章を読んだ後ですら、まだ、オレ(副島隆彦)はアメリカについては誰よりも知ってると思い上がり、公言し続けて色んな事をほざき続けても私は全く結構だ。 私はある意味において、とても慈悲深い人間だし(時には自分及び多くの友人ですら呆れる位)、最終的な判断は神様が出すと信じてますからねえ、冗談抜きで。
この掲示板をみてビックリされる方も多いと思うし誤解されたら誠に申し訳無いが、私の深い確信によれば、我々が自分自身及び全世界の全ての人達に出来る最大の貢献は、いかなる方法を持ってしたも(一般的には多分冥想という事になるんでしょうが) とにかくこの宇宙が持つ無限の愛の力と調和させる時間を少しでも多く持つ事です。あなたが発する波動のレベルが致命的に、全世界に、良くも悪くも影響与えるのです。 大げさな言い方をさせてもらえば、例えばあなたが、1%より多く宇宙的な愛を今ここで受け入れる事が出来たなら、それだけで、軽く見積もって、世界の苦しむ数百万人の人々が、時間的ギャップ無しに、大きな平和と喜びを感じるでしょう。どこにそんな証こがある？ 等とあの軽くてパッパラパーの副島隆彦君が言いそうな事は一時的に控えて下さいね。 これこそが、物質、政治面以外でより高度に、あなたが世界平和と創造的繁栄に最大に貢献出来る事です。 しょせん、人間が持ってる理性なんてこの宇宙(神)の無限の知性に比べれば、ほんの微々たるものです。人類史上最高の理性を持ったであろう物理学者アインシュタインは言いました、『私は神がどういう原理に基ずいてこの世界を創造したのかが知りたい。その他は全て小さな事だ！』 我々は、この言葉から多くを学べるでしょう。 アインシュタインはオーソドックスなユダヤ人ではなかった様ですが、非常に宗教的な人間でした。もし日本で手に入れば、彼とインドの偉大な聖人タゴールとの会話を読んでみて下さい。アインシュタインはタゴールに言いました。『人々は私を科学者と呼ぶ。しかし、今あなたと話をしてみて、私の方があなたより宗教的で神を信じていると確信した！』 素晴らしいと思いませんか？ 偉大なドイツの作曲家ブラームスは死ぬ直前、あの完璧な作曲技法の秘密を告白しました。 それは『私の頭脳が創るのでは決して無い。 無限なる神の理性が全ての仕事を為るのだと』。 これは、ベートーベン、モーツアルト等、人類がたどりつく事が出来る究極の理性のレベルに達した人達の言葉でもあります。つまり、理性がどうしようもなく高くたどりついた人達のとっては、それ以上に超えようとすると、もう自分のRational Mind (頭脳)をあきらめ、神又は宇宙の理性と愛を受け入れるしかないという事です。私自身の、誇れる濃い30年の人生経験(恐らく副島隆彦の3000000年分以上) と 理解から言って上記の言葉は事実です。私自身、最高に乗ってる時の演奏中は、私自身ほとんど何の努力も思考もしていません。もし力ずくで言うなら、ただ何か宇宙のエネルギーが自分の中に入りこみ、それが私の体を使って勝手に演奏していると言ったら良いんでしょうか。本当にいつも不思議だと思います。その時というのは、もう無限の崇高な愛(ロマンチックなやつじゃ無い)を胸に感じてます。始めて合う人にでも、ゆっくり深く、全員に抱き付きたくなる程です。又、そういう時に色んな創造的な作曲のアイデア等が無努力で湧き出てきます。 だから、最終的に我々が出来る最大の良い事は神の理性に身も心も委ねそこから全ての思考、行動を始める事です。そうすれば、全て上手くいくと道教ほか、ほぼすべての宗教、偉大なる教えは、何千年も前から説いています。 一体全体、どこの人間の頭脳がこの全ての天球をこの様に完璧に結びつけている無限なる力、仕組みを完璧に理解し又コントロール出来ますか？ 今現在、地球上にいる最高の天才1000人束ねたって絶対無理です。ましてや、ほぼ空っぽな副島隆彦君の頭脳であるはずが無いのは皆さん良く分かりますね。
こんにちは。最近気がついた事なんですが、最近ＬＡの日系書店に、副島先生の著書が全く入荷しなくなってしまったんです。それどころか、いままであった在庫まで姿を消しています。これは一体どうした事なんでしょう。どこからか圧力がかかったのでしょうか。ところで話は突然変わりますが、こんな事を言っては失礼にあたるかも知れませんが、ここの掲示板に集まる人達は３０才をこえている方たちが多いようですね。実はアメリカの社会科学系の大学院では３０代前半でＰｈＤを取る人たちが多いんです。なぜかというと、社会科学系では一度就職した人たちが戻ってきたり、私のように学部で社会科学系の専攻でない人たちも入ってくるので、必然的に年齢が高くなってしまうんです。ですから皆さんのなかで野心にあふれている人たちは、３０歳を超えてしまったなどと悲観せずに、アメリカにきてＰｈＤを取得したらどうでしょうか。在学中にＴＡをやらせてもらえば、経済的には心配ないわけですし。
ではまた。
松本さん
ごていねいなご返事ありがとうございました。
ワシントン・コンセンサスの考え方を意識して勉強していきたいと思います。さて、ご質問の件ですが、元石油会社の友人からアドバイスをもらいつつ、考えた結果、
松本さんの仮説は、少し難しいのではという結論になりました。（でも今後検証すべきと思っています）
理由は下記のとおりです。１． 中東は、天然ガスの生産量も、ロシアと並んで主要なシェアを占めそうなこと。
２． その天然ガスも開発の主導は、石油と同じくメジャーズであること。１． についてのコメント
一次データで世界的に使われているのは、オイル・アンド・ガスジャーナルの毎年１２月号に出す統計と、BP・アモコが出す、BP・アモコ統計です。が今、私の部屋にはありません。それで、手元にある同じように権威のある世界エネルギー会議の報告書、1995 Survey of Energy Resourcesから引用します（少し古いですが）原油は
確認埋蔵量（単位は 百万ton）
ロシア 6,670 ( 7.4%)
中東全体 90,271 ( 65.3%)
世界全体 138,287 ( 100.0%)天然ガスは
確認埋蔵量（単位は １０億m3）
ロシア 48,160 ( 34.1%)
中東全体 44,843 ( 31.7%)
世界全体 141,335 ( 100.0%)原油と比べるとずっと、ロシアの比率が増しています。
他の地域は、相対的に小さいので省きます。天然ガスについては、ロシアと並んで、今後も中東のシェアは大きいといえます。
原油より相対的に落ちますが、力をそぐというレベルまでなるかどうか疑問です。
ＬＮＧの開発は、石油と同様、メジャーズ（特にシェル）のシェアが大きいので、メジャーズからすると、石油での利益を捨てて、あえて天然ガスの開発を加速させる動機がありません。以下、自信がないので余談です。
（余談はじめ）
松本さんの仮説を別の路線で検討してみます。
上の数字から、天然ガスの開発によって、中東の力をそごうとするの仕掛け人はロシアといえるかもしれません。昨今のロシアでは、アメリカの了解なしには、このプランを立てられないと思います。
確かに、松本さんご指摘のように、アメリカは中東には手を焼いているので、動機はあるものと思います。ロシア発のラインで考えてみると、ロシアの天然ガス寡占企業はガスプロムなので、ガスプロムとクリントン政権のコネクションは如何にということになります。現政権の副大統領のゴアは、本サイトによるとロスチャイルド派ということですから、同派のロイヤルダッチシェルのバックアップが期待できるでしょう。ロイヤルダッチシェルは、９７年１０月にロシアの天然ガス寡占企業であるガスプロムと戦略的提携関係になっていることから、最もロシアに影響力を行使できるメジャーと思われます。
ロイヤルダッチシェル→ロスチャイルド派→イスラエル右派→中東和平の牽制
クリントンの現在の説得工作とゴアの姿勢には距離があるかもしれません。
（注）イスラエル右派も中東和平を望んでいますが、現在の交渉内容には反対しているということです。
何だか頭が混乱してきた…・。
（余談おわり）でも松本さんが、当初指摘された
ロシアの支援
産油国の赤字圧縮この二つのために、石油低在庫の状況の中、アメリカがコックをひねった。
結局、そういうことかなと思いました。
松本さん。今後ともよろしくお願いいたします。
こんにちは、里屋さん。
そんなふうに書かれてしまうと恥ずかしくて返事に困ります。私は４０歳半ばのシステムエンジニアです。仕事上忙しくて、ろくに本も読めません。年間５０〜１００冊ぐらいです。情報源はおもに新聞で、出来るだけ多くの新聞に目を通すようにしています。雑誌は論座に連載されているフォーリン・アフェアーズです。後は図書館に行って「正論」、「中央公論」、「世界」、「ニューズ・ウィーク」・・・などを拾い読みをしているぐらいです。
もし私に特徴があるとすれば、ワシントン・コンセンサスに注目し、誰の考えが今を代表しているのかを探ることです。そして「私がワシントン・コンセンサスを代表する人物であり世界を自由に動かせるとしたら、どのような戦略を立てるのか」ということを念頭に置いて「仮説」を作り、データや情報を収集するのです。また新聞、雑誌や本の中身はデータと情報でなりたっていますが、まずデータと情報を分けます。そして情報の９割以上は信用できなと思っていますので、その中で本当の情報を探し出すことに注意しているぐらいです。特に特殊な情報源を持っている訳ではありません。しかしこのやり方は下手をすると独り善がりになってしまいますので、仮説、推考、仮説、推考・・・・・・と繰り返しやるしかないと思っています。ただ推考するにあたって良質なデータを持っていないことです。出来るなら一時データいや二次データでもいいから立証できれば良いのですが、とてもそこまではいきません。私よりも里屋さんのほうが豊富なデータ源をお持ちのようです。そこで逆に質問をしたいのですが。
掲示板の[349]なかで、「石油から天然ガスの移行」であり、また政治的背景がありそうだと書きました。このとき、はっきり書きませんでしたが仮説としては「中東の力を削ぐことが目的」ではないかと思っています。それは「文明の衝突」からも判断できますが、アメリカがこれからもずっと中東に居座ることはできません。コントロール不能な石油がいつまでも主要なエネルギーでは困ると思った訳です。よって石油からある程度天然ガスに移行すれば中東の力を削ぐことができるのではないかと想像しています。しかし中東にも天然ガスはありますので本当にそうなのか自信がありません。そこで質問ですが石油や天然ガスの世界分布と埋蔵量を考慮して、さきほどの仮説は成り立つのでしょうか。お教えください。よろしくお願いします。追記；
連載の「米国の国家戦略」ですが、ある意味で勢いで書いてます。よって最後がどうなるのか、あるいは次どうしようかと悩んでいます。奥山さにも指摘されましたが、今しばらくこの掲示板で書きなぐる感じで書き、最後は校正してどこかに載せたいと思っています。私は新参者でこのホーム・ページのルールとかやり方がいまいち分からない部分がありますので、こちらのほうもご指導よろしくお願いします。
○山田和広さま○ご指摘、どうもありがとうございます。ページ順の訂正他は、Ｇｉｌさまが直接担当してくださることになりました。
今Ｇｉｌさんへ原本を発送し終えたところです。
一ヵ月以内には完全版に出来ると思うので、皆様気長にお待ちくださいませ。○かたせさま○
ご投稿、どうもありがとうございます。たいへん勉強になりました。
個人的に、またのご投稿を期待しております。
副島先生のぼやきを読んで、自分の考えていることをとりあえず
ＵＰします。その前に、
今回の中東和平危機は、実質、戦争状態だと思います。
93年の暫定和平合意依頼、最大の危機でしょう。
日本政府の危機管理は大丈夫でしょうか？とても心配です。
原油の高騰は、和平の行方もからまって、綱渡りの状況が続くものと思います。30ドル以上が年明けも続く可能性は大きいと思います。さて、今回の石油価格高騰の直接の原因は、在庫不足です。
特に主要消費国での暖房用燃料在庫の歴史的低水準です。
今回と似たようなケースは、１９９６年にもありました。
当時のＯＥＣＤの原油と石油製品の合計の在庫のグラフを見てみると、特に91年から95年にかけて在庫は、急落しています。今回もアメリカ石油協会（ＡＰＩ）発表の、ＯＥＣＤの原油在庫のグラフ（示せなくてすみません）をみると、97〜2000年まで継続して低落しています。
日経9.24によると、米国の原油在庫は2億8千万バレルで1976年24年ぶりの低水準となっています。（ちなみに、暖房燃料をはじめ石油精製品の在庫は、基本的にその原料である原油に連動しています。）
９６年と同様に、何かのきっかけで高騰しやすい状況だったでしょう。
（もっとも高騰は昨年から始まりましたが・・・・）価格高騰のためには、低在庫は必要条件でしょうが、十分条件ではないでしょう。最近では、在庫が低水準になるとファンド筋が、先を見越し猛烈な買いに入るため、寒波などがなくとも、彼らの思惑で、乱高下してしまいます。今回も、サウジアラビアの増産発表後の7月、売りが入り、28ドルまでなりましたが、8月初旬に、暖房燃料の在庫が改善されていないとの発表を受け、また買いに入り、9月には35.4ドルになりました。
1996年の高騰はは寒波がきっかけで、今回はヘッジファンドがきっかけというところでしょう。前回は、イラクの原油市場復帰の問題で価格が振れましたが、今回はファンドの思惑でふれているところでしょう。
以上書いたことは、石油業界の人なら当たり前なばかなことをと思われるでしょう。
問題は、なぜ在庫が低水準かということです。
在庫といっても、原油以外様々な石油精製品がありますが・・。
欧米の石油会社は、1986年の逆オイルショック以降、リストラを進め在庫圧縮政策を進めています（どんな業界でも低在庫は永遠の課題です）。逆オイルショック以来、石油価格は市場で決めようという合意が形成されました。石油は商品である。という命題はこのころ生まれました。ダニエルヤーギンのベストセラー「石油の世紀」は、このモチーフがベースです。
ＷＴＩはその象徴でしょうで、サウジアラビアに代わり、世界の原油価格をリードするようになりましたが、投機の影響が強く、混迷しています（もっとも昨今のヘッジアファンドのお金の動きに比すれば小さなものですが）。
要は、市場商品なら、安いうちは低在庫という経営判断が常に働くでしょう。一方、ＯＰＥＣは、減産（原油でいえば、掘削井戸のバルブを絞るだけ）のトレンドが続き、石油会社の在庫ＵＰは、難しい状態です。（経済が回復し、需要が増えれば、価格は高くなりますが、ＯＰＥＣの生産枠の締め付けがネックとなっているため一概にいいきれません。現在でもＯＰＥＣの会議毎に、石油関係者は最大の注意を払っています。）
現在では、国際紛争等がなくとも、予想外の寒波の到来や、ファンドの思惑で、高騰・暴落しやすい性質を持つようになっています。危機が起きやすい（起こしやすい？）といえると思います。アメリカ政府、メジャーズ、産油国といえども、彼ら自体では、コントロールが思うにまかせなくなっていると思います。
結局、ファンドを動かせるアメリカのねらいは何かというところでしょうか？
松本さんの分析も、真実の一端をついていると思います。
日経9.23によると、ロシア経済は回復し、湾岸諸国も財政赤字圧縮されたとのことです。松本さんが引用された、ヘイカル氏とアメリカの密約のねらいだったかもしれません（しかし、ヘイカル氏はいつも世界のインナーサークルの実在を示唆しています。自身、そのサークルに近い人なのでしょう。セブンシスターズを書いた、アンソニーサンプソンも同様の人と思っています。）松本さんがいわれている天然ガスは、液化天然ガス（ＬＮＧ）のことだと思います。ＬＮＧの開発はサハリンの例をみても、メジャーズです。
石油もメジャーズです。同じ人達が、政策変更しているのかどうかは疑問があります。アメリカ大統領選挙、冒頭に述べた中東和平交渉も関係あるでしょう。
石油価格が上がれば、アラブは勢いづき、ブッシュは勢いづく。和平推進に慎重な、イスラエルのリクード党は、望んでいる状況かもしれません。なお、私が大事にしている矢島均次氏の1983年に出た素晴らしい本がありますので後日、それをベースにして、さらなる分析をＵＰしようと思います。（少し長くなるので、今日はもう眠たく力がありません）
以下は余談です。
原油価格は、株と同様、事前の予測はほとんどあたらないと思います。
あとで、振り返ってアナリストの予想を読みかえすともう全然違っていたりします。1973年〜1986年の予測は、もう混乱状態だったと思います。でもそのおかげで学問的はずいぶん発達しましたが・・・。後日、よく勉強して紹介したいと思います。
今回の高騰も、多くのアナリストやOPEC石油相、そしてダニエルヤーギンも早晩２５ドル近辺に落ち着くだろうといっています。野次馬ですが注目しています。
私自身、さる研究機関のレポート読んで、８９年頃に、９０年代はどんどん上がるとか思っていて、結局95年まで下がりっぱなしでした。
（世界的な世論も、90年代は上がるといいまくっていました）
2年前、自分で、5年タームの理論式を考案して、予測を試みました。
そして、10ドル位だった頃に段々上がりかけても、15ドル以上には上がらないとかいって、会社の原料調達セクションの人に吹聴してまわりました。その後の事態は正反対でした。以下は余談の余談です。
私は、エネルギー技術の解釈に一番力を入れています。パラダイムの変遷に大きくかかわるので、興味深いからです。政治経済はそれなりに関心持ってますが、松本さんのように背景を読み取る力は持っていません。（現在、遅れをとりもどすべく勉強中です）
疑問を提示することはできても、その自分の考えを継続して検証するようなトレーニングもしていないので、はっきりいって薄っぺらな考えだと思います。自分で、一次データからレポートを書ける自信はありません。多くの人の分析を読んでこれかなと直観を働かせて考えている程度です。（自分の会社の仕事で精一杯です・・・）
このサイトに集まってこられる方の話を読んで、自分なりに、再度一から勉強していきたいと思っています。（もう40すぎて年をとりましたが）
松本さんの分析をみながら、盗みたいと正直思っています。もしよろしければ、参考にされている情報源をご教示頂きたく思います。私の情報源は、新聞・雑誌以外は
日本エネルギー経済研究所の国際動向分析グループのレポート
ＩＥＡ、ＤＯＥのＷＥＢサイト
元石油会社の友人（一番頼りになる）
商社の取引先向けレポート（今回の投稿に主に使いました）。
石油関係業界新聞
石油関係業界誌（テックスレポート、セキツウ等）
等です。追伸 アメリカの国家戦略の投稿大変面白いですね。文章が小気味良くとても読みやすいです。おかげさまで再度、文明の衝突を読み返しました。
はじめまして。「かたせ」（仮名）といいます。
このサイトに投稿するのははじめてです。よろしくお願いします。
２０００年１０月６日の副島先生の「今日のぼやき」で衝撃を受けたので、それについての自分のコメントを書きます。目次
１．自己紹介
２．副島先生への歴史的な評価（私見）
３．副島先生の今後の立場（分析）
４．（本論）自分の惨めさについて１．自己紹介
このサイトへの投稿は、はじめてですので、まずは、自己紹介をして、この掲示板をご覧になる方に安心いただきたいと思います。
現在、３２歳の会社員です。副島先生のご著書には英語関係の書籍から入りました。「英文法の謎を解く」シリーズです。その後、「現代アメリカ政治思想の大研究」第１版を購入しました。本を手にとったとき、この本は多分すごい本だという直感がはたらいたことを覚えております。その直感の正しかったことがいまでも自分としてものすごく誇らしく思います。先生のご著書で読んでいないのは、すでに絶版になってしまっているもの以外では、「属国・日本論」「法律学の正体」「小室直樹の学問と思想」。それ以外は読んでいます。このサイトで先生が今日のぼやきを執筆されて以来、毎日アクセスをしております。すこしづつですが、アクセス数が増えているのがうれしいです。さらに、みなさんが、この掲示板でアップいただいている情報も私にとっては貴重です。ありがとうございます。２．副島先生への歴史的な評価（私見）
冷静な自分の判断ですが、副島先生は、２００年から３００年後の日本史の教科書に名前を残す方だと思います。政治思想家としておそらく、現代日本人の最高のレベルに達しておられるからです。このサイトにアクセスされる方にはほぼ同意いただけると思います。同時代の人は経済的な利害にからめとられてしまいがちですが、２００年から３００年経過した後の未来の日本人にとってそうしたものは関係ないし、現在流動している歴史の状況が、彼らには確定した過去として横たわっています。ですから、「結果論」としていまの時代を冷静に判断分析し、私と同様の評価を彼らが下してくれると思います。
