聖徳太子うんぬんについてとか、インドと中国の文化水準うんぬんとか、書けば書くほどアホの子みたいなことばっかり書いてるじゃありませんか。
それに早稲田も法学部卒ですか、海外も銀行業務？なんだそりゃ。
日本の人文系の学問のレベルがどうとか、言える水準ではありません。予備校の先生やってなさい。
トンデモ本みたいなこと書いて喜んでいるんじゃない。
副島先生の英語のテキストが難しいとのことですが、負けずについていってください。
たぶん、英文の内容も吟味する価値があるようなものなのでしょうね。
テキストの現物を拝んでみたい気がします。
「月」の名前に自分の名前をぶち込んで、カレンダーをめちゃくちゃにした人たちが居ました。
たしかに、暦を作るのは、権力者に許されたこととであったのでしょうが、周期的に起こる（予報可能な）天体現象について予言することは、王様のカレンダーを使わせるという拘束と別の意味でも、同時に権威の象徴でもあったと思われます。文献が見つからないので、この件については後日、書き込みます。
先生、怒らないで下さいね。きっとユーモアをわかってくださると思うので・・・。
・・・とりあえず、新幹線はひかり号ですか？
先生の講義、いつも虚ろな眼差しで聴いています。先生のおっしゃった通り、英語のテキストは先生が執筆なされたのに授業に用いるのは少々内容が難しいですね。
とりあえず・・・ うまく回線はつながりましたか？
先生の著書、少しづつ読んでいます。 先生のおっしゃった通り、全ては理解できませんでした。 （＾＾；）今年は少々成績の付け方を厳しくするとのことですが、あまりにも残酷です。（笑）
はじめまして、熱狂的岡田ファンです。
岡田氏が病に臥せっているとこちらで読んで、心配でたまりません。
重病なのでしょうか。岡田崇拝者の目から見ると、失礼とは思いますが、副島先生は、岡田氏の学説を誤解されているように見えます。
岡田氏は、日本は中国の属国であったなどとは言っていません。岡田氏によれば、暦の作成は、皇帝のみに許されることです。したがって、中国の属国であった朝鮮半島では、中国と同じ年号を使いつづけました。ところが日本では、日本独自の年号を（不敬にも！！）使用しつづけました。
だから、遣唐使は日本の天皇の国書を持って行くことが出来なかった。
日本の年号を国書に書けば、それは中国皇帝にとって無礼だし、中国の年号を国書に書けば、それは天皇が皇帝の家臣だというのを認めたことになる。日本を作ったのは華僑だという岡田氏の説は、大変ショッキングですが、だからといって日本が中国の属国であった、属国でありつづけた、ということにはなりません。
岡田氏の著作をもう一度精読されて、再考していただくよう、お願い申し上げます。
どうしても、ここに書きたい事があります。それは、副島先生が、5月3日今日のぼやきにからんでであります。正直、私は、この事に、ショックを受けました。ものすごい事が書いてありました。日本史に絡んでです。この事は、岡田 英弘氏の著作を読めば、いいことだけど。そのなかで、聖徳太子＝蘇我入鹿説を加えて、となえていました、私が、今までの歴史教科書で習った事とあわせると、死亡の年に、ずいぶん差が出ます。聖徳太子が死んだのは、622年、に対し蘇我入鹿は、645年、おおえの皇子や、中臣鎌足らに、大化の改新で、ころされた。もし、副島先生の説が、本当の事だとして、その根拠と、証拠資料を教えてください。この矛盾を解消する説明をお願いします。
いまでなくても、これからの著作で、ぜひ、明らかにしてほしい事です。
それと、天皇出生の秘密を教えて下さい。これは、日本誕生の秘密で、どうしても知りたい事です。この事で、もしかしたら、新しい歴史教科書を作る会出の見解と一致しない可能性があるかもしれない。こちらの線は、私なりに、調べていきたい。最後に、これから、岡田 英弘氏の著作をきっちりと読みます。
まだ、書きたい事がありますが、次に、廻します。
はじめまして、副島先生の本は何冊かは拝見させていただいています。
新しい本を出されてないか、サーチしてみたらここにたどり着きました。
今日のぼやきを読んで、ちょっとショックを受けて、仕事が手につきません。
仕事中に読むのが悪いのですが。
小沢一郎がホントにこれで失脚すると、誰に日本の改革ができるのでしょうか。
アメリカにいると、日本のニュースはほとんど見ていないので、竹下、梶山引退…これで小沢さんは、もう一度チャンスが出てきた、と思っていたものですから。
なんか、他の投稿者の方に比べて、私の発言はレベルが低いようですね。このへんでやめときます。仕事しなきゃ。
皆さん、お元気ですか？株式関連のＨＰにリンク貼ってた方がおられたのでやって来ました。先生の御本、見付けたら即「カイ！」を入れるのでたくさん読んでます。正論の連載も真っ先に読んでまーす。なんせ、クリントン大統領が毎年、「とりわけ大きい帽子」をかぶってユダヤ人のなんだったか（忘れた）に挨拶に行くなんてこと、誰も書いてくれないもんね（トンでも本除く）。
株式投資にもとても役立つので感謝しております。
正論６月号では、「国の安全保障は金で買える」とのご意見でしたが、小生、月並みですが「無限に巻き上げられる」ことを懸念しております。そうでもないんでしょうか？ともあれ、「ぼやき漫才」に幸多かれと祈ります。 Cheers!
北浜 R.W. 拝
「ぼやき漫才」、内容的には充実してきましたが、表紙のページは重くなりましたね。
カウンターが重いのとJavaスクリプトがでかいせいでしょうか。軽快な通信で、濃い内容が副島先生らしい気がしますけど...。
nyaooさん、レスありがとうございます。
nyaooさんとは、実のある対話ができそうで、非常に嬉しく思っております。副島先生も、「共通のルール、前提に基づいた対話ができる人材がネット上に２，３００人ぐらいいればなぁ」とおっしゃていました。
その先生が「今日のぼやき」の方でレスされてるみたいなので（表題だけ読んで中身は未読です）、もう私のレスは不要かなとも思いましたが、なかなかこのようなレベルの高い対話をする機会は今のところないので、もう少し続けさせてくださいね。
>（物理学や化学みたいな、完成度の高い学問が社会的信用をえているのは「再現性のある実験」という「帰納的」な手続きのおかげです。理論がかっちょいいためではありません）。
たしかに手続きがしっかりしているというのはあるでしょう。
ただ、物理や化学において、「再現性のある実験」を何百回行って、ある仮説が検証されたとしても、「じゃあ次の回にも同じ結果になるか」というと、それは必ずしもイエスといえませんよね。おそらく優秀なnyaooさんのことですからもうお気づきだと思うのですが、自然科学が社会的信用を得ているもととなっている「再現性のある実験」という「帰納的」な手続き、これって論理的にいえばあくまで「不完全帰納法」にすぎませんよね。
何百回何千回と「再現性のある実験」を繰り返して同じ結果を得ようが、それが「次の一回」の実験結果を１００％規定するものではない。
ではあるが、まあある程度「再現性のある実験」を繰り返した段階で、「ええい、ままよ」と、「○○＝▼の二乗×９，８」だとかにしちゃうわけですよね。
つまり何がいいたいかというと、あなたがおっしゃる、「ハートランドを制する者は世界を制す」などの全称命題も、物理学における、「○○＝▼の二乗×９，８」とかも、「論理的に不完全」という点では、まったく同じだということです。
従って、「ハートランドを制する者は世界を制す」が正しいと思いこんでいる人間と、「○○＝▼の二乗×９，８」が正しいと思い込んでいる人間は、どちらも「論理的に正しいとは限らない（不完全な）ことを正しい」と思い込んでいる」点で、質的な差はないわけです。（こういうことをいうと、「屁理屈だ」と顔をしかめる人が多いと思いますが、優秀な人ならピンとくるでしょう。）
だから貴方が提起した問題は、何も社会科学の「公理（扱いのもの）」に限らず、自然科学の物理学や化学（数学は除外かな）にも該当する問題だということをここで確認させてください。
ということは、貴方の提起された問題を、
「人は論理的には正しいとは限らないことを正しいと思って生きていることがある。このことについてどう思うか？」ーーーー��
という問いの部分集合だと考えても、「論理の飛躍」ではないですよね。
では�，砲弔い道笋�どう思うかをお答えします。
人間の寿命は有限でありますから、その有限な時間をできるだけ効率的に使うべきだと私は思います。そのためには、論理的に必ずしも正しいと限らない命題でも、それを「公理」のように見なして、行動しなければならない事態が出てくるでしょう。
その時に何を「公理」と見なすかは、もはや理性というよりセンスの問題であると思います。
「ハートランドを制する者は世界を制す」を「公理」と見なして行動する人間と、「○○＝▼の二乗×９，８」から何かを演繹してノーベル賞をもらう科学者とは、どちらも「完全に理性に基づいているのではなく、どこかで理性以外のもので判断している」という点で同値ですよね。だから数学者や哲学者ではない私は、どこかで自分のセンス（あるいは主観）を交えて、何かの命題を公理のように見なす態度を、やめようとは思いませんし、その必要もないと思います。
nyaooさんも自覚されているでしょうが、
>問題は「進歩主義」です。
近代思想（啓蒙思想といってもよい）の最大の特徴ですね。
その中身はようするに
「歴史や社会は進歩するもんだし、しかも一直線上に価値が付く」
ということでしょう。というくだりは、やはりnyaooさんのセンスを交えたものであって、私が私のセンスを交えれば、「『歴史や社会は進歩するもんだし、しかも一直線上に価値が付く』というのが近代思想の最大の特長などとは思ったこともない」といえばそれで That's over ですよね。
文字化けしている部分は、以下の通りです。>「近代社会」と「（拡大）部族社会」を比較した場合に、文明の度合いでいえば、やはり「近代社会」の方が、文明の度合いが高いのだと思います。
とおっしゃってますが、どのような実例（すなわち過去の文化の流れ）をもとにこの命題を結論されたのでしょうか、
以下の疑問とともにおこたえください。
(a)「近代社会」と「（拡大）部族社会」の定義はなにか-A
(b)その定義による 「近代社会」と「（拡大）部族社会」の実例は-A
どういった國や地域か、
とくにアラブ、シナ、インドといった超イデオロギー好きが住むかつての大先進国はどう分類されるのか
(c)その定義による「近代社会」になるとなぜ幸せになれるのか（もちろん日本人の主観にしたがってのはなし）
とりあえず、以上です。
少々無礼な点があったかもしれませんが、ご容赦ください。
2.
伝播による定義ではアプライオリに「文明の高低」を定義できない。表題のとうりです。
伝播によって「文明の高低」を 定義するやりかたでは、事後的にしか定義できないではありませんか。（かりにまったく接触のないふたつの世界があったとして、どうやって「文明の高低」を定義しますか）
つまり理屈を後付けしているだけのようにおもいますが。さらにある分野ではXからYに流れていて、別の分野ではYからXに流れている場合はどうしますか。
たとえば、政治思想の世界では米から日へ工業特許の世界では日から米にながれていますが、この場合どちらが先進か万人の納得のいくように決められますか。もっといえば、まねをする人間がでてはじめて「文明の高低」がきまるのですから、外国崇拝者を虐殺したらすぐに「低」から脱出できるということですね。
すると、
「日本はオクレテイル。がんばっておいつかねば」
とおもっている人の存在そのものが、日本のオクレの最大の原因ということになるのでは？>「6aBe<R2q!W$H!V!J3HBg!KItB2<R2q!W$rHf3S$7$?>l9g$K!-A
>文明の度合いでいえば、やはり「近代社会」の方が、文明の度合いが高いのだと思います。とおっしゃってますが、どのような実例（すなわち過去の文化の流れ）をもとにこの命題を結論されたのでしょうか、以下の疑問とともにおこたえください。
(a)「近代社会」と「（拡大）部族社会」の定義はなにか-A
(b)その定義による 「近代社会」と「（拡大）部族社会」の実例は-A
どういった國や地域か、
とくにアラブ、シナ、インドといった超イデオロギー好きが住むかつての大先進国はどう分類されるのか
(c)その定義による「6aBe<R2q!W になるとなぜ幸せになれるのか-A
（もちろん日本人の主観にしたがってのはなし）とりあえず、以上です。少々無礼な点があったかもしれませんが、ご容赦ください。
1. 欧米人はイデオロギー好きであり、全称命題による提示を好む。つまり、「すべての x について命題 P（x）が成立」だとか、「なになにすればするほどよい」などというのがすきなわけです。
非常に硬直した考え方ですが、そういうのが欧米人の文系インテリにとっては｛かっこいい｝らしいのです。
しかし、現実に社会問題や政治問題で、「すべての x について命題 P（x）が成立」なんていう物凄く強い命題を証明できるわけないんですけどね。すこし横道に入ってコメントすると、そういった全称命題による提示は公理として最初に仮定するばあいがおおいようです（そもそも 公理としてあるていど強い命題を仮定しなかったら演繹しても実のあることはでてきませんからね）。
たとえば、
(a) マルクス曰く、「世界の歴史は階級闘争の歴史である」
(b) マッキンダー（だったかな）曰く、
「ハートランドを制する者は世界を制す」
(c) スミス曰く、「神の見えざる手によって、経済は最適な状態に収束する」（じつは良くしらんけど、これってエルゴード定理の発想と同じなんでしょうか？）などです。
これは、議論の出発点として証明抜きで仮定したものです。
そこのところを、よくわかっていない人が
(a)(b)(c)等の命題そのもの（あるいは、そこから導かれたもの）が正しいと思い込んでるようですが、それは「理論に酔っている」状態です。（物理学や化学みたいな、完成度の高い学問が社会的信用をえているのは「再現性のある実験」という「帰納的」な手続きのおかげです。理論がかっちょいいためではありません）。
例をあげましょう。
近代思想の持ちネタのひとつに、「理性主義」とでも呼ぶべき発想があります（ほかには、「大衆主義」「進歩主義」など）。
ようするに「（人間の理性は無限であり）理性によって社会を運営すればするほどいい」、といった感じです。
そんなこと証明できるはずもないので、これは一種の「仮定」「公理」なわけです。これは極めて強い命題で、「理性によって社会を運営すればよくなることもあり、かついまはそういった状況だ」、とか「一個人としてなるべく理性的にふるまおう」といったかんがえかたとはまったく違うわけです。
さて、ここまでが補助線です。
問題は「進歩主義」です。
近代思想（啓蒙思想といってもよい）の最大の特徴ですね。
その中身はようするに
「歴史や社会は進歩するもんだし、しかも一直線上に価値が付く」
ということでしょう。
これも全称命題型の主張であることはおわかりでしょう。
「なんとなく価値が付く」「価値が付くこともあるかも」
といった直弟子氏の主張とはタイプがちがうわけです。すると直弟子氏はあまり熱心に「近代思想」を奉じているわけではなさそうです（それが悪いといっているのではありません）。
しかしそれならばなぜ「近代社会にならねば」とかいって、そんなにも「近代思想」をもちあげるのでしょうか？
あるいは、もちあげている副島氏を（この点について）支持なさるのでしょうか？これが第一の質問です。
2.