もっと具体的に。
おそらく、アメリカの国益を損ない、次の時代への橋渡しの役割をはたした人物として、イラクのサダム・フセイン大統領と同じ位置付けで論評されるでしょう。ここですでに、かなりの方が誤解をされると思いますので補足します。サダム・フセインが本当に悪人かどうかは、アメリカを中心とする現在のマスコミが判断することではなく、これからの世界史の流れの中で、おそらく違う評価として適正に定まっていくものと考えます。サダム・フセインを自分たちの手で正しく分析することもとても大事だと思います。アメリカに対抗するためには、１２００年代のユーラシア大陸でのモンゴルの覇権に対して北アフリカとシリア地方を死守しながら、最後には逆に自分たちの陣営に取り込んだイスラムの力を冷静に再評価する必要があります。まだ、誕生して１４００年しかたっていない若い宗教です。フセイン大統領も、マレーシアのマハティール首相も、そしてアメリカ国内の有力な黒人勢力もみなイスラム教と深く関係しながら、アメリカを包囲しつつある事実から逆算ください。
でも、「貧乏な国ばかりじゃないか。役に立つはずがない。」と本音ではそう思う方もたくさんいると思います。でも、それは、研究が不足していて、その結果、現在の延長線長でしかものごとを考えてられないだけではないでしょうか？その方がもし２０世紀初頭に生きていたら、イギリスの覇権の終わりを予測することも絶対にできなかったと思います。（フセインの話あたりから、話がえらく変な方向へ飛んでるなあと思われるでしょうが、後の論旨展開の伏線です、念のため。）３．副島先生の今後の立場（分析）
本屋に行って気づいたことがあります。１９９９年ころからなんとなく見えたのですが、２０００年になってからは私の目にもはっきりわかりました。「日本の現在の経済状況全体について」「わかりやすい簡単な数表を利用して」「一般の人向けに」分析を語りかけるという書籍の市場でのプレイヤーが、副島先生だけになっています。
リチャード・クー氏は、橋本内閣の時代までは著書を出しておられたと思いますが、最近は著書をお見かけしません。堺屋太一氏は、現代の経済についてエッセイは書いておられますが、残念ながらエッセイなので簡単な数表による解説がありません。また、日本でのマクロ経済学の標準的な教科書を執筆された先生は、現在、ＩＴ革命の著書を精力的にたくさん書いておられ、そのためか、本来、語るべき専攻領域については、沈黙を守っておられます。 アメリカが国益追求の過程で１０年かけて日本を追い込んだために、アメリカとの関係を正面から見据えない分析が次々と脱落し、アメリカの国益に反する本物の学者（副島先生）の本だけがこれからの日本に影響力を持ってしまうという皮肉な結果になりつつあります。これが歴史のシナリオなのでしょうか？
で何がいいたいかというと、これから副島先生が世間に「本当に」影響力を持ってしまうということです。残念ながら、めでたいという話にはなりません。副島先生は、まだ、アメリカの国益と日本の国益とが両立できないことを認識できていない大多数の日本人の意図的な無視と戦っておられるのが現状で、アメリカにはまだ「敵」として認識されていないと思います（敵となる候補としての調査はすでにされていると思いますが）。でも、おそらく副島先生は、その先を見とおしておられるのだと思います、ご自分の言論が本当に影響力をもったとき、「本当に」アメリカから「敵」として標的にされる、その時は戦いがもっと厳しくなる、命がけになると。過去に、田中角栄という有能な政治家がいましたが、アメリカの謀略のもと、日本国内の言論人の活動によって失脚してしまいました。現在の自民党の政治家は、自分たちの親分があんな悲惨な目にあったのを見て、アメリカにさからうことはいまだにタブーになっているのだと思います。
ですから、副島先生はおそらく、政治家よりも先に、ご自分が最初に「アメリカ」の標的になることなる、その時期がもうじきであり、田中角栄の人生の足跡を見て「明日はわが身か」との危機感を抱いておられるのだと思います。また、それと同じ量の大きな使命感と命がけの悲壮な覚悟も。このサイトの読者は、副島先生のこれまでのお話の中からそうしたことを感得しておられるでしょうか？私の分析に対しても、「わかってるよ、知ってるよ。でも、いまさら、何をおおげさに書いているんだ」と本音では思われるのでしょうか？
では次に、副島先生が、どのようなレベルでの覚悟をされているのかを、考えます。話がとぶのですが、サダム・フセインについて考えます。サダム・フセインの悪評はよく聞きます。「影武者が数十人もいる」「国外には絶対に出ない。国際会議の場には絶対に出席しない」「イラクの最高権力者なのに、イラク国内で日替わりで寝泊りの場所を変える」「側近中の側近でも、自分と話をする前に必ず、すっぱだかにさせて全身をチェックをする。手に毒を塗りこんでいないかもチェックする」「フセインの幼なじみが自分の部署にたずねてきて取次ぎを頼まれたので、うっかりフセインの本当の居場所に案内してしまった側近の頭を、その場で大統領本人が撃ち抜いた」等、、。。これらを、独裁者の猜疑心とかたづけるのは簡単です。
ですが、私はこう言いたい。
「アメリカの覇権と戦うというのは、こういうことではないでしょうか？」
副島先生に上の内容をそのままあてはめるのは適当ではないですが、副島先生の覚悟・緊張感も結局のところ、フセイン大統領と同じ高さなのだと思います。
ですから、２０００年１０月６日の「今日のぼやき」のところで「なんか先生がかんしゃくだまを破裂させたなあ」ぐらいの驚き方ではだめで、あれは読者全体に「私（副島先生）の周囲というのがどれだけの危険地帯であるか覚悟してほしい」というメッセージも含まれていると思います。人が叱られているのを見て、自分も同じように叱られているのではないかとビクビクするのが、弟子のつとめだと思います。４．（本論）自分の惨めさについて
すみません。やっと本論に入ります。これが言いたくて投稿したのです。
「自分の惨めさ」をさらけだせという先生のメッセージでしたので、自分自身を実験台として投稿します。よろしくご参考ください。
まず、自己紹介の続きをするのですが、私は、いまだリベラルにあこがれている部分があって、リバータリアンの副島先生のお考えと全然整合がとれていません。アメリカの覇権に対抗するのに、リベラルにあこがれるというのはだめなのだろうけど、と言う部分の整理がついていません。
小学校のとき、ヤルタ会談に出席した（死相の出ていた）フランクリン・デラノ・ルーズベルト第３２代アメリカ大統領の映像をテレビで見た瞬間に、なぜか知りませんが、この人はすごい人に違いないと電流が走ったような衝撃をうけました。いま考えても不思議です。大学生のころから、どんな人かなあとすこしづつ勉強しました。アーサー・シュレジンガーやバーンズという人の書いたルーズベルトの評伝を読んで、研究しました。大恐慌の中、労働者に目配りをきかせて、労組を自分たちの側に引き込んで、戦後の国際秩序を、アメリカ優位にですが体系づけた、非常にスケールの大きな方だといまでも思います。ですから、このへんから、副島先生のお考えとはおそらくまったく、ずれています。
また、日本国内についてですが、大学生のころは、おそらく社会党左派くらいに正義があると見定めて、戦後の日本史を勉強しました。しかし、升味準之助の「戦後政治」など、いろいろな本を読みあさったのですが、結局よくわかりませんでした。革新の側は、抵抗しながら、分裂して衰退していったのが筋としてよくわかるのですが、講和のあたりから６０年安保に至るまでの保守の側の動きがまったくわかりませんでした。このストレスを抱えたまま１０年近く経ち、片岡哲哉先生の「日本永久占領」の中で、マッカーサーとダレスの代理戦争が「日本国憲法」の存続を争点に行われていたことを知り、筋がようやく読めました。いわゆる「革新」とあわせて、魏・蜀・呉の三国志のような時代になっていたのが、ようやく理解できました。保守対革新なんていう簡単な構図ではなかった。ほんとのことはなかなかだれも教えてくれません。 いまの政治的信条は「アメリカのくびきから脱する」方向をとにかく見つけたい、それだけです。ですが、そのほかの部分はどういけばいいのでしょう。３２才です。いま、呆然としてます。
いまでもローズベルトという大統領は偉大だなと思っています。婦人のエレノアもすごいなあと思います。でも、逆にいうと戦前の日本は、１５年間近く続いた「満州国」を決して認めようとしなかったルーズベルト大統領の強硬な対外政策に敗北したわけです。いったい、私は誰の味方なのでしょうか？このあたりから頭が分裂症状をきたしています。体系だった分析もできておらず、頭の隙間がスカスカになってます。しかも、悩まないといけないのですが、あまり悩めていません。矛盾が矛盾として認識できていません。「あなたの勉強は雑学レベルに終わっている」との厳しい指摘を、ある尊敬する「後」輩から受けたことがあります。そのへんもつらいところです。結局、副島先生のお考えに対する理解もそれくらいの理解の浅いものと認めざるをえません。
惨めさを書くとやはり、ほんと惨めな気持ちになりますね。前半でえらそうなことを書いているので、なおさらはずかしいです。でも、書きます。
最近、社会思想社というところから出版されているダニエル・パット・モイニハンの著書を本屋でみつけたので購入しました。「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」の中心人物の一人であり、民主党の重鎮、ネオ・コンにして、ネオ・リベラル。この人を私がどう位置付けたらいいのか
を自分で考えて、上記の頭の中の矛盾の整合をとっていきたいですが、当面は、とれないと思います。たぶん、ころっと魅了されてしまうでしょう。そして、本当にそれでいいのかずるずる悩んでしまうと思います。
しかしながら、副島先生がえらい人だからといって、いまからすぐにリバータリアンになるなんてことはできない。絶対にしません。それは、副島先生を偶像化することでしかありません。自分の本音を、副島先生の名を借りてごまかすことは、副島先生に対する侮辱でしかありません。これから数十年かけて悩む覚悟です。これが、大枠においてこの人の考え方が正しいと判断できる人（私なりの「師」の定義）に対する礼儀だと思います。
あと、これは私の信条ですが、「副島先生にとって自分が何番目の弟子になるんだろう？」とかそういったよこしまな考えを私は、断固拒否します。師と弟子とのつながりは、大枠で師の考えを信奉しながらも、師の考えと自分の考えとの違いについて、ごまかすことなく正面から見据え墓場までもって帰るつもりで考えつづける覚悟によって強化されると思います。
ですから、師の考えと自分の本音とのずれを常に測定することが必要です。
でもこれは苦しいです。先生が「オウムの元信者で後遺症に苦しんでいる人の方が信用できる」とおっしゃっているのは、私がいま述べたこの苦しみと同じ苦しみだからだと思います。ほんとうに、しんどいです。でも、このずれの測定作業を忘れて楽な方向に流れて、師とどれだけ意見が同じかだけに興味をもっていってしまうと、「何番目？」というようなことが気になり始めます。それを心の奥底で考えると、弟子は弟子でなくなります。どんなに優秀でもだめです。どこかで堕落もしくは脱落すると思います。
たぶん、副島先生は、投稿者のそういう下心の部分も十分に見きっておられると思います。だから、これまで、怖くて、私は、このサイトに投稿できませんでした。もっと、具体的にいうと、このサイトの読者・支持者の成長をこころから希望しておられる一方、この人はいまのままだと将来のこの場面で堕落・脱落していくなあとか具体的な予測もされて心配をされていると思います。
副島先生は、冷酷な頭脳と、率直な姿勢と、熱い使命感とを兼ね備えた稀有の方です。副島先生が自分と意見が違うと理由だけで、その人を拒絶するとは思えません。拒絶されることをおそれて、意見の違いをごまかそうとする弟子こそ拒絶される気がします。それが「惨めさをさらけだせ」というメッセ−ジだと理解しました。
以上
植田さん、こんにちは。Larryです。早速ですがChalmers Johnsonって、Berkeleyの教授でしたっけ？。UCSDの教授だったと思うんですが…私の記憶違いかも知れません。時間があったら確認して見ます。ところで「ぼやき」で再びダングリング・マンの話しが出ていましたが、じつは大学の世界でもそう言う人達がいるんです。これについては、後ほど詳しく書きます。
ではまた。
すこし話題に乗り遅れました。> 直接、渡部氏と西山氏が論争したかどうかは判りません。
> 総合雑誌系では散見した覚えはありませんが・・・・> １１月号によると、
> 渡部氏の主張の
> ハイエクが自由主義に対照させて、社会主義の一形態として「集産主義」という言葉を使っているのは、「生産を集める」と考えたからかもしれないが、現在の日本では、商業、サービス業が大きなウエイトを占めているので「集団主義」と意訳した方がよい。
> に対し、西山氏は
> 原語のcollectivismは、高校生用の英和辞書にさえ「生産手段や土地等を国家が管理する「集産主義」とある。「隷属への道」の一つは、「生産手段としての資本が「プロレタリアートのため」という大義名分のもとに、共産化されていく」点にあることを知らなくて、どうして「隷属の道」を論じることができるだろうか
> と批判されてました。
> さらに
> 自由主義は王政でもかまわない> との渡部氏の主張に対し、
> ハイエクの理論的核心は「経済的自由を伴わない政治的自由は自由でない」という命題であり、イギリスにおいて王権の制限によって、結果的に民間部門の力により産業革命は推進された。
> と反論されてました。
> その他いくつかの論点がありました。
> 以上、1999年１１月号の引用からです。
私は、この論争なるものは全く知らないんですが、少し横槍を入れさせてもらいます。
「 原語のcollectivismは、高校生用の英和辞書にさえ「生産手段や土地等を国家が管理する「集産主義」とある。「隷属への道」の一つは、「生産手段としての資本が「プロレタリアートのため」という大義名分のもとに、共産化されていく」点にあることを知らなくて、どうして「隷属の道」を論じることができるだろうか」というのは、おそらく渡部氏も知ってはいることだったでしょうね。
強引な言葉遊びをしたくらいのことかもしれません。
あと「自由主義は王制でも構わない」というのは、ハイエクがイギリス国籍のオーストリア人で、イギリス王制に好意的であったことからも、それほど間違いではないんではないかと思います。
前に、私の方の掲示板でも紹介したんですが、最近、オーストラリアで、国民投票でイギリス王制を認めるかどうかというのをやって、結果認めるということになりました。
この結果を、リバータリアンは評価していました。
まあ、封建制とか王制とか一口に言うと、圧制やら抑圧の代名詞みたいな反自由的なイメージを反射的に持つように教育されているわけですが、これは捉え方の問題ですからね。
これなどは、あまりに紋切り型の捉え方にすぎないんでしょうね。渡部昇一氏の肩を持つようですが、特にそういうつもりでかいたわけではありません。あしからず。
> あと官僚制の問題点は、組織自体が癌細胞のように増殖し、やがては宿主である国を死にいたらしめることだと思います。
> ですから、国家のデザインとしては、極力官僚制に頼らない形にし、権限を文章のかたちで規制するしかないと思います。
> 市場規制よりも官僚規制をするべきです。税というのが、全てをコントロールするキーパラメータですね。
大きな政府というのは、巨額の税が支えているわけですからね。
またそれを正当化するための法律が支えているともいえます。例えば、分権ということが言われますが、自治体によって、税を様々な形にすれば、税そのものに競争が生まれると思います。
本来、税というのはサービスに対する対価としか定義しようがないものです。
そして、国税などは消費税１本にすればよいですね。その他は全て廃止です。
過疎で悩んでいる地方があれば、企業の税を０にするとかすれば、企業誘致もできるでしょうし、税体系を地域地域で工夫することによっていろんなイニシアティブを地方がとれるわけです。
もちろん、従来の公共的なものは全て民間主導でやれば良いのです。
こんにちは、明人さん。ミームです。> 官僚制＝国家統制経済という意味では、社会主義的ですね。
> 混合経済体制の社会主義的側面を象徴してます。はい。
あと官僚制の問題点は、組織自体が癌細胞のように増殖し、やがては宿主である国を死にいたらしめることだと思います。
ですから、国家のデザインとしては、極力官僚制に頼らない形にし、権限を文章のかたちで規制するしかないと思います。
市場規制よりも官僚規制をするべきです。> また、近代とか、日本人のアイデンティティなる言葉はなるべく使わない方がよいと思います。
> 日本人のアイデンティティなる言葉を使うと、情緒的なお話になってしまいます。こういう言葉を不用意に使う人を私はすぐに疑います。
> また、近代とかいう言葉も、あまり大きな含みも持たせた使い方はしない方がよいでしょう。
> この手の気取った用語はなるべくさけるべきです。そうですね。
確かに、近代という言葉はいろいろな解釈がありすぎて、話が抽象的になりすぎてしまいますね。
松本さんへ
文字化けしていましたか。困りましたね。
用件は要するに「新人のセミナー」か、もしくは「文書の倉庫」の方へ投稿してみてはどうですか？ということです。掲示板にあれだけまとまった論文を発表するのもなんですから・・・草々
副島先生の今日のぼやきで書いておられた「政治問題を考える際の目のつけどころ」をたった今見ました。私の北朝鮮への米支援への基本的態度は断固反対です。北朝鮮への米支援は断固反対との立場を民族派は貫き通すべきです。私も表面上はこの態度を貫きます。しかし、私の本音を言えば、現在の金正日体制を米支援程度で支えられるならば、内心としては米支援止むなしとの態度です。日本にとっての最大の国益は朝鮮半島の恒久的分断です。したがって、金正日体制をなんとしても支えなければなりません。対外的、国内的には北朝鮮の専制体制を非難しながら、政策は金正日体制が維持されるような政策をとるべきです。私は拉致された日本人が日本に返されるとは考えていません。北朝鮮としても、もはや、返せません。問題が大きくなり過ぎました。日本は対北朝鮮外交（対韓国でも）では最大限この拉致問題を利用すべきですが、それも金正日体制が危機に陥らない程度に利用すべきです。なんとしても朝鮮半島を恒久的に分断し、中・米・露で朝鮮半島利権を奪い合うのが日本にとって一番いい状態です。
外務省やぼんくら外務大臣である河野に抗議文を出すのはどんどんやればいいと思います。北朝鮮問題は現在の日本で起きている全ての政治問題にリンクしています。「新しい教科書を作る会」の運動も北朝鮮の援護射撃（？）なしにはこれだけの盛り上がりを見せなかったであろうし、国内の反日知識人たちの立場をあやうくしているのも北朝鮮の阿保元首のおかげです。北朝鮮が反日的国威発揚宣伝を高らかに電波にのせるたびに岩波知識人たちは悲鳴をあげている筈です。北朝鮮問題を最大限利用して国論を変えていくべきです。
私としては北朝鮮にもう一度ミサイルを撃ってくれないかなと考えています。
アメリカの計算違い 北朝鮮からのミサイル危機はアメリカからの演出がかなり効いているのは間違いありませんが、演出が効き過ぎました。日本国内民族派が眠りから覚めて、アメリカにはむかっていきそうな勢いです。アメリカはこの問題でミサイル危機を作ったのまでは、計算通りでしたが、ミサイル危機を軟着陸させられず、今日本に巻き起こっている日本国内民族派の抑え込みに入っています。
奥山さん。こんにちは、松本です。今日も大変参考になる「地政学」の連載を読ましていただいています。私の連載「米国の国家戦略」は奥山さんのNew World Order Geopolitics（"新世界秩序"の地政学）を待ってから書こうと思っていましたが、待ちきれず書いてしまいました。
ところで本日私にメールを送りましたか。文字化けしていてまったく読めませんでした。勘違いであればごめんなさい。もしそうであれば「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」でお願いします。
これからも連載楽しみにしています。
副島先生こんにちは、松本です。１０月７日の「今日のぼやき」を読みました。
さっそくですが、石油はキッシンジャー博士の言われるとうり、政治の道具になっています。これは石油にかぎらず株価、為替、金利などの金融操作はもとより一次産品（特にエネルギーである石油、穀物、金）などの価格操作することにより各国のパワーバランスを変えたり、ある国の政策変更を促したりする道具となっています。