伝播による定義ではアプライオリに「文明の高低」を定義できない。表題のとうりです。
伝播によって「文明の高低」を 定義するやりかたでは、事後的にしか定義できないではありませんか。（かりにまったく接触のないふたつの世界があったとして、どうやって「文明の高低」を定義しますか）
つまり理屈を後付けしているだけのようにおもいますが。さらにある分野ではXからYに流れていて、別の分野ではYからXに流れている場合はどうしますか。たとえば、政治思想の世界では米から日へ工業特許の世界では日から米にながれていますが、この場合どちらが先進か万人の納得のいくように決められますか。
もっといえば、まねをする人間がでてはじめて「文明の高低」がきまるのですから、外国崇拝者を虐殺したらすぐに「低」から脱出できるということですね。
すると、
「日本はオクレテイル。がんばっておいつかねば」
とおもっている人の存在そのものが、日本のオクレの最大の原因ということになるのでは？＞「6aBe<R2q!W$H!V!J3HBg!KItB2<R2q!W$rHf3S$7$?>l9g$K!-A
＞文明の度合いでいえば、やはり「近代社会」の方が、文明の度合いが高いのだと思います。とおっしゃってますが、どのような実例（すなわち過去の文化の流れ）をもとにこの命題を結論されたのでしょうか、
以下の疑問とともにおこたえください。
(a)「近代社会」と「（拡大）部族社会」の定義はなにか-A
(b)その定義による
「6aBe<R2q!W$H!V!J3HBg!KItB2<R2q!W$N<BNc$O-A
どういった國や地域か、
とくにアラブ、シナ、インドといった超イデオロギー好きが住むかつての大先進国はどう分類されるのか
(c)その定義による「6aBe<R2q!W$K$J$k$H$J$<9,$;$K$J$l$k$N$+-A
（もちろん日本人の主観にしたがってのはなし）とりあえず、以上です。
少々無礼な点があったかもしれませんが、ご容赦ください。
nyaaooさん、はじめまして。理学部出身で理科系崩れのたかのともうします。
nyaaooさんの数学的な（？）話の展開は、さすが理科系ともいうべきでしょうか。
今、理科系の方々ための、副島系サロン的サイトを準備中です。開設されましたら、こちらでも改めてご案内いたしますので、あなたの様な優秀な「理科系人」の皆様に忌憚のない書き込みをしていただければ幸いです。
私の勝手な尺度を述べさせていただくと、文化・文明にはいろいろな主義主張のものがあるかと思いますが、「見方を変えればそのようにも考えられる」というような知識・思想の集積でない、独りよがりなモノは、文明とは言えない気がします。
ローカルな土人のまじない文化は、本当に文化・文明に呼ぶに足りるのでしょうか？宗教とか、信仰とか、呪術とかそういうレベルのものかもしれません（もちろん、宗教から生まれた芸術的な文化はあることは認めますが）。そして、理科系と違って、国際的な評価にさらされていない日本の「文科系」は、どの程度のモノなのか、私自身も興味を持っています。（理科系の評価は、各分野では比較的明らかですね。）
まあ、この尺度を、私は「主義・主張」について適用して、自分のまわりの人物を鑑定してますが。
どうもまとまりの無い話になりましたが、挨拶がてらの「宣伝」ということで。
それから、直弟子さん、改行をいれないといけませんよ（笑）。
nyaooさん、はじめまして。副島先生でなくてすいませんが（笑）、ちょっと自分の思うところを述べさせていただきます。
私は複数の文明（文化）を共時的に比較して、「ＡはＢより遅れている」とか「進んでいる」とかいう考え方は、好きではありません。
ただ、「Ａの方がＢよりも文明の度合いが高い」とか「低い」とかは厳然としてあると思います。「水は高きから低きに流れる」ではありませんが、文明（文化）も、やはり高い方から低い方へと流れていくのが普通だと思います。「近代社会」と「（拡大）部族社会」を比較した場合に、文明の度合いでいえば、やはり「近代社会」の方が、文明の度合いが高いのだと思います。
直接ご質問の答えになっていないかもしれませんが、ご容赦ください。
片岡鉄哉さんの本がなぜか絶版になっています。
とくに「退場するアメリカ」が手にはいらないのですが、いったいどうなっているのか、御存じありませんか。
副島先生、こんにちは。
私は先生の本を全巻収集すべくがんばっているものです。身分は某国立大の理学部のドクターコースの院生です。先生の本のなかで、とくに、先生のアメリカ政治の腑分けをよんで、まさに目からうろこがおちました。私の読書傾向は
もともと「小室」「岡田」「片岡」 等々でした。
友人とそういった話をしていたところ、
「副島さんもそういってるよ。副島さんの本がおもろいよ」とおしえてもらい、それ以来、絶版になっていない本はだいたい読みました。さて、だいたい先生の意見には感心することしきりなのですが、どうしてもひとつ気になることがあります。
それは、先生が「先進後進論」「直線的進化論」とでも呼ぶべき発想にとらわれすぎているのではないか、という疑問です。
もっといえば「近代思想」「啓蒙主義」を当然の前提としてみとめておられるようですが、なぜでしょうか。べつにそうでない発想があってもいいし、実際その勢力は増大してるようにおもいます。
先生は
「日本の文系学者（啓蒙屋）はなにもわかっていない」
という命題と「近代思想は妥当である」、「進歩史観にてらして考えると、日本は遅れている」という命題とをつなげていますが、これは論理の飛躍ではないでしょうか。もしこれが正しいとすれば、アプリオリに「近代思想」を認めている（数学用語で言えば、公理として 「近代思想」を採用している ）こと以外は考えられません。
その場合、先生は日本人にはめずらしい「イデオロギー型人間」ということになりますが、そういうことでしょうか。これはまじめな質問です。
「買う気のある客ほど文句を言う」の法則だとおもって、
お答えいただければ幸です。
掲示板がどんどん増えて様々なテーマが書き込まれていてどれを見たらいいのか分からなくなってきています。
今後提示板の内容のようなものを目次として提示することを管理者に求めます。かわいいかわいい教え子より。
どうも、ありがとうございます。質問のお答え。副島先生の主張がわかりましたので、今後4月15日づけの質問は、いっさいしません。
もうしわけありませんでした。あと、質問と答えのやり方が分かりました。質問内容に気を付ける。最後に、副島先生と橋爪氏との共著『小室 直樹の思想と学問』を買って、読みました。興味が湧きました。更に、何回か読んで、この本の内容を覚えていきたい。
おかげさまで早速手に入れました。
いやー、先生の本だから絶版になってないか心配で心配で・・。
確か「欠陥英和辞典の研究」を友人が血眼になって探してたので、名著ってすぐなくなりますから・・。通勤の合間見て、のんびり読みます。
この間の英語�兇亮�業中にここのサイトを紹介していただいたので訪問いたしました。 もっと常葉について語ってください。
レポートの方、先程メールでお送りしました。ただ、文章量が多いのと、念のため３形式で一通ずつ（合計３メール）お送りしたので、もしアウトルックで受信されると、１０分つかくかかるかもしれませんが、よろしくお願い申しあげます。
副島氏が無視されてるのは議論がどうこうというより、一種のストーカー的人格によるものでしょうとゴーマニズム掲示板に書いてありましたが私もそのとおりだとおもいますけど。
副島隆彦氏の三部作『英文法の謎を解く』のデータは、下記の通りです。とりあえずご参考までに。１）『英文法の謎を解く』（『ちくま新書』041）
筑摩書房、1995年8月、206p. ／ISBN: 4-480-05641-6
２）『続・英文法の謎を解く』（『ちくま新書』106）
筑摩書房、1997年4月、236p. ／ISBN: 4-480-05706-4
３）『完結・英文法の謎を解く』（『ちくま新書』171）
筑摩書房、1998年8月、222p. ／ISBN: 4-480-05771-4
つまらない書き込みで申し訳ありません。出版社とか、ISBNコードがあると助かります。よろしくお願い致します。
副島先生に聞きたい事がありますが、どこにいれたらいいかわからないので、ここに書きます。
先生の今日のぼやき3月6日小山君への返事（７）で、小室先生をいじめた張本人として、東大社会学のエライ先生たちであった、富永何とか（健一だと思う）、吉田 民人があげられている。
どういうイジメだったのか。三田 宗介が西部すすむを東大教養部から追い出した方法は何ですか。
東大内部での権力闘争のしくみはどうなのか。最後に、（８）において、藤原 紀香が、少女のころ部落開放同盟のモデル写真になっていたのは、本当か？他にもそういう人はいますか。以上質問です。
これからも、こういう裏話を聞いて、確かめます。よろしくお願いします。
副島先生お久しぶりです。
常葉学園大学教育学部社会専攻４年の岡崎です。昨年度からいっていたインターネットで何かをやるという先生の考え（夢）が実を結びましたね。
副島隆彦国家戦略研究所のＨＰも見せてもらいました。
これからもちょくちょくＨＰをみていきたいと思います。それと私の出身高校の先生に副島先生の本を読んで授業を受けたいといっている先生がいましたよ。
やっぱり先生の影響力はすごいんだなあと改めて思いました。また先生の授業をとるかもしれないのでその時はよろしくお願いします。
毎週放送されているTV番組「ここが変だよ日本人」は、日本にいる外国人が日本人をどのような目でみているかよくわかり、同時に、なかなか興味を喚起することの難しい、国際関係について非常に有益な教育的効果を日本人にもたらすと思います。
皆様、どのようにお考えでしょうか。
たかのともうします。こちらでは、はじめまして。理科系崩れで勤め人をやっております。身分を明かす程度につきましては、検討中と言うことでご容赦を。
2000年2月11日の「ぼやき」における「神学（セオロジー）と学問（サイエンス）の 大きな闘い」について。
語源の話については知識がありませんが、学問と哲学の関係のお話は、納得して読ませていただきました。
ここから本題；
> サイエンス を、「科学」と言う言葉におきかえて、それで何か分かった気になって、それで、この１２０年間やってきた。実際に、サイエンス（science）を、「科学」と言う言葉に置き換えたのは、１９３０年代ぐらいらしい。そのころの、文部大臣が、「科学する」と言う言葉を作って、盛んに国民の間に流行らせたという。「科学する」という言葉は、何かしら、いまでもそのまま流行語として使えそうな、新奇さの伴うコトバである。
> それでは、いったい、この、「科学（かがく）」なる言葉の、「科」の「学」というのは、なにを意味するのか。誰か、答えてみろ。 「科」の「学」というのは、なんなのだ？
このあたりに関する文献があったので紹介しておきます。
辻哲夫，「日本の科学思想」 中公新書330，1973．
理学部時代の科学史のテキストでした。
これによると、「科学」という言葉を最初に使ったのは西周で、1874年に明六雑誌に連載した論説「知説」の中でのようです。
「科学」は、哲学との対比の中で登場した語で、そもそもは「百科の学術」という意味であったらしいです。しかし、その概念は相当あいまいなものであったようです。さらに「知説」の中では、
「事実を一貫の真理に帰納して又此真理を序て前後本末を掲け著はして一の模範となしたる者を学（サイーンス）と云う。既に学に因って真理瞭然たる時は之を活用して人間万般の事物に便ならしむを術と云う」
のように、「（科）学」と「（技）術」というような概念を用いています。物理は「学」であり、化学は実学的な性質がやや強いので、「学」でもあり「術」でもあると。
結局、辻氏によると、西は「原理的体系を備えた学」を「科学」と呼んだのであろうと言っています。
そう考えると、「science ＝ 学問」であるという副島先生の意見とそもそもは大きく食い違っていなかったようにも思えますが、いかがでしょうか。
Science を学ぶ学部を「理学部」としてしまった、明治の大学組織の命名にも問題がありませんか？東大ができたとき、理学部が置かれ、今の理学部のようなものと、工学部の一部をあわせたようなものが理学部に属していたようです。
辻氏によれば、理学は江戸時代末期から、生理学などといった自然現象の基礎知識という意味で用いられていたものが、明治以降に医学と分離され、現在の工学に近い意味で用いられるようになったとのことです。結局、理学という言葉は、大学の制度上の分類から始まった（というか広がった）もののようです。
しかし、辻氏（執筆当時・東海大）が何者か、今ひとつわかりません。
こんばんわ、みなさん。
さて、この度、インターネット上にシンクタンクを、新たに立ち上げることと相成りました。
正式名称を、副島国家戦略研究所（Soejima National Strategy Institute）といいます。
通称、ＳＮＳＩです。
ＳＮＳＩはこれまでの日本のシンクタンクと異なり、政治・経済・軍事をばらばらに考えたりはしません。なぜなら、これらは相互にバランスしあっているからです。
ＳＮＳＩこそが、日本初の総合シンクタンクとなるのです。SNSIでは、若い才能を求めています。我こそはと思う人は、ホーム・ページを読んで申し込んで下さい。
確かに私信を公開するやり方はおかしいね。それから副島氏が提起した問題を全く無視している。
私も「英文法の謎をとく」シリーズは、日本の英語教育に重要な問題提起をしたと思う。
その評価を無視した議論になっているのは事実。本来はあのサイトの黒川氏達＝アカデミズムが問題提起すべきだろうな。
しかし、黒川氏の論点は、副島氏の誤訳の指摘と、チョムスキーを読んだか読んでないかという事実関係を問うタイプの質問だ。
それに副島氏は真正面から答えているのか？
このページは、わたくしもかなり前に見ました。
文章のスタイルからして、まともに議論をしているとは思えないうえに、私信をそのまま公開しているやりくちは、厳しく非難されるべきだと思います。こういう卑劣で卑怯千万な姿勢が横行しているかぎり、インターネットは責任ある言論空間にはなり得ないのではないか、と思います。
書いた本人は、自分の英語力や言語学についての学識にかなりの自信を持っているようです。しかし、この人物は、英語教育をはじめとする現代日本の教育・学問が抱えている病理や、副島氏の英語に関する著作が、日本人の思考・発想のあり方そのもの、日本社会のあり方そのものに突きつけた問題提起のなんであるのかを、まるで理解できていないと言わざるを得ません。
もう一言付け加えれば、名前を名乗って自分の文章を活字にする、公刊する、ということの重さがどれだけのものかをも、この人物は分かっていないと思います。ネット上で文章を書き散らかすのと、書店に並ぶ本のなかで署名入りの文章を公表するのとでは、引き受ける責任の重大さをはじめ、書いた本人にのしかかってくるものが、質的・量的にまったく異なることを知るべきです。
「本当ですか」もなにもありません。それ以前の問題です。
以上が、あのページへのわたくしの感想です。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/2375/soe.html
広島県出身、関西在住の学生です。
副島隆彦先生の文章に最初に触れたのは、一回生の頃読み始めた『正論』誌連載の“World Watch”でした。その時の印象は、「斬新」。以来、注目しております。
『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』も辞書なみに活用してます。さて。『正論』H.12年4月号掲載の慶野義雄氏の論文、お読みになりましたか。
副島先生は以前どこかで、「リベラリズム」という言葉の、あまりに濫用・誤用される状況に対し、厳密に区分して用いるべきことを書いてらっしゃいました。
例えば、鳩山由紀夫氏については「モダン・リベラリズム」を名乗るべきだと。ハイエク的な意味でのリベラリズムとは似ても似つかないにも関わらず「リベラリズム」を名乗る鳩山氏に対し、非常に不信感・嫌悪感を感じていた小生にとっては、「おっ。やっと指摘してくれた。」という感じでした。
先生はそこではそれ以上つっこむことはなされませんでしたが、上記慶野論文は、非常に鋭い筆致で鳩山リベラリズムの虚妄・危険性を突いています(この他、リベラリズム、デモクラシー関連の思想分類では、中川八洋先生の仕事にも敬服してます)。まだお読みでなければ、ぜひ。長くなりましたが、これにて失礼します。
私は思うんですがね。私の恩師でもある竹内靖雄教授によれば、講演なるものは基本的に無駄で大嫌いだそうです。客は、ただ単に顔が見たいだけ、質問もくだらないので思索の足しにもならないと言っています。私は大学よりも優れた先生に出会うほうが大事だと思いますよ。ネットの世界では学歴なんか関係ありません。読者の関心を探る直感さえあれば、大きなサイトの創設者になれますよ。正直言って、私の直感によれば、宮台氏に感情移入するより、ストレートですが、「漫画表現の規制」について論ずるwebを作ってしまえばよい。ただ、「嫌ポルノ権」や「犯罪との関連」「セックスの低年齢化」の問題をどう片付けるのか、という問題がありますが。また、私の英語の広報に関しても、随分前、米国留学中の孫が授業で戦争を論じるので、祖父に当時の話を聞くというような内容の「おじいちゃん、もっと戦争のこと教えて」というような本がありましたが、その著書の感想に、「米国の先生の感想があれば読みたい」というようなものがありました。この分野は読者の関心が潜在的に高いと直感して、この需要にうまく便乗すれば「正論」や「諸君」に連載を持つことも出来るのではないか、という邪まな動機もあります。（しかし、欧米紙の杜撰な報道が直接のきっかけだけれでも）文章のうまさや論理は必要ですが、一番大事なのは、読者の需要を満たす特異な情報を提供できることじゃないでしょうか。しかし、これは「知識人」というより、「知の芸人」だな、とも思っています。ある面で、「南京産業」に便乗するいかがしさを私は自覚していますね。そしていつまでもこれで食うようなみっともないことは避け様とも思います。宮台氏にしてもいつまでも「女子高校生」で飯を食うな、と思っています。
突然、書きこましていただきます。日曜日の日経新聞の一面にe-goldというinternetで金保有口座を開く企業が紹介されていました。実質的に銀行として機能するそうです。
アメリカのリバータリアン政治家の支持があるのかどうか興味がありますが、分かったところで報告します。http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/nsearch/show.cgi?ID=93622%26FROM=goo
拝啓 お返事ありがとうございます。副島先生は、やはり、私の先生でありましょう。 なんだかんだ言って私が先生を評価するのは、以上の理由によります。
１．属国・日本論
新聞の書評にロクなものがなかったので私が下に書きました。 繰り返しは避けますので要約すると、「日本の国際政治学に『コペルニクス的転回』をもたらした」。 イマヌエル=カントは日本でよく読まれているのに、なぜこのセリフがスッと出てこないのか。 不思議です。
２．日本語と英語と
先生やラーメン屋二郎さんの主張をわかりやすく例えると、こういうことでしょうか。
「こっちの表現はβテープでしか流通させることができず、あっちの表現はVHSテープで流通させることができる」・・・影響力が違います。
↑ この二つは何があろうが先生の功績となりましょう。 学問では、第一発見者が誰か、を尊重しなければならない。 遺伝の法則の発見の功績は、やっぱりメンデルにあるように。
＞Ｒｅｎｓｅｉ は、御自分の気質としての、ひがみ根性あるいは、被害妄想のようなものを、なんとかなさったほうがいい。その気質（性格）は、長い目で見て、御自分の成長にとって有害です。自分の才能としてせっかく生まれ持ってきた抽象能力や、観念思考力を、台無しにしてしまうからです。
痛いところを突かれました。 認めます。 ただ、自覚はしています。
私は「βテープ」でしか表現を流通させられないことに限界を感じています。 そして、先生は「VHSテープ」で表現を流通させられる。
もうこの時点で私は先生に白旗を上げるしかないです。
私はかなり悔しい思いをしてはいます。 しかし、先生の学問的功績は何があろうが認めます。世界レベルで暴れまくってやりたい！ もしかしたら世界なんてたいして大きくない、小さいのかもしれませんし。先生はお気づきでしょうが、私は欧米思想の知識があまりにも少ないです。 先生の欧米思想の知識と比べれば、月とスッポンです。
つきましては、先生の弟子になって欧米思想を垂れて頂きたい、と存じます。 連絡はこちらから差し上げます。 「ひがみ根性あるいは、被害妄想のようなもの」についてはどんどん叱って下さい。 素直に聞きます。 ただ、学問的態度だけには、忠実でありたいと確信しています。
敬具
副島隆彦です。君の主張は、かなりよくわかります。そのほとんどは、私自身が、現在真剣に考えていることです。日本が、どうやら、拡大部族制国家であり、属国問題を抱えていることが、はっきりしつつあります。これは、私の言論活動の成果でもありますが、事実としての日本の現在が、露わになりつつある自らの姿として、この、属国問題を、全面に押し出しつつあります。
何とかしなければなりませんが、今の私の到達点は、本に書いてある通りです。私に何か、すぐれた次の段階の理論を、今すぐ、呈示できません。みんなで真剣に考えなければなりません。
Ｒｅｎｓｅｉ は、御自分の気質としての、ひがみ根性あるいは、被害妄想のようなものを、なんとかなさったほうがいい。その気質（性格）は、長い目で見て、御自分の成長にとって有害です。自分の才能としてせっかく生まれ持ってきた抽象能力や、観念思考力を、台無しにしてしまうからです。
そういう人が、新左翼くずれ系にたくさんいて、私の周りにもたくさんいましたが、みんな駄目になって行きました。私自身にも共通する気質です。私は、それを克服するために、かなりの自己鍛練をしました。自分の生活環境を大切にして、着実に考えを積み上げて下さい。
副島隆彦拝。
副島隆彦です。この掲示板に自分の意見や思考を書かれるのは自由ですが、私は、あまり匿名やメール・アドレスの無い人の意見は、尊重しません。できれば、自分の生い立ちや、経験の幅などを、すこし、お書きください。あとは、ある程度は私の本を読んでから何か言ってください。 副島隆彦拝。
私は思うんですがね。私の恩師でもある竹内靖雄教授によれば、講演なるものは基本的に無駄で大嫌いだそうです。客は、ただ単に顔が見たいだけ、質問もくだらないので思索の足しにもならないと言っています。私は大学よりも優れた先生に出会うほうが大事だと思いますよ。ネットの世界では学歴なんか関係ありません。読者の関心を探る直感さえあれば、大きなサイトの創設者になれますよ。正直言って、私の直感によれば、宮台氏に感情移入するより、ストレートですが、「漫画表現の規制」について論ずるwebを作ってしまえばよい。ただ、「嫌ポルノ権」や「犯罪との関連」「セックスの低年齢化」の問題をどう片付けるのか、という問題がありますが。また、私の英語の広報に関しても、随分前、米国留学中の孫が授業で戦争を論じるので、祖父に当時の話を聞くというような内容の「おじいちゃん、もっと戦争のこと教えて」というような本がありましたが、その著書の感想に、「米国の先生の感想があれば読みたい」というようなものがありました。この分野は読者の関心が潜在的に高いと直感して、この需要にうまく便乗すれば「正論」や「諸君」に連載を持つことも出来るのではないか、という邪まな動機もあります。（しかし、欧米紙の杜撰な報道が直接のきっかけだけれでも）文章のうまさや論理は必要ですが、一番大事なのは、読者の需要を満たす特異な情報を提供できることじゃないでしょうか。しかし、これは「知識人」というより、「知の芸人」だな、とも思っています。ある面で、「南京産業」に便乗するいかがしさを私は自覚していますね。そしていつまでもこれで食うようなみっともないことは避け様とも思います。宮台氏にしてもいつまでも「女子高校生」で飯を食うな、と思っています。
突然、書きこましていただきます。
日曜日の日経新聞の一面にe-goldというinternetで金保有口座を開く企業が紹介されていました。実質的に銀行として機能するそうです。
アメリカのリバータリアン政治家の支持があるのかどうか興味がありますが、分かったところで報告します。http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/nsearch/show.cgi?ID=93622%26FROM=goo
副島隆彦です。君の主張は、かなりよくわかります。そのほとんどは、私自身が、現在真剣に考えていることです。日本が、どうやら、拡大部族制国家であり、属国問題を抱えていることが、はっきりしつつあります。これは、私の言論活動の成果でもありますが、事実としての日本の現在が、露わになりつつある自らの姿として、この、属国問題を、全面に押し出しつつあります。
何とかしなければなりませんが、今の私の到達点は、本に書いてある通りです。私に何か、すぐれた次の段階の理論を、今すぐ、呈示できません。みんなで真剣に考えなければなりません。
Ｒｅｎｓｅｉ は、御自分の気質としての、ひがみ根性あるいは、被害妄想のようなものを、なんとかなさったほうがいい。その気質（性格）は、長い目で見て、御自分の成長にとって有害です。自分の才能としてせっかく生まれ持ってきた抽象能力や、観念思考力を、台無しにしてしまうからです。
そういう人が、新左翼くずれ系にたくさんいて、私の周りにもたくさんいましたが、みんな駄目になって行きました。私自身にも共通する気質です。私は、それを克服するために、かなりの自己鍛練をしました。自分の生活環境を大切にして、着実に考えを積み上げて下さい。
副島隆彦拝。
副島隆彦です。この掲示板に自分の意見や思考を書かれるのは自由ですが、私は、あまり匿名やメール・アドレスの無い人の意見は、尊重しません。
できれば、自分の生い立ちや、経験の幅などを、すこし、お書きください。あとは、ある程度は私の本を読んでから何か言ってください。 副島隆彦拝。
Renseiさん、長くなりそうなのでKomurological boardにレスします。よかったら見てください。
レスありがとうございます。>グローバリストが部族長共同体をいじめたって、現段階では末端には関係ない（というかいい気味だとさえ思う）。
↑ これは、「拡大部族共同体の長老連中をいじめたって、〜〜〜拡大部族共同体の末端連中には関係ない」という意味ですよね？で、>（というかいい気味だとさえ思う）< という部分。 じつはかなり重要だと思います。
じつは、わたしもコッソリ同感ですが、決して、よいことではない。 なぜか。・・・欧米列強の周辺侵略の代表的な手口のうちの１つに、こういうのがあります。 →ある地域で、ある部族または民族がいたとします。 部族の長または民族の王がいて、諸侯や人民を従えている。 そこに、内紛あらば長や王に対立する勢力に惜しみない援助を行い、下克上の手助けをする。 内紛がなくても、むりやり内紛をつくりだす。
かの地域の新たなる支配者は、欧米某国に借りがあるため、かくしてその某国の傀儡となり、やがて植民地となる・・・。