これは石油を始めとするすべての商品価格が需要と供給によって決まるのではなく、投機資金によって決まるからです。それは先物やオプション取引など使っている金融投機筋やヘッジファンドが取引高の７０％以上を占めているからです。そして金融投機筋やヘッジファンドは政治的思惑（特にアメリカ）を常に意識して売買していることが最大の原因かもしれません。さて私は副島先生に今年の９月２３日にメール（後ろに添付）を送りました。これ以外に考えられることは、石油から天然ガスに移行させたい勢力がいるような気がします。それは９７年末の京都会議に問題となった二酸化炭素の排出量の少ない天然ガスが２１世紀の中心的エネルギーというきれい事ではなく、もっと深遠な政治的意図が感じられるのです。もしこの仮説が正しいとすると以下のことが言えます。
まず天然ガスは初期投資は膨大であり（日本で年間７００万トンの新規輸入するのに５０００億円〜１兆円が必要）、石油から天然ガスに移行するには石油価格が１バーレル＝３０ドル以上しないと採算が合わないと言われています。
従ってこの仮説が正しいとすれば来年に２５ドルぐらいまで下がるかもしれませんがそんなに大きく下がらず、２５ドル〜３０ドル台前半の価格で推移するのではないでしょうか。あまり高くなると世界各国が一斉に批判の声が上がるので、この辺のあたりが無難で尚且つ天然ガスに移行させるには丁度良い価格帯ではないでしょうか。さらに推理すると以下のことが言えます。
地球温暖化防止京都会議を指揮しているのはＩＰＣＣ（気候変動に関する政府間パネル）です。この組織は１９８８年に国連環境計画と世界気象機関が共同で設立した国連組織であることから、単なる一企業の戦略ということはありえないということです。もっと推理できますが、話が込み入って訳が分からなくなってしまいますのでこのへんで終わります。
―――――――――――――（３回目）―送信日（２０００年９月２３日）
最近の原油高騰やユーロ安の原因を政治的背景から推理してみました。
的外れなものがありましたらご指摘を頂きたいのですが。１）石油や天然ガスの高騰
�ゞ睛算饂困�ら実物資産への移行段階 目標相場圏構想が根付いたら、物に連動した通貨体制に変えるのではないかと推察しています。
�▲蹈轡∋抉隋 ．蹈轡△離泪諭璽蹈鵐瀬螢鵐飴�件以来、国際機関などからお金が流れていない。沖縄サミットの骨子にロシア支援が盛り込まれていることなどから判断して石油や白金の価格操作してこっそりとロシア支援を行っていると推察しています。
��ユーロへの攻撃 ユーロ安とも関連しますがユーロ圏経済の混乱を画策しているのでは？（米国が）
�っ翕譴箸量�約 ２０００年５月８日の読売の一面にＭ・ヘイカル氏（元アル・アハラム紙主幹）が書かれた記事に「信頼し得る情報によれば、最近の石油価格の高騰は９９年に行われた米・サウジのトップ会談によって誘発された」と記されています
２）ユーロ安
�〔槁諺蠑豬�構想の骨子を具体的に根付かせるため ２０００年４月１７日の日経新聞にＧ７共同声明の骨子として「主要国通貨間の為替相場は経済の基礎的条件を反映すべきだ。為替市場の動向を注視し適切に協力」という一文があり「目標相場圏構想」の骨子を盛っています。この提案を指揮していたのはフレッド・バーグステン国際経済研究所長であることから判断して、いよいよ９４年７月に開かれたブレトンウッズ５０周年総会で決められたことを押し付けようとしているのではないかと推察しています。
�▲ぅ�リスを取り込む戦略 ２１世紀初頭の米戦略はサミュエル・ハンチントン教授の「文明衝突」の一極・多極世界のモデルではないかと思っています。イギリスがユーロ圏に取り込まれると米国の一極が崩れるので、原油高騰・ユーロ安によるユーロ経済混乱を引き起こし「ユーロの加入の是非を問う国民投票」に援軍を送っているのではないかと推察しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――参考資料；これは私の会員に送っている情報です。９７年１２月９日に（地球温暖化防止京都会議の直後）に書き、また９８年１月２４日に新しい情報を付加して送った内容です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−送信日（９８−０１−２４）
９７−１２−０９の送信内容
地球温暖化防止京都会議について
地球環境を考慮するのは当然であり遅すぎた感がある。どちらにして良いことで、ニュース等で報道されているのでこのことは触れない。 別の視点から今回は分析してみたい。 この世の中は、何らかの決まり事（法律、制令、国際規約・・・）ができれば、誰かが損して誰かが得をするということを忘れてはいけない。すなわち温暖化防止会議で何らかの合意案が成立すれば、当然石油の消費量を減らす方向性にもっていくはず。これに替わるエネルギーは、おそらく液化天然ガスになるのではないだろうか。さて誰が得をするのだろう。また中東の影響力がさらに落ちていくであろう。それからゴア副大統領はかなり苦しい対応であったことはテレビ等の報道で解るが、次期大統領候補としての政治生命はかなり危うい状況になっているのでは？−−本日追加分−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
97-12-22 日経
天然ガスから新液体燃料 米テキサコなど本格生産
天然ガスから新しい液体燃料を作り出す先端的な技術の商業利用が本格化する。
クリーンエネルギーである天然ガスの利用促進は世界のエネルギー供給の安定化と共に地球温暖化問題への貢献が期待される。ＧＬＴ（合成液体燃料）技術を持つ主な企業
・シントロリウム（米）
・エクソン（米）
・シェル（英・蘭）
・ＢＰ（英）
・サソール（南ア）９８−０１−２４ 日経 Ｐ６
ガスプロムの野望 天然ガスで「帝国」拡大 世界の２５％を握るロシアのチェルノムイルジン首相はガスプロムなどロシア企業団を率い、天然ガス大国トルクメニスタンに乗り込んだが、何の合意も出来なかった。トルクメニスタンの大統領ニヤゾフはロシアの言い値が低すぎる拒んだ。この冷淡さは南ルート（イラン経由）を念頭においているからにほかならない。欧州連合が温暖化ガス排出率で８％と最も厳しい目標を決め、クリーンな天然ガス需要は高まるばかり。欧州では今後１５年間で天然ガスの消費量が年間２０００億〜２３００億立方メートルも増える。ガスプロムはその増加分の半分を独占供給するであろう。・・・・・・・・・・
「２０世紀が石油の世紀であるなら、２１世紀は天然ガスの世紀」ガスプロム
世界の天然ガス埋蔵量の４分の１、約３３兆立方メートルを握る独占企業体。世界２５カ国で活動、従業員は３５万人、連邦政府の株式保有比率は４０％以上
９３年夏、米ハーバート大学のサミュエル・ハンチントン教授が雑誌フォーリン・アフェアーズに発表した論文「文明の衝突」について述べます。またこの論文の戦略的視点についても触れたいと思います。論文「文明の衝突」の主旨
ａ）戦後の国際紛争は文明同士の衝突に移っていく。文明圏は西欧、儒教、日本、イスラム、ヒンズー、スラブ、ラテンアメリカの七つに分類される。
ｂ）冷戦後の世界は文化、文明の裂け目が新たな国際対立・紛争の焦点になる
ｃ）日本はその文化・社会があまりにもユニークなため、日本が他のアジア諸国との間にどれほど強い貿易や投資にきずなを築いても欧州、北米のように経済的に一体になることは絶対にない。
ｄ）同じ経済利害の衝突でも、米国と欧州よりは米国と日本の間の方がすぐ険悪になるのは異文化のため。
ｅ）民主主義、人権など、普遍的な価値観は「西欧的価値観に等しいため、アジアなどの諸国はそれを排除して国際孤立か、受容して西欧化を目指すかいずれかの選択を迫られる。
ｆ）西欧優位を確保するために、国連とかＩＭＦ、世界銀行などの国際機関を利用することが必要だ。
ｇ）当面、西欧文化諸国間、とくに欧州と北米の協調と統合を促進し、東欧、ラテンアメリカを西欧諸国に組み込む。
ｈ）今後当面の間、紛争の中核は西欧対イスラム・儒教諸国という構図で展開するであろう。
ｉ）ロシアと日本との協調的関係を維持し東アジア、南西アジアにおける軍事的優位を維持する。
ｊ）西欧諸国は他の文明に対し自らの利益を確保するのに必要とされる経済・軍事力を今後も維持していく必要がある。経済・軍事力が西欧的なものである以上、非西欧文明諸国に対する西欧の影響力は増大していく。
考察；
３）対ヨーロッパ戦略
今年の１０月１日の読売新聞で中西輝政氏が「メディア時評」の欄で９月２９日のデンマークのユーロ参加国民投票の否決を受け「欧州統一通貨の試みが、おそらく回復不能な挫折をこうむりつつあることを意味する。・・・・・。ユーロはせいぜい文字どうりの地域通貨にすぎなくなる見通しがでてきた。通貨だけの問題にとどまらない。ヨーロッパがひとつの国になるという欧州統合のビジョンやそうした歴史的な潮流がほぼこの辺が限界という形になり、場合によると逆転へ向かう長期的趨勢の局面がはじまることすらありえなくない、という意味を持つものである。」と述べられています。
中西輝政氏（京都大学教授）は９３年夏にハンチントン教授が発表された「文明の衝突」を当時から日本に紹介し続けてこられた人です。しかし上記の記事はユーロ統合について極めて悲観的な見方をされていることは実に残念といえます。ハンチントン理論が米国の国家戦略であるとみるならばこのような見解はでてこないものだと思います。ユーロ統合を潰すことは米国一極が短期間で終わるだけでなく、キリスト教文明圏としての欧米の繁栄も短命に終わるのです。ハンチントン理論の「文明の衝突」と「一極・多極世界のモデル」から判断すれば米国の一極を支えるのはまずヨーロッパなのです。確かにヨーロッパは米国流グローバル・スタンダートを批判したり、またアメリカ抜きの軍事同盟を強化をするなどアメリカ離れの動きはありますが、しかしアメリカの意図を良く読み取り、アメリカが２１世紀に描いているビジョンから逸脱せず、むしろヨーロッパは積極的に市場経済化の推進を行うだけでなく国際規格についても米国と協調しています。従ってユーロ統合は後退はせず、むしろこれから３０年〜５０年かけて強大化すると読むのが正しい見方だと思います。さて１９９０年代の初めから米国のヨーロッパ戦略を検討していきたいと思います。
米国は１９９２年０９月に英国ポンドを売りまくって、イギリスが為替管理メカニズム（ＥＲＭ）からの離脱を促したことは、ユーロ統合を妨害しているようにみえますが、実は今回のユーロ安、原油価格高騰のユーロ経済混乱と同であり、イギリスのユーロ加盟の妨害であってユーロ統合を潰すものではありません。あくまでも一極・多極世界の構築なのです。１９９７年初頭、ユーロ統合は各国にとって統合基準をクリアすることは困難とみられていましたが１９９７年７月にアジア通貨不安が起きたことにより、アジアの輸出攻勢がなくなり結果的にヨーロパ各国の輸出が伸び、１９９９年１月の統合に成功しました。しかしこれは偶然の一致ではなくアメリカとヨーロッパの思惑が一致して、ヨーロッパの国際銀行や大手銀行がヘッジファンドに資金提供し、そして東南アジア攻撃を目的とするものだったのです。また米国は統一通貨ユーロへの参加条件である財政政赤字削減に苦しんでいたイタリア、フランス、スペインを資金面で助けています。
このようにアメリカはハンチントン理論に従って１９９０年代初めから行っており、またヨーロッパもアメリカの意図を見抜き、また利用し、着々とヨーロッパ帝国の構築にいそしんでいると言えます。
最近ではアメリカはハンチントン理論に従ってドイツをユーロの窓口として選びました。アメリカはは自分の支配下にあるＩＭＦの専務理事にドイツのケーラー氏を今年５月に選出し、またドイツのシュレーダー首相ともユーゴのミロシェビッチ政権崩壊後の処理についてロシアのプーチン大統領も巻き込み実に息の合った対応を見せています。今後アメリカはヨーロッパ、東欧、ロシアの関係を重視していくものと思われます。特にロシアは地下資源の豊富な国であり、アメリカは１９９０年代初頭から経済改革の協力するだけでなく、地下資源の利権獲得に邁進してきました。ドイツもこの戦略を見抜いており、ロシアをドイツに引き込む努力をしております。特にロシアの天然ガスは最も魅力あ
る地下資源ではないでしょうか。次回に続く。
明人さんの説は、官僚制は社会主義ということでしょうか。私は、官僚制は（再分配のための）前近代的国家システムであり、日本のアイデンティティとは前近代的共同体であり、社会主義とは反市場社会主義のことであり、近代イコール市場であるから、官僚制イコール前近代イコール日本のアイデンティティイコール反市場イコール社会主義で、きれいにつながります。
いずれにせよ、それに対抗するには、市場イコール近代しかないのですが、西洋近代にしか市場はないとは思いません。==============================
官僚制＝国家統制経済という意味では、社会主義的ですね。
混合経済体制の社会主義的側面を象徴してます。
また、近代とか、日本人のアイデンティティなる言葉はなるべく使わない方がよいと思います。
日本人のアイデンティティなる言葉を使うと、情緒的なお話になってしまいます。こういう言葉を不用意に使う人を私はすぐに疑います。
また、近代とかいう言葉も、あまり大きな含みも持たせた使い方はしない方がよいでしょう。
この手の気取った用語はなるべくさけるべきです。
おはようございます。植田さんと明人さん。
ミームです。植田さん。わかりました。
小室直樹先生の『資本主義原論』、読んでみます。
その前に、今の時点でのレスを書かせてもらいます。> 理由は、日本が官僚国家制度の国であり、これが市場経済と対立します。そしてこの基礎には、西洋近代と日本のアイデンティティーの対立があります。だから、市場経済化というのは、日本人にとっては経済だけの問題ではなくなります。
植田さんの説は、官僚国家制度は日本のアイデンティティーが元にあり、市場経済は西洋近代が元にあるということでしょうか。
>日本の官僚制が極端に強化されたのは、戦後のことであり、世界的な左翼化の流れが日本において最も成功したということです。
明人さんの説は、官僚制は社会主義ということでしょうか。
私は、官僚制は（再分配のための）前近代的国家システムであり、日本のアイデンティティとは前近代的共同体であり、社会主義とは反市場社会主義のことであり、近代イコール市場であるから、官僚制イコール前近代イコール日本のアイデンティティイコール反市場イコール社会主義で、きれいにつながります。
いずれにせよ、それに対抗するには、市場イコール近代しかないのですが、西洋近代にしか市場はないとは思いません。> それと、もう一つ。アダム・スミスが観察したのは、すでに「近代化」したイギリス人です。この人たちが自分の欲望に従って活動することが、結果的に国の富を形成する、と彼は考えました。そしてこの「欲望」というものを、それ以後の経済学は「合理的経済人」と呼ぶわけです。
> で、欧米人ではこれが当たり前なのでわざわざ言及しません。そして彼らの学問を学ぶ日本人は、そのまま鵜呑みにするので、「欲望」が何を意味しているのか、考えません。これは、「近代人」の別名です。欲望なら日本人も持っている、という具合に、簡単に考えると、欧米の市場経済の成り立ちについて、大切なところを見落としてしまいます。仰っていることは、分かっているつもりです。
近代人の欲望と前近代人の欲望は違います。
しかし、私は江戸時代にも戦国時代にも、近代市場はあったと考えています。
境の商人や信長は、近代人だと考えています。
世界には、西欧と日本に別個に市場が生まれたと思うからです。
そうでないと、なぜ日本だけ明治維新以降、欧米列強と肩を並べられたのか、説明がつきません。
他のアジア・アフリカを見ればわかるように、近代の力がそれほど甘いものだとは思えません。あと、ユダヤ人・ロスチャイルドらがプレイヤーなら、ピューリタン・ロックフェラーらもプレイヤーだと思います。
いかなる人間と言えど、ゲームそのものを創ることはできないと思います。
ハイエクは、そのことを言っていたのではないでしょうか。
９３年夏、米ハーバート大学のサミュエル・ハンチントン教授が雑誌フォーリン・アフェアーズに発表した論文「文明の衝突」について述べます。またこの論文の戦略的視点についても触れたいと思います。論文「文明の衝突」の主旨
ａ）戦後の国際紛争は文明同士の衝突に移っていく。文明圏は西欧、儒教、日本、イスラム、ヒンズー、スラブ、ラテンアメリカの七つに分類される。
ｂ）冷戦後の世界は文化、文明の裂け目が新たな国際対立・紛争の焦点になる
ｃ）本はその文化・社会があまりにもユニークなため、日本が他のアジア諸国との間にどれほど強い貿易や投資にきずなを築いても欧州、北米のように経済的に一体になることは絶対にない。
ｄ）同じ経済利害の衝突でも、米国と欧州よりは米国と日本の間の方がすぐ険悪になるのは異文化のため。
ｅ）民主主義、人権など、普遍的な価値観は「西欧的価値観に等しいため、アジアなどの諸国はそれを排除して国際孤立か、受容して西欧化を目指すかいずれかの選択を迫られる。
ｆ）西欧優位を確保するために、国連とかＩＭＦ、世界銀行などの国際機関を利用することが必要だ。
ｇ）当面、西欧文化諸国間、とくに欧州と北米の協調と統合を促進し、東欧、ラテンアメリカを西欧諸国に組み込む。
ｈ）今後当面の間、紛争の中核は西欧対イスラム・儒教諸国という構図で展開するであろう。
ｉ）ロシアと日本との協調的関係を維持し東アジア、南西アジアにおける軍事的優位を維持する。
ｊ）西欧諸国は他の文明に対し自らの利益を確保するのに必要とされる経済・軍事力を今後も維持していく必要がある。経済・軍事力が西欧的なものである以上、非西欧文明諸国に対する西欧の影響力は増大していく。
考察；
１）アジア通貨不安
ハンチントン教授の「文明の衝突」はアメリカの国益という視点でストレートに書かれています。
特にｅ）とｆ）はアジア通貨危機と深く関わっているとみられてもしかたがないのではないでしょうか。
２）日本独自の文化圏
一般の日本人の感覚では「なぜ日本だけが他のアジア文明圏とは区別され、独自の文明として分類されているのか」という疑問があると思います。しかし前回紹介した「文明法則史学」の大家である村山節氏は「日本社会がパターンにおいてヨーロッパ社会と同じ社会秩序系列をもちながら、文明のロングサイクルでは完全にアジア極東文明周期のなかに存在している。よって日本がアジアから見れば西欧社会であり、ヨーロッパからみればアジア人である」という趣旨のこと言われています。学問的には意見が別れるところですが、しかしハンチントン教授の意図は明らかに日中分断戦略であることは明らかです。しかし我々はハンチントン教授の意図が分かっていながら、それは違うよと言えないもどかしさがあることも事実です。ハンチントン教授はそこまで見通して「文明の衝突」を書かれたのだと思います。その知略と洞察力に深く敬意をあらわしたいと思います。次回に続く（次回は「文明の衝突」から推測できる地域戦略について）
こんばんは、植田です。明人さん、書き込み、ありがとうございます。
その考えは、よく知っています。山本氏の本は読んだことはありませんが、大前健一氏やその他、似たような意見は知っています。
ただ、最近、このコーナーに書き込みを続けたせいか、頭が疲れたので、少し休憩させてもらいます。あしからず。
というわけで、数日か数週間、しばらくお待ちください。
ラリーさん、ＵＣＬＡとのこと、失礼しました。それと、映画も楽しみですね。この場を借りて。
日曜日に「ワシントン・コンセンサス」(下)、そして本日、「〈マネー敗戦〉の大嘘」その５、を「文章館」に出しておきました。ご覧なってください。
それでは、また後日。
こんばんは、植田です。
ミームさん、こんばんは。朝の続きをやります。もう２点。ユダヤ人の件ですが、これは、興味のあるかたが多いでしょう。
私の考えでは、ジョージ・ソロスが自分のヘッジ・ファンドについて述べたことが、当たっています。「私はプレイヤーであって、ゲームを作ったのは私ではない。」この場合のゲームとは、金融市場のことです。
このことは、ロスチャイルド一族にもあてはまるでしょう。彼らは確かに１９世紀にヨーロッパの各国を動かすほどの財力を持ちましたが、(１９世紀のヨーロッパを動かした、ということは、世界を動かした、ということです)、しかし、そうすることのできる体制を作り出したのは彼らではありません。西欧諸国が近代世界を作り出した結果、ロスチャイルドは活動する基盤を得ました。ロスチャイルドが活動した結果、近代の資本主義、その市場が形成されたのではありません。
今、ゴアが副大統領候補にユダヤ人のリーバーマンを指名しましたが、これをユダヤ勢力がＷＡＳＰを取り込んだと見るか、逆に、ＷＡＳＰがユダヤ勢力を自分たちの陣営に巻き込んだと見るか。私は、後者のほうだ、と見ています。ファーガソンの「ハウス・オブ・ロスチャイルド」などを通して、今、ロスチャイルド一族の歴史が解明されつつあります。謎がなくなれば、不安もなくなります。アメリカのＷＡＳＰはユダヤの力の大きさと限界を見て取ったのではないでしょうか。これはあくまでも、私の推測です。(したがって、間違っている可能性、大です。)
広瀬隆氏の「赤い盾」は、ファーガソンの本を通して見ると、すでに「功を遂げ、名を成した」時点のロスチャイルド一族から過去を振り返って、面白いストーリーを作り上げたのだ、という気がしてきます。もう一つ。市場についてですが、これは小室直樹の『資本主義原論』(東洋経済新報社1997)をお奨めします。今までの書き込みを拝見してきたところでは、まだ、読んでないでしょう？
日本と、西洋近代の市場(資本主義)の違いを理解して、漫画に活かしてください。期待しています。私の推測では、孫氏は、身をもって、今、これを体験している最中のはずです。では、以上です。
理由は、日本が官僚国家制度の国であり、これが市場経済と対立します。そしてこの基礎には、西洋近代と日本のアイデンティティーの対立があります。だから、市場経済化というのは、日本人にとっては経済だけの問題ではなくなります。=================================
さっきポストしたのを間違えて削除してしまったので、もう一回簡単に書きます。
上の文章で
「日本が官僚国家制度の国であり、これが市場経済と対立します。」は事実です。しかし、
「この基礎には、西洋近代と日本のアイデンティティーの対立があります。だから、市場経済化というのは、日本人にとっては経済だけの問題ではなくなります。」
というのはうえださんの解釈です。私の意見ではこのよくある解釈＝日本異質論は、明らかにおかしな考えです。
日本の官僚制が極端に強化されたのは、戦後のことであり、世界的な左翼化の
流れが日本において最も成功したということです。共産主義の理想は終わっても
日本の現実はあまり変わっていません。
戦前の日本は、今よりはるかに自由市場的であったようですし、江戸時代もそうです。
つまり日本人のアイデンティティなるものと官僚制は、無関係と考えるべきです。
（＞山本夏彦の「誰か戦前を知らないか」を参照すると面白い）
また、日本において成功しているメーカのほとんどは官僚指導によって育った企業では
なく、世界市場で熾烈な競争を勝ち抜いてきた企業群です。
国内経済においては、全行政組織を頭に銀行やら土建屋やらもろもろの魑魅魍魎が、国富を食い散らかしているわけですが、日本が「共産主義化」に成功したのも、自由市場に参入している僅かなメーカ群が常に国内に富をもたらしているからだと思います。
つまり、それによって、「貧困の平等」のレベルを比較的高く保つことが出来ているのではないかなということです。
おはようございます、植田です。
ミームさん、がんばっていますね。２点だけ、書きます。
> こんばんは、ミームです。
> 植田さん、いつもていねいなレス、ありがとうございます。> > > ただ、市場システムが世界を覆っている、そしてそれを止めるものは何もないという現状認識だけが大事です。
> > これもその通りです。
> すばらしいです。
> 今の日本で、この一点が合意できただけでも、大変なことです。
> 一緒に、自然発生的秩序としての市場化を、この日本で推し進めましょう。
> 私は、不思議に思っていたのですが、政治家や評論家の中の規制緩和・小さな政府派の人々は、なぜこの点だけでも大同団結しないのでしょう。これは簡単にいきません。
理由は、日本が官僚国家制度の国であり、これが市場経済と対立します。そしてこの基礎には、西洋近代と日本のアイデンティティーの対立があります。だから、市場経済化というのは、日本人にとっては経済だけの問題ではなくなります。
だから、ミームさんが希望している大同団結の人たちも、このところに足を取られています。
それと、もう一つ。アダム・スミスが観察したのは、すでに「近代化」したイギリス人です。この人たちが自分の欲望に従って活動することが、結果的に国の富を形成する、と彼は考えました。そしてこの「欲望」というものを、それ以後の経済学は「合理的経済人」と呼ぶわけです。
で、欧米人ではこれが当たり前なのでわざわざ言及しません。そして彼らの学問を学ぶ日本人は、そのまま鵜呑みにするので、「欲望」が何を意味しているのか、考えません。これは、「近代人」の別名です。欲望なら日本人も持っている、という具合に、簡単に考えると、欧米の市場経済の成り立ちについて、大切なところを見落としてしまいます。以上、２点、書いてみました。
茂桐さん、はじめまして。ミームです。
> 全盛期の栗本は間違い無く天才だったと思います。私もそう思っています。
しかし、あれだけ近代と市場とその成り立ちについて鋭いことを言っていたのに、その市場を全面肯定するのが、遅すぎた。
恐らく近代思想（特にドイツ観念論系）と市場社会を同一視したためと思われるのですが。> 岡田英弘
> 「中国は別として、日本ーコリアは東アジアの国の中ではずば抜けて歴史が古い。
> 北緯３５度線の上が麦作、下が米作で、二つの異質な世界の接触点であったために、
> この地域には早くから発展したのだ」> 網野善彦
> 「東日本と西日本は、別の国である」日本を素直に見て行けば、このようになるのでしょう。
たしかアダム・スミスも、文明が河川沿いに発達したのは、交易のためであると書いています。> 岩井克人
> 「資本主義とは差違の解消である」> 岩井の発言だけはちょっと言葉使いが特殊で、
> 「商業とは差違の解消である」「文明とは差違の解消である」
> と考えたほうがよいかもしれません。「差違の解消」という言い方が、ポストモダンチックというか、左翼的ですね。
実際には、交易・商業は多様化・自由化を生んできました。> いずれにせよ、この地点において
> 栗本、岡田、網野、岩井は一直線に繋がります。納得しました。
こんばんは、ミームです。
植田さん、いつもていねいなレス、ありがとうございます。> > ただ、市場システムが世界を覆っている、そしてそれを止めるものは何もないという現状認識だけが大事です。
> これもその通りです。
すばらしいです。
今の日本で、この一点が合意できただけでも、大変なことです。
一緒に、自然発生的秩序としての市場化を、この日本で推し進めましょう。
私は、不思議に思っていたのですが、政治家や評論家の中の規制緩和・小さな政府派の人々は、なぜこの点だけでも大同団結しないのでしょう。
例えば、境屋太一と長谷川慶太郎と大前研一と加藤寛と栗本慎一郎。
あるいは、小沢一郎と小泉純一郎。これは、無理か。
せめて、評論家だけでもできないのだろうか。
国家主義的な人々は西部邁らが中心となって、新しい教科書をつくる会や発言者などで日本の左傾化を防ぐための運動をしている。
市場主義的な人々も、見習ってほしいものです。（もちろん、ひとごとではないが）
我々は、小異を捨て大同につくべきですが、その前に気になった点を少し。> > それと間違いないのは、市場は（国家も社会もそうですが）人間の頭が創り出したのではないということです。
> いや、これは違います。これは人間が作り出したものです。というか、西洋近代人が。歴史上のある特定の地域、時間帯に特定の人種が出現したことにより、近代の「市場」が登場しました。これを力説しているのが小室直樹氏です。
もちろん、市場は人間の行動の総体によって現実の世界に現れたものです。
しかし、それは人間が意識して市場の全体像をつくりあげたのではないと思います。（プレイヤーとして意識的に行動することとは、区別してください）
人間一人ひとりの知恵は、限られています。
せいぜい、自分の欲しいものを安く買い、カネを稼ぐために客が欲しいと思うものを売ることぐらいです。
ところが、それによって意図せず分業・交換が行われ、多くの人の知恵の結実として価格が決められ、社会に結果として最善のかたちで富・物・サービスが行き渡るのです。
社会も国家もそうです。
人間に、社会や国家の全部を見渡す知力はありません。
人間が頭で国家をつくろうとすると、現実の社会主義国家のようになります。> > 人間の集合的な無意識かもしれないし、自然かもしれませんが、とにかく人知を超えたものであることは確かです。
> そうですね。この点を研究している人もいます。
> > それを頭の良い人間が、自分ならもっとうまくコントロールできると考えることが諸悪の根源です。
> これはその通りです。
この二つを、言いたかったのです。
賛成してくれて、ありがとうございます。
> > 人間の脳が創り出した近代の諸価値を、現実的に正しいとも思っていません。
> > だから、デカルトもジョン・ロックも嫌いです。> ここは、ちょっと考える点があります。というのは、「近代」が出現したのは、あくまでも西洋史のなかでのことであり、デカルトもロックも、彼らの歴史の文脈の中での出来事です。ですから、歴史的に見れば、デカルトもロックも、少なくとも明治までは、日本人には関係なかった、というほうが適切です。
> で、ではなぜ西洋史の中で彼らの意義が大きいのか、という問題を考えると、これは、それこそ副島氏が「ぼやいて」いるように、(あるいは、激怒しているように)、これまでの日本人が入っていけなかったヨーロッパ中世の壁が出てきます。
> これを私なりに超単純に解釈すると、西洋人にとっての「近代」とは、中世の「教会」支配からの解放です。そして教会の支配から解放されるには、人間が自分で自立する必要がありました。教会の教えに従って人生を規律するのではなく、自分の理性によって人生を規律する、という人生スタイルが要請されたわけです。デカルトもロックも、この新しい人間の生き方の原動力となる「理性」の意義を強調、あるいは、確立しました。ここから「近代人」がスタートします。これが超単純に見た西洋史の中でのデカルトとロックの意義です。
> ですから、先日、ここで展開された生得か、経験か、という議論は、もう近代以降になった時点での問題です。
> ところが、中世から近代への移行の問題どころか、近代内部での出来事ですら、日本人はちっとも理解していない、と副島氏は日本の明治以降の学問を攻撃しているわけです。これはその通りです。いよいよ、問題の核心に近づいたわけですが、今ここで議論を開始するのは得策ではないと思います。
「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」に書かれていた、バーキアン対ロッキアンの論争をここで再現するのは、見世物としてはおもしろいかもしれませんが、我々は市場主義で一致しているのです。
論争は、我々が天下を取ってからでいいのではないでしょうか。
私からの疑問点を少し書かせていただくと、教会支配から脱出しただけでは近代にはならないのではないでしょうか。> > 人間は、ただ己を空しくして自然の法則に従っていくのが、一番幸せで成功への近道です。
> > バークやハイエクはこのことが、良く分かっていた人でした。
> ここは、? です。バークは「自然性は省察を必要としない知恵であり、省察にまさるものである」と書いています。
ハイエクは、人間の知恵より社会の自生的秩序を重視しています。
西洋風に言えば、無知の知でしょうか。
知の無知（自分は何でもわかっていると思っているバカ）を批判しています。> > その自然の法則とは何かが人によって違うのでしょうが、近代社会では市場原理だと私は思います。
> > アダム・スミスがこのことを突きとめました。> 話が飛躍しているようで、ちょっとわかりません。
分業と交換が、今の文明をつくりあげたと書いてます。
まあ、私の解釈がはいっているので、人が読むと飛躍と読まれるのでしょう。> どうも私が言ったことではないこともここにあるようで、ちょっと答えに窮します。
すみません。冒頭に、植田さんへと書いといて、いつのまにか副島先生に対する文を書いてしまいまいた。
> 私の考える近代化の理由のポイントは２つ、小室直樹、ウェーバーの「ピューリタンの倫理」と、デカルト、ロックから始まる「理性的、合理的近代人」の出現、です。この２点以外は、ああ、そうも言えますね、というところです。
「ピューリタンの倫理」もいいですが、西欧近代の一方の主役ユダヤ人（当然ユダヤ教の信者）の存在はどう説明するのでしょう。
「理性的、合理的近代人」は、どうやって存在し続けることができるようになったのでしょうか。
やはり、カネを持つことによる（旧体制からの）自由ではないでしょうか。
そしてカネを稼ぐために、理性的・合理的でなければならなかったのでは。
そのための哲学として、世俗・労働・カネを稼ぐことの肯定や、道徳的に生き、倹約し稼いだカネを次の事業に投資することが必要とされたのではないでししょうか。
これは、宗教というより商人の生き方がモデルとして近いと思います。
だから、その哲学がタルムードでも商人のための論語でも、かまわないのではないでしょうか。
やはり、私は市場経済が近代（人）をつくったと考えます。> ちょっと考えてみたのですが、孫氏は、なかなか話題があって面白いのが出来るのではないか、と思います。
> たとえば、１ 日本での高校時代、担任の教師から、在日韓国人では、いくら大学に行って勉強でがんばっても日本の企業でトッブにはなれない、と言われて絶望し、アメリカに行くことにした、という点。
> ２ 先日のラリーさんの書き込みにあったバークレーでの彼の活躍。
> ３ 副島氏が注目している彼のバークレーでの指導教授の話。
> ４ アメリカでの会社の立ち上げ。
> ５ 日本での会社の立ち上げ。
> ６ ナスダック、日債銀の買収。> と、これだけでも、 けっこうな話題になります。
そうですね。
彼の実人生自体が、ドラマチックです。
孫氏は、現代の信長と言えると思います。
日本人の新しいモデルとなるべき人物かもしれません。
例え、途中で失敗したとしても、その挑戦的な生き方自体が。> ぜひ、がんばってください。
ありがとうございます。
> 自己利益を追求することが正義である、ということ。これをどうやって日本人の伝統の思想と対立させずに、現代に誕生させるか、ポイントはここです。
わかりました。
なんだかんだ言って、日本人は本音で生きている民族であり、カネの価値を分かっているし、成功物語も大好きです。
企業家のサクセス・ストーリーはじゅうぶん商品になると思います。
市場戦国時代とも言えるこれからの時代、下刻上は世の常となり、戦国武将のような企業家がヒーローとなるのでしょう。
それでは失礼します。
里屋さん、こんにちは。> その自分の信念に従い、大胆に発言する様子からは、ハイエク論争に関し、 西山教授は無名教授氏の肩を持たざるを得なかったというラリーさんの推論と、私の上記の印象とはマッチしなかったのです（たんなる印象だけの話ですが）。
私の主張には何の根拠もありません。だいたいその論争じたい読んでいないのですから。
ただ個人的には、文学部の教授に経済論争で徹底的に論破される経済学者と言うものを見てみたいと思いまして（笑）。
里屋さんの連載を楽しみにしております。頑張ってください。
２回目の続き�．▲献�経済の驚異的な発展とアジアの自己主張
アジアの自己主張としてマレーシアのマハティール氏やシンガポールのリー・クアン・ユー氏などが以下のように繰り返し西欧的価値観への鋭い批判を行っていた。
・我々は西欧とは異なったやり方をとったから成功した。それはアジア的な文化や価値観に従ったからだ。西欧こそ今やアジアに見習うべきだ。・東アジアの目覚ましい経済発展の原動力はアジア特有の文化に要因があり、アジア文化は文化的にも社会的にも退廃した西欧文化よりも優れている
・東アジアは儒教的価値観という共通点によって深い絆があり、極端な個人主義を排除し、官僚的な支配、限定的な民主主義という共通的価値観を持っている。
東アジア諸国の経済発展が西欧優位という構図を変え始め、そしてこれらの傲慢とも思える東アジアの主張が欧米エスタブリッシュメントに「文明」の問題として大きく意識させ、また警戒心や反発心を高めるきっかけになったのではないか、そしてそれがアジア通貨危機に繋がっていったのではないのかと考えられるのです。
サミュエル・ハンチントン教授はハーバート大学でもとくに著名な国際政治学者であり、ケネディ政権以来、ワシントンとも太いパイプを持つ、いわゆるエスタブリッシュメントの主流的知識人です。
もちろんＣＦＲ（外交問題評議会）のメンバーであり、またワシントン・コンセンサスを代表する人物だと思っています。
さてサミュエル・ハンチントン教授は９３年「文明の衝突」を書かれた直後に「西欧キリスト文明圏は２１世紀にも最大の力と影響力を保つであろうが、他の文明が力を増すにつれ西欧文明は相対的にだんだん没落・衰退していく」と発言され、また今年の１月に発行された「文明の衝突と２１世紀の日本」にも同じことを書かれています。なぜこのように「西欧の衰退」を運命論のごとく信じているのかについて分析してみたいと思います。このことがまさに「文明の衝突」という学問の書ではなく国家戦略書が生まれた背景が分かると思うからです。それでは文明の衝突が生まれた１９８０年代から１９９０年代の初めの状況やハンチントン教授を始めとするワシントン・コンセンサスの「文明」に対する認識を探っていくことにします。１）１９８０年代から１９９０年代の初めの状況は�．▲献�経済の驚異的な発展とアジアの自己主張 ��中東世界のイスラム回帰��アメリカの衰退論における西欧没落のイメージ。これらの動きから起こってきた非西欧の自立と自己主張の動きは欧米の警戒心と反発を促すものであった。
２）文明は栄枯盛衰を繰り返すという歴史認識は一般的だと思いますが、特にイギリスのトインビー博士の「文明の８００年周期説」は有名です。また村山節氏の「西欧と東洋が８００年ごとに覇権交代する」という「覇権移行８００年周期説」は世界的に有名です。この村山節氏の「文明法 則史学」という学問は日本ではまったく無視され、むしろ西欧と中国で盛んに研究されていると 聞いています。中国では「文明法則史学」の研究者である京都大学の岸根卓郎教授を国賓扱いで迎え徹底的に研究したと言われています。この学問を究めると、どこの国と提携し、どこの国を攻めればいいのかまで分かるそうです。さてこの「覇権移行８００年周期説」では西暦２０００年前後に西欧から東洋に覇権が移行する時期にあたるということで実に興味深いところです。おそらくハンチントン教授もこの「覇権移行８００年周期説」についてご存知であり、また１９８０年代から１９９０年代の初めの状況と重ね合わせて「西欧の衰退」が身近に迫っているという認識に至ったのではないか、そして彼の鋭い冷徹なまでの知性で分析され結論付けたのではないか。それが文明という問題を政治の重要なファクターに押し上げ「文明の衝突」という米国家戦 略書としての論文を書く契機になったのではないかと推察しています。
�．▲献�経済の驚異的な発展とアジアの自己主張 アジアの自己主張としてマレーシアのマハティール氏やシンガポールのリー・クアン・ユー氏などが以下のように繰り返し西欧的価値観への鋭い批判を行っていた。・我々は西欧とは異なったやり方をとったから成功した。それはアジア的な文化や価値観に従ったからだ。西欧こそ今やアジアに見習うべきだ。
いきなりですが、私は石原 伸晃 を全く信用してないし、期待してません。(慎太郎は大支持ですよ！) 彼の今までの発言を簡単に総括してみると 、 1 - 『TMD は辻元清美、宮崎哲弥と同じように要らない。何故なら100発来ても90発しか落せないから。』 それだったら、100発全部受けた方が良いと言う事ですか、伸晃さん？？？ 彼は世界の支配階級のひとつアメリカ軍産複合体を敵に回して良いと考えるのか？。 アメリカ大統領 (JFK)といえども軍産複合体を敵にしたらどんな目にあったか我々は良く憶えている必要があるでしょう。
2 - 『自虐的日本人は中国を侵略し、数は別として(オイオイ、数が大切なんだよ~伸晃 クン！！！) 、多くのMain land Chiona の方々を殺りくした。』
あの頃、侵略という観念が世界中に本当に在ったんですかね~？ マッカーサーは自衛の戦争だと後にアメリカ議会で言いましたよ！
3 - 『この前の総選挙直前のアンケートでは、憲法第9条改正に反対。』つまり、彼は、世界中の普通の国々が、今現在、軍事力を含めて、持てるカードを全て有効に自国の国益になるように使おうとしてる時に、日本は、今だに軍事力という強力なカード無しで良いということだ。 もっと言うなら、北鮮の様なくだらない小国、無茶苦茶なシナ等にちょっと軍事力をちらつかされたら、反撃し相手の国をアメリカ、ロシア、中国の様にせんめつ為るだけの力が無い故に、びびってしまう情け無い国にしておきたいのだ。そういう日本、日本人を世界はどう思っているか知っていますか、伸晃 クン？