このように、国民としての団結、民族としての団結を蔑ろにし、私利私欲のみにとらわれていると、敵の思うツボにはまります。日本の政治家（特に自民党）・官僚や、財界幹部には頭に来ています。 とはいえ、外圧のみが日本に影響を強く与える即効薬であるから期待する一方、そう喜べるものでもない。
福澤諭吉は「文明論之概略」で「社会のソフト面の近代化」を訴えましたが、今だにそれがなされていない。 そして今こそ、それが必要です。
正しい要求とはいえアメリカに要求されると、大和魂に変に引火して「あまのじゃく反応」を起こしがちですが、ほんとうは、あれ、われわれみずからが成し遂げるべきことなのです。
＞しかし、やっぱり面白くはないですねえ・・・。 副島先生が、じゃなくて、今の'米日'関係が。
>でも、これはアメリカに原因があるというより、日本におおかたの原因があるのではないでしょうか。そう、思います。グローバリストが部族長共同体をいじめたって、現段階では末端には関係ない（というかいい気味だとさえ思う）。少なくとも部族共同体が多少なりとも変化しない限り、単に反米感情だけを募らせるのは無意味でしょう。
＞以上の図式からも分かるように、ネット企業というのは、（一見すると）シェア第一主義に見えます。そうすると、最先端のネット企業と、戦後の「薄い陸軍」たる日本企業とは、ともに「シェア第一主義」であり、「利益第一主義」ではないということになります。
現在勃興中の新興ネット企業と、没落中の旧来型日本企業とが、ともにシェア第一主義だというのは、興味深いですよね？
ただし、新興ネット企業の場合と違い、陸軍型日本企業の場合は、「シェアの確保」が、ある意味、最終目的となっていますよね。
これは、本来の資本主義下の企業の存在目的を、「利益の創出」と考えるならば、「目的と手段の倒錯」だということも出来ます。
現象としては、
短期：赤字
長期：
旧来型日本企業：シェア第一主義ネット企業：将来キャシュフロー主義
といえるのではないでしょうか？
Angelixさん、そうです、メールアドレス間違えてました。 ↑これで届きます。 お手数かけて申し訳ございません。で、題名についてなんですが、副島先生をヨイショする目的はもちろんのこと（笑）、ちゃんと根拠があってのことです。
「属国・日本論」がなぜ他の国際政治ものより優れているか。 それは、従来の理論がいわば「天動説」であったのに対して属国論が「地動説」であるから、と例えてみればわかりやすいかと思います。 または「ニュートン物理学」に対する「アインシュタイン物理学」と例えてみても。
ふだん、この地球上で、われわれが天体観察をするばあい、天動説のほうがわかりやすく 地動説なんかを持ちこむとかえってわけがわからなくなります。 また、われわれがフツーに生活を送るばあい、時と空間の概念はニュートン物理学に依り 相対性理論なんか持ちこまれたらややこしくて他人から嫌われること請け合いです。
しかし、科学が高度になってくると、天動説やニュートン物理学では天井にぶつかってしまいます。 さらに科学的研究の精度を上げるためには、地動説やアインシュタイン物理学でないとダメなのです。
日本における従来の国際関係ものは、「天動説」のみ。 これに「地動説」も付き合わせているなら問題ないのですが、彼らは、 まるで中世西欧の宗教裁判所の枢機卿どもが太陽のまわりを地球が回っていることを頑として認めないが如く、 日本はアメリカの事実上の保護国であることを認めない。
日本がアメリカの事実上の保護国であることが愉快、痛快、なんて日本人はいないでしょうよ。 私だって、やっぱり面白くないです。 しかし、曲がりなりにも科学者としての政治学者を名乗るなら、この事実を指摘しなければならないはずです。
サヨクの表現を借りれば「事実を直視せよ」（笑）。 なんでこっちの事実は直視しないのでしょう、あの人々は。
いじめが問題になってますが、いじめられっ子が「ボクはいじめられてなんかいない！」と言ったって、いじめはなくならない。 ほんとうにいじめをなくしたいなら、まず、いじめられていることを認め、彼我を分析して逆転の突破口を探ることです。
今までの国際政治学者は、「地動説」を認めても、それに徹底的なまでに従って日本の国際政治を論ずることをしなかった。 それが属国論の前に敗れ去った理由でしょう。
しかし、やっぱり面白くはないですねえ・・・。 副島先生が、じゃなくて、今の'米日'関係が。 でも、これはアメリカに原因があるというより、日本におおかたの原因があるのではないでしょうか。
最後に、用語についての質問です。先生は、「グローバリズム」という言葉は 当のアメリカでは「アメリカの力によるグローバリズム」という悪い意味なのだ、ということをおっしゃっており、勉強になりました。
ところで、これとは別に「パックス=アメリカーナ」、「アメリカの力による平和」という言葉をがありますが、これとは意味が同じなのでしょうか、異なるのでしょうか。
先生の著書のなかでこの言葉を見かけたことがないので、ぜひご教授ねがいたいと存じます。 もし著書の中で触れている箇所があるのなら、私の不勉強であり、陳謝いたします。
お返事、どうもありがとうございます。>例としては、アマゾンドットコムのような赤字会社でも時価総額としては高く評価されている。
そうですね。アマゾンドットコムなどのネット企業の企業戦略は、
�。辧�Ｄ・広告費・設備投資への多額のキャッシュフロー投入による、当該分野でのＮ０，１シェア確保
↓
�■裡錙�1企業として認知され知名度が向上
↓
�４覿般勝�URL)のブランド価値が確立
↓
�で箴紊寮簑价佑竜浤搬�
↓
�コ�式時価総額の増大
↓
��高株価となった自社株式を用いての戦略的M&Aの実施というパターンが多いですね。
以上の図式からも分かるように、ネット企業というのは、（一見すると）シェア第一主義に見えます。
そうすると、最先端のネット企業と、戦後の「薄い陸軍」たる日本企業とは、ともに「シェア第一主義」であり、「利益第一主義」ではないということになります。
現在勃興中の新興ネット企業と、没落中の旧来型日本企業とが、ともにシェア第一主義だというのは、興味深いですよね？
ただし、新興ネット企業の場合と違い、陸軍型日本企業の場合は、「シェアの確保」が、ある意味、最終目的となっていますよね。
これは、本来の資本主義下の企業の存在目的を、「利益の創出」と考えるならば、「目的と手段の倒錯」だということも出来ます。
これは、機能集団たるべき企業が、戦後日本では共同体化してしまったことと同様、「戦後日本企業論」として、そろそろ、総括されなければならないテーマの一つ、なのでしょう。
Ｐ．Ｓ．
>この時代の、基幹産業は「収穫逓増の法則」の支配下にある産業であった。
（例）自動車、家電等ここは、「収穫逓減」の打ち間違いですね？
すぐにでも答えられるのですが…その間違いではないですよねえ？
って，直弟子@Soejii さんの mail address なんてここに掲示されていましたっけ？・Rensei 氏宛の mail の trouble の場合の答え
記載の address が間違っている．
rensei@goo.ne.jp
ではなく，
rensei@mail.goo.ne.jp
である．
直弟子＠Ｓｏｅｊｉｉ さん
このサイトで御問い合わせするのもおかしいのですが、お許しください。
直弟子＠Ｓｏｅｊｉｉ さん宛のメールが戻ってきてしまって、送信できません。
そのような不具合は他ではでてませんでしょうか？
私だけの問題であれば、お許しくさい。
申し訳ありません。私は現在、大学生です。 専門はいちおう経済学です。 活動といえば、くだらないのですが「千葉県に対する地域差別を解消する」べく、某地方議員の手伝いをしています。
副島先生の影響について書きます。
私事で恐縮ですが、２年前に千葉の青年会議所に上申書を送り、先方から「良い内容なので、新春座談会にご出席願いたい。履歴書を送ってほしい」というオファーが来たので、送ったら、何の連絡もなかったので、青年会議所に行ったら「そんな大学じゃ市町長に会わせられない」と門前払いを食らいました。
頭に来ましたが「日本じゃ学校歴がないと正しい意見でも聞いてくれない」と思って再受験を決意し、そんな時に出くわしたのが「英文法の謎を解くシリーズ」でした。
あの「西欧普遍価値＝世界普遍価値」には、さいしょ、腹の煮えくりかえる思いでしたが、捕鯨禁止問題のことがふっと頭をよぎり、「良くも悪くも事実だな」と、従うことにしたのです。
東京と千葉の関係を説明しつつ地域差別の解決の糸口を探るにも実は「属国論」が応用できるので、「属国論」をもう少し学びたい、と思っています。
かようなみみっちいローカリストがみみっちい問題に先生の理論を応用するのは失礼かもしれませんが、お許し下さい。
先生への質問です。
→ 一神教的父性原理のない日本社会は、もしかしたら永遠に近代社会になれないのではないか。
もし、永遠に前近代社会のままだとしたら、それは欧米に対する永遠の敗北ではないか。この場合、この「永遠の前近代社会」を肯定する道はないのか。
または、もし日本が近代社会になりきるとしたら、何が必要か。
→ 英語公用語化の是非についての議論がいよいよ活発になってきています。 「学びたい人だけ学べばいい」という意見もまだまだ根強いですが、
「これがいけないとすればなぜいけないか」という説明を、私はあまり頭が良くないので理路整然と説明できません。 また、英語がやっぱりできない私は、「国内言論」と罵る資格もありません。
完全にこれを論破できる説明を、先生はお持ちでしょうか？ 私には、する能力も資格もありません。
→ 日本の歴代指導者が「国格」にこだわり、形式上とはいえ中国の冊封体制下に入らなかったことは、けっきょく正しかったのではないか。 過去に一度でも冊封体制下に入った国を中国は「潜在的領土」と主張する傾向があるようですが、日本は冊封体制下に入ったことがないため、中国に「日本はわが領土」と主張させるスキを持たせていないからです。
また現在でも「国格」は、国賓を迎えた際の礼砲の数や、国際会議のときの座席の位置などで重視される傾向があります。
「国格」はこれまで通り守るべきか、否か。 守るべきだとして、わが国が「アメリカ合衆国に事実上 外交権と軍事権を握られた、事実上の保護国」であることを国民支配層のみならず国民全体が自覚できるような環境づくりができるか。
「由らしむべし、知らしむべからず」的な考えは嫌いなのですが、付和雷同性の強いわが同胞は,事実を知ったら落ち付いていられるのでしょうか、心配です。 「柔よく剛を制す」が悪い意味で好きで、かつ、こだわるところもありますし・・・。
以上です。 いきなり他人事を書き付けたのは重ねてお詫びします。
副島隆彦です。この掲示板に自分の意見や思考を書かれるのは自由ですが、私は、あまり匿名の人の意見は、尊重しません。できれば、自分の生い立ちや、経験の幅などを、すこし、お書きください。あとは、ある程度は私の本を読んでから何か言ってください。 副島隆彦拝。
やっぱり付け加えておくことがあります。わが日本には、「時代区分としての近代」はあっても、「社会としての近代」はありません。これは副島先生のお考えに同意します。
ここで問題となるのは、宮台氏の「近代成熟社会」です。 私は、宮台氏は、レーニンと同じ過ちを犯しているように、思います。
出典を忘れてしまいましたが、「今の日本は、将来の欧米社会を先取りしている。 価値観の崩壊した社会という」てふうなことを書いていた。 しかし、近代的自我が成立していない、前近代性をいまだ大きく引きずっている日本がそうなるわけがないヨ、とは思います。 これでは「中世封建制から資本主義を通過しないで社会主義に至ろう」とするレーニンの考えと似ています。
宮台氏は、レーニンばりに「革命の輸出」でも考えているのでしょうか？ 西欧への劣等感から、段階を踏まずに一気に追い越そうったって、「社会の摂理」が許さないことでしょう。
ロシアのように。
もう一つ、宮台氏は、やってはならないことをやっています。 それは、「レッテル貼り」です。 「オヤジ〜 オヤジ〜」というアレです。
宮台氏をして思想戦争に駆り立てる動機が「オヤジへの憎しみ」だということが、私には分かります。 それはどうでもいいのですが、嫌いな価値観を十把一からげに「オヤジ」と一蹴するのは「逃げ」です。 こんなの、
右翼が左翼を「共産主義者、売国奴、非国民！」と罵り、左翼が右翼を「右翼反動、ファシスト！」と罵るのと同じです。
むかし、スターリンが反対者を「人民の敵」とも言っていました。 つまり、レッテル貼りは「思考の停止」であり、学問にたいする死刑宣告なのです。
この一点で、宮台氏は小室学を、いや、学問を裏切っているのです。 いくら相手に論理性がないからって、あのレッテル貼りはレトリックとしての当てこすりを超えている、と思います。
・・・生意気なことをいきなり書きつけて申し訳ありません。 お叱りには耳を傾けますので。
不況脱出のための経済政策について、法についての質問を先生にお伺いしようかと思ったのですが、思いのほか小室→宮台という流れが人々に動揺を与えているようなので、個人的見解を述べました。
敬具
はじめまして、Renseiと申します。 小室直樹→宮台真司という流れについて、特に宮台氏について的外れな指摘ばかりだなあ、と思いますので、主張をお許し下さい。宮台氏は「議論に勝って、動機付けに負けている」と評され、本人も認めるところです。 ここで注意すべきは、「動機付けに負けて」いようが、とにかく「議論に勝って」いることなのです。
この強さの秘密、それは副島先生も認めているのでしょうが、「数百年もの間に鍛え上げられた西欧近代学問の枠組み」に盲目的なまでに忠実だからにほかなりません。