4 - 今までに少なくとも5回 真面目な質問をEMAILを通じて出したが、一回も返答が無い。きっと、彼には、父親と違い、自分の意見というものを持っていないんでしょう。ちなみに、同じ自民党員でも、故小渕首相、現森首相、高市早苗さん等はちゃんと返答をくれました。(上記に付け加え)
こんな優柔不断でいい加減な奴が、ヌクヌクと自民党内で着実に力を握っていき、将来総理にでも成ったとしたらと想像すると本当に背筋がゾーッとしてきますね。
皆さんの意見はどうですか？
Ｒ・Ｒ研究家さんへこんにちわ
いつも貴重なお話を読ませていただき、ありがとうございます。
環境保護運動の黒幕がロックフェラー家ということですが、メジャーズは、エクソンの石油流出事故をみるまでもなく環境保護団体に基本的に苦しめられています。
何ゆえ、ロックフェラー家がその黒幕となる必要があると思われますか。（すみません。私もよくわかりませんので）追伸
「選択」１０月号に「ロスチャイルドの大番頭」という寄稿がありました。
大番頭というのは、ジルベール・ド・ボトンという人らしく本年８月２７日亡くなられたそうです。
寄稿者は、ジルベール・ド・ボトンの長年の友人の人で、ＦＴやニューヨークタイムズの東京支局長をしていた人とのこと。
ジェイコブ・ロスチャイルドに気に入られて出世したようです。
ジルベールの母は、イスラエル建国前にスパイとして活動し、４８年の独立に
大きく貢献したそうです。
ジルベール・ド・ボトン本人は、１９８２年、ロスチャイルドを離れ、自分の投資顧問会社を作って、１９９９年スイスユニオン銀行に売却したとのこと。
その他美術や文芸の世界を究めたことも書かれてました。読んでみるとたいしたことは書いてませんでした（すみません）。
ラリーさんへこんにちわ
ラリーさんの投稿は勉強になり、いつも楽しみにしています。西山教授のハイエク論争の判定ですが、ご指摘のようなことがあるのかもしれません。
ただ私の西山教授の印象なのですが、15年ほど前、西山教授が、「選択の自由」翻訳以降、一般向けの本を出されるようになったころテレビで何度か見ました。（世相を斬る等で）よく覚えているのは、ＮＨＫのテレビ討論での豪放な物腰でした。
内容はよくおぼえていませんが、経済学者達だけの討論会でその時は、日本的な討論の中、一人浮いていた感じでした（もちろん西山教授が正論だったかもしれません）。他の人の発言中にも笑ったり、自分の飲み水のコップを使って、マネーサプライの説明をしたり、相当なパフォーマンスでした。文章からのイメージとは違うなーと思ったものです。その自分の信念に従い、大胆に発言する様子からは、ハイエク論争に関し、西山教授は無名教授氏の肩を持たざるを得なかったというラリーさんの推論と、私の上記の印象とはマッチしなかったのです（たんなる印象だけの話ですが）。
植田さん、こんにちは。> そうですね。いい点に気がつきました。
> ただ、漱石は「外発」と「内発」という問題設定をしていたはずです。これは、「内部」と「外部」とはまた別の問題です。言葉は似ていますが。そうですね。
> 話は違いますが、ラリーさんは、バークレー校のご出身とのこと。ここは、私の中では１９６０年代のフラワー・ムーブメントの発祥地、ということになっています。それと、この頃、キャンデス・バーゲン主演の「ゲッティング・ストレート」という映画がありました。学生運動をテーマにしたものです。で、これまたこの映画に出てきた大学のモデルはバークレー校である、という具合に私の中ではなっていました。というわけで、バークレー校は、私にとっては長年、密かな敬意の対象でした。
私の出身校はUCLAです。それとニューヨークのCourant Instituteですか。ところで、最近の映画Nutty ProfessorはUCLAが舞台です。ロケをやっているのをこの目でみました。
> 以上です。
ではまた。
ちょっと、失礼して、宣伝させていただきます。副島隆彦先生が、早稲田大学にて、講演会を行うことになりまた！！！
早稲田大学の学園祭期間中に行われます。副島先生が、一般の方向けの講演会で講演なさるのは、稀です。
お時間ある方は、ぜひぜひ、いらっしゃってください。
お見逃しなく！！１１月２日（木） １５：００〜
（詳細については、またの投稿をお待ちください）
最近、奥山さんの「地政学」の連載を毎回楽く拝見させてもらってます。大変参考になります。私もかなり前に『悪の地政学』を読んで以来、「地政学」に大変興味を持つようになりましたが、なかなかいいテキストが見つからなくて困っていたところです。この「地政学」はアメリカ研究に必要不可欠ではないかと考えていますので、これからも頑張ってください。さて今日から数回にわたって「アメリカの国家戦略」について書きたいと思います。
私はアメリカに大変興味があり以下のように認識しています。
「アメリカは大変な戦略国家であり、また地政学（地経学）に基づいて国家を運営している。１０年〜２０年後の世界の状況を予見し、そしてその時のあるべき国家の姿、新たな世界秩序のルールを考えだす。その結果を得るまでの期間について、軍事戦略、マネー戦略、オイル戦略、通商戦略、・・・で対欧州、対中国、対日本、対中東、対東南アジア・・・という具合にそれぞれの地域別戦略を考えだす。それはパワーバランスを考慮しながら戦略を複合して組み合わせ、必要に応じて使い分けるという巧妙な戦略と採っている。」それでは上記の認識をふまえて以下の考察をしてみました。
現在を認識するためには歴史的大変化であった冷戦の終結時に戻って米国の基本戦略をつきとめ、そして現在、未来を規定している重要な鍵を発見したいと思います。冷戦終結時の米国の基本戦略における視点を以下のように考えます。
�（顕宗∧弧世領�け目が新たな国際対立・紛争の焦点になる
�∧胴颪鯆催世箸垢覦豢法β振砲寮こΕ皀妊襦覆海糧�表は冷戦終結時よりずっと後ですが）
��２１世紀は地下資源や穀物の不足時代�´△魯汽潺絅┘襦Ε魯鵐船鵐肇鷆擬�の説です。
��は以外と盲点になっていますが、米国は着々と２０年前から戦略的に準備してきました。米国と一緒に米系多国籍企業がアフリカ、中東、中央アジア、ロシア、南米に鉱物利権や農業利権に動いてきた事実から判断できると思います。そしてこのことが「副島先生の金融資産から実物資産への移行」という認識に繋がっていくのだと思っています。（これは私の独断で書きましたが違っていたらごめんなさい）さて以上の３点をしっかり分析し米国の国家戦略を見極め、日本国家戦略を構築することが急務と考えます。（この３点について次回以降分析していきたいと思います。）
追記：論理の飛躍や分析がたりないものが多々あると思います。その都度ご指摘頂ければ幸いです。
こんばんは、植田です。里屋さん、情報ありがとうございます。
里屋さんの情報を見る限り、そしてハイエク論争に限り、西山教授の意見のほうが正当のように思います。
その雑誌(最後に紹介されていたもの)なら、確か買った覚えがあるので、また探してみます。
こんばんは、植田です。
ミームさん、以下のこと、拝見しました。
> 植田さんへ。> 市場がなぜ成立したかというのは、私にとっては二義的な問題です。
> （私にとっては栗本氏の説明がぴたっと来ただけであって、それが学問的に間違っていることが証明されたとしても、私の市場主義はゆらぎませんし、そこを植田さんと共有できなくても全く問題ありません）いや、それで結構です。
> ただ、市場システムが世界を覆っている、そしてそれを止めるものは何もないという現状認識だけが大事です。
これもその通りです。
> それと間違いないのは、市場は（国家も社会もそうですが）人間の頭が創り出したのではないということです。
いや、これは違います。これは人間が作り出したものです。というか、西洋近代人が。歴史上のある特定の地域、時間帯に特定の人種が出現したことにより、近代の「市場」が登場しました。これを力説しているのが小室直樹氏です。
> 人間の集合的な無意識かもしれないし、自然かもしれませんが、とにかく人知を超えたものであることは確かです。
そうですね。この点を研究している人もいます。
> それを頭の良い人間が、自分ならもっとうまくコントロールできると考えることが諸悪の根源です。
これはその通りです。
> だから、マルクスもケインズも大嫌いです。
ここは簡単に言い切れません。もちろん、好き嫌いでやれば、手っ取り早いですが。で、それでいい人はそれでよし、としましょう。
> 人間の脳が創り出した近代の諸価値を、現実的に正しいとも思っていません。
> だから、デカルトもジョン・ロックも嫌いです。ここは、ちょっと考える点があります。というのは、「近代」が出現したのは、あくまでも西洋史のなかでのことであり、デカルトもロックも、彼らの歴史の文脈の中での出来事です。ですから、歴史的に見れば、デカルトもロックも、少なくとも明治までは、日本人には関係なかった、というほうが適切です。
で、ではなぜ西洋史の中で彼らの意義が大きいのか、という問題を考えると、これは、それこそ副島氏が「ぼやいて」いるように、(あるいは、激怒しているように)、これまでの日本人が入っていけなかったヨーロッパ中世の壁が出てきます。
これを私なりに超単純に解釈すると、西洋人にとっての「近代」とは、中世の「教会」支配からの解放です。そして教会の支配から解放されるには、人間が自分で自立する必要がありました。教会の教えに従って人生を規律するのではなく、自分の理性によって人生を規律する、という人生スタイルが要請されたわけです。デカルトもロックも、この新しい人間の生き方の原動力となる「理性」の意義を強調、あるいは、確立しました。ここから「近代人」がスタートします。これが超単純に見た西洋史の中でのデカルトとロックの意義です。
ですから、先日、ここで展開された生得か、経験か、という議論は、もう近代以降になった時点での問題です。
ところが、中世から近代への移行の問題どころか、近代内部での出来事ですら、日本人はちっとも理解していない、と副島氏は日本の明治以降の学問を攻撃しているわけです。これはその通りです。> 人間は、ただ己を空しくして自然の法則に従っていくのが、一番幸せで成功への近道です。
これは、日本人の伝統の発想のようですね。別に私に異議はありません。
> バークやハイエクはこのことが、良く分かっていた人でした。
ここは、? です。> その自然の法則とは何かが人によって違うのでしょうが、近代社会では市場原理だと私は思います。
> アダム・スミスがこのことを突きとめました。話が飛躍しているようで、ちょっとわかりません。
> ちなみに、栗本氏はもともと市場社会批判派でしたが、90年頃の「幻想としての文明」あたりから、市場主義者に転向しました。
> たしかフリードマンを引用していたと思います。
> 副島先生の栗本氏に対する評価が低いのが、ちょっと理解できません。
> （やはり典型的なネオ・コンでしょうか）
> 小室先生とは共著も出していたし、仲悪そうにも思えなかったですが。
> 副島先生と協力しあえば、相当なことができると思うのですが。
> まあ、ご本人たちには私の分からないいろいろなことがあるかもしれないので、これ以上は言いませんが。
> 彼は、西部邁とは人間が違いますよ。
> （あんな、ハイエク読みのハイエク知らずはどうでもいい）
どうも私が言ったことではないこともここにあるようで、ちょっと答えに窮します。
私は栗慎氏には、実は、期待しています。ただ、近代化の理由の点は、ばかばかしい、と思っています。
私の考える近代化の理由のポイントは２つ、小室直樹、ウェーバーの「ピューリタンの倫理」と、デカルト、ロックから始まる「理性的、合理的近代人」の出現、です。この２点以外は、ああ、そうも言えますね、というところです。> ＞それはそれとして、ミームさん、ここらで、ハイエク主義を信奉する主人公の漫画を描いてみたら、どうでしょうか。
> ＞たとえば、孫正義氏。今、彼は日本経済のヒーローのようですから、彼を漫画にしてみたら。(もう、これも古いか。)
> ＞きっと、彼もハイエク主義者でしょう。(知識としてではなく、やっていることが、という点で。)> 私も、孫正義氏は尊敬しています。天才だと思っています。数年前から。
> 以前は、誰も聞いてくれませんでしたが。
そうでしたか。目をつけるのが早かったですね。> 孫正義（のような人）を主人公にしたマンガ。いいですね。
> 私も、シリコンバレーやビットバレーを舞台にしたものを描いてみたいと思っていました。
> マンガとしておもしろくなるか、が一番重要ですが。
> いつか描いてみたいです。ちょっと考えてみたのですが、孫氏は、なかなか話題があって面白いのが出来るのではないか、と思います。
たとえば、１ 日本での高校時代、担任の教師から、在日韓国人では、いくら大学に行って勉強でがんばっても日本の企業でトッブにはなれない、と言われて絶望し、アメリカに行くことにした、という点。
２ 先日のラリーさんの書き込みにあったバークレーでの彼の活躍。
３ 副島氏が注目している彼のバークレーでの指導教授の話。
４ アメリカでの会社の立ち上げ。
５ 日本での会社の立ち上げ。
６ ナスダック、日債銀の買収。と、これだけでも、 けっこうな話題になります。
> ＞ミームさんの場合は、もう、漫画で日本人を「市場人間」にする、という戦略が一番いいと思います。
> がんばってみます。
ぜひ、がんばってください。
> 日本人にとって、モデルになるようなヒーローを描ければいいんでしょうね。
> 信長や秀吉のような。
> そういえば、歴史物などのヒーローって、たいてい武将・軍人や政治家で、商人や企業家って少ないですよね。
> 派手さに欠けるというか、絵になりにくいというか。ここがミームさんの腕の見せ所です。
> ＞居酒屋での金勘定の瞬間、人は皆、最も真剣になる、という以前あった書き込み、この辺の観察はアダム・スミスですね。
> たぶん、ここらへんが私のテーマかもしれないです。
> 気づかせてくれて、ありがとうございます。
自己利益を追求することが正義である、ということ。これをどうやって日本人の伝統の思想と対立させずに、現代に誕生させるか、ポイントはここです。では、以上です。
こんばんは、植田です。
ラリーさん、こんばんは。以下の書き込み、拝見しました。
> 植田さん、こんにちは。
> > 近代の出現を「内部」と「外部」とかいう言葉で説明する仕方のことは、私も知っています。物理学と違って、これが客観的に正しいかどうか、自然そのものが証明してくれないので、まあ、そうも、言えるか、というところですね。教科書風に近代化の要因を述べ立てるなら、それも、一つの説として挙げておかないと、手落ちになるでしょう。ただし、私個人の意見を言わせてもらうと、それは、寝言、だと思っています。
> そう言えば夏目漱石が現代日本の開化で、日本の近代化についてこの内部および外部と言うことを問題にしていました。別にどうでもいい事ですが。
そうですね。いい点に気がつきました。
ただ、漱石は「外発」と「内発」という問題設定をしていたはずです。これは、「内部」と「外部」とはまた別の問題です。言葉は似ていますが。話は違いますが、ラリーさんは、バークレー校のご出身とのこと。ここは、私の中では１９６０年代のフラワー・ムーブメントの発祥地、ということになっています。それと、この頃、キャンデス・バーゲン主演の「ゲッティング・ストレート」という映画がありました。学生運動をテーマにしたものです。で、これまたこの映画に出てきた大学のモデルはバークレー校である、という具合に私の中ではなっていました。というわけで、バークレー校は、私にとっては長年、密かな敬意の対象でした。
以上です。
全盛期の栗本は間違い無く天才だったと思います。岡田英弘
「中国は別として、日本ーコリアは東アジアの国の中ではずば抜けて歴史が古い。
北緯３５度線の上が麦作、下が米作で、二つの異質な世界の接触点であったために、
この地域には早くから発展したのだ」網野善彦
「東日本と西日本は、別の国である」岩井克人
「資本主義とは差違の解消である」岩井の発言だけはちょっと言葉使いが特殊で、
「商業とは差違の解消である」「文明とは差違の解消である」
と考えたほうがよいかもしれません。いずれにせよ、この地点において
栗本、岡田、網野、岩井は一直線に繋がります。
下記の北朝鮮への米支援に大反対だ！ 外務省の度が過ぎだ売国奴的姿勢には強い怒りを感じる。もし、この意見に賛成の方は外務省（kokunaikoho@mofa.go.jp）、各政党 等 にガンガン手紙を出しましょう。我々の多くが頑張れば、事態を変える事が出来ると信じています。2000年10月4日（水） 12時25分 （毎日新聞）
＜コメ支援＞北朝鮮への５０万トン支援を自民幹部に提示
外務省の槙田邦彦アジア局長らは４日午前、自民党本部で開かれた同党外交関係幹部会に出席し、北朝鮮に対して５０万トンのコメ支援を行いたいとの政府方針を示した。同日午後の外交関係合同会議で正式に提示し、了承を求める。幹部会には塩崎恭久外交部会長、中山太郎外交調査会長、高村正彦前外相らが出席した。
297 の Larry (Hideo) が言う所の「人類皆兄弟」派 の有力な(政治)団体の一つとしてGRA (Global Renaissance Alliance) が在ります。 http://www.renaissancealliance.org/GRA/index.html ちなみに私もここに所属しています(余り真面目ではありませんが)。大変素晴しい 精神的教理に基ずき、最終的に、この地球上の全ての人々に、愛、平和、公平さ、豊かさが溢れる様にする為にあらゆる社会運動をしています。くわしく知りたい方は是非HPをチェックしてみて下さい。上記の様な事を言うと必ず誤解しオーム や 共産党 と重ねあわせて受けとられる人がいますが、全然違います。 GRA 理事にはアメリカン ベストセラー「神との会話」で有名な Neale Donald Walsch 、 「聖なる予言者」の James Redfield, 私個人の大大大推薦本The Seat of the Soul の Gary Zukavを始め、色んな素晴らしい著名人達が沢山います。入会金はドネーション(私は0と書きました！)を除いて全く要らないので、興味がある方は気軽に入会し、いろんな世界中の人々、理事達と意見交換してみてはどうでしょうか？ 面白いですよ！！ ちなみに、個人的理由で、約6ヵ月程前に一時期脱会していましたが全く何の問題も無かったです。言うまでもなく、脅迫状や地獄行きのチケットは来ませんでした(爆笑)。
皆さんこんにちは、早いもので１０月に突入いたしました。いかがお過ごしでしょうか。さて、米国の経済誌『フォーブス』が先週、今年の億万長者特集（米国内のみ）を発表いたしました。１位は相変わらずマイクロソフト社の社主であるビル・ゲイツ氏、そして２位以下もニュー・エコノミー関連で利益をあげた億万長者が数多く名を連ねております。また、私が関心を持っておりますロックフェラー家もまだまだ健在なようで、デービット、ローランス、ウィンスロップ（ジュニア）の各氏が取り上げられております。この３氏は、同誌の１９９９年版億万長者特集においても取り上げられ、ロックフェラー家の解説について、たいへん興味深い記述がなされておりました。以下は、その全文であります。