なぜ論客が駆逐されたか、それは簡単なことで、「論理を装った感情論」にすぎなかったから、たちまちのうちに解体されただけのこと。
宮台氏の仲間で松沢呉一というライターがいますが、彼でさえ、論理性によって論客を撃破しています。
勘違いしないでほしいのですが、私は宮台主義者ではありません。 なにしろ、「女性に性の自己決定権を認めない」という立場ですから。 さいしょ、私は とーぜんの如く宮台氏が大嫌いでしたが、その議論の強さには感動さえしました。
では、学問的方法論とは何か。 さいしょは判らなかったのですが、「私の右翼の師匠である小室直樹」という発言を聞いて、はっ、としました。
「超常識の発想」(1981)という著書で、学問的方法論の
第一の関門が「論理的一貫性」 、 第二の関門が「現実的妥当性」
だ、という内容の部分があります。
宮台氏は、第一関門を通過していて、論客たちは、第一関門を通過していない。 だから、勝つ。 これでは第二関門に行きようがありません、宮台氏の圧勝です。
さて、小室氏がなぜ宮台氏をかわいがるか、これは、弟子のうちで一番名が上がっていることももしかしたらあるのかもしれませんが、小室氏じしんは学問的方法論を祖国日本に定着させようとして逆にホサれ、代わって弟子の宮台氏が「論理性なき論客」どもを直伝の方法で駆逐したため、「代わりに仇を討ってくれた」との論功行賞なのではないでしょうか。
小室氏も人の子でしょうから。 それとも、これは大いなる邪推でしょうか。
宮台氏の功績。 それは、「学問的方法論」の強固さを満天下に知らしめたことでしょう。
副島先生もお強いのですが（対 佐高信など）、宮台氏のように、ブラウン管を通して不特定多数を陪審員となし、しつこいまでに論客を追い詰めて壟断してはいませんし、これは小室氏でさえやっていません。 と、思うのですが、いかがでしょうか。
>それは、「株主の力が強い米国企業は、短期的な利益を重視しなければいけないため、長期的な企業戦略を着実にこなすことができない。それに対して、日本企業は、株主からの圧力がほとんどない分、経営資源を長期的な展望にたって配分できる」という趣旨でした。>これはたしかに一理あるのですが、しかし、実際、そのような「長期的展望」にたって経営ができたはずの、三菱重工や新日鉄は、今辛酸をなめています。
直弟子＠ｓｏｅｊｉｉさん確かにこの通りになっています。
これを私なりに整理すると。１．1980年代はインフレ基調下で、「米ソの冷戦構造下」であった。
従って、長谷川慶太郎氏のいわれる「戦争と革命」の時代であった。
この時代の、基幹産業は「収穫逓増の法則」の支配下にある産業であった。
（例）自動車、家電等２．1990年代はデフレ基調下で、「米ソの冷戦構造」が崩壊して「平和と安定」の時代に突入した。（地域紛争や民族紛争は発生するが、列強政治の中での列強同士の戦争は無くなった。）
ここに至って、デフレ経済の元での基幹産業は「収穫逓増の法則」の支配下の産業にシフトしていった。
（例）携帯電話、ＯＳ等ここにおいて単純にすると
１．番は「ハード」
２．番は「ソフト」
である。
これはデフレ基調下では、明らかに1．番「ハード」が不利に決まっている。しかも世界の産業構造上、日本は常に発展途上国である韓国、台湾等の諸国にそれらの産業をシフトせざるを得なくなっていた。
何故なら、経費（人件費）の削減と日米間の貿易摩擦問題から韓国経由の対米輸出やその他の地域を使った対米輸出という形態をとらざるをえなかったからである。（誰が先に言ったかは解らないが、これは長谷川慶太郎氏も、大前研一氏も主張している事である。）
切り捨て御免では割と好意的に扱っていた呉智英となんかあったんですか。
西部氏は元左翼なのに真性保守といっていると非難してますが、何が悪いのか良く分かりません。
宮台氏の性風俗化した反社会的思考は個人の道徳に立ち入らないリバータリアンとしては問題がないのではないでしょうか。小室師も性的な道徳なんか関係ないという感じですよね。
直弟子＠Ｓｏｅｊｉｉ さんレスありがとうございます。>それは、「株主の力が強い米国企業は、短期的な利益を重視しなければいけないため、長期的な企業戦略を着実にこなすことができない。それに対して、日本企業は、株主からの圧力がほとんどない分、経営資源を長期的な展望にたって配分できる」という趣旨でした。
>これについてなのですが、以前私がよく出没しているサイトの「小室ファミリーズ」でに論じたことがあります。
私の整理としては
�‘�本の場合の企業の長期戦略とは、「如何に市場シェアを獲得するか？」これが目的化して短期的には赤字の経営も行われる結果となる。�▲▲瓮螢�の場合、以下のアンダーセンコンサルタントの論文（ eコマース時代を勝ち抜く条件 ）にもあるように、時価総額つまり将来のキャシュフローの創出力を前提に企業の長期戦略がたてられている。（実際には投資に絶対つきまとう投機的要素からの、時価総額の増大も含まれていることは差し引いて考えなければならないでしょうが・・・）
例としては、アマゾンドゥトコムのような赤字会社でも時価総額としては高く評価されている。
DOCOMOのi-modeは、元来がローカルな基準ではありましたが、しかし、インターネットの世界基準である「ＨＴＭＬ」と互換性のある、「ｉ−ＨＴＭＬ」を採用したこともあり、国内で大成功を収め、香港などへも進出しようとしています。これに対して、ＩＤＯのWAPは、元々世界基準ではありますが、それがＨＴＭＬとの互換性がないため、苦戦を強いられていますね。
私は、ドコモの規格がデファクト・スタンダードの座を奪うためには、やはり、米欧との政治的駆け引きが、どこかで必要となると、思います。
が、現在の日本に、ドコモの支援をしてくれるような組織体というのは、存在していません。
高級法律事務所とコンサルティング・ファームと政策立案のための組織を兼ね備えたような、企業戦略を政治的な観点からサポートできるシンクタンクが、日本には存在しない、ということなのです。そのための、ＳＮＳＩ、なのです。
ナターシャさん。レスター・Ｃ・サローらの唱えた産業政策論は、たしかに日本の通産省（ＭＩＴＩ）の業界に対するイニシアチブの取り方を、真似していますので、そういう意味では、たしかに日米の方向性は正反対、なのかもしれません。
バブルが破裂する前に、よく言われていたことがあります。
それは、「株主の力が強い米国企業は、短期的な利益を重視しなければいけないため、長期的な企業戦略を着実にこなすことができない。それに対して、日本企業は、株主からの圧力がほとんどない分、経営資源を長期的な展望にたって配分できる」という趣旨でした。
これはたしかに一理あるのですが、しかし、実際、そのような「長期的展望」にたって経営ができたはずの、三菱重工や新日鉄は、今辛酸をなめています。
これに対し、アメリカではＥＶＡなどの「経済的利益」の方が、ＰＬの最後にくる当期純利益という、「会計的利益」よりも、株価形成において、より重要な役割を果たすようになったので、企業経営者も、単年度利益よりも、「会社の価値創造」に力点をおけるようになりました。
そういうこともあり、現在、アメリカの方が会社に勢いが、あるのかもしれません。
大きな意味で日米の方向性が反対でも、ディティールが違うと、結果もまた反対とは、単純にならない、のかもしれませんね。
副島先生レスありがとうございます。＞ナターシャ君。きみは、ＳＮＳＩ のほうへ、君自身の会心の論文を書いて下さい。
>ほかの理科系の優秀なひとたちとともに、ＮＳＮＩ に、理科系および、ネット革命系の人たちの結集軸を、つくりましょう。
ＳＮＳＩ、ＮＳＮＩの用語の意味が理解できません。申し訳ないのですが、教えてください。宜しくお願いします。
皆さん、はじめまして。副島隆彦です。２月２９日付けの 白いアザラシ君。 吉本隆明について、ほんとうに、きちんと、論じなければなりません。かれは、私が１８歳から２０年にわたって、読書上の、私の先生でした。吉本隆明について、まづ、一冊書く、と固く決めながら、１０年が過ぎました。
そろそろ、書けるでしょう。 それは、白いアザラシ君が、理解されている通り、私の『日本の秘密』（弓立社）で、ひとまず、丸山真男に対して、とまとめて、短く書きました。
このあとが、たいへんです。何故なら、吉本隆明論 という本は、４０冊ほどもこれまでにあるからです。それらすべての水準を超えて、かつ私自身の思想の確定をやらなければならないので、たいへんです。 しかし、かならず書き上げます。
えーと。この、掲示板に、何故、私本人が、書くのかというと、「きょうのぼやき」 を、かくには、事務所のＰＣを使わねばならないからです。こまった。なんとかせねば。
３月５日付けＧＯＰ君。はじめまして。若いのに、よく勉強していますね。
と、誉めるのは、しません。なぜなら、１７歳のときの、研ぎ澄まされた理解の到達点から、人は一生、伸びることはない、と言う気が、私自身がするからです。背伸びしきった１７歳が、人生のピークかもしれません。石原慎太郎を、私は、全く、評価しません。彼は、どうも、裏表の激しいひとで、やっぱり、「裕次郎とおなじ、若いころから、寵児であったために、人間とは何か、が、分からない人」 だと、私は思います。
そして、私の『属国・日本論』を、公然と泥棒して、全く恥じないひとです。
ナターシャ君。きみは、ＳＮＳＩ のほうへ、君自身の会心の論文を書いて下さい。
ほかの理科系の優秀なひとたちとともに、ＮＳＮＩ に、理科系および、ネット革命系の人たちの結集軸を、つくりましょう。
３月１日付けのコルテス君。３月９日のコタ君。 ようこそ。 君たちも、「理科系ネット中枢」のほうは、いかがですか。
わたしは、ネットの技術てきなことは、全く分からないのですから。
４０代の文科系のオヤジである私に、あれこれ分かる訳がないのです。
きみたちで、がんばって、ネット革命を推進してください。取り急ぎ。 副島隆彦拝。
はじめまして。
副島先生の本はよく読ませてもらってます。
あれほど、日本人が触れては欲しくない真実を、はっきり、冷酷に指摘した本は初めてでしょうね。
ぼくもかなりショックでした。日本がアメリカの（本当の意味の）属国だなんて！
皮肉っぽくそう言われることはありましたが、冷静に事実って証明されるとねえ。理屈では分かっても、感情では納得できません。
まあでも、ぼくは別にいいです。政治家じゃないし。日本は、楽しいもの、オリジナルな文化であふれていますし。日本はアメリカの属国なんだそうですが、しかし、その日本生まれのアニメ、ポケモンはアメリカ人の心をとらえています。ピカチュウ万歳！
アメリカは、世界に誇る大衆文化の面で負けたことを、どう思ってるんでしょうね。
まさか、あのディズニーの黒ねずみが、日本の黄色い電気ねずみにしてやられるとは、思わんかったでしょうな。ざまあみろ。
日本は属国でも、ピカチュウがアメリカを洗脳してくれたからいいや。日本版マッカーサー万歳！！（爆）
でも、なんでアメリカ人はねずみのキャラが好きなんでしょう？まあそれはともかく（偉い政治学者の掲示板にぜんぜんそぐわない話でごめんなさい）、今年はかなり本を出されるそうですが、またいっぱいおもしろいこと（？）を書いてください。「アメリカの秘密」のような映画等を軸にした、入りやすい本だとうれしいです。
それでは、さようなら。
ネットと外資についてなんですが私が愛読している「国際戦略コラム」において携帯端末による日本の復活をアメリカが恐れている。という内容の記事がありました。
サイバー攻撃についてはアメリカが正式な戦術として活用する。と発表してます。したがって、システム化が進めば、システムに依存する社会は攻撃しやすくなるでしょう。
参考までに以下のＵＲＬの●インタネットの盲点とその対策について2000.02.18F
米国の有名サイトに対するサイバー攻撃
この動向と日本の対応策を検討●サイバーテロの背景2000.02.08ほそかわ
●インタネット覇権について2000.02.02F
ＵＲＬ：http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/
ご一読されてみられては・・・
直弟子さんのお話、興味深く拝見致しました。
ところでアメリカのインターネット戦略の中で、ＮＴＴへの対応はどうなっていくのでしょう？ＮＴＴは、日本国内におけるネットのハード部分を所有しており、子会社のDOCOMOは、大衆向けネット端末の一方の雄である携帯電話市場を支配しています。そしてＮＴＴの大株主は大蔵省であり、「金融村」が手ひどい打撃を受けた後、日本部族長共同体の新しい支柱ともいうべき存在です。例えば、携帯電話の国際規格を契機に、米系企業が非ＮＴＴ系携帯電話会社を郵政省から引き離して傘下におさめるというシナリオで進行していくのでしょうか（既にＩＤＯはＣＤＭＡ１を採用していますが）。
いずれにせよ、外国勢力と部族長たちの共同体の力が拮抗しているとき、この国は最も活気にあふれた状態になると思います。
はじめて、拝見させていただきました。
副島先生も書き込みされているようで、大変勉強になります。
さて、私も副島先生の読者のひとりです。たいへん多くのことを学ばせていただき、感謝しております。
さて、先生は執筆活動のほかに、講演活動も精力的になさるとのことですが、一般市民向けの講演活動の予定は、本HPでは公開されないのでしょうか？
是非、直接先生のご講演を拝聴したいと思い、書き込みさせていただいた次第です。
どうぞよろしくお願いします。
また、今年も多くの出版予定がおありとのこと。大変に楽しみにしております。
直弟子＠soejiiさんへ
ご存知であれば教えてください。私の整理では
ＳＣＭ（サプライチェーンマネジメント）これは経営上の概念である。
ＥＤＩこれは電子的な方法論を使いましょうという技術上の概念である。