『Grandsons and great-grandson of John D. Rockefeller, accounting clerk who set up merchant grain business 1858. Made $4,000 investment in oil 1862. Within 7 years, Standard Oil. Controlled 90% of U.S. oil business before antitrust breakup in 1911. Along with only son, John Jr., donated more than $1 billion to charity. Family became prominent in politics: Nelson served four terms as liberal GOP governor of New York, Gerald Ford's VP. Elder Winthrop was first Republican governor of Arkansas (1967-71) since Reconstruction. John D. IV (Jay) currently Democratic senator from West Virginia. Surviving grandchildren Laurance and David were main investors of their generation with venture capital investments: Eastern Airlines, McDonnell Douglas, Apple Computer. Laurance also environmentalist, donated land and money to national parks, reserves, etc. Became torchbearer for moderate Republicans opposed to Clinton impeachment. David ran Chase Manhattan bank during period of international expansion, helped found Trilateral Commission. Now preaches, practices philanthropy: education, museums, arts. Giving money away well requires just as much skill and care, maybe more so, than making it. Great-grandson Winthrop following in father's footsteps as lieutenant governor of Arkansas. Children sent to public schools as a matter of principle.』（http://www.forbes.com/forbes/99/1011/6409353a.htmより）
これを読んでいて疑問に感じたことがございます。副島先生は、いくつかのご著作の中で、ロックフェラー家は故ネルソン氏以外全員が民主党員であると述べられておりましたが、この記事によれば、�．優襯愁鷸瓩亮堕錣任△觚離Ε�ンスロップ氏が共和党アーカンソー州知事であったこと、�△修離Ε�ンスロップ氏の息子であるウィンスロップ・ジュニア氏が現在、共和党アーカンソー州副知事をつとめていること（下記のＨＰ検索による）、��やはりネルソン氏の実弟で、ベンチャー企業投資家であり、環境保護運動家でもあるローランス氏が、２年前のセクハラ・スキャンダルをめぐるクリントン大統領弾劾騒動時に、これに反対する共和党穏健派（いわゆるネオ・コン）のtorchbearer（支援者、指導者？）であったこと、以上のことから、ネルソン氏以外にもロックフェラー家内に共和党員が存在していた（あるいは「存在する」）ということであります。
しかしいずれにしろ、民主党であろうが、共和党であろうが、米国政界に対するロックフェラー家の影響力が強いということには変わりありません。次に、ローランス氏のenvironmentalist（環境保護主義者）という記述が目にとまりました。『現代外国人名録９６』（日外アソシエーツ・１９９６年）によりますと、同氏は現在、米国自然保護協会の名誉会長を、また、過去には政府の環境諮問委員会委員長、米国地理学会名誉理事をつとめていたとのことです。実際に、私がインターネットを使用して環境保護団体を数件検索したところ、同氏はNatural Resources Defense Councilの理事に名を連ねておりました。さらに、別の環境保護団体であるThe Conservation Fundの理事会には、ネルソン氏の実子ネルソン・ジュニア氏が在籍しております。副島先生は『ハリウッドで政治思想を読む』（メディアワークス・２０００年）の中で、「グローバリストたちは、最近は、ＮＧＯ、ＮＰＯに資金を出して、この市民運動家たちに暴れさせるという巧妙な手に出ている。過激な環境保護団体の『グリーンピース』が、エクソンやロイヤル・ダッチ・シェルなどの国際石油資本からの献金で活動しているのは有名な話しだ」と述べられておりましたが、上述のことからもお分かりのように、環境保護団体やＮＧＯの真の資金源・司令塔は、グローバリストの首領ともいうべきロックフェラー家であると考えられるのです。そして、同家の支配下にある国際石油資本（エクソン・モービル、シェブロン、テキサコ等）をはじめ、ロックフェラー財団、ロックフェラー兄弟基金、フォード財団等を通じて資金援助が行われているのではないでしょうか（私の勝手な想像ですが）。今後の環境保護団体やＮＧＯの動向が注目されます。
今回は以上です。また、よろしくお願いいたします。
【関連ＨＰ一覧】
フォーブス：http://www.forbes.com
ウィンスロップ・ロックフェラー副知事：http://www.state.ar.us/ltgov
Natural Resources Defense Council：http://www.nrdc.org
The Conservation Fund：http://www.conservationfund.org/conservation/index.html
グリーンピース：http://www.greenpeace.org
ロックフェラー財団：http://www.rockfound.org
ロックフェラー兄弟基金：http://www.rbf.org
フォード財団：http://www.fordfound.org
植田さんへ。市場がなぜ成立したかというのは、私にとっては二義的な問題です。
（私にとっては栗本氏の説明がぴたっと来ただけであって、それが学問的に間違っていることが証明されたとしても、私の市場主義はゆらぎませんし、そこを植田さんと共有できなくても全く問題ありません）ただ、市場システムが世界を覆っている、そしてそれを止めるものは何もないという現状認識だけが大事です。
それと間違いないのは、市場は（国家も社会もそうですが）人間の頭が創り出したのではないということです。
人間の集合的な無意識かもしれないし、自然かもしれませんが、とにかく人知を超えたものであることは確かです。
それを頭の良い人間が、自分ならもっとうまくコントロールできると考えることが諸悪の根源です。
だから、マルクスもケインズも大嫌いです。
人間の脳が創り出した近代の諸価値を、現実的に正しいとも思っていません。
だから、デカルトもジョン・ロックも嫌いです。人間は、ただ己を空しくして自然の法則に従っていくのが、一番幸せで成功への近道です。
バークやハイエクはこのことが、良く分かっていた人でした。
その自然の法則とは何かが人によって違うのでしょうが、近代社会では市場原理だと私は思います。
アダム・スミスがこのことを突きとめました。ちなみに、栗本氏はもともと市場社会批判派でしたが、90年頃の「幻想としての文明」あたりから、市場主義者に転向しました。
たしかフリードマンを引用していたと思います。
副島先生の栗本氏に対する評価が低いのが、ちょっと理解できません。
（やはり典型的なネオ・コンでしょうか）
小室先生とは共著も出していたし、仲悪そうにも思えなかったですが。
副島先生と協力しあえば、相当なことができると思うのですが。
まあ、ご本人たちには私の分からないいろいろなことがあるかもしれないので、これ以上は言いませんが。
彼は、西部邁とは人間が違いますよ。
（あんな、ハイエク読みのハイエク知らずはどうでもいい）＞それはそれとして、ミームさん、ここらで、ハイエク主義を信奉する主人公の漫画を描いてみたら、どうでしょうか。
＞たとえば、孫正義氏。今、彼は日本経済のヒーローのようですから、彼を漫画にしてみたら。(もう、これも古いか。)
＞きっと、彼もハイエク主義者でしょう。(知識としてではなく、やっていることが、という点で。)私も、孫正義氏は尊敬しています。天才だと思っています。数年前から。
以前は、誰も聞いてくれませんでしたが。
孫正義（のような人）を主人公にしたマンガ。いいですね。
私も、シリコンバレーやビットバレーを舞台にしたものを描いてみたいと思っていました。
マンガとしておもしろくなるか、が一番重要ですが。
いつか描いてみたいです。＞ミームさんの場合は、もう、漫画で日本人を「市場人間」にする、という戦略が一番いいと思います。
がんばってみます。
日本人にとって、モデルになるようなヒーローを描ければいいんでしょうね。
信長や秀吉のような。
そういえば、歴史物などのヒーローって、たいてい武将・軍人や政治家で、商人や企業家って少ないですよね。
派手さに欠けるというか、絵になりにくいというか。＞居酒屋での金勘定の瞬間、人は皆、最も真剣になる、という以前あった書き込み、この辺の観察はアダム・スミスですね。
たぶん、ここらへんが私のテーマかもしれないです。
気づかせてくれて、ありがとうございます。＞では、ともに、がんばりましょう。
はい。
皆さんこんにちは。Larryです。渡部昇一のハイエク論争について、少々思った事がありますのでここに書きます。ですがこれは単なる思いつきですので、ご理解の程をお願い致します。確か渡部氏に論争を吹っかけたのは、私の記憶が確かならば小樽商科大学の経済学教授だったと思います。この無名教授氏と渡部氏が何回か論争して、最後に西山教授がどちらかと言うと無名教授氏の勝ちと判定したんですよね。ですがこの判定はそのまま受け取っていいものかどうか。べつに西山教授に疑いの目を向けるわけではありませんが、この場合どちらの主張が理にかなっているにせよ、西山教授は無名教授氏の肩を持たざるを得なかったと思います。なぜかと言うと、ここで渡部氏の勝ちと宣言してしまうと、この無名教授氏は立つ瀬がないではありませんか。自分の専門の経済学で、その分野には素人の英語学者と論争して負けるなんて、恥ずかしくて世間にあわせる顔がありません。それに大学教授の職も辞さなければならなくなるでしょう。論争が引き分けに終わった場合でも同様です。
一方、渡部氏は論争で負けても、彼は英語学者ですので彼の名声にはほとんど傷がつきません。それに渡部氏には経済学者の友人もいるようなので、ここで徹底的に反論して無名教授氏に勝つと言うオプションも考えられますが、そんな事をしたら先にも述べたように無名教授氏は大学を辞めなければならなくなり、渡部氏は一人の学者の学者生命を断った非人として世間の非難を浴びることは確実です。そこで多少自分に不利な判定が下されても、ここは穏便に引き下がるのが渡部氏にとって得策だったと思います。
以上、単なる私の思いつきでした。上の主張には何の根拠もありません。
はてさて、先日2日から大統領候補者によるインターネット上での公開討論会が始まっているようです。
出演メンバーは
・George Bush
・Al Gore
・Pat Buchanan
・John Hagelin
・Harry Browne
・Howard Phillips
・Ralph Nader
です。
形式としては候補者が日毎にメッセージを更新して討論する方法っを取っています。
又、一般閲覧者も候補に質問を送る事ができますのでどんどん質問していきましょう(^^;
Rising Sun さんへ
レス遅れました。>おくやまさんはどういうユダヤ関係の本を読んでいますか？ 私は、 宇野正美と第一企画出版は殆ど読みました。それらが果して100%正しいかは別にして、かなり説得力があると思います。 おくやまさんはどう思いますか？
ほとんど読んだことがありません。我ながら不勉強に呆れてしまいます。広瀬隆の「アメリカの経済支配者たち」ぐらいですかね・・・。太田龍という方のHP「週間日本」ならみたことありますが・・・あんな感じですかね？
私は、
> 渡部昇一氏が言う様に、日本は絶対にユダヤと戦略的に仲良くすべきであると信奉する者です。現に、私にはイスラエル出身者を含め、沢山のユダヤ人の友人がいます。彼らと仲良くすると同時に、世界は今一体どうなっているのかを冷静に判断し、それに乗っとって戦略を立てる事が一国としても一個人としても必要であると確信します。 御意見を何でもいいから聞かせて下さい。なるほど、ユダヤとの連携ですか。いいかも知れないですね。ぼくはまだ分析中なので何とも言えません。しかし彼らがもつネットワークはやはり強いですね。あれを利用したいな、とは考えてますよ。
>アメリカの大学はどの分野でも魑魅魍魎の跋扈するせかいです。貴方がおっしゃるような立派な方も少しはいますが、真実はまったくかけ離れています。そのように純粋数学者を美化しますと、手痛いしっぺ返しをくらいますよ。
これに続く、Larry さんの、現代アメリカ数学界の状況を俯瞰した、純粋・応用数学に関する諸考察、大変興味深く読ませていただきました。
異論はなく、勉強になる部分もあります。現在、数学界においては、専門領域の細分化が、とうに３桁をこえると考えられ、素朴な分析は無意味でしょうが、私は、数学の領域にも思想性があると感じています。
実際に数学または論理学を専攻する学生と話していると、彼らを数学の研究へとかきたてる動機には強固な思想性がみられる事があります。
思想・哲学の背後には民族がある、と考えるのは、自然の理に適っていますが、このあたりのことを含めた数学界の分析も面白いかもしれません。
>この状況は当分変わらないようです。それこそフランシス・フクヤマのような優秀な人間が百人どっと出てくれば、状況はひっくり返るかもしれませんが。それゆえ、私やEishunのようにアメリカに在住している日本人たちは責任重大な訳です。Larry さんは、どのような手段をもってその責任を遂行されようと考えておられますか。私は Larry さんの志を高く評価しますが、価値ある研究成果を得られることを、お祈りします。
植田さん、こんにちは。> 近代の出現を「内部」と「外部」とかいう言葉で説明する仕方のことは、私も知っています。物理学と違って、これが客観的に正しいかどうか、自然そのものが証明してくれないので、まあ、そうも、言えるか、というところですね。教科書風に近代化の要因を述べ立てるなら、それも、一つの説として挙げておかないと、手落ちになるでしょう。ただし、私個人の意見を言わせてもらうと、それは、寝言、だと思っています。
そう言えば夏目漱石が現代日本の開化で、日本の近代化についてこの内部および外部と言うことを問題にしていました。別にどうでもいい事ですが。
皆さんこんにちは。皆さんがレベルの高い論議をしてくださって、大変勉強になります。この場を借りて御礼申しあげます。ところでハイエク論争についてですが、私は渡部氏の肩を持ちます。なぜなら論座というのは、朝日新聞の出している雑誌ではないですか。私は朝日新聞を全く信用していないので。
また私はこの論争を全く読んでいません。ですから私のこの件に関する判断は、非常に感情的なものです。あまり信用しないでください（笑）
ではお元気で。
はじめまして白い星さん。
考えてみると、渡部氏が小室博士をどう思っているかという情報は、僕がいうべきことではありませんね。
ちょっと考えさせてください（とりあえず下のは消しときます。失礼しました）。
この掲示板に始めて参加する松本です。よろしくお願いします。本日の副島先生の「ぼやき」に「日本の景気は回復しない。もっとひどくなる」という部分について私も賛成です。今ＩＴ革命ブームで設備投資は多少伸びるでしょうが、公共投資をその分減らしています。また個人消費もこれから良くなる見通しもありません。
米国のように構造改革も短期間の内に出来るとは思えず、米国型の好況は来ないと思っています。この失われた１０年は先生がおっしゃるように米国が「低金利」と「為替操作」で日本の経済やアジア経済までもコントロールしてきました。
しかしグローバリストの日本改造計画はまだ完成しておらず、まだまだ手をかえ品をかえてこれからも関与してくると思われます。
韓国での失敗はこれからの対日本関与政策に影響すると思われますが、手を緩めることはないでしょう。このグローバリストの関与がすべての日本の政治、経済、金融の行方を決めていくことになりますが、あまりにも明け透けに堂々とやってきたことが、日本国民にも分かってきましたし、また政治家や官僚の中にも反米感情の高まりが感じられます。
今現在、日本は「欧米の論理」のなかに入るか「アジアの理屈」で生きるのか選択を迫られているときです。従って日本がはっきりと「欧米の論理」で生きますという意思表示をしない限り日本の経済が復活することはあり得ないと思います。日本の政治、経済の行方は以下の内容を分析すればできると思います。
１）米国の対日本改造計画でまだ未達成のものは何か？
２）未達成項目で項目ごとに、どこまで達成できれば米国は満足するのか？
３）それらを日本が反米感情の爆発なしで達成できるのか？対日本改造計画で未達成項目は大きいもので以下のものがあると思います。
�� 軍備を拡大させ、対中国の防波堤にする。（場合によっては核兵器を持たせたい）
�� 大蔵省を始めとする官僚の裁量行政をやめさせる。
�� 金融支配の完成
はじめまして
｛３０７｝でＦＩＴＯＭＡＲＯさんがおっしゃることは確かな情報でしょうか。渡部氏は以前より小室先生を尊敬する著述家の一人にあげていたのですが……。私自身渡部氏が岡崎久彦氏に近い立場におられるというのは残念ですが。またイエズス会がバックにいるともおっしゃていましたが渡部氏自身あまり敬虔な教徒ではないのではないでしょうか。
確か以前冗談ぽくではありますが「キリスト教とハサミは使いよう」とおっしゃていました。私も渡部氏のいうユダヤ人と戦略的に手を結ぶという意見に賛成です。最も仲良くなりすぎると世界中から恐れられ、多くの国を敵にまわすということになるかもしれませんが。
渡部氏の「ハイエク−マルクス主義を殺した哲人」（ＰＨＰ研究所1999年）に対して、江頭進氏が論座1999年６月号で批判し、
渡部氏が８月号で反論し、
江頭氏が１０月号で再批判し、
西山千明氏が、１１月号で総括し江頭氏の方を相対的に評価していました。
論争はこのことでしょうか？
直接、渡部氏と西山氏が論争したかどうかは判りません。
総合雑誌系では散見した覚えはありませんが・・・・１１月号によると、
渡部氏の主張の
ハイエクが自由主義に対照させて、社会主義の一形態として「集産主義」という言葉を使っているのは、「生産を集める」と考えたからかもしれないが、現在の日本では、商業、サービス業が大きなウエイトを占めているので「集団主義」と意訳した方がよい。
に対し、西山氏は
原語のcollectivismは、高校生用の英和辞書にさえ「生産手段や土地等を国家が管理する「集産主義」とある。「隷属への道」の一つは、「生産手段としての資本が「プロレタリアートのため」という大義名分のもとに、共産化されていく」点にあることを知らなくて、どうして「隷属の道」を論じることができるだろうか
と批判されてました。
さらに
自由主義は王政でもかまわないとの渡部氏の主張に対し、
ハイエクの理論的核心は「経済的自由を伴わない政治的自由は自由でない」という命題であり、イギリスにおいて王権の制限によって、結果的に民間部門の力により産業革命は推進された。
と反論されてました。
その他いくつかの論点がありました。
以上、1999年１１月号の引用からです。
こんばんは、植田です。続いてちょっと書きます。先日、ハーバード大学の建学の精神について書いたのですが、気になったので調べたら、やはり、ピューリタン大学の出自だったことがわかりました。エール大学もそのようです。プリンストン大学はプレスビテアン(長老会派、これもピューリタンの一派でしょう)の出自だけども、最初から他の宗教にも寛容だったようです。
ジョン・ホプキンス大学は設立の時点からドイツの大学風に「調査・研究」のスタイルを導入して成功したようです。ハーバード大学で面白いのは、建学の時点が１６３６年。そしてイギリスのピューリタン革命で王様の首が切り落とされたのが１６４９年。(このキングの名前を忘れました。ジェームズ二世でしたか？) とすると、アメリカではイギリスよりも早く、ピューリタンの精神が社会をリードし始めた、ということになります。この関係で、私の目に入ったのが、ジョン・ウィンスロップという人物。イギリスからピューリタンとしてアメリカに渡った人物で、マサチューセッツ植民地の最初のガバナー。この人の活動が怪しい? (いや、現在のアメリカのＷＡＳＰの軌道を設定したのではないか、という意味です。)
ちょっとこの辺の調査にはまりそうです。話は変わりますが、ラリーさんの数学の話題、大変面白く拝見しています。アメリカは競争社会で数学者も例外ではない、ということ、大変ですね。最近、『フェルマーの最終定理』という本を読んだのですが、この中に、アメリカで自殺した日本人数学者が出ていました。死因のことははっきりしないのですが、(日本に婚約者がいたのにもかかわらず自殺)、もしかしたら、競争に疲れたか、カルチャー・ショックなのかな、などと、ラリーさんの書き込みを拝見しながら、思いました。
ワイルズという人は、もちろん、天才ですね ?