となります。ところでＣＡＬＳとＥＤＩについては、どういう関係になるのか分かりません。ご教授頂ければありがたいです。
はじめまして、直弟子＠ｓｏｅｊｉｉさん
ナターシャと申します。
早速レス頂きありがとうございます。ＣＡＬＳ等のご説明頂ありがとうございます。
ところでこの文脈の中で疑問に思う事がりまして、質問させてください。まず現在の日本の問題
１．90年代は官僚主導の形で、規制・規制でアメリカに負けた。
（例、金融で言えば、護送船団方式）
２．自由化、規制緩和で復活をめざしている。
（野口悠紀夫氏の言う1940年戦時体制からの解放）アメリカ
１．日本の産業政策論を元に国防総省提唱の戦時型経営スタイルが、ついに全米に普及した。
これによって、アメリカは復活した。以上は私の整理によるのですが、これではまったく日本の行こうとするベクトルとアメリカが行こうとするベクトルは逆方向ではないですか？
これで本当に、日本はアメリカに勝てるのでしょうか？
何が、違うのでしょうか？
なぜか、ふたつ同時にポストされてしまいました。すいません。m(_ _)m
明人であります。(^^)/
日本でも、世界を席巻している家電OSのTRONというのがあります。やがて全世界の電気炊飯器、電気掃除機、電気かみそり、クーラー、自動車などの電気製品が日本のTRON OS上で動くようになった時が日本の頂点でもあり、同時に下落の始まりでもあります。ヽ( ´ー`)ノ
明人です。
HPの完成おめでとうございます。
> ２． の宮台真司君の件について。> これは、ペチョーリンさん（ はじめまして。） の書き込み意見への、私の感想にもなります。
（小室・副島なんでも掲示板より引用）副島先生、はじめまして。
先生は、わざわざ、ご自分の文章が私の書き込みの感想にもなる、と断ってくださりました。
私のような単なる一読者の立場に配慮して下さり、ありがとうございます。心から感謝します。
明人さんの掲示板にも一度書いたことがありますが、私は、FITOMAROさんの掲示板に御邪魔させてもらうようになってから、副島先生の著書を読むようになりました。
ですから、まだ一部の著書しか読んでませんし、読んだものについても、しっかりと理解してません。こちらの掲示板で、年内に８冊の出版予定があると知り、うれしいような、恐ろしいような気持ちになりましたが、とにかく、出来る限り先生の本を読んでいくつもりでいます。副島先生が、この度ネット上に発表された文章、短時間で目を通したためにまだ十分理解できてません（後からじっくり読みなおします）。ただ、どうやら、宮台氏の著書は読むに値しない、とお考えになっているのは確かのようです。どうか、一つだけお聞かせください。
『ＢＲＵＴＵＳ１９９９年７月１日号』（ｐ１５６）において、小室氏は「宮台君は理論社会学で博士号を取り、その後、本格的な実証計画法を身につけて、学問にもとづいた調査研究をしている。これほど方法論的な社会学者は今の日本では貴重です」と述べられています。そして、その隣のページには、篠山紀信氏撮影の二人が一緒に写った写真が載ってます。
また、小室氏は、全集の編集者に宮台氏を指名したと聞きます。
これらの事実から考えると、宮台氏の活動が、単なるくだらない商売にすぎないとすれば、小室氏はそのくだらない商売に力を貸していることになりませんか？
今となってはもう周知のことであるが、インターネットはもともと、米軍の対ソ核戦争を想定した戦略から産まれたものであった。このインターネットは、広義の安全保障(national security)の観点から、後には全米の大学にも開放された。何となれば、アメリカの研究開発水準が向上することは、そのままアメリカの国力増強に繋がるからである。
もっとも、インターネットは最初から「インターネット」と呼ばれていたわけではない。その初期には、ＣＡＬＳなどと呼ばれていたころもあった。ＣＡＬＳとは、アメリカ軍が、自らの武器補充を容易にするために、インターネット雛形を通じ、米国の軍需メーカーに呼びかけたデファクトスタンダード統一のためのシステムである。すなわち、米軍は、みずからの要求を軍需品メーカーに伝える。自らの要求を詳しく伝える。そしてそれに合致した製品を作ったところと契約する。そのことにより、アメリカ軍は、自らの規格標準を民間メーカーの中に浸透させることに成功した。これが、デルコンピューター等のサプライ・チェーン・マネジメントの発想の根底にあることは明らかである。
アメリカ軍がＩＴの戦略的重要性を完全に認識したのは、湾岸戦争時のトフラー夫妻の助言による。７０年代から情報革命に言及していた「文明世界の呪い師」、アルビン・トフラーとその妻は、米軍の参謀となり、これからの戦争の鍵を握るのは情報だと説いた。そうして、ピンポイント爆撃という形で情報技術戦の成果を結実させた米軍は、トフラーの情報戦略を全面的に採用し、後のＣＡＬＳに繋がっていく。
世界冷戦が米国の勝利で幕を閉じた後、国防総省はリストラの危機に瀕していた。そこで、経済分野に広義の安全保障思想を取り入れ、対ソ冷戦で手に入れた情報戦ノウハウを民間にも普及させ、米国の世界覇権を確実なものにしようと考えた。そこでＣＡＬＳを民間の非軍需企業にも普及しようと努めた。この裏には前述のリストラ対策という側面以外に、米軍のロジスティック戦略も隠されていたのであった。つまり、みずからが提唱するＣＡＬＳ規格に民間企業が従うということは、万一の時の兵站補給にその企業が使えるということであり、そのための規格標準・デファクトスタンダードの提唱であったわけである。
実際、９０年代はじめに国防総省は、全米の中小企業にＣＡＬＳ導入の指導を行っている。このＣＡＬＳで情報戦略の重要性に気付いた米国企業は、自ら情報戦略を発展させていった。すなわち、部品メーカーとの情報共有によるサプライ・チューン・マネジメント方式の導入。これは、トヨタのカンバン方式の発想の延長上にあるが、下請けメーカーの犠牲的立場が恩恵享受の立場に向上する分、カンバン方式よりも経済的合理性がt高い。その他、BtoB(企業間取引）において競争原理が拡大し、企業部品や資材を、もっとも有利な条件のところから納入することが容易になった。
クリントン政権はＬ・Ｃ・サローらの提唱する産業政策論にのっとり、日本の通産省（ＭＩＴＩ）がかつて成功させたようなやりかたで産業を発展させようと試みた。そうしてＣＡＬＳは国防総省から国務省、そして商務省へと引き継がれて、ついに「インターネットの商業利用の解禁」という形で結実した。国防総省提唱の戦時型経営スタイルが、ついに全米に普及した。その頃からアメリカの株式時価総額は年々増加し続けている（１９７０年頃には日本株の時価総額の時価総額はアメリカのそれの５分の１であったが、９０年に両者は６００兆で並んだ。しかしその後再び差が付きはじめ。現在５分の１に戻ってしまっている）。ちなみに余談であるが、株式を原価評価するのではなく、時価評価するというのは、つねにＭ＆Ａを考慮に入れているということであり、戦時型経営のある種の系（コロラリー）ともいえる。
米国のインターネット情報戦略は、もともと国防総省発案で産業政策論者が育てたものであり、決して民間の優れた事業家の構想によるものではない。その証拠にかのビルゲイツも最初はインターネットをひどく過少評価し、手ひどい目にあっている（ただしインターネットの可能性に気付いたのは事業家で彼が最も早く、９７年の秋には経営の根幹にインターネットを置くことを宣言している。１ヶ月遅れで孫正義がそれに続く）。
インターネットとは、或る意味米国の規格標準に世界中の経営体が飲み込まれていく過程である。アメリカという世界帝国は、インターネットにより、「見えない帝国直轄領」を、世界中に猛烈な勢いで増やし始めている。これにより、日本の「戦時型経営システム」に乗っ取っていた日本企業は壊滅しかかっている。戦後、陸軍は消えたが大蔵省は残った。が、大蔵省を筆頭とする共同体原理による機能集団というシステムは、完全に叩きのめされ、地球上に存在をもはや許されなくなる。
アメリカは、世界冷戦の間は、薄い日本軍、すなわち日本的軍隊原理で動く日本企業の台頭を大目に見ていたのであった。が、世界冷戦勝利後は、アメリカ企業を薄い米軍と化すことにより、世界中を自らの規格標準にあわせはじめた。この結果、世界中に薄い米軍のAllied Forceたる企業体が勃興し続けている。もはやこの流れは止められないであろう。
が、ｔｕｒｎｉｎｇ ｐｏｉｎｔは必ずやってくるのである。やがて全世界がアメリカのＯＳ（operating system）上で動くようになった時がアメリカの頂点でもあり、同時に下落の始まりでもある。
ナターシャさん、はじめまして。
副島隆彦の弟子の中で、割と、ＩＴに詳しい者です。インターネットの普及を利用して、アメリカに、政治・経済の覇権を強化する意図があったかといえば、イエス、となります。
御参考に、昨年末、私がものした拙文を、次に掲げておきますね。
複雑系に関しては、サンタフェ研究所が有名ですね。実はまだ私も調査中ですので、現時点でのコメントは控えさせて下さい。
それでは。
こんにちは、小山です。
私の、質問に、詳しく、答えていただいて、ありがとうございました。
これからも、いろいろと、質問することが、ありそうですので、今後とも、よろしくお願いします。宮台真司氏のことは、よくわかりました。
宮台氏も、いわゆる、「マジシャン」の、一人でしょう。
宮台氏の著作に、ほとんど、目を通したのですが、とんだ、無駄だった、ということがわかりました。
それにしても、「宮台主義者」は、結構いるものですね。
私などは、彼らに、宗教的情熱、すら、感じるのですが。
ちょっと言い過ぎでしょうか。失礼。まあ、それは、それで、いいと、しておきましょう。
アキュート=アノミーの、一形態、でしょうか。では、失礼します。
質問です、ご存知なら教えてください。小室博士は、複雑系とよばれる方法論で社会学の再構築とかは考えていないのですか？これは、複雑系についての素人としての理解の範疇で素朴に考えた事です。
学問的に、複雑系の方法論が明確に分かっているわけではないです。
例えば、従来の科学の手法と違って“全体”をとらえるという表現をしている書物があります。
すると、「現象をそのままとらえて、モデル化しない。」すると象捨するという手法がとれない。という事になる。
重要な要素だけ抜き取って、単純化するという手法がとれない。という事になる。
ここから先は私の理解の範囲になりますので、間違っていれば修正いただければありがたいです。
岩波社会学講座の中で、小室博士が著述されている部分があります。
富永健一教授や吉田民人氏の著作も収録されていたかと記憶してます。
その内容は、経済学の一般均衡論の手法を社会学にも応用するようなものだったかと記憶してます。
システム論は、要素と要素の関係性を研究したもので、
一般均衡論はそれを線形つまり決定論の世界で表現したもの。
一般均衡論は、要素と要素の相互依存関係を解明したものである。
一般均衡論は、要素と要素の関係を連立一次方程式で表現したもの。この経済学で成功した方法論を、社会学に応用しようとされた。
しかし、社会学には経済学と違って経済学における「お金」にあたる媒介変数が存在しなかった。それでは複雑系の発想ではどうなのか？
要素と要素の相互依存関係を解明したものである。
非線形の世界で、決定論に従いながら初期値に大きく依存して複雑な振るまいをする。システム論が、要素と要素の相互依存関係を解明するのであるとすると、線形の世界：連立一次方程式で表現可能非線型の世界：複雑系の研究等だと漠然と理解できるのですが、社会学は、この方法論を使う事によって再構築される可能性があるのでしょうか？
どうもここでははじめまして，Angelix です．
>ナターシャ様
TCUP の無料掲示板では，利用可能タグの範囲が狭まって，IMG tag は使えないのですよ．>注：画像表示のみは、「レベル１掲示板」の機能です。
>（非表示の選択が必要なため。画像表示は、レベル１掲示板で掲示板管理者が「レベル１オプション」「発言タグオプション」で表示の許可をしておく必要があります←いたずら防止のため）と書かれておりますように，レベル１（有料）でしか使えないので…
後，掲示板の設定によって，tag を全く使えなくする事も出来ます．ここはどうなのかは知りませんが…
はじめましてナターシャと申します。
早速で大変申し訳なかったのですが下（↓）の投稿の図解がうまく表示できないようです。
利用可能タグ一覧からコピーしたのですが、うまくいきません。
ご面倒ですが、表記のＵＲＬの画像掲示板で内容をご確認頂けますでしょうか？
はじままして、副島先生。
よく、小室ファミリーズに出没していますナターシャと申します。
早速ですが、インターネットについてはフランスとアメリカの間で覇権争いみたいなものはあったのでしょうか？
ご存知であれば教えてください。
以下の図は、「インターネットビジネス儲けのヒント」今井仁著 あさ出版に記載されていたマーケティングの理論の孫引きです。
<img src=http://www8.freeweb.ne.jp/business/henri-/public_html/graph/user.jpg>
現在、日本におけるインターネット人口は２０００万人を超えたとか超えないとかの段階のようです。
この分類で言うと日本におけるインターネットはアーリーユーザーに属するとの事です。さてここからが本題なのですが。
インターネットが普及する以前、世界で唯一成功したネットワークビジネス「ミニテル」がフランスに存在した。（日本においては、ＮＴＴがなりもの入りで普及をねらったキャプテンシステムがおもうように普及しなかった。）
1994年頃、軍と研究機関用のネットワークだった「インターネット」が商用に解放された。
このころネットワークビジネスの先輩である「ミニテル」を研究するために、アメリカから視察団が訪れたという。
その後、アメリカにおいてインターネットブームが起こったという。
しかし、「ミニテル」はテレテル規格という独特の通信手順であった為孤立し、後進のアメリカ発ＴＣＰ／ＩＰ通信手順がディファクト・スタンダードとなった。
最近、自らの対応をインターネット手順に変身させた。
と前掲書に記述されていました。（要約）
フランス人は簡単に、このネットワークビジネスを手渡したのでしょうか？
国家戦略の点から言えば、先行していた有利性を失ってしまったのではないのでしょうか？
いよいよ、最後の質問 ６．です。 あー、やれやれ。私の本の、出版予定は、１２さつあります。このうち、今年中に、８さつは、出るでしょう。
そんなに出すのかよう、やめてくれよ。 という、こえが、聞こえそうですが、止めません。おそらく、いまの時期が、私の本作り人生の、ピークでしょう。この時期を過ぎたら、私は、ジイさんになって、引退する。 か、あるいは、グローバリストに、殺されるかするのでしょう。
彼らの日本支配の秘密を、よくも暴いたな、ということで。このことは、あながち、冗談では、ありません。
さて、まず、（１）祥伝社から、金融・経済ものも、第３弾が、４月に出ます。まだ、書いていません。
アハハ。（２） アメリカ政治映画の本の続編も、出ます。 これも、原稿の束が、いま、ここにあります。
それから、（３） ５月に、山口宏との、法律・裁判所ものの本が、出ます。これは、先週全て終わりました。
それから、 （４）英語お勉強ものの、文庫版の、後半が、宝島社から、出ます。きのう、やり終わりました。
それから、（５） 『ニューヨークの黒人英語』と、いう、ポップ・カルチャー系の、遊び本が、６月にはでるでしょう。
それから、 （６） これが、大事なのですが、『マンガ 属国・日本論』が、出ます。まだ、苦戦中ですが、かならず、出します。
それから、（７） 『日本の理科系トップ１００人を、ぶった斬る』（仮題）を、出します。
それから、（８） 『アメリカ政治情報』 というような本を、新書で、書きます。
それから、（９） 『司馬遼太郎を、砲撃する』という、歴史ものを、何としても、書き上げねば。
これは、別名 『属国・日本論 歴史編』です。 おそらく、これが、私のライフワークに、なって行くでしょう。グローバリストどもに、殺されなければ、の話ですが。
この本は、古代史、中世、幕末・明治期、現代 の４冊に、なるべきですが、まず、１さつで、仕上げます。 石にかじりついてでも、この本を書き上げます。それから、（１０） ちくま新書で、１さつ。どうしても。
それから、それから、まだ、４冊ありました。 こういう予定です。
ああ、小山くん。これで、君の質問に、すべて、答えました。
私としては、ひとまず、おしまいです。
副島隆彦拝。
小山君の質問の ３．について。私の、アメリカ政治分析の、情報源についてですが。 やはり、向こうの言論誌や、新聞や、テレビの討論会などです。かれらの、顔ぶれと、発言内容を、２０年間もおいかけつづけていれば、整理ができるようになるのです。
私は、本気で、アメリカ政治思想の分類作業をやりました。これで、私の人生エネルギーの半分は、使い果しました。 こんな国にしか、生まれつかなかったことの、運命をのろいつつ、自分の恵まれない環境に抗いながら、こつこつと、やってきました。
何事も、努力して、何十年もグイグイと牛のように押してゆかなければ、人々からのほんとうの尊敬は得られないにだ、と、夏目漱石が、書いていました。 花火のようにパーッと、騒がせるのに、人々は、振り向きますが、ほんとうの尊敬はしません。４． について。
小室直樹門下生に、ついてですが。 ぜんぶで、９０にんぐらいいるようです。半数ぐらいが、学者になっているようです。 古くからの門下生たちのなかには、小室先生に経済学とかを、習った、と、言いたくない人たちが、たくさんいるのです。そのうち、橋爪大三郎さんと、そのへんを、まとめてみようと、おもいます。 橋爪大三郎は、いま、グローバリストの日本洗脳本部のある、ハーバード大学のライシャワーインスティチュートにいっています。 本部から来た、所長のやつに、私を引き合わせて、副島隆彦が、書いて恐ろしい話のあれこれは、ほんとうか、どうかを、しきりに、確認しようとしていました。ああいう、純朴なところが、橋爪のいいところです。 ひとを、世間体などで、判断しない。
５． について。
私の勤めている大学は、静岡市にある小さな地方私立大学です。学生たちには、人生を生きて行くうえでの、本当の知恵を、教えています。 むずかしい学問の話などしません。そんなもの、彼らの将来にとって、なんの役に立つでしょうか。
しかし、いちおう、日本国憲法 や、 政治学 の授業や、ゼミをもってい、ますので、それらしくやっています。 たまに、東京や、大阪から、私の授業を聞きにくる大学院生とかが、います。 私が、なんにも、むずかしそうなことを、言わないので、失望して、帰ってゆきます。
これと、企業経営者の団体や、政治家の勉強会に、呼ばれて話すときは、全く、別です。私は、ライオンのように吼えます。「 みなさん。もう、これ以上、アメリカの言いなりになって、国民の財産を、あいつらに持って行かれないように、してください」 と、大声で、２時間わめきます。これが、民間人国家戦略家としての、私の仕事です。
（ いまから、夕食です。中断します。 つづく。）
宮台真司論のつづき。ですから、宮台君が、現在をどう考えているか、というと。 自分も芸能人になって、美人の女優や、女性司会者たちと、つきあいたい、ということだと、おもう。 このけんでは、もかしの、宮台君の仲のよかった、女性たちに、聞いてみようとおもう。彼女らも、何人かは、学者になっている。おそらく、フェミニズム研究かなにか、やっているだろう。
いまの、あの、茶髪の宮台君の所業を、彼女らが、どう言うか、見物だ。自分の性生活まで、暴くようにかかえて、それでも、お仲間で、『噂の真相』一派と、仲良く「反権力ごっこ」 をやっている。あの、神経が、わからない。
あんなにおかしな、女性差別と、各種の暴露言論をやって、私から見たら、このひとたちこそは、左翼差別主義者だと、思うのだが。
藤原紀香が、少女のころ部落解放同盟のモデル写真になっていた、などということは、いくら、サイバッチでも、書かない。 やっぱり、『噂の真相』を、ネット系のスキャンダリズムが、こえるのは、まだまだ、先の事なのか、と、考えてしまう。
今の日本では、有名人・芸能人・権力者にたいする、反感と、ねたみ、嫉妬の感情をいだくことが、すなわち、左翼的ということになってしまっている。 ほんとうに、今の、日本の左翼と呼ばれるのは、岡留正則と、佐高信（さたかまこと）と、田中康夫と、筑紫哲也と、宮崎学の、連合が、左翼ということになってしまっている。 ほんものの左翼たちは、きっと、泣いているだろう。
若いひとたちは、だまされやすいから、気を、つけてください。私のこの記述についても、かならず、証拠があった時に信じるというぐらいにしてください。
自分が読んで、意味の不明なことは、「わからない。もっと分かるように書いてくれ」と、聞き返すようにしたほうがいい。日本の知識人は、根本から、知識の組み立てかたを、考え直したほうが、いい。そうしないと、どうせ、世界基準で、外国人と話さなければならないときに、恥をかくだけです。
これまでのように、日本国内でだけ通用する学者というのを、認めては、いけません。学問・知識・思想は、どんなに初歩であってもよいから、世界基準でなければなりません。
これで、私の宮台真司論は、一応、おわります。もっと、もっと、そのうち、書きます。
（ここで、また、中断します。つづく。 もう、夕方になってしまいました。
従って、今の日本の社会学というのは、ほかの学問の悲惨ですが、ものすごく、不毛です。よくもまあ、これで、学者の集まりといえるなあ、という惨状です。ですから、宮台君が、あの、「ブルセラ」とか、「女子高生の売春の肯定」や、「おやじの、保守の評論家たちの偽善を、糾弾する」に、向かったのでしょう。
このへんの、気持ちは、よく分かる。 私は、３年ほどまえ、そのように、彼に、手紙を書きました。 そういう記録は、すべて、私の手もとに、のこっています。彼は、私の家にも、遊びにきているんだから。 私が、にせものの日本刀を、振り回したので、たいへんいやがって、いたことを、覚えています。
小室先生が、「社会学者は、大天才か、凡庸か、どちらかしかいない」と、よく言っていました。
小室直樹撰集についてですが、どうかんがえても、宮台君じゃ、どうにもならない。光文社のカッパ・ビジネスの小室本を、並べ直して、出すだけでしょう。
橋爪大三郎の、膨大なノートと、私の小室理論の整理がなければ、『全集』は、無理です。
だいたい、宮台君は、たまーに、小室ゼミ に、顔を出しただけで、なんにもやってないんだから。
あとで、弟子だとか、なんとか、よく、ゆうよなあ。彼の先生の、東大社会学の、エライ先生たちだった、富永何とか、と、吉田民人が、小室先生を、敬遠して、いじめた張本人立ちなのだから。 それから、駒場の教養学部に、三田宗介という、社会学者がいて、たしか、宮台君は、大澤真幸とともに、この三田宗介の弟子でもあるはずだ。
この、三田宗介が、西部すすむを、東大教養部から、追い出したときの策略をやったのだった。１０年前の古い話だけど、私は、こういうのを、たくさん知っているのです。
そうか、やっぱり、ネット革命は、すごい。こういう話は、どこの雑誌も、書かせてくれないから、世の中につたわらないのだ。 それで、みょうな、権威すき人間が、ばれないかとおもって、頭のちょっと良い読書人の、知識人見習いたちを、だましつづけるのに、都合がよかったのだ。
もう、そうは、させない。 この、ネット革命は、私のためにあるようなものだ。
サイバッチやら、まぐまぐ やらに、芸能人の私生活暴きの、スキャンダリズム言論を、任せておけばいい、というものでは、ない。 私は、芸能人になど興味はない。が、日本の知識社会が、奇妙な言論統制下にあるのは、断じて、許せない。全部、ぶち壊す。思想家としての、全重圧をかけて、この、課題を、追求することに、決めた。
近いうち、宮台真司に会う事があったら、（どこかの出版記念パーティででも）かならず、彼の、長年の失礼な態度について、質問してみる事にする。
私は、宮台真司の、最近の、言動は、こういうことだと思う。「学問なんか、あきちゃったよ。現実を、なんとか、変えなくては」 なのだろう。それで、『噂の真相』の岡留一派に、くっついて、社民党から、ラジカルな新左翼のポーズをとって、選挙にでも出てみよう。ということなのだろう。
私という、本物のラジカルが、出てきたら、この人たちは、どうするのかね。宮崎学だって、私にとっては、どうとゆうことはない。 ほんの、きのうも、宝島社の社長の蓮見清一と、あれこれ、昔のことを含めて話してきたばかりだ。 呉智英が、私をどれだけ敬遠しても、もう、私が、はるかに、仕事の中身で、ぬいちゃったから、どうにもならないんだ。
ああ、だんだん、文章が、品位がなくなって、きましたねえ。 簡単にいうと、ガラが悪くなってきました。
（今、奥さんに、「いったい。朝から、なにをやってるの」 と、疑われました。 ここで、中断して。つづく。）
ですから、小室直樹先生も、ここで、大きく、躓いたのです。
日本という、おかしな、東アジアの原住民たちの国で、世界基準の本物の知識人が、理解されずに、悲劇を味わった、だけの話では、ないのです。小室先生は、タルコット・パーソンズに、習いに行ったのです。ポール・サミュエルソンに薦められて。 そして、その、「構造ー機能分析」という学問を、持って帰ってきたのです。この、アメリカｒ行動科学の最大の武器は、・・・・結局、使い物に、なりませんでした。本国のアメリカでも、リベラル派学問が、８０年代に衰退をはじめ、代わって、保守派のシンクタンクが延び始めたのです。「祈り」とか、「まじめな生活」とか、の保守思想が、復権したのです。
ですから、皆さん、わかるでしょう。 小室先生は、この２０年間、ずーっと、マックス・ウエーバーの理論だけを、使いつづけたのです。 ディルケームのアノミー理論以外は。 そうでしょう？
ですから、いまでも、ウェーバーだけが、真に偉大なのです。ウェーバーだけで、社会学は、成り立っているのです。あとは、みんな、雑魚です。ウェーバーの理解を共有することが、世界中（たとえ、あの、中国においてさえ）の社会学者の共同性の保証なのです。
ですから、小室先が、昔、残念そうに、私に教えてくれました。「あのね。経済学だけは、８０％学問として、自立できたんだ。ほかのは、全部，駄目だった。科学（サイエンス）になりきれなかったんだよ。」 と。 先生は、そうやって、こっそりと、私に真実を、教えてくれました。
ですから、いまでも、マネタリスト理論を、組み込みながらのケインジアン理論が生きており、これで、世界中の、各国政府の経済政策 （財政政策 と 金融政策）は、曲がりなりにも生きているのです。これで、世界が、動いているのですから。
ところが、このケインズ経済学以外の、ソシアル・サイエンスは、ぜんぶ、失敗したのです。
そのことを、アメリカの、超一流学者たちは、１０８５年に、みんなで、白状しています。（また、ここで、中断して、載せます。 つづく。）
副島隆彦です。さらに、 （４）のつづきです。
従って、宮台くんの業績は、この、特殊な、アメリカの、戦略思考型の、ゲーム理論の、焼き直し版なのです。 ところが、それが、きちんと、ＭＩＴ（マサチューセッツ工科大学）系の社会学者の思想骨格を、日本に、移植していれば、それだけで大変な業績ということになるのですが、それを、やらない。できない。