もしそうなら、私としては、自分が生きている時代に立ち会った(同時代を生きた)二人目の天才、ということになります。もう一人は、ビートルズのジョン・レノンです。どちらも、イギリス人。これは何か。偶然の一致か、はたまた・・。渡辺昇一教授と言えば、最近、ハイエクの解釈をめぐって、西山千明教授と論争をしたようですね。どなたか、この論争に詳しいかたはいらっしゃるでしょうか。私は、何かの雑誌で西山教授のほうの論文は読んだのですが、渡辺教授のほうのものは目にしていません。西山教授によると、渡辺教授はハイエクを誤解している、ということですが、本当でしょうか。読んでないので、自分で判断できません。どなたか教えていただければ、非常に助かります。
渡辺昇一教授の名前を見て、思い出しました。以上です。
こんばんは、植田です。
２９６番のミームさんの書き込み、拝見しました。
いろいろと考察してくれたようで、ご苦労さまでした。
栗本慎一郎の本は、私も一時かなり読みました。代議士になってからの彼は、ちょっとさえませんね。もう復活することはないだろう、と私は見ています。どこかの大学に復帰はしても、時代をリードするような言論を出すことは、もはやないだろう、と思います。彼は政治を把握する以前に、どうやら政治に飲み込まれてしまったようです。
近代の出現を「内部」と「外部」とかいう言葉で説明する仕方のことは、私も知っています。物理学と違って、これが客観的に正しいかどうか、自然そのものが証明してくれないので、まあ、そうも、言えるか、というところですね。教科書風に近代化の要因を述べ立てるなら、それも、一つの説として挙げておかないと、手落ちになるでしょう。ただし、私個人の意見を言わせてもらうと、それは、寝言、だと思っています。それはそれとして、ミームさん、ここらで、ハイエク主義を信奉する主人公の漫画を描いてみたら、どうでしょうか。たとえば、孫正義氏。今、彼は日本経済のヒーローのようですから、彼を漫画にしてみたら。(もう、これも古いか。) きっと、彼もハイエク主義者でしょう。(知識としてではなく、やっていることが、という点で。)
ミームさんの場合は、もう、漫画で日本人を「市場人間」にする、という戦略が一番いいと思います。居酒屋での金勘定の瞬間、人は皆、最も真剣になる、という以前あった書き込み、この辺の観察はアダム・スミスですね。
では、ともに、がんばりましょう。
副島隆彦氏の今日のぼやきから、この辺の政治・経済・外交を巡る錯綜の全体像が、私たち日本人にそれとなく見えるようになったときに日本は自立戦略が採れるだろう。今のように日本の指導者たちが、いとも簡単にアメリカの手玉に取られることがなくなるだろうに。
--- 私もそうなってほしいと思いますが、今現在のほぼ絶望的な政治家達の顔触れからいって、やはり最後の頼みは石原 慎太郎総理誕生という事だと思いますが、どうでしょうか？
今日は、おくやまさんこれでゴア＝ロスチャイルドの線がハッキリしてきました。 --- そこで聞きたいのですが、おくやまさんはどういうユダヤ関係の本を読んでいますか？ 私は、宇野正美と第一企画出版は殆ど読みました。それらが果して100%正しいかは別にして、かなり説得力があると思います。 おくやまさんはどう思いますか？ 私は、渡部昇一氏が言う様に、日本は絶対にユダヤと戦略的に仲良くすべきであると信棒する者です。現に、私にはイスラエル出身者を含め、沢山のユダヤ人の友人がいます。彼らと仲良くすると同時に、世界は今一体どうなっているのかを冷静に判断し、それに乗っとって戦略を立てる事が一国としても一個人としても必要であると確信します。 御意見を何でもいいから聞かせて下さい。
副島氏の「今日のぼやき」の補足です。＞７大国際石油資本の次が、故ポール・ゲッテイのゲッテイ・オイルで、その次が、オキシデンタル・オイル。その次がカリフォルニアのサン・オイルである
と本文ありましたが、実はゴアは 500,000ドル分のオキシデンタル石油 Occidental Petroleum の株を所有しております。やはりロスチャイルド系の会社ですね。これでゴア＝ロスチャイルドの線がハッキリしてきました。
そしてこの掲示板をご覧になっているみなさん、管理人さん、そして副島先生、なんだか私の発言で掲示板を埋め尽くしてしまって、どうもすいません。もう寝ます。ご迷惑をおかけしました。Larry拝
それから、朝比奈さん、頑張ってください。フロリダで頑張るとTAがもらえるかも知れませんね。そうすると経済的に非常に楽になりますね。とにかく修士で全部AかA+を取れば（特にcalculusで全部Aを取れば）、シカゴも夢ではないと思います。そしてcalculusを自由に使いこなす事ができればEconometricsは決して難しくはないのです。幸運をお祈りしております。
たびたびすいません。以前田中さんは> すこし話がそれますが、ヨーロッパ人は、Calculus のニュートン、ライプニッツを非常に誇りにおもっているが、歴史的に代数学をつくったアラブ人を賞賛することはあり得ないでしょう。
と仰られました。
ここで私の議論は主に「現代」のアメリカの「大学」社会及びそれに近いところについて議論していた事を理解してください。突然ヨーロッパ人全体にいわれても、その議論は将棋盤の上に碁石を並べるようなものです。
それはそうと、Courant Instituteの創始者の伝記が岩波書店から「クーラント」という題で出版されています。これを読むと第二時大戦直前のヨーロッパからの頭脳流出、そして戦後のCourant Instituteを中心としたアメリカの応用数学の発展の歴史がよくわかります。副島先生にお勧めです。お時間のあるときにお読みください。
ではまた。
こんにちは。そしてはじめまして。> アメリカ合衆国のWASP階層は国際社会の最上層に位置付けられることには特に異論を挟みませんが、しかし彼らによる西欧大陸上層の社交界の研究、のようなものはあるのでしょうか？
まず、私は国際社会でのWASPの地位と言う事については書いていません。私の観察はあくまでもアメリカの大学社会とその近辺に限ったものである事を承知してください。
それから、こちらではヨーロッパ人によるヨーロッパ研究書がそのまま一般書店でも売られているので、一流のアメリカ人ヨーロッパ世界研究者（つまりヨーロッパでも通用する学者）がいるのかどうか、私はよく知りません。今度友人たちに聞いてよく調べてみます。
では今後ともよろしくお願い致します。
こんにちは。Larryです。再び田中さんの投稿に対するコメントをつれづれなるままに。特に数学界について。アメリカの数学界においては、これは日本も同じだと思いますが、純粋数学の方が応用数学よりも一段高く見られています。それは純粋数学の方が抽象的な美しい理論を扱うので高い思考能力が必要であると思われているのに反し、応用数学は現実界の泥臭い事（流体や金融それに生物など）を扱い、さらにあまり高い思考能力を要求されないと思われているからです。ですから、応用数学は純粋数学者が片手間に研究できる事だと思われていたり、頭の悪い院生は応用数学を研究しなさいと言われたりします。さらにもっと頭が悪いと、数学をやめて統計学に行きなさいなどと言われたりします（笑）。これらはすべて真実とは言いませんが、真実の一面をついている事も確かです。しかし、だからと言って純粋数学者の方が応用数学者よりも高潔な人格を持っているかというと、そうではありません。むしろ以下に述べる理由により、純粋数学にこそ奇矯な性格の人達が多いと言えるでしょう。
まず理解していなければならないのは、アメリカは激しい競争社会だと言う事です。そして数学界も同じ事です。大学院もA+を目指しての競争社会ですし、教授達も一流の業績を目指してしのぎを削っています。一流の純粋数学者と認められるには、世界的に認められる論文を一年に最低三本書かなければならないのです。平均すると、世界に通用する論文を四ヶ月に一本書かなければいけないのです。これが出来ないと、たとえ教授といえども能力がないと判定され、大学では同僚教授達に無視され、院生たちにも無視されます。つまり透明人間になってしまうのです。これを避けるために、教授達は一所懸命質の高い論文を書こうとするわけです。
ところが、質の高い論文を書くというのは、非常に難しい事です。長時間勉強したからと言っていい論文が書けるわけではありません。ところが世の中には天才がいるもので、ある平凡な教授が一ヶ月かかってやっとこさ証明した定理を、ぱっと見た瞬間に解いてしまう若手助教授などがいるものです。こんな事を目の前でされたら、この平凡教授はどのような精神状態に陥ると思いますか。その若手助教授を素直に誉めるなどと言う事はまず無く、ほぼ確実に狂おしいまでの嫉妬に駆られるでしょう。嫉妬を自分の中に閉じ込めておくうちはいいのですが、我慢できずに変な行動を起こしてしまう人達が実に多いのです。例えば、その若手助教授のノートを盗んだり、昇進できないように根回ししたり、その若手助教授の郵便箱にトカゲを入れたり、車のタイヤを全部パンクさせたり…。院生の間でも同じような事があります。「あいつはあまり勉強していないのにAを取った。俺はと言えばBだった、死ぬ気で勉強したのに…。畜生！」と言う訳で嫉妬の炎を燃えあがらせ、再びノートを盗んだり、無言電話をかけたり、などと言った嫌がらせをするんです。そのような訳で数学科では、このような嫉妬に基づく怨念が飛びまわっています。まさに生霊の世界です。
以上に述べたような事は純粋・応用数学両方に見られますが、特に純粋数学の方で激しいのです。なぜかと言うと、応用数学では数学を使って他分野を研究しますよね。例えば流体力学とか、生物学とか、ファイナンスとか、経済学とか。だから「応用」数学というのです。そしてたとえ数学の分野で一流の業績を挙げることが出来なくても、応用数学者の場合は他分野に「逃げる」事が可能なのです。流体力学の場合、数学で業績をあげれなくても、工学部に行って航空工学を研究したり、または地球物理に行って大気海洋結合系を研究したりして、それぞれ工学者、地球物理学者として身をたてる事が可能です。ですから応用数学の院生にしても教授にしても、自分の在籍している数学で業績をあげれなくても、他分野で活躍できる限り性格に変調をきたす事はないのです。
ところが純粋数学の場合、逃げ場がないんです。やろうと思えばコンピュータサイエンスや言語学に転身する事も可能ですが、応用数学者が他分野に行くほど簡単ではありません。それに純粋数学者は変なプライドを持っていまして、他分野に転身するのは許しがたい堕落だ、などと信じています。ですから、純粋数学者は数学科にしか生きる場を見出せないんです。そして数学で業績があげれないと焦りが生じ、仲間への嫉妬も膨らみ、一部の人達は感情を爆発させてとんでもない行動にでるのです。一部の人達は首をくくったり、突然失踪してしまったり、またある人々は殺し屋（ヒットマン）を＄１０００か＄２０００で雇って、ライバルを殺してしまいます。
上で述べたような事は、別に統計を取ったと言う訳ではないのですが、純粋数学に多いような気がします。応用数学者で自殺したり失踪した等と言う話しは、私は聞いたことがありません。一方、純粋数学者で自殺したり失踪したりと言う話しは、私は何件も聞いています。やはり応用数学者には逃げ場があり、純粋数学者には逃げ場がないと言う事が大きいのでしょう。渡部昇一も現代のいじめ問題について、子供たちは逃げることができないから問題が大きくなるのだとどこかで発言していました。いじめられたら、ただちに転校するかまたは学校に行かなくていいというオプションがあれば、いじめ問題は深刻にならないと言う趣旨の発言だったと思います。いじめ問題ではありませんが、純粋数学においても逃げ場があれば多くの問題が解決するのでしょう。それにあの有名な４年前のUnabomber事件で、Unabomberと呼ばれていた犯人は、ミシガンでPh.D.を取りBerkeleyで数学のassistant professorをつとめた純粋数学者であると言う事を、我々は心得ているべきです。
この逃げ場のあるなしの問題は、文科系の大学院にも当てはまります。ビジネススクールや経済学の教授たちで、性格に変調をきたしている人達はあまりいません。彼らは、学外でどこかの企業のコンサルタントになったりシンクタンクの研究員になったりの道がありますので、学内で認められなくても学外の仕事が充実しているかぎり円満な性格を保つ事ができるのです。ところが歴史学や文学などでは、学外どころか、他学科の教授になると言う道も一般には難しいんです。つまり自分たちの歴史学科や英文学科などしか、生きる場所は残されていないんです。そこで業績のあげれない人は逃げ場がなくなり、性格に変調をきたしある日突然感情を爆発させ突飛もない行動に走るわけです。
まあこんな所です。それからゲーム理論について私の友人たちにいろいろ問い合わせてみましたが、みんなあまりよく知りません。前にも言ったように、ゲーム理論は数学科ではほとんどと言っていいぐらい研究されていなくて、多分統計学やビジネススクールで研究しているんだと思います。ですからゲーム理論については、統計学者に聞いてみてください。私の友人たちは皆数学の院生か数学出身なので、統計学をバカにしていて話になりません。
ではまた
またまた返事が遅くなり、申し訳ありません。Larryさんの書き込みを読んだ後、教授らと話してみて、自分の馬鹿さに頭をぶん殴られた思いがしました。
院に進む為には、そして経済学をしっかり理解する為には、Calculusのクラスを取っておく事が不可欠なのですね。
と言うか、今取っているMathmatical Economics自体、Calculusをprerequisiteにしていました。その事に気付いたのが試験の一日前だったのには、我ながら呆れました。
幸いな事に試験は上手く行った様で、試験後に教授に相談してみたところ、取り敢えずこの授業の為の微分は理解しているようだから、そのまま続けて良いとの事。院への申請の際には推薦状も書いてくれるそうで（勿論成績次第でしょうが）、Larryさんの進めてくれた、院に行きながらCalcを勉強する、という方法で、取り敢えずは何とかなりそうです。
GRE他の課題も山積みですが。Larryさんには状況分析・打開策の提案など、あれこれと面倒を見て頂き、大変感謝しております。
どうも有り難う御座いました。
手短ですが、御礼の言葉とさせて頂きたいと思います。この先、自分なりに、気を抜かずに、頑張っていきたいと思います。
Larryさんの様には、中々成れそうも無い私では在りますが。では、失礼致します。
太郎拝
こんにちは。再び田中さんの投稿に対して、つれづれなるままに思った事を書きます。> 以前に、ハンティントン教授の論文を読んだのですが、それによると、最近のアメリカの支配者層は、アメリカにおける非ＷＡＳＰ系民族（少数民族）の人々を、憐れみの対象から、彼らをある種の脅威を与える存在ととらえる方に変わってきているようです。
確かに田中さんの仰ることは、真実の一部をついています。ところが、WASP社会全体が田中さんの仰る方向に変わってきているかというと、それも正しくありません。私の言った「憐れみ」と言う視点を持っている人達はいまだに多数存在しますし、または皆仲良く暮らそう、「人類皆兄弟」などとどこかのめでたい爺さんのような事を言っている人達もいます。
これらの視点のうち、どれが真実なのか。結局は人類社会というのはそれほど単純なものでなく、どれもが真実なのでしょう。とくにアメリカWASP社会全体などと言う大きな対象を考察する場合には、一刀両断にある見方が正しいなどとは即断できないと思います。それでもある特定の結論を引き出そうなどとする場合には、それこそ盲人が象を触って、象にたいしてそれぞれに全く違う印象を持ったと言う逸話と同じような結末に陥ってしまうのでしょう。
それでもどの見方が正しいのか判定したい場合、果たしてどのような方法があるのでしょうか。物理学などでは、実験と言う客観的方法があります。数学でも証明と言う手段があります。経済学では、数学を使って仮説を証明する事ができるので、社会科学における最先端の理論科学であると言う事は、小室先生の仰る通りです。ところがこのケースの場合、実験などと言う方法はナンセンスでありますし、数学を使って証明するなどと言う事も無理な相談です。唯一考えられる方法は、統計学を使う事でしょうか。無作為に一万人のWASPを選んで質問を投げかけて見れば、何らかのヒントが得られるかもしれません。ですが問題は、ストレートにマイノリティーは憐れむべき存在か、脅威か、または人類皆兄弟か、などと質問しても正直に答えてくれるのでしょうか。そこで間接的な質問を投げかけ（例えばマイノリティーとの結婚はどう思うか、マイノリティーの上司の下で一所懸命働くか等）、それらを分析して、「憐れみ」か「脅威」か「人類皆兄弟」か結論づけると言う方法も考えられますが、この場合ある答えとこれらの結論の間にズレが生じないとも限りません。それにこの方法が成功しても、アメリカは広いので、地域によって意見の相違があるでしょうし、同じ地域でも大学社会や企業社会または建設労働者など違った職種では意見が相違するでしょう。ですから、この件については、どの見方が正しいのか決定的な結論は下せないと思います。まあある狭い範囲については（例えばUCLAの教授たちはどのように思っているか）、何らかの確かなことが言えるのでしょうが。
ですから、とりあえず上に上げた三つの見方は、それぞれある程度正しいと考えるのが無難です。後は、あなたがアメリカに住んでいる場合、自分の周りの連中はどのように考えているのかしっかりと観察すれば、何らかのいい対策も思いつくでしょう。
それに私のように考えようと、田中さんのように考えようと、出てくる結論は同じです。私の場合は前にも書いたように、「下層民がWASPの事を研究したいとは何事だ、この不届き者」と思われるでしょうし、田中さんの場合でも、WASPはマイノリティーを脅威と思うが故に彼らは「我々は君達をアメリカ社会の重要なメンバーだと思っている。だから君達の文化を大変尊敬している。ここにお金がある。このお金をあげるから、君達自身の研究に励んで、君達の地位向上に役立ててくれ」とアジア系アメリカ人研究センターや黒人研究センターに連邦政府の予算をばらまくと言う懐柔策に出るのです。それでマイノリティーはそれらマイノリティー研究センターに押し込まれると言うわけです。しかし悲しいかな、マイノリティーは連邦政府の予算が増えることを懐柔策と見破れずに、我々の地位が向上したと単純に喜ぶのです。
この状況は当分変わらないようです。それこそフランシス・フクヤマのような優秀な人間が百人どっと出てくれば、状況はひっくり返るかもしれませんが。それゆえ、私やEishunのようにアメリカに在住している日本人たちは責任重大な訳です。田中さんも優秀な方のようですから、英語をしっかり勉強して将来は英語で堂々とアメリカ知識人と渡り合えるようになってください。
＞一般的に、私の個人的な経験から、応用数学を研究する人々は虚栄心、社会的向上心が強い人々が多いとおもいます。
> 私は数学を専門的に研究するものではありませんが、かつて数学を教えてくださった純粋数学を専攻する研究者は、世俗の利益を気にかけず、真理を追究する姿勢をもった深く尊敬に値するひとでした。
この発言は残念ながら的をはずしています。もう出かけないといけないので、帰ってきてからこのことについては詳しく論じさせていただきますが、先ほども述べたようにアメリカの大学はどの分野でも魑魅魍魎の跋扈する世界です。このように人格高潔な人物に出会えたなら、そのような僥倖をそれこそ神に感謝すべきです。
アメリカの数学界については、藤原正彦著「若き数学者のアメリカ」（新潮文庫）をご覧ください。
では後ほど。
おひさしぶりです。みーむです。
（読みにくいので以降、ミームにします）
この掲示板は、最近続々と優秀な人が書きこんで来ているので読むのが楽しみです。
あらためて、自己紹介をさせていただきます。
本名、田中弘一郎。28才。
マンガ家をめざしながら、居酒屋でバイトをしています。
アダム・スミスとバークとハイエクを尊敬しています。植田さんへ。
遅くなりましたが、[208]の「研究か、企業か」にお答えします。＞ミームさん、お元気そうですね。植田です。
＞そういえば、前回、書き忘れたのですが、せっかくミームさんは、金儲けは善、という発想に到達されたわけですから、これから次の２点を探求されたらいかがか、と私は思います。
＞ １ 日本人はなぜこれまでそう考えてこなかったのか。
＞ ２ ミームさんのように私的な体験からではなく、一般的な問題として、日本人が金儲けは善、と考えるようになるためには、どうしたらいいか。
＞ この２点です。
＞ 私の予測では、これからの日本経済はますますアメリカ流資本主義に侵食されます。これを拒むことはできないでしょう。だとしたら、それに立ち打ちするためには、日本人も発想の転換をする必要があります。でなければ、アメリカにそれを強要されるだけです。