だから、私は、学者としての宮台君の学力をあんまり認めていません。むかしから、よく知っていますからね。ゲーム理論だったら、永田えり子さん（滋賀大教授）が、研究発表していました。彼女は、当然のように、フェミニスト理論家でもありますが、宮台君のゲーム理論理解につき、たくさん、批判したいようです。
私は、彼らと、何年も、同じ研究会にいたのですから、分からないはずがありません。もっと、もっと、すべてを、明らかにしてゆくでしょう。
ただし、ゲーム理論が、重要なのは。 それは、旧来の理論モデルが、マルクス主義などの、政治デイロギー（すなわち、勝手な宗教）であったことを、強く、批判して、冷酷な、客観としての権力なるものの、描写を、やろうとしたことです。 人間の個々の、主観から、離れた、法則性の発見を目指したのです。 その試みや、よし、です。
でも、ほんとうのところ、ゲーム理論も、駄目だったのです。 大きなところで、駄目でした。アメリカ行動科学（ behavioral science, ビヘイビアラル・サイエンス）という、５０年代いらいの、壮大な学問運動自体の、大敗北の、最後の、小山程度、でしょう。
アメリカ行動科学（バーラス・スキナー と、タルコット・パーソンズが、最大の代表）は、ソビエト・マルクス主義ぐらいは、打ち壊せたでしょう。しかし、１９世紀ヨーロッパにいたる近代学問の荘厳な成果を、うちたおし、その上に、学問的、覇権を達成することは、できなかったのです。
これが、アメリカ・リベラル派学者たちの、真の悲劇でした。アメリカは、ソビエトは、打ち倒せましたが、学問的には、失敗したのです。
（ここで、さらに、つづき ます。）
これのひとつ前の書き込み （３）の つづきです。あつまる、ＭＩＴの、学者たちの、研究を、模倣したものです。ＭＩＴ は、コンピューター・サイエンスの牙城でもあります。フォン・ノイマンや、フランツ・シャノンらの世界です。
従って、「ゲーム理論」の生まれ故郷です。この、ゲーム理論を、様々に使って、ＭＩＴ系の学者たちは、経済学、社会学、政治学に、80年代に、はびこりました。
日本の若い社会学者たちが、訳も分からず、これに、感染しない訳がありません。
宮台君もそのひとりです。自分が、一体、何を書いているのか、よく分からないのです。
あの本で、いちばんよくなかったのは、自分が、種本にしたアメリカの学者の本を、載せなかったことです。 あるいは、故意に、ごちゃごちゃに、してしまいました。ですから、あの本で、全国の若い、いま34歳以下の女性社会学専攻学生は、宮台くんに、ポーッとなったひとが、たくさんでたようです。ところが、やっぱり、あの、わけがわからない文章です。
人間は、どんなに、あこがれた振りをしても、よく分からないことは、結局、分かりません。感動と実感を伴わない理解は、理解になりません。ですから、何年かすると、やっぱり、「わけがわからないや」ということで、人々は、離れて行きます。これが、 日本リベラル派、全体の、致命的な欠点です。
「反権力・反体制」という一語の大きな力に、しがみついて、まとまりつづけるしかないのです。『権力の予期理論』は、アメリカの（ほんとうは、ハンガリー系ユダヤ人の）ゲーム理論ですから、「囚人のジレンマ」理論や、「互酬性の戦略」理論を、下位理論として使いながら、ほとんどは、「４象現マトリックス」で、説明しています。なにを、だらだらと、言いたくなる本です。そういうことを、わたしは、彼に、そのころ、書いて送っているはずです。 簡単に言えば、「相手が、自分を、こう裏切ったら、こっちは、こう出るぞ」というのを、たくさん、ずーっと、シミュレーション（机上演習）風に書いて行く訳です。これが、いまの、アメリカ社会学（の影響を受けた日本社会学者たちの一部）の、生き方です。 そして、このゲーム理論は、アメリカの軍事理論として使われてゆくのです。アメリカの学者たちは、自分の研究業績が、現実の政策（応用）として、使われてゆくことを目的に、生きているのです。 それに対して、属国の知識人たちは、ただひたすら、それらを翻訳して、自国に持ち込み自分が、その第一人者になることが、目標になります。哀れな話ですが、これが、私たち運命です。
だから、いまのヨーロッパの大学には、もう、残り滓しかないのです。日本とおんなじで、大学は、硬直化した、古臭い学者たちが、居座って占拠している空間らしいです。
副島隆彦です。この、書き込みは、『小室ファミリーズ』の『小室・副島何でも掲示板』に、3月5日の11時20分まで、書き込みをしていたものの、続きです。あまりにも、長く書き込んだものですから、途中で、あちらに、迷惑だと思って、こちらに、引っ越してきました。
ここは、私個人のＨＰですから、人様のＨＰで、わめく失礼が、ないと、考えました。
ところが、自分のＨＰなのに、『きょうのぼやき』のところには、書き込めないのです。
なぜなら、ＰＣが、自宅用と違って、事務所のＰＣが、『ぼやき漫才』を開いた機械だからです。そこで、この、掲示版に、書き込むことにします。あとで、『今日のぼやき』のほうに、移します。
そういうわけで、日本の、アホ知識人の総体は、翻訳文の、むずかしい、なんだかよくわからない文意を、無理矢理、自分勝手に、読み込もうとします。おフランスのポストモダンの連中の、書き方の、責任もあるのです。分かりやすく、簡単にかくと、自分の偉さが、減少すると、かんがえてしまう。ところが、世界覇権国アメリカの、学者・知識人たちは、そんな書き方は、しません。彼らは、実に鷹揚です。自分たちが、世界の政治知識人の頂点であり、かつ、現実の権力も、動かせるのですから、当然です。グローバリストというのは、そういう意味で、強大なのです。今のヨーロッパの知識人たちが、ぐちゃ、ぐちゃの複雑な心理になるはずです。
なぜなら、50年まえまでは、じぶんたちが、世界の知識・思想・学問の中心だったのですから。ですから、90年代になると、日本の若い学者志望者たちは、アメリカに行くようになったのです。ヨーロッパなんか、行かなくなったでしょう。下等学問である、「人文＝文学研究」を、除いて。いまは、みんな、若い野心家は、みんな、アメリカに、行きますよね。
そういうことです。 わかりましたか。それから、ナターシャさん（はじめまして。）の、考えに対しても、私の宮台君へ視点の答えになるように、答えます。
私は、宮台真司君の、『権力の予期理論』も、彼から贈呈された時に、読んでいます。あの本が、彼の、処女論文集であり、おそらくいまでも、唯一の、かれの、公表している学者としての論文でしょう。 たしか、修士論文である、「ニコラス・ルーマン論」 （先述した、ドイツ文化マルクス主義のユルゲン・ハーバーマスの権威と闘って、「だって、アメリカの資本主義のほうが、強いじゃないか」と言った学者です。ルーマンは、アメリカ・グローバリストに寄っていった若手の学者です。ただし、宮台君は、こんなことは、なんにも知りません。）のほうは、読んでいません。
宮台くんの、この『権力の予期理論』は、アメリカのグローバリスト学者たちの理数系が
（ここで、ひとまず、掲示板に載せます。つづく。）
副島先生、こんにちは。私は現在１７歳の高校生です。
先生がこのようなＨＰを開かれたことを知り、感激しております。私が初めて拝読した副島先生の著書は、筑摩書房から出版された「現代アメリカ政治思想の大研究」でした。この中で先生は、日本でしばしば語られる「共和党＝金持ちの手先＝悪、民主党＝弱者の味方＝善」というステレオタイプな構図を見事に否定し、共和党は自立した独立自営農民や中小企業主、中産階級の声を代表する政党であることを論述されました。
むしろ民主党こそが、健全なナショナリズムを嫌うＮＹの国際金融資本（＝グローバリスト）から資金を提供されていることを指摘されました。私にとって、こうして示された数々の事実は驚きであり、かつ新鮮なものとして映りました。私は数年来、ＮＨＫの衛星放送でアメリカの討論番組などを視聴しておりますが、そうした際にも先生の著作は非常に参考になります。特にアメリカ政治における保守派内部の対立に関する記述は、ジョージ・ウィル氏らの発言のバッグボーンを理解するために大いに役立っていると思います。その度にまた、アメリカの政治思想の奥深さや多様性、土壌の大きさを知り、彼我の差を痛感させられる毎日です。また、先生のアメリカ政治研究の中には、日本が自立した国家にならねばならないとの一貫した信念が貫かれている、と私は強く感じます。まさに日米の「本物の保守派」は連帯すべきなのであり、そのことを考慮すれば、「保護国条約」である現在の日米安保条約は改定すべきであります。そして長期的には、米軍には撤退していただき、日本国民は「自分たちの国は自分たちで守る」という国防意識を持つ必要があるように感じます。私は何も「反米」「鬼畜米英」の延長線上としてこうした主張を実行すべきと考えるのではなく、正常な主権国家まさに「普通の国」としてあるべき姿を考えた場合に当然の道理であると思うからです。従って、今後日米は極東地域において自由主義国家同士の双務的パートナーとしての関係を築いていくべきであると私は考えます。戦後長らく続いてきた、米国の保護国として片務条約を結び、経済成長に専念することこそ「現実的」であるとして美化してきた思考は、そろそろ改めねばならない時期に差し掛かっているように感じます。
ところで、先生がシンパシーを寄せられているパット・ブキャナン氏は、実は日本の石原慎太郎氏と非常に類似点が多いような気が私はするのですが、如何でしょう？二人とも物書き（作家とスピーチライター）出身であり、そして「タカ派」と誤解（？）されながら自身は兵役に就いたことが一度もない（ブキャナン氏は以前、自身がヴェトナム戦争を賛美した際、このことをハルバースタム氏に取り上げられ非難されたことがある）。
そして政策的にも安全保障における「在日米軍撤退・日本核武装容認」や貿易・金融摩擦における「貿易不均衡是正・大東亜共円圏構想」など、二人の主張は非常に合致していると思えます。
もちろん私は、アメリカと違い日本は、食糧・エネルギー・国防などの点で自己完結できるだけの資源や力を持っておらず、今後も貿易立国として繁栄を維持していかざるを得ないと考えていますので、孤立主義が日本のとるべき道であるとは考えません。しかし、クリントン大統領をはじめとしたアメリカ民主党の主流派に代表されるグローバリストには、今後も注意深く目を向けていくべきであると感じます。特に日本の国家安全保障上の国益に重大な影響を及ぼす対中国関係に関しては重要な意味を持つ点であると思います。最後に、日本の政治言論・マスコミ界の貧困な状況は、やはり「言語の壁」が最大のネックとなっているように思います。日本語が防波堤となっているために、知らず知らずのうちに、我々は絶海の孤島の住人となってしまいました。
「国内言論人」たちが馴れ合うだけの現状を打破するには、結局は我々各人が英語を習得し、海外言論の刺激を受けるしか方法がないのでしょうね。
こうした状況の中では、先生のご主張は日本の「文化人」たちには今後も大いに煙たがられることだろうと思います。しかし、私にはそれも楽しみです。
これからも雑誌や新刊などでの先生のご活躍に、期待しています。
副島さん、こんにちは。ＨＰ開設、おめでとうございます。
それにしても、「ぼやき漫才」だったり、「言論のテロリスト」だったり、「そえじい」だったり、「吼え島哮け彦」だったり・・・ 。
一体、どうして副島さんには、こういうレッテルが似合ってしまうのでしょう。
でも、そこには、宮台真司じゃないけど、やっぱり副島さんの断念が、にじんでいるということなのでしょうね。
以前は、著書のなかで、何かをかみ締めるように、何かに促されるようにして時々、
「私は、物書きとして、売れないまま終わるだろう」
というような自己解説を、なされていましたね。
こうした記述を読みながら、わたしは、「そんなこと、云わんといてや」とつっこんでいたのですが、でも現実というのは、そういうものかなとも、感じていました。
でも、その現実が、変わったようですね。
ＨＰではＨＰで、がんがん、ぼやいていって欲しいと思います。最後に、突然ですが、読者の一人として、お願いがあります。今、私がいちばん読みたい本。それは、「吉本隆明論」です。
たしか『日本の秘密』でも、吉本論を書き上げる旨の記述があったと、記憶しています。いつか、吉本論を書いてくれるだろうと思っていました。
反省しないリベラル派新聞・言論雑誌とか、「ソ連が崩壊してから左翼になったのは、僕たちだけだ」などと、放談しているような、バッタもんの文化人は、どうでもいいんです。
そんな方々は、物理的存在として、種が絶滅するように、せいぜい空騒ぎしながらでも、死んでいただければ、よろしいでしょう。そう思います。
しかし、吉本隆明になると、そういうわけにはいかないのでは、ないでしょうか。
静かに余生を送ってもらう！では、すまないでしょう。
副島さんにとって、吉本の存在とは、どういうものだったのか。
彼が達成した思想の水準とは、どのあたりなのか。
副島さんは、もっとも正確に、属国日本論を語れるわけですが、それと同様に、そんな思想の値踏みを、吉本思想の評価・批評を、もっとも正確に出来る人だと思っています。
フツーの副島さんの読者には、こんな要望は少ないのかもしれませが。ながなが、失礼しました。
それでは、このＨＰともども、楽しみにしています。
「副島隆彦のぼやき漫才」のＨＰが出来ました。私は、普通の雑誌や、新聞などに書かせてもらえないことを、ここに、書きます。
私は、日本は、言論統制国家だと思っています。
国民にとって、本当に大切なことは、伝わらないようになっている国です。
この、現在沸き起こっているネット革命を、自由な言論のために、役立てましょう。
すなわち、言論の鞘抜きを禁止せよ。言論の自由市場の確立を！ 思想と知識の直販！
これらを、目指します。ご自由に、皆さんの意見を書いてください。