＞ 強制されてそれをするか、あるいは自前でそれをするか、では大きな違いがあります。
＞ この問題を考えるヒントは、なぜ近代西洋に市場経済が生まれたのか、を調べるといいと思います。
＞ もっとも、こんなことより、ミームさんは、より直接に、企業家になってマネーを稼ぐほうがいいでしょうか。もちろん、これはこれで、立派な選択です。
＞ 方向が決まったら、全力投球です。がんばってください。期待しています。私の予測も植田さんと同じです。
ただ私なりの表現をすれば、これからの日本はますます市場化されて行く。
一番目に見えやすい形としては、アメリカ流資本主義の勝利ということになるでしょう。
しかしほんとうは、市場の勝利であって、アメリカの勝利ではない。
もちろん、個人として集団として勝ち組に入りたければ、自前で市場化することです。
市場化とは、金を稼ぐことはもちろん、そのシステムを受け入れ、思考・行動・組織等全てをそれに合わせることです。そこで「なぜ近代西洋に市場経済が生まれたのか」ですが、私が昔読んでいた栗本慎一郎氏の経済人類学（カール・ポランニー派）による説明をうろ覚えで書くと、
「一国内に二つの文化体系があるとそこに市場が発生する。西欧にはキリスト教と非キリスト教、日本には縄文系と弥生系の文化圏が存在した。市場経済は世界でこの二つの地域で、14世紀ごろ同時期に発生した」
（小室先生や副島先生の説とはかなり違いますが）次に、１についてですが、日本人というよりもともと前近代人にとって、市場は外部のもので、金は穢れているという意識の方が普遍的なようです。
古代国家同士の利益目的の貿易も、共同体の底辺にいるひとたちの仕事だったようです。
逆に言えば、二つの国にまたがって貿易をできるような人々というのは、双方の国にとって外部的存在なのでしょう。
つまり、近代とは外部を内部化すること（＝これが市場化）から始まったとも言えると思います。２ですが、国家というシステム自体が、再分配という古代（前近代）文明の経済のためのものなので、国家主導の方法をとっても矛盾します。
やはり個々人が、リストラや国家による福祉の中断や公的機関の民営化によって、市場に放り出されるという痛い体験を経て、悟って行くものでしょう。
共同体の内部にいる限り、カネ・市場の価値には気づかないでしょう。残念ながら。
そして、商人の偉大さにも。
どうしても市場以外のものに理想・幻想・解決策を求めてしまう人たちは、今後も消えることはないでしょうが、それらの全てが失敗するということは、これから何世紀もかけて人類が経験していくことでしょう。植田さんの仰る通り、私は企業家とまでは行かなくても、一商人になりたいと思っています。
マンガ家もエンターテインメントの商人ですからね。
学者も知の商人でしょう。
お互いがんばりましょうね。それでは失礼します。
こんにちは。> 以前、東部の大学、そしてＵＣＬＡなど出身の数学、論理学などを専攻するユダヤ人の学生達と交流があったのですが、かれらと少し深く話をすると、例外なく、彼らの持つ思想の非ヨーロッパ性が強くかんじられました。
誰ですか。名前を教えて下さい。モスコヴァキス教授のことを言っているのですか。
> 欧米社会において、数学者が、頭の良い人々であると考えらているのは事実だとおもいますが、彼らが無条件に尊敬の対象とみなされているかどうか、私は少し疑問におもいます。> さらには、非ヨーロッパ人が、数学ができるというう事実だけで、専門外の人々から尊敬されることがあるとは考え難いです。
ここでは私は主に大学社会かそれに比較的近い位置にいる人々について発言している事を理解してください。何も一般社会に敷衍して発言しているのではありません。
> すこし話がそれますが、ヨーロッパ人は、Calculus のニュートン、ライプニッツを非常に誇りにおもっているが、歴史的に代数学をつくったアラブ人を賞賛することはあり得ないでしょう。
抽象代数学を作ったのはガロア、アーベルを初めとするヨーロッパ人です。
> 一般的に、私の個人的な経験から、応用数学を研究する人々は虚栄心、社会的向上心が強い人々が多いとおもいます。
> 私は数学を専門的に研究するものではありませんが、かつて数学を教えてくださった純粋数学を専攻する研究者は、世俗の利益を気にかけず、真理を追究する姿勢をもった深く尊敬に値するひとでした。
アメリカの大学はどの分野でも魑魅魍魎の跋扈するせかいです。貴方がおっしゃるような立派な方も少しはいますが、真実はまったくかけ離れています。そのように純粋数学者を美化しますと、手痛いしっぺ返しをくらいますよ。
> Larryさん初めまして、Renseiと申します。
288の
> 私の主張からWASPを取り除いて考えてください。 WASPは何を研究してもいいんです、なにしろ社会の最上層にいるのですから。 ところが他のマイノリティーは、身のほどをわきまえ慎んでいなければならないのです。私が考えるに、世界の政治・経済・文化の中心がアメリカ合衆国であることは間違いありませんが、
高級文化においては西欧大陸がいまだに優位を保っているように思えます。
しかも、その中心は
パリ（フランス）
ミラノ、フィレンツェ（イタリア）
ウィーン（オーストリア）
に集約されます。貴族・市民階層の人脈は上記の大都市の社交界（ル・モンド）で形成・維持され、例えば彼らの愛用するブランドが後にアメリカ合衆国のWASP階層で受け入れられる、といった具合です。
アメリカ合衆国のWASP階層は国際社会の最上層に位置付けられることには特に異論を挟みませんが、しかし彼らによる西欧大陸上層の社交界の研究、のようなものはあるのでしょうか？
私には西欧大陸上層の社交界がまるで伏魔殿が如く思えるので、もし存在するなら彼らについての研究書を読んでみたいと思う所存です。
Ｌａｒｒｙさんの投稿 [２８８]に対して、おもったことを書きます。一度、削除訂正。> この問題は実はアメリカ社会の非常にデリケートな問題を含んでいるんです。それは、アメリカ社会はいまだにWASPが社会階層の一番上に位置していると言う事です。そしてそれ以外の少数民族はこのWASPから特別な憐れみを持って生かされている存在だと言う事です。ですから社会階層の下にいる連中が上層の白人の事について研究しようとすると、WASPは内心こころよく思わないわけです。
以前に、ハンティントン教授の論文を読んだのですが、それによると、最近のアメリカの支配者層は、アメリカにおける非ＷＡＳＰ系民族（少数民族）の人々を、憐れみの対象から、彼らをある種の脅威を与える存在ととらえる方に変わってきているようです。今手元に資料がないのですが、確か、以下のようなことを主張していました。
アメリカにおける、非ＷＡＳＰ系民族の相対的発言力の増加と、彼らのアメリカの国益に反する言動、そして行動。
さらに、特にユダヤ系、中国系などの人々がアメリカ国内で得た利益がこれらの民族が帰属する国家に還流している事実。
ハンティントン教授は、どこかで、ローマ帝国の内部崩壊と、現代アメリカの状況の類似性について言及していたとおもいますが、彼の危機意識はかなり深刻なものだと、私は受けとめました。
＞私の主張からWASPを取り除いて考えてください。WASPは何を研究してもいいんです、なにしろ社会の最上層にいるのですから。ところが他のマイノリティーは、身のほどをわきまえ慎んでいなければならないのです。
私はアメリカにおけるＷＡＳＰとそれ以外の人々、という民族的階層構成の図式についてはよく知らないのですが、非ＷＡＳＰ系の人々、たとえばノンプロテスタント白人、ユダヤ人、そして東欧系白人の人々の内でも、れっきとした序列が存在するのでしょう。以前、東部の大学、そしてＵＣＬＡなど出身の数学、論理学などを専攻するユダヤ人の学生達と交流があったのですが、かれらと少し深く話をすると、例外なく、彼らの持つ思想の非ヨーロッパ性が強くかんじられました。
あと、中国系、イスラム系の人々の反ヨーロッパ感情は露骨でわかりやすいですね。
＞それから、話題は変わりますが、アメリカの大学で勉強して尊敬される専攻は数学と物理です。これらを専攻すると、たとえ成績の平均がBしかなくても、他の専攻の人達は頭がいいと思ってくれます。それでバカにされるのが、歴史や文学などです。これらの専攻では成績が全優に近くても「そう、良かったね」ぐらいにしか思われません。そのせいで、これらの専攻で卒業してもロクな就職口がありません。欧米社会において、数学者が、頭の良い人々であると考えらているのは事実だとおもいますが、彼らが無条件に尊敬の対象とみなされているかどうか、私は少し疑問におもいます。
さらには、非ヨーロッパ人が、数学ができるというう事実だけで、専門外の人々から尊敬されることがあるとは考え難いです。すこし話がそれますが、ヨーロッパ人は、Calculus のニュートン、ライプニッツを非常に誇りにおもっているが、歴史的に代数学をつくったアラブ人を賞賛することはあり得ないでしょう。
一般的に、私の個人的な経験から、応用数学を研究する人々は虚栄心、社会的向上心が強い人々が多いとおもいます。
私は数学を専門的に研究するものではありませんが、かつて数学を教えてくださった純粋数学を専攻する研究者は、世俗の利益を気にかけず、真理を追究する姿勢をもった深く尊敬に値するひとでした。
副島先生、こんにちは。Larryです。孫正義の事についてですが、彼はこちらのアジア系の若者たちに大変尊敬されており、彼のようになりたいと多くの若者たちが夢を見ております。私の友人でUCLAの経済を出た台湾出身の男がいるのですが、彼も孫正義に憧れています。そしてつい先ほど偶然に彼にBordersで会ったので、孫正義について聞いてみました。まず孫は留学してすぐに、日本のゲームセンターのアイデアをBerkeleyの大学生協に教えたそうです。そして生協は日本式のゲームセンターをキャンパスに作る事に大変乗り気になり、孫の指導の下、日本そっくりのゲームセンターをキャンパスに作ったんです。これが大当たりで、その後他の大学にも日本そっくりのゲームセンターが作られる事になりました。UCLAにもゲームセンターがあります。そしてこれを見ると日本人学生はびっくりして、「アメリカ人はバカだ」と短絡的に結論づけてしまうのです。
まあそんな事はどうでもいいのですが、彼はその後、彼自身の専攻は国際関係か経済だったようですが、電気回路に関し何か重大なアイデアを思いついたんです。そしてこのアイデアを物理か電気工学の教授の所に持ち込み、この教授と共同で彼のアイデアを実用化の目処が立つところまで開発したんです。そして目処が立ったところで、彼ら二人はこのアイデアをシャープに売って、孫は卒業する前に莫大な資産を築いたと言うわけです。
ですから、この教授の名前を見つける事が課題ですね。私の友人もそこまでは知らないのですが、幸い彼の弟がBerkeleyに行っているので弟に聞いてみると言っていました。さらに彼の友人たちにもBerkeleyを出た人たちがいるので、彼らにも聞いてみると言っていました。Berkeleyでは孫正義は有名人なので、何か手がかりが得られると思います。
それから副島先生も、シャープに接触してみたらどうでしょうか。シャープに聞いたら教えてくれるかもしれません。
ところでゲーム理論についてですが、本当はこんな事を申し上げたくないのですが、数学の世界ではゲーム理論は高く評価されていません。数学界では代数学やトポロジーそれに解析学などの純粋数学の方が応用数学よりも高く評価されています。もっとはっきり言うと、純粋数学を勉強する能力のない人物が、応用数学を勉強すると考えられています。その応用数学の中でも評価されるのは偏微分方程式をフルに活用する流体力学や経済学に深い関係がある力学系の理論で、ゲーム理論は見向きもされません。私が言った東海岸の有名校と言うのはCourant Instituteと言うニューヨーク大学付属の数学研究所なのですが、ここは全米の応用数学のメッカなのです。ですが私の知る限り、ゲーム理論を研究している学者はいません。盛んに研究されているのは、偏微分方程式とそれに基づく流体力学、最近では数理ファイナンスや数理生物学そして大気海洋結合系でしょうか。これらが現在の応用数学の正統だと思います。
UCLAの数学ではシャプレー教授は尊敬されていますが、ゲーム理論はバカにされています。UCLAの数学科では、シャプレー教授以外ゲーム理論の専門家などは雇っておらず、ゲーム理論のクラスは他の分野の学者が片手間の教えています。何だか矛盾しますが、これが現実です。それに今時ゲーム理論で数学のPh.D.っを取るなんて人に、お目にかかった事がありません。経済学では、数理経済学の分野で盛んに研究されているのは先ほど申し上げた力学系の理論、それにEconometricsです。詳しくは知らないのですが、ゲーム理論の専門家はいないと思います。
実はシャプレー教授は数学の教授なのですが、ビジネススクールでゲーム理論を教えていました。多分ゲーム理論はマーケティングか何かで役にたつのでしょう。
ところで副島先生は確かゲーム理論と現在のIT革命を結びつけて記述しておられたように思いますが、以上のようなゲーム理論の事情からするとこれは少し違うのかもしれません。私はコンピューターサイエンスの専攻ではないので詳しいことは言えないのですが、まずコンピューターの発展に寄与するのは数理論理学ですか。そしてだいぶ前にコンピューターサイエンスの発展に詳しい友人と話していたら、驚くべきことを教えてくれました。何とコンピューターの発展に代数トポロジーが重大な貢献をしたとのことです。コンピュータ言語の作成に代数トポロジーが不可欠とのことです。さらにこれに関連して、理論言語学においても代数トポロジーが非常に重要とのことです。私はあまりトポロジーを勉強しなかったので、その辺の事情はよくわからないのですが、副島先生には御知り合いにトポロジーの専門家がいらっしゃるようなので、その人にこの辺の事情について聞いてみたらいかがでしょうか。
とりあえず以上です。何か質問がありましたらメールをください。
副島先生、こんにちは。Larryです。孫正義の事についてですが、彼はこちらのアジア系の若者たちに大変尊敬されており、彼のようになりたいと多くの若者たちが夢を見ております。私の友人でUCLAの経済を出た台湾出身の男がいるのですが、彼も孫正義に憧れています。そしてつい先ほど偶然に彼にBordersで会ったので、孫正義について聞いてみました。まず孫は留学してすぐに、日本のゲームセンターのアイデアをBerkeleyの大学生協に教えたそうです。そして生協は日本式のゲームセンターをキャンパスに作る事に大変乗り気になり、孫の指導の下、日本そっくりのゲームセンターをキャンパスに作ったんです。これが大当たりで、その後他の大学にも日本そっくりのゲームセンターが作られる事になりました。UCLAにもゲームセンターがあります。そしてこれを見ると日本人学生はびっくりして、「アメリカ人はバカだ」と短絡的に結論づけてしまうのです。
まあそんな事はどうでもいいのですが、彼はその後、彼自身の専攻は国際関係か経済だったようですが、電気回路に関し何か重大なアイデアを思いついたんです。そしてこのアイデアを物理か電気工学の教授の所に持ち込み、この教授と共同で彼のアイデアを実用化の目処が立つところまで開発したんです。そして目処が立ったところで、彼ら二人はこのアイデアをシャープに売って、孫は卒業する前に莫大な資産を築いたと言うわけです。
ですから、この教授の名前を見つける事が課題ですね。私の友人もそこまでは知らないのですが、幸い彼の弟がBerkeleyに行っているので弟に聞いてみると言っていました。さらに彼の友人たちにもBerkeleyを出た人たちがいるので、彼らにも聞いてみると言っていました。Berkeleyでは孫正義は有名人なので、何か手がかりが得られると思います。
それから副島先生も、シャープに接触してみたらどうでしょうか。シャープに聞いたら教えてくれるかもしれません。
ところでゲーム理論についてですが、本当はこんな事を申し上げたくないのですが、数学の世界ではゲーム理論は高く評価されていません。数学界では代数学やトポロジーそれに解析学などの純粋数学の方が応用数学よりも高く評価されています。もっとはっきり言うと、純粋数学を勉強する能力のない人物が、応用数学を勉強すると考えられています。その応用数学の中でも評価されるのは偏微分方程式をフルに活用する流体力学や経済学に深い関係がある力学系の理論で、ゲーム理論は見向きもされません。私が言った東海岸の有名校と言うのはCourant Instituteと言うニューヨーク大学付属の数学研究所なのですが、ここは全米の応用数学のメッカなのです。ですが私の知る限り、ゲーム理論を研究している学者はいません。盛んに研究されているのは、偏微分方程式とそれに基づく流体力学、最近では数理ファイナンスや数理生物学そして大気海洋結合系でしょうか。これらが現在の応用数学の正統だと思います。
UCLAの数学ではシャプレー教授は尊敬されていますが、ゲーム理論はバカにされています。UCLAの数学科では、シャプレー教授以外ゲーム理論の専門家などは雇っておらず、ゲーム理論のクラスは他の分野の学者が片手間の教えています。何だか矛盾しますが、これが現実です。それに今時ゲーム理論で数学のPh.D.っを取るなんて人に、お目にかかった事がありません。経済学では、数理経済学の分野で盛んに研究されているのは先ほど申し上げた力学系の理論、それにEconometricsです。詳しくは知らないのですが、ゲーム理論の専門家はいないと思います。
実はシャプレー教授は数学の教授なのですが、ビジネススクールでゲーム理論を教えていました。多分ゲーム理論はマーケティングか何かで役にたつのでしょう。
ところで副島先生は確かゲーム理論と現在のIT革命を結びつけて記述しておられたように思いますが、以上のようなゲーム理論の事情からするとこれは少し違うのかもしれません。私はコンピューターサイエンスの専攻ではないので詳しいことは言えないのですが、まずコンピューターの発展に寄与するのは数理論理学ですか。そしてだいぶ前にコンピューターサイエンスの発展に詳しい友人と話していたら、驚くべきことを教えてくれました。何とコンピューターの発展に代数トポロジーが重大な貢献をしたとのことです。コンピュータ言語の作成に代数トポロジーが不可欠とのことです。さらにこれに関連して、理論言語学においても代数トポロジーが非常に重要とのことです。私はあまりトポロジーを勉強しなかったので、その辺の事情はよくわからないのですが、副島先生には御知り合いにトポロジーの専門家がいらっしゃるようなので、その人にこの辺の事情について聞いてみたらいかがでしょうか。
とりあえず以上です。何か質問がありましたらメールをください。
皆さん 始めまして Rising Sun です、いろんな 面白い議論が展開されていますね。 ちなみに、Larry とは家が近所 (勿論アメリカ) という事もあって、定期的に会ってる仲です。 彼は本当に良い奴だなあ~。
私が開催する音楽コンサート (主にクラシック ギター 及び ジャズ カルテット)にちゃんと、ちょくちょく聞きに来てくれてるしね。Borderという人気のある大書店で毎月行なわれている討論会又は勉強会 (主に哲学、歴史、戦争史、文化、経済) に彼と一緒に出席しているんだけど、やはり根強い、あからさまな白人の独善性を実に染みて感じますね。ただし、何時も面白いなと感じるのは、優勝劣敗精神の徹底しているアメリカは、何か一芸 (私の場合、主に音楽、 たまに知的知識と強い説得力、決断力) に抜きんでた物を持ってる人間には、人種その他諸々を要素を超越して、非常に甘いと言う事です。その甘さや讃美は、99。9%の平均的WASPが、絶対に得る事ができないレベルです。 これは、私自身のアメリカ在住11年、しかも、かなりやばい状況を数知れず生き延びた経験からいって断言できます。だから、 将来アメリカで一旗挙げてやろうと思ってる日本人諸君は、自分が日本人だからといって、全く全く全く卑屈になる必要は無いと思います。それから、今現在のSocial Paradimeがどうであれ、白人 (WASP) に対して全く遠慮要いらないし、してはいけない。 そんな事をすれば、日本国はこれから永久に舐められ続けるだろう。無礼な事を言う奴には、例え相手が大統領であれ、体を張って、とことん反撃し続けるべきだ。その為に、 小室先生が言う様に、日々絶え間なく自身を命がけで磨き続ける 必要性があるのは言うまでも無い。 私自身、優秀な南カリフォルニア大学の哲学博士と、授業中何度も討論し、やりこめた経験があるし、 それはそれなりに面白かったですね。言いたい事は山程在るますが、時間が来たのでこれまでに！ 何かコメントが在ったら何でも気軽にどうぞ。 ちなみに、私の音楽をチェックしてみたい人は私のサイト www.eishun.com に行って下さい。 どうでも良い事だけど、写真ではかなり若く見える様ですけど、私は現在30才です。 最も、精神的、 心理学的成熟度に関して、年齢等どうでも良い要素だと思いますが